2020-08-01
車検に通らない7つの原因とは?事前にできる対策や落ちたときの対処法も!
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「車検が近づいてきたけど、ちゃんと通るのかな…」「車検を通すためには、どうしらいいの…」と思っていませんか。今回は車検が通らない原因と対処法を解説します。車検の事前対策も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
「車検が近づいてきたけど、ちゃんと通るのかな…」「車検を通すためには、どうしたらいいの…」と思っていませんか。車検に通らないと、時間も費用も余計にかかってしまいますよね。そこで今回は、車検が通らない7つの原因と対処法を解説します。車検を通すためにできる事前対策も解説しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
車検に通らないのはどんなとき?よくある原因を7つ紹介!
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まず車検に通らない原因について、以下7つに分けて解説します。
- ヘッドライトの黄ばみやヒビが原因で「光量」が足りない
- カーフィルムが原因で「透明度」が足りない
- オイル漏れがある
- タイヤが擦り減っている
- マフラーに穴が開いている
- 改造で車高の高さを超えている
- ユーザー車検で点検方法を誤ってしまった
それぞれ解説していきますね。
1. ヘッドライトの黄ばみやヒビが原因で「光量」が足りない
ヘッドライトのレンズに黄ばみ・ヒビがあると、車検に落ちてしまう可能性が高いです。なぜなら、光量が足りなくなってしまうからです。以前はヘッドライトの「ハイビーム」検査でチェックしていました。しかし、平成27年9月以降の車検では、ヘッドライトの検査基準が「ロービーム」検査へ変わっています。ハイビームと違いロービームは、対向車が眩しくならないよう、「ヘッドライト上部」がカットされています。そのため、ヘッドライトのレンズが黄ばんでいると、さらに照射範囲が狭くなり光量が足りなくなるので、車検に落ちる可能性があります。
ヘッドライトが黄ばむ原因は、太陽の紫外線です。ヘッドライトの素材は、ポリカーボネイトと呼ばれる樹脂で作られています。ポリカーボネイトは高い強度と透明性を誇りますが、紫外線と熱に弱い点があります。そのため青空駐車で車を保管している場合は、車検を受ける前にヘッドライトを確認して置きましょう。
2. カーフィルムが原因で「透明度」が足りない
車にカーフィルムを貼っている場合、車検で落ちてしまう可能性があります。車検の保安基準では、ガラスとフィルムを合わせて70%以上の透過率が必要です。車内から車外の様子が確認できないと、事故を起こす等の危険性があるからです。透過率の規制は、フロントガラス、運転席と助手席の横が対象となります。もし、対象箇所にカーフィルムを貼る場合、可視光線透過率が、70%以上のカーフィルムを貼るようにしましょう。
ただ、個人で透過率が70%以上あるか調べるのは難しいですよね。そんなときは、車検業者で透過率を調べてもらいましょう。車検業者には、「可視光線透過率測定器」という透過率を測定する装置があります。
3. オイル漏れがある
車にオイル漏れがあると、車検は通りません。なぜなら、オイル漏れが起きているとブレーキの効きが悪くなったり、火災につながったりする危険性があるからです。オイル漏れを確認するときは、エンジンルームと下回りを見てみましょう。例えば、駐車していた車の下を覗いてみます。すると、エンジンの下に濡れた後があった場合、オイル漏れの危険性があります。また、エンジン始動後、ほんの少し空吹きしてみるとマフラーから出てくる煙が多い場合もオイル漏れの注意が必要です。オイル漏れが漏れていた場合、エンジン回りのパッキンを「オイル漏れ防止剤」や「エンジンオイル添加剤」で補強してみましょう。
でも、夏場は社内クーラーを使う機会が多いため、冷却水が垂れている場合もあります。車の知識があまりないと、オイル漏れなのか冷却水が垂れているのか判断が難しいですよね。そこで、ご自身で判断するのが難しいと思ったら、お近くのガソリンスタンドで点検してもらうのもおすすめです!
5. マフラーに穴が開いている
車のマフラーに穴が開いていると、排ガス検査に通りません。マフラーの検査には、3つの検査項目があります。
・「近接排気騒音」が普通車の場合は96db、軽自動車の場合には97db以下であること
・マフラーの取付位置は、地上から最低9cm以上であること
・排ガス規制により、排ガス濃度が規定値内(炭化水素300ppm以下、一酸化炭素1%以下)であること
マフラーが劣化している場合は、交換も検討してみましょう。ただしマフラーは、数万円程度かかるものが多いのです。長年乗っている車の場合は、このタイミングで買い替えるのも手段の1つです。
6. 改造で車高の高さを超えている
車高基準は、タイヤの接地面から車の一番低い箇所までの距離が、9cm以上必要です。ただし、前輪と後輪の地上高については別の基準があります。また、アンダーカバー付いているときは5cm以上であったり、車の状態によって変わってくるので注意が必要です。以下記事で、「車検で落ちないための車高知識」についてまとめています。知らず知らずのうちに改造社と認定されて落ちないために、事前に見ておくのがおすすめです。
関連記事:車検が通る車高は何センチまで?測定基準や方法について解説!
7. ユーザー車検で点検方法を誤ってしまった
初めてユーザー車検を行うとき、何をしたらいいのかわからず、戸惑ってしまいますよね。ルールや手順などわからないまま進めてしまうと、操作不備で車検が不合格になってしまう可能性もあります。再検査となると費用が余分にかかってしまうため、事前に知識をつけておくのがおすすめです。以下でユーザー車検について詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてくださいね。
関連記事:ユーザー車検は業者と何が違う?特徴と検査の流れをわかりやすく解説
車検が通らなかった時の対処法は?
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ユーザー車検で受けた場合、自分で車検を行う必要があります。しかし、ユーザー車検は専門的な知識が必要だったり、自分で修理したりできる箇所が限られます。そのためディーラーやガソリンスタンドなどの車検業者に依頼することが多く、結果的に費用が掛かってしまいます。また、車検に落ちてからでは、探す時間があまりないことも多いでしょう。無駄に高い業者にお金を払ってしまうリスクもあるため、事前に車検業者を探しておくのがおすすめです。
車検業者ごとの車検費用相場を知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてくださいね。
関連記事:車検の相場はどれくらい?車検費用の仕組みと安く依頼する方法を徹底解説
車検に通すために事前にやっておくことはある?
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これまで、車検に通らない原因や対処法を解説しました。ただ、「車検に通すために、事前にできることを知りたい」と思っている人がほとんどなのではないでしょうか。そこで次に、以下2つに分けて事前対策を解説します。
- 自分でできるメンテナンスをしておく
- 複数業者に車検費用を相見積もりしておく
1. メンテナンスをしておこう
車検が通らない原因を理解して対策をしよう
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ここまで、以下のことについて解説してきました。
・車検に通らない時の原因を7つ押さえておこう
・車検が通らないことを考慮し、車検業者に複数見積もりしておくのがおすすめ
・日頃から車のメンテナンスをしておこう
車検が通らない原因を理解して対策しても、車検が通らない可能性もあります。その場合でもすぐに車検が受けられるよう、複数の車検業者に相見積もりをしておきましょう。もし、車検業者の調べ方がわからないときは、『楽天Car車検』がおすすめです。『楽天Car車検』なら、お住いの地域の車検店舗を調べたり、各車検店舗の車検費用の見積もりが比較できます。また、車検実施に応じて楽天スーパーポイントが貯まるお得な特典もついてきます。ぜひ、この機会に活用してみてくださいね。
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参考サイト
保安基準 第167条 走行装置(参照日:2020-02-12)
https://www.mlit.go.jp/common/001056254.pdf
楽天Carマガジンは、楽天Carが運営するウェブマガジンです。クルマの維持費をお得にする様々なコンテンツをお届けします!
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