BMW M8のカタログ｜価格・燃費・新型 / 中古車情報

公道を走行可能なレーシングカーといえる高性能を実現したフラッグシップクーペ

2019年6月に導入されたBMW MのフラッグシップモデルのM8は、約19年ぶりに復活した２代目となる8シリーズのハイパフォーマンスモデルだ。M8クーペのボディサイズは全長4870mm×全幅1905mm×全高1360mmとなるベース車に比べて拡大されている。M8の外観は低重心かつ伸びやかなシルエットをまとい、フロントサイドパネルに幅広なデザインを採用。その結果ボディに光の反射による美しい帯を生み出し、繊細かつ優雅なラグジュアリー・モデルとしての個性を演出。さらにダブル・バー・キドニー・グリルや、ボディ側面のエア・ブリーザーに装備されたMギルなど、BMW Mモデルのアイコンを採用している。インテリアはモーター・スポーツ由来のアグレッシブなデザインと、ラグジュアリーな優雅さを兼ね備え、BMW M社の新たなフラッグシップモデルに相応しい室内空間を実現している。Mモデルらしさの象徴として、Mレザー・ステアリング・ホイールに装備された赤色のMボタンとセンターコンソールの赤色のスタート／ストップ・ボタンをはじめ、新デザインのセレクターレバーにはMのロゴが刻まれ、Mモデル・カラーのステッチが施されている。またカーボンファイバー製インテリアトリムを採用し、高性能スポーツモデルの個性を際立たせている。さらに新開発のスポーツシートは立体的にデザインされ、両脇のサイド・ボルスターや肩回りは大きくせり出す形状を採用することで、ドライバーを快適に包み込むデザインとなっている。搭載されているエンジンは4.4L V型８気筒ツインターボだが、M8の最高出力600ps、最大トルク750Nm、M8コンペティションは最高出力が625psまで高められている。ミッションは、ドライブロジック付き8速MステップトロニックATが組み合わされている。駆動方式はインテリジェント4輪駆動システム、BMW MxDriveを搭載。高性能エンジンから発生したトルクをフロントとリアに無段階かつ可変的に振り分け、さらに、アクティブMディファレンシャルの搭載により、2つのリヤ・ホイール間のトルクを最適化し振り分ける。これにより、安定した路面でのスポーツ走行から、路面状況が変化する環境下での走行まで、必要に応じてトラクションを最適化し、俊敏性、走行安定性を大幅に向上させる。特に新型BMW M8では、ダイミックスタビリティコントロール（DSC）の介入は極端な状況のみに限定されており、エンジンから発生するエネルギーを、推進力としてほぼ無駄なく利用可能だ。また、MxDriveはリアタイヤに優先的に駆動力を振り分け、車両が安定性を保つために必要なタイミングをフロントタイヤに駆動力を配分する。また、M8はアクセル全開時などの高負荷条件下でも優れた安定性を実現するM専用インテグレーテッドブレーキシステムを採用し、常に正確な制動力の制御が可能となっている。安全装備は、BMW のラグジュアリー・クーペに相応しく、最先端の運転支援システムを標準装備している。アクティブクルーズコントロール（ストップ&ゴー機能付）、レーンチェンジウォーニング（車線変更警告システム）およびレーンディパーチャーウォーニング（車線逸脱警告システム）、ステアリング&レーン・コントロール・アシスト、サイドコリジョンプロテクションおよび衝突回避・被害軽減ブレーキ（事故回避ステアリング付）、クロストラフィック・ウォーニングを装備している。（2019.6）