2023-05-10
タイヤハウスとは?掃除やデッドニングの方法、カバーが外れたときの対処法を解説!
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「タイヤハウスってどこ?」「デッドニングや掃除の方法は?」などと疑問に思っていませんか?この記事では、タイヤハウスの掃除方法やデッドニング方法、カバーが外れたときの対処法など、タイヤハウスについて徹底解説します!
タイヤハウスについて知りたいとお考えではありませんか?タイヤハウスは、車の足回りにあるスペースのことです。しかし、「そもそもタイヤハウスってどこにあるの?」など、あまりタイヤハウスについて詳しくないと言う人も少なくないでしょう。また、タイヤハウスの掃除方法やカバーが外れたときにどうしたらいいのかが知りたいという方もいるのではないでしょうか?
そこで本記事では、タイヤハウスについて詳しく解説します。タイヤハウスの掃除方法やノイズ低減のためのデッドニング方法、タイヤハウスカバーが外れたときの対処法などについてもお伝えしますので、ぜひ参考にしてくださいね。
タイヤハウスとは?
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タイヤハウスとは、自動車の車体におけるタイヤを取り付けるためのスペースのことです。車のボディを横から見ると、タイヤが取り付けられている部分はアーチ型の空間になっていますよね。この、タイヤが収まる空間をタイヤハウスまたはホイールハウスと呼びます。
タイヤハウスの役割
車が走行している間、タイヤは上下に動いています。タイヤハウスが狭いとタイヤが上下に動いたときに車本体に当たってしまうので、この動きを想定してタイヤハウスは広めにスペースが確保されているのが特徴です。
極端に車高を下げた場合はタイヤとタイヤハウスが干渉してしまう可能性がありますが、基本的にはタイヤが上下しても車本体にはぶつからないようになっており、走行時の安全性に寄与しています。
タイヤハウスカバーの役割
タイヤハウスの内側にはカバーが取り付けられており、これをタイヤハウスカバーまたは(タイヤハウスの)インナーカバーなどと呼びます。
タイヤハウス内には配線が通っており、タイヤハウスカバーの主な役割はこの配線を保護することです。タイヤハウスカバーがないと、走行中に跳ね上げられた水や石、泥などが配線にかかってしまい、腐食や断線などの危険があります。
タイヤハウスカバーは何かの拍子に外れてしまうことがあるので、外れてしまった場合は速やかに対処しましょう。タイヤハウスカバーが外れたときの対処法については、記事の後半で解説します。
タイヤハウスの掃除方法
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タイヤハウスは泥などの汚れが付着しやすい部分です。洗車の際に見落としてしまいやすいですが、掃除を忘れていると汚れが目立ってしまうので、定期的にケアを行いましょう。
タイヤハウスはボディ全体の洗車と同じようにカーシャンプーで洗浄することができます。
ここでは、基本の洗車に加えてタイヤハウスを掃除するときの手順と、作業に必要な道具をご紹介しますので、洗車の際は忘れずにタイヤハウスの掃除も実施してくださいね。
必要なもの
- シャワー付きホース
- バケツ
- カーシャンプー
- スポンジ
- 柄の付いたブラシ
洗車をする際、ボディはスポンジを使って洗うことが多いですよね。タイヤハウスも同じようにスポンジを使って洗浄することもできますが、柄のないスポンジだとタイヤハウスの奥の方まで届かない可能性があります。そのため、ボディの洗浄用とは別に、タイヤハウス用として柄の付いたブラシを用意しておくと便利です。
洗車・タイヤハウス洗浄の手順
1.車全体を水洗いする
2.バケツにカーシャンプーと水を入れて泡立てる
3.よく泡立てたカーシャンプーをスポンジやブラシにつけて車を洗う
4.車に付いた泡を水で洗い流す
5.乾いた布で車全体をしっかりと拭き上げる
まずはカーシャンプーを使って車を洗う前に、ボディ全体を水洗いしてほこりなどの汚れを落とします。この際、タイヤハウスの内側も忘れずに水洗いしておきましょう。
その後、カーシャンプーを付けて車を洗っていきますが、前述の通りタイヤハウスは柄の付いたブラシなどを使うことで奥までしっかりと洗うことができます。しかし、タイヤハウス用のブラシの素材が固い場合、ボディを傷つけてしまう可能性があるので、タイヤハウスの端を洗うときに勢いあまって車のボディをこすらないように十分注意してください。
最後にタイヤハウスを含む車全体を水で洗い流し、水分が残らないように乾いた布で拭き上げたら完了です。
タイヤハウスのデッドニング方法
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デッドニングとは、吸音材や制振材を貼り付けて余計なノイズを抑える施工のことです。
車が走行するときに路面との摩擦によって発生するノイズをロードノイズと言いますが、タイヤハウスはロードノイズの主な発生源とも言われています。タイヤハウスはタイヤを覆うような形になっているので、どうしても発生したロードノイズがこもってしまうためです。
そこで、タイヤハウスにデッドニングを行ってノイズを低減することで、走行時の静粛性が向上します。ここでは、タイヤハウスのデッドニング方法を見ていきましょう。
自分でデッドニングを行う方法と、業者に依頼する方法に分けて解説しますが、デッドニングを自分ですると手間も時間もかかります。また、車の整備に慣れていない人には難しい部分もあるので、不安な方は無理をせずプロに作業を依頼しましょう。
DIYで実施する
DIYでタイヤハウスのデッドニングをするときに必要なものと手順は下記の通りです。
必要なもの
- 養生用のビニールやテープ
- クリップ外しやドライバーなど
- 吸音材・制振材
- はさみ
タイヤハウスのデッドニングをする際、タイヤハウスカバーを取り外します。タイヤハウスカバーはクリップのようなもので取り付けられていたり、ネジで取り付けられていたりと車種によって異なるので、取り外しに必要なクリップ外しやドライバーなどは車に合わせてご用意ください。
タイヤハウスのデッドニングの手順
1.フェンダー周辺を養生する
2.クリップ外しまたはドライバーでクリップやネジを外し、タイヤハウスカバーを取り外す
3.タイヤハウスカバーを取り外したボディの内側の鉄板を脱脂する
4.はさみで吸音材・制振材を貼り付けスペースに合わせて切る
5.脱脂したボディの内側の鉄板に吸音材・制振材を貼りつける
6.タイヤハウスカバーの上側(取り付けたときに裏になる側)に吸音材・制振材を貼りつける
7.タイヤハウスカバーをボディに取り付ける
タイヤハウスのデッドニングの方法は上記の通りですが、タイヤハウスカバーを取り外し、細かくカットした吸音材や制振材を少しずつ貼っていくのは大変手間と時間のかかる作業です。また、作業後にタイヤハウスカバーを正しく取り付けられていないと、走行中にタイヤハウスカバーが外れてくるなどのトラブルも考えられるので、十分に注意してください。
業者に依頼する
タイヤハウスのデッドニングはカー用品店やデッドニング専門店などの業者でも依頼することができます。前述の通り、デッドニングを自分ですると時間も手間もかかる上に、車の整備に不慣れだと難しい部分もあるので、時間をかけたくない方や作業に不安がある方はプロに依頼することを考えましょう。
タイヤハウスのデッドニング工賃は業者によって異なりますが、料金の相場はフロントのみの2ヵ所で40,000~100,000円、前後4ヵ所で60,000~150,000円程度です。
費用は高額ですが、プロの技術で的確に施工してもらえるのでより高い静音効果を得ることができます。
タイヤハウスカバーが外れたら?
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タイヤハウスカバーは何かの衝撃で外れてしまったり、破損してしまったりすることがあります。タイヤハウスカバーがないと、跳ね上げた石や泥、雨水などによって中の配線にトラブルが起きてしまう可能性があるため、外れたり破損したりしていることに気づいたら速やかに対処しましょう。
まず、考えられるのはタイヤハウスカバーを車本体に取り付けているクリップやネジが部分的になくなってしまい、その部分だけ外れているパターンです。この場合、クリップやネジは1本100円程度なので、クリップやネジを必要数購入して取り付けましょう。クリップやネジは車種によって大きさや形状が異なるので、必ずお使いの車に適応した商品を購入してください。
タイヤハウスカバーそのものに損傷があり、もともと使用していたタイヤハウスカバーが使えない状態になっている場合は、タイヤハウスカバーの交換になります。タイヤハウスカバー自体の価格は3,000〜20,000円程度です。業者で取り付けを依頼する場合、別途工賃が必要になるので、1ヵ所あたり商品と工賃の合計が5,000〜25,000円程度になるでしょう。
タイヤハウス以外にも足回りのメンテナンスは重要
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足回りは、走行中の安全性に大きく関わる部分です。そのため、タイヤハウス以外にも足回りのパーツの定期的な交換や点検はしっかりと行いましょう。
まずは、定期的な交換を必要とする代表的な足回りのパーツをご覧ください。
足回りパーツの交換時期の目安
ブレーキパッド |
走行距離30,000~50,000km |
ショックアブソーバー |
走行距離50,000~80,000km |
ブッシュ |
走行距離80,000~100,000km |
ドライブシャフトブーツ |
走行距離50,000~70,000km |
タイヤ(ノーマルタイヤ) |
走行距離30,000~50,000km |
この中で特に交換頻度が高いものはブレーキパッドやタイヤ(ノーマルタイヤ)で、走行距離にして30,000~50,000kmが交換の目安とされています。ただし、実際にはこの走行距離に達するよりも早く劣化して寿命を迎えてしまうこともあるので、日頃から点検を行う習慣をつけ、状態によっては早めに交換を検討しましょう。
例えばタイヤの場合、溝の深さが1.6mmになったことを示すスリップサインが現れていたり、ゴムに亀裂やひび割れができていたりするとタイヤ交換が必要です。
摩耗がすすんだタイヤで走行を続けると、燃費が悪くなったり乗り心地が悪化したりといった影響が出てきます。さらに、グリップ力が低下してブレーキがききにくくなり、事故に繋がってしまう可能性もあるので、然るべきときに必ずタイヤ交換を行いましょう。
こちらの記事では、タイヤ交換の時期と寿命の見極め方について詳しく解説していますので、ぜひ併せてご覧ください。
関連記事:【基準は2つ】タイヤの交換時期と寿命の見極め方法を解説
タイヤを購入・交換するなら楽天Carタイヤ交換がおすすめ!
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この記事では、タイヤハウスについて解説しました。タイヤハウスはタイヤを取り付けるためのスペースで、定期的に掃除をしたり、タイヤハウスカバーが外れたら交換したりといったメンテナンスが必要なので、ぜひこの記事を参考にしてくださいね。
また、タイヤハウスに限らず車の足回りには安全性に関わる重要なパーツが多いです。日常的な点検に加え、消耗品類は定期的な交換を忘れないようにしましょう。例えば、タイヤはスリップサインが出ていたり、亀裂が生じていたりなど寿命を知らせるサインが見られたら交換が必要です。
車に乗っている限り避けては通れないタイヤ交換ですが、タイヤの購入や交換にかかる費用を負担に感じている方も多いのではないでしょうか?
タイヤを安く購入したい方は、街のお店よりも安くタイヤが販売されているインターネットショッピングを利用しましょう。自分でタイヤ交換ができないことを理由に、街のお店を利用されている方もいるかもしれませんが、実はインターネットで購入したタイヤでも、お近くの店舗で交換してもらうことができます。
そこで、インターネットでタイヤを安く購入し、タイヤ交換はプロに依頼したい方は、「楽天Carタイヤ交換」がおすすめです。
楽天Carタイヤ交換は、楽天市場の対象店舗でのタイヤの購入と実店舗でのタイヤ交換をセットで行えるサービスで、実店舗でのタイヤの購入・交換よりもお得にタイヤの購入・交換を行うことができます。また、購入金額に応じて楽天ポイントも進呈されるので、さらにお得です。
近くの店舗の検索やタイヤ交換の予約も簡単にできる上に、購入したタイヤは、タイヤ交換を行う店舗まで直接送られるので、自宅で受け取ったり、店舗まで運搬したりといった手間もかかりません。
ぜひ一度「楽天Carタイヤ交換」をチェックして、お近くの店舗を探してみてくださいね。
楽天Carタイヤ交換
参考サイト
タイヤハウス(カバー)の防音・静音効果。雪・氷が詰まったときの落とし方 | チューリッヒ(参照日:2023-02-21)
https://www.zurich.co.jp/car/useful/guide/cc-tirehousecover/
タイヤハウス内の洗い方 | e-くるまライフ(参照日:2023-02-21)
https://www.e-kurumalife.com/articles/detail.php?article_id=14
タイヤハウスのデッドニング方法(参照日:2023-02-21)
https://www.diylabo.jp/recipe/recipe-118.html
タイヤハウスのデッドニング方法(インナーカバー編)(参照日:2023-02-21)
https://www.diylabo.jp/recipe/recipe-118-2.html
調音施工のタイヤハウスデッドニング - カービューティー IIC(参照日:2023-02-21)
https://www.pro-iic.com/deadning/tire-house.php
車の足回りとは。ギシギシと異音が生じる場合のブッシュ交換 | チューリッヒ(参照日:2023-02-21)
https://www.zurich.co.jp/car/useful/guide/cc-whatis-car-undercarriage/
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