使い勝手を向上させただけでなく安全装備も充実させたビジネス1BOX
約9年半振りにフルモデルチェンジを行い、日産NV100クリッパーは2015年2月に新型にスイッチした。ボディサイズは全長が3395mm、全幅は1475mm、全高は標準ルーフが1800mm、ハイルーフが1895mmでAセグメントに属する。室内空間の広さが特徴で、荷室長はクラストップの1910mm、ハイルーフ車の室内高は1240mm、荷室床面長は1955mmを実現。タイヤ位置とダッシュパネルを前方へ移動することで、荷室を拡大しながらも先代モデルと同等の前席乗員スペースを確保している。フロントシート下に搭載されるエンジンは660ccの直3DOHCと直3DOHCターボの2種類で、ミッションはNA車が5MTと5AGS、ターボ車が5MTと4ATが組み合わされる。駆動方式はMRと4WDが選ぶことができ、JC08モード燃費はNAのMR車が18.4~20.2km/L、4WD車が17.4~19.0km/L。そしてターボ車はFR車が16.2~19.6km/L、4WD車が15.4~18.8km/Lを実現している。安全装備では衝突被害軽減ブレーキをはじめとした先進の安全技術をオプション設定している。グレードは標準ルーフとハイルーフを設定するDXをはじめハイルーフのみのDXGLパッケージ、GX、GXターボの4種類。売れ筋はハイルーフのDXだ。