スバル WRX STIのカタログ｜価格・燃費・新型 / 中古車情報

国産スポーツモデルの中でも最良のハンドリングを実現したピュアスポーツセダン

2014年８月に発売開始した4代目となるWRX STIはインプレッサファミリーから外れて、ピュアスポーツセダンWRXとして独立したモデルとなった。ボディサイズは全長4595mm×全幅1795mm×全高1475mmでWRX S4と同じ。最良のハンドリングを目指したWRX STIのシャシーはWRXS4と共通のSI-シャシーで、高張力鋼板を効果的に使用することで軽量化と剛性を両立している。外観デザインは、スバルの走りのフラッグシップモデルにふさわしい、アグレッシブかつ洗練されたスタイリングによりAWDパフォーマンスカーとしての存在感を表現。フロントデザインは、スバルの統一デザインモチーフであるヘキサゴングリルから始まるダイナミックで立体感ある造形を、ノーズコーンを採用することで構築した。精悍な形状の新開発ホークアイヘッドランプと合わせ、WRX STIらしいアグレッシブな「ワイド & ロー」スタイリングを実現している。インテリアは、各所や操作部を中心に、スポーツカーを象徴するカーボン調加飾パネルや金属調アクセントを配置し、走りを想起させる空間を演出。またステアリングにはスポーティな印象を高めるDシェイプステアリング、シートにはヘッドレストにロゴが型押しされたスポーツシートを装着している。エンジンは熟成の域に入ったEJ20型2L水平対向4気筒DOHCターボを搭載。最高出力308psを発生しながらもJC08モード燃費で9.4km/Lと高出力と好燃費を両立。組み合わされるミッションはショートストロークシフトを採用した6速MTのみというこだわり。駆動方式は4WDのみでブレーキは前後ブレンボ社製で高い制動力を発揮する。またWRX STI専用装備としてマルチモードDCCDシステムを搭載。路面状況やドライバーの好みに応じて、センターデフの制御特性を自由に選択でき、コントロール性を変えることができる。2016年４月には一部改良を行い、天井の素材を従来の不織布からトリコットに変更し、インテリアの質感を向上させている。また、リアワイパーブレードの形状を空気抵抗の少ないエアロタイプに変更するなど不快な風切り音を低減し、静粛性を高めた。2017年5月には大幅改良を行い内外装の変更に加えて、新電子制御マルチモードDCCDの採用により、車両のハンドリング性能向上をはじめ、新開発ブレンボ製18インチブレーキ、19インチアルミホイール＆タイヤの採用によるコーナリングの限界性能を高めている。さらにサスペンションの最適化によって操縦安定性とフラットな乗り心地を両立するなど、トータル面での走行性能のアップデートを行った。加えて、フロントシートにはホールド性を高めた電動調整機能付きのレカロシートを標準装備するなど高い走行性能に対する演出は万全だ。2018年4月の一部改良ではメーカーオプションでサンルーフを設定している。また、WRX STIはさらに走行性能に磨きをかけた特別仕様車を設定し人気を博した。2015年10月には400台限定のS207、2017年10月には450台限定のS208、2018年7月には高出力化と軽量化を両立した500台限定のタイプRA-R、そしてWRX STIの集大成として2019年10月には555台限定のEJ20 Final Editionを発売。どのモデルも即完売となるほどの人気を誇った。（2019.10）