ネーミング変更に伴いパワートレインを一新したミドルサイズSUVの人気モデル
2016年2月に登場したメルセデスベンツGLCは、これまでGLKというネーミングで販売されていたミドルサイズSUVの後継車だ。車名の意味はメルセデス・ベンツのSUBモデルを表すGLと車格を表すCを組み合わせていて、CにはベストセラーモデルであるCクラスと同等の安全/快適装備を備えるという意味も込められている。GLCのボディサイズは全長4660mm、全幅1890mm、全高1645mmでCクラスセダンと同じDセグメントに属している。室内空間が広くなり、快適性が向上したボディはCd値0.31という優れた空力特性を実現し、燃費効率を高めている。搭載されているエンジンは最高出力155kW(211ps)、最大トルク350Nmを発生する2L直列4気筒ターボを搭載し、メルセデス・ベンツ最新の9速ATが組み合わされることで、高い静粛性と燃費性能を両立している。その結果、JC08モード燃費は13.4km/Lを実現している。駆動方式は最新のフルタイム4WDシステム、4MATICを搭載し、エンジントルクを前輪33%、後輪67%の比率で配分し、様々な路面状況でも安定した走行性能を発揮する。安全装備では全モデルにレーダーセーフティパッケージをはじめとする安全運転支援システムを標準装備。様々なレーダーやカメラによって安全支援を行っている。グレードはGLC250 4マチック、GLC250 4マチック スポーツ、GLC250 4マチック スポーツ本革仕様の3タイプで、売れ筋はGLC250 4マチック スポーツだ。新車価格は628万~745万円となっている。