2023-09-05
コンパウンドのおすすめ10選 | 車の傷消しや鏡面仕上げに使える製品を紹介!
画像出典:photoAC
コンパウンドのおすすめを知りたい方必見!本記事では、車の傷消しやつや出しに使えるコンパウンドの選び方を解説するほか、おすすめの商品をご紹介しますので、コンパウンドをお探しの方はぜひ参考にしてくださいね。
コンパウンドのおすすめ商品をお探しですか?車の傷消しや、つや出しに使えるコンパウンドですが、さまざまな種類の商品が販売されているので、どれを購入すればいいのか迷ってしまいますよね。
研磨粒子の細かさを示す表記にも、「ミクロン」や「番手」「粗目、細目」など、コンパウンドを使い慣れている人でなければ知らないような用語が使われていて、そもそも選び方がわからないという人も多いのではないでしょうか?
そこで本記事では、車のメンテナンスに使うコンパウンドのおすすめ商品をピックアップしてご紹介します。コンパウンドの形状や研磨粒子の細かさなど、選ぶときに確認すべきポイントも解説しますので、ぜひこの記事で目的に合ったコンパウンドを見つけてくださいね。
コンパウンドはどんなときにおすすめ?
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コンパウンドとは、液体やペースト状になっている研磨剤のことを言います。使用目的は、主に車の傷消しやつや出しといったメンテナンスです。コンパウンドには細かな研磨粒子が含まれており、車につけて磨くと表面が滑らかになり、傷が目立たなくなったり、美しいつやが出たりします。
しかし、どんな状態の傷でもコンパウンドで消すことができるわけではありません。基本的に、コンパウンドで消すことができるのは、クリア層にのみついているごく薄い傷です。見分け方の目安としては、傷の周囲に水をかけると見えなくなる程度の傷なら、コンパウンドで消すことが可能だと判断できます。
反対に、クリア層よりも下の層に達している傷や、へこみを伴う傷などはコンパウンドで直すことができません。コンパウンドだけで対応できない傷を自分で直したい場合、タッチペンやパテなど別のアイテムを使用する必要があります。
以下の記事では、車の状態ごとに修理方法を解説していますので、どの方法で修理すればいいのか判断に迷われる方はぜひあわせて読んでみてください。
関連記事:車の傷の種類を徹底解説|傷がつきやすいシチュエーションや修理方法などについて解説
おすすめのコンパウンドの選び方
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コンパウンドには、形状や粒子の細かさなどにいくつかの種類があります。用途や使い勝手が異なるので、コンパウンドを選ぶ際は商品情報をしっかりチェックしましょう。ここでは、購入前に確認したいポイントを解説します。
形状
コンパウンドは、主にペースト状のものと液体状のものの2種類があります。ペースト状のコンパウンドは、主にボトルやチューブに入っており、粘度が高いのが特徴です。それに対し、液体状のものはさらさらした水ほどではありませんが、ペースト状のコンパウンドより粘度が低いタイプのコンパウンドです。
ペースト状と液体状のコンパウンドは、それぞれ次のように使い勝手などの特徴が異なります。
ペースト状コンパウンドと液体状コンパウンドの違い
|
特徴 |
ペースト |
・たれにくいのでボディの下や横でも使いやすい ・広げにくいので広範囲には使用しにくく、ムラが出やすい ・液体状より研磨剤の粒子が粗い製品がある |
特徴 |
・広がりやすいので広範囲にも使いやすい ・液だれしやすいのでボディの下や横を磨くにはコツがいる ・飛び散りやすい ・ペースト状より研磨剤の粒子が細かい製品がある |
ボディの側面についた小さな傷ならペースト状、ボンネットについた広範囲の傷なら液体状のように、磨く場所や範囲などから選ぶと良いでしょう。
細かさ
紙やすりに目の粗いものや細かいものがあるように、コンパウンドも含まれる研磨粒子の大きさにも違いがあります。用途や作業段階によって使い分ける必要があるので、適切なものを選びましょう。粒子が大きいものほど研磨力が強く、粒子が小さいものは研磨力が弱くなります。
研磨粒子の細かさの表記はいくつかあり「粗目、細目、極細」のように言葉で書かれているものや、「平均粒子サイズ○ミクロン」と粒子サイズが書かれているもの、紙やすりのように「#○○○○」と番手という基準で書かれているものなどさまざまです。
例えば、「傷消し」でも傷の大きさや程度によってベストなコンパウンドは異なりますが、一例として、使用用途ごとのコンパウンドの粒子の細かさの目安をご覧ください。
コンパウンドの使用用途と細かさの一例
使用用途の例 |
粒子の細かさの目安 |
下地処理 |
・粗目 ・平均粒子サイズ50ミクロン ・番手目安#350 |
傷消し・つや出し 汚れ落とし
|
・細目 ・平均粒子サイズ2ミクロン ・番手目安#6000 |
鏡面仕上げ・つや出し 水アカ取り 洗車傷落とし
|
・極細 ・平均粒子サイズ1ミクロン ・番手目安#8000 |
参考:ホルツ
また、傷消しから仕上げまで2~3種類のコンパウンドが少量ずつセットになっている製品も販売されています。少しだけ試してみたい方や、作業の各段階に必要なコンパウンドを1つ1つ選んで揃える自信がないという方は、こういった便利なセットを購入するのもおすすめです。
性質
コンパウンドには、石油由来の溶剤が含まれる油性コンパウンドと、油分が入っていないわけではないものの最小限にブレンドされている水性コンパウンドの2種類があります。
油性コンパウンドと水性コンパウンドの違い
|
特徴 |
油性コンパウンド |
・油分が多い ・研磨力が弱め ・初心者でも使いやすい ・含まれている油分が傷を埋める役割をする ・一般的に価格が安い |
水性コンパウンド |
・含まれる油分が限りなく少ない ・研磨力が強め ・作業に慣れた人やプロ向きで、研磨に技術が必要 ・研磨カスが出やすい ・一般的に価格が高い |
油性コンパウンドは、研磨力が弱めで初心者にも使いやすいコンパウンドです。コンパウンドに含まれる油分が傷を埋めてくれるので、傷を完全に消しきれていなくてもきれいに仕上がります。ただし、傷が消しきれていない部分は、油分によって目立たなくなっているだけなので、脱脂などを行うとまた傷が目立つようになってしまうことに注意が必要です。
それに対し、水性コンパウンドは研磨力が強めで、研磨には技術を必要とします。油性コンパウンドのように傷を埋めてくれるほどの油分が含まれているわけではないので、しっかり研磨しないと傷が残ってしまうことが多いです。既にコンパウンドでの研磨作業に慣れている人で、「傷をごまかすのではなく確実に消したい」という方には、水性コンパウンドが良いでしょう。
ただし、ここで少し注意点があります。そもそも、水性コンパウンドと油性コンパウンドという分類は非常にあいまいで、メーカー側で水性・油性の分類が公式に提示されていない製品や、プロでも水性か油性か意見が割れる製品も珍しくありません。自動車用品販売サイトなどで水性コンパウンドとして販売されているものの中にも、一部のプロが「これは油分が多くて水性コンパウンドとは言えないのではないか」と評価する製品も存在します。
そのため、油性か水性かはコンパウンド選びのポイントとして必ず挙げられる重要な項目ですが、コンパウンドの成分に詳しくない初心者が見極めるのは簡単ではありません。
そこで、初心者なら基本的に水性・油性の表示の有無にこだわらず、一般のDIY向けに市販されている製品を選びましょう。通常、一般ユーザーをターゲットとしている製品は油性コンパウンドであることが多く、初心者でも使いやすいように作られています。
磨く場所
一般的に、コンパウンドは「金属用」「ガラス用」「プラスチック用」など、磨くことができるものの材質が指定されています。車に使用するなら、ボディには金属用、フロントガラスにはガラス用など、磨く場所に応じた製品を使用するようにしましょう。金属用コンパウンドをボディに使用する際は、塗装面に対応しているものかどうかも確認が必要です。
また、「ボディ・バンパー用」「ヘッドライト用」など、車の補修に特化して開発・販売されているコンパウンドもあります。「コンパウンドの購入が初めてでどれを買えば良いのかわからない」という方は、車向けに販売されているコンパウンドを選ぶと安心です。
コンパウンドのおすすめ10選
画像出典:photoAC
コンパウンドは、さまざまなメーカーから数多くの製品が販売されています。ここでは、おすすめのコンパウンド10製品をご紹介しますので、目的に合ったコンパウンドを見つけてくださいね。
ソフト99 液体コンパウンドトライアルセット
引用:楽天市場
基本情報
形状 |
液体 |
粒子の細かさ |
#3000、#7500、#9800 |
性質 |
ー |
対応するパーツ、材質 |
ボディ・バンパー |
カーケア用品の有名メーカーであるソフト99のコンパウンドトライアルセットです。傷消しから鏡面仕上げまでできる異なる細かさのコンパウンドが3つ入っています。専用スポンジもセットになっているので、まずはこれを購入するだけでも研磨作業を試すことができる便利な製品です。
ホルツ コンパウンドミニセット
基本情報
形状 |
液体 |
粒子の細かさ |
#3000、#7500、#9800 |
性質 |
ー |
対応するパーツ、材質 |
ボディ・バンパー |
車の補修用品で有名なホルツのコンパウンド3点セットです。サビ落としや下地処理にも使える粗目(平均粒子サイズ50ミクロン)から、鏡面仕上げに使える極細(平均粒子サイズ1ミクロン)までの3つのコンパウンドが入っています。25gずつというミニサイズなので、お試しで使用したい人にもおすすめです。
プロスタッフ 魁磨き塾三兄弟
引用:楽天市場
基本情報
形状 |
ペースト |
粒子の細かさ |
粗キズ用(平均粒子サイズ15ミクロン)、小キズ用(平均粒子サイズ3ミクロン) |
性質 |
ー |
対応するパーツ、材質 |
ー |
基本情報引用:プロスタッフ
プロスタッフの魁磨き塾三兄弟は、チューブタイプのコンパウンド2本と仕上げ用のワックスがパッケージングされたセットです。コンパウンドで傷消しをした後、セットのワックスで修理した部分の保護とつや出しまで完了することができます。
また、磨き用とつや出し用の2種類のクロスも付いており、これだけですぐに使用することができる手軽なセットです。
BLT-C
基本情報
形状 |
液体 |
粒子の細かさ |
番手目安#3000 |
性質 |
水性 |
対応するパーツ、材質 |
ー |
水性コンパウンドを使いたい方には、BLTシリーズのコンパウンドがおすすめです。BLT-Cは、シリーズの中で最も粒子の細かい番手目安#3000のコンパウンドですが、他にもBLT-B(番手目安#2000)、BLT-A(番手目安#1500)、BLT-S(番手目安#1500)の3種類があります。
3M ウルトラフィーナコンパウンド
引用:楽天市場
基本情報
形状 |
液体 |
粒子の細かさ |
ー |
性質 |
ー |
対応するパーツ、材質 |
ー |
引用:3M
3Mウルトラフィーナコンパウンドは、仕上げ用のコンパウンドです。水性コンパウンド以外のコンパウンドはベタつきが気になるものも多いですが、こちらのコンパウンドは乾ききるまで磨きやすく、ベタベタせずにすっきりと仕上がります。
ピカピカレイン 液体コンパウンド2本セット
引用:楽天市場
基本情報
形状 |
液体 |
粒子の細かさ |
極細、超極細 |
性質 |
ー |
対応するパーツ、材質 |
ー |
引用:ピカピカレイン
2種類の液体コンパウンドと専用クロス、スポンジがセットになっています。必要なものが一通りセットになっている上に、独自ブレンドで誰でも使いやすいように仕上げられており、初心者でも気軽にコンパウンド施工を行うことができます。
ソフト99 超ミクロンコンパウンド ホワイト
引用:楽天市場
基本情報
形状 |
ペースト |
粒子の細かさ |
超微粒子 |
性質 |
ー |
対応するパーツ、材質 |
塗装面 |
引用:ソフト99
液体コンパウンドレベルの超微粒子の研磨剤を使用したペースト状コンパウンドです。プロがコンパウンドを使うときに使用するスポンジバフの効果が得られるスポンジがセットになっており、コンパウンドの性能を最大限に引き出すことができます。
ホワイトの他に、ブラックとダーク&メタリック車用があるので、車のカラーに合わせてお選びください。
ホルツ スーパーファインコンパウンド超極細
引用:楽天市場
基本情報
形状 |
液体 |
粒子の細かさ |
超極細(平均粒子サイズ0.2ミクロン) |
性質 |
ー |
対応するパーツ、材質 |
ー |
カーケア用品の有名メーカーであるソフト99のコンパウンドトライアルセットです。傷消しから鏡面仕上げまでできる異なる細かさのコンパウンドが3つ入っています。専用スポンジもセットになっているので、まずはこれを購入するだけでも研磨作業を試すことができる便利な製品です。
引用:ホルツ
平均粒子サイズ0.2ミクロンの研磨粒子が非常に細かいコンパウンドです。鏡面仕上げやつや出しはもちろん、ブラックやメタリック、濃色車の塗装面の光沢を復元する目的でも使用できます。
プロスタッフ 魁磨き塾ヘッドライトコンパウンド
引用:楽天市場
基本情報
形状 |
液体 |
粒子の細かさ |
平均粒子サイズ2ミクロン |
性質 |
ー |
対応するパーツ、材質 |
プラスチック |
引用:プロスタッフ
ヘッドライトなどの黄ばみ消しなら、樹脂パーツに使用できるプロスタッフのヘッドライト用コンパウンドがおすすめです。
平均粒子サイズは2ミクロンですが、磨くにつれて粒子が砕け約1ミクロンまで小さくなるという特殊なCCコンパウンドが含まれており、これ1本で粗削りから仕上げまで対応できます。
3M ガラス磨き-L
引用:楽天市場
基本情報
形状 |
液体 |
粒子の細かさ |
ー |
性質 |
ー |
対応するパーツ、材質 |
ガラス |
引用:3M
車のガラス用コンパウンドで、小さな傷消しや水あか取りなどに使用することができます。特殊な研磨砥粒が含まれており、ガラスを傷つけずに研磨できるので、安心して愛車に使用できるコンパウンドです。
おすすめのコンパウンドでも修理できない傷はある?
画像出典:photoAC
おすすめのコンパウンドをご紹介しましたが、残念ながらコンパウンドは万能ではありません。前述した通り、クリア層よりも下の層に達しているような深い傷や、へこみなどを伴う傷をコンパウンドだけで修理するのは難しいので、他の方法を検討しましょう。
また、コンパウンドで対応できる程度の傷であっても、傷の範囲が広いと上手く直すのが難しいです。傷と傷の周囲がなじまず、修理した跡がかえって目立ってしまうこともあります。
仕上がりを重視したい場合や、DIYで直すのが難しい傷を修理したい場合は、無理をせずに業者に依頼することを検討しましょう。傷の修理はディーラーやカー用品店、ガソリンスタンドといった業者に依頼することができます。
以下の記事では、各修理業者の特徴や選ぶポイントを解説していますので、ぜひあわせて読んでみてくださいね。
関連記事:車の修理が安いのはどこ?おすすめの修理業者と選ぶポイントを解説
画像出典:photoAC
この記事では、おすすめのコンパウンドをご紹介しました。一口にコンパウンドと言っても、形状や粒子の細かさなどに違いがあるので、傷の状態や目的に合わせて適切なものを使用してください。
また、傷の程度や範囲によっては、コンパウンドでの修理が難しいこともあります。無理して自分で直そうとすると、かえって補修したところが目立ってしまうことも考えられるので、不安な方は無理をせずに業者に依頼しましょう。
そこで、車の傷の修理を依頼できる業者を探すなら「楽天Carキズ修理」がおすすめです。
楽天Carキズ修理は、車の傷やへこみの修理に対応している業者を探して予約ができるサービスで、インターネットで簡単にお近くの修理業者を検索することができます。修理箇所の写真を送るだけで見積もりを取ることができるので、依頼先を見つけるために何軒ものお店に足を運ぶ必要もありません。
また、楽天Carキズ修理から予約し修理が完了すると、料金に応じた楽天ポイントも進呈されるのでとてもお得です。
車に付いた傷の修理を考えている方は、ぜひ「楽天Carキズ修理」を利用してお近くの業者を探してみてくださいね。
楽天Carキズ修理
参考サイト
コンパウンドの選び方・ 使用法 | 補修はホルツ(参照日:2023-06-25)
https://www.holts.co.jp/compound/
コンパウンドの種類と選び方(参照日:2023-06-25)
https://www.monotaro.com/note/productinfo/compound/
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