2021年12月01日
みなさんご存じ!2年に一度の「車検」(新車の場合は3年)。そして、何年かに一度、したようなしてないような、よく覚えてない「法定点検」。何がいったい違うのか。それとも同じことを違う呼び方してるだけなのか?ところで何それおいしいの?今日はその辺のところをハッキリさせましょう!
車を乗る人はだいたい知ってる「車検」と、いまいち知名度のない「法定点検」、その存在感の違いはいったいどこからくるのでしょうか?車検は2年に一度やってくることはご存知の通り。そして法定点検だって、同じように定期的にやってきます。法定点検は主に12ヶ月(1年)点検、と24ヶ月(2年)点検の2種類があります。
どちらも法律で決まった検査で、定期的にやってくるのは同じなのに、なぜか覚えてもらいにくい法定点検。では、いったい何が違うのか?それは、車検には期限が決まっており、法定点検には期限がない、ないことはないが期限を過ぎても罰せられることはない、ということだと思います。(バスやトラックなどのお仕事に使う事業車両の場合は、運行停止命令などの罰則がありますのでご注意を!)
「じゃあ、受けなくていいじゃん、受けるのやめておく」という意識低めのあなた、法定点検をしておくことで良いことがきっとあります。
「でも、走れればいいじゃん、法定点検なにそれ」とまだ言っているあなた!この法定検査は、安全性を確かめるだけでなく、きちんとしたメリットがあるんですよ。
そのひとつはメーカー保証が受けられるということ。検査項目の対象である部品や装置になんらかの故障や不具合があった場合は、法定点検をきちんと受けてさえいれば、メーカー保証内で交換や修理を受けることができる場合があります。
また、法定点検は、1万円から3万円程度(車の大きさや種類によっても異なります)と車検の費用に比べれば金額がとてもコンパクト。しかし、この費用が手軽さが、「やってくる、やってくる、ギャー」といったイメージの車検(あくまでイメージです)と比べて、法定点検の存在感が薄くなってしまう理由なのかもしれません。
車検は「安全だぞ、キミ走っていいぞ」と認められた車だけが公道を走ることを許可される制度です。その検査では、車がきちんと直進するか、ヘッドライトがきちんと前を照らすか、ブレーキや計器類がきちんと動くかなどがチェック。通行人や同じ道を走る車たち、そしてドライバー自身の安全が確保されていることを確認した上で、公道を走ることが「許されます」。
一方の法定点検は車が安全に走ることに加え、より快適に走ることを目的とした検査です。12ヶ月点検の場合は、ブレーキべダルの踏みしろや遊び、タイヤのホイールナットの締まり具合など、安全性に配慮しながら幅広い視点で点検します。また、24ヶ月点検は車検とサイクルが同じなので、同時に行ってしまうことが多く、項目も12ヶ月点検で行われる以上に細かく検査されます。
このように考えていくと「法定点検」って、なんだかいい検査に思えてきませんか?
小さな金額で車や自分の安全を守ってくれて快適に走ることができ、故障の時のコストも抑えられるかもしれない。そして、何より定期的に検査を受けておけば、ズンズンズンッ!と2年に一度やってくるアイツ、車検費用の中でも整備不良による部品交換や修理費などの軽減にもきっとつながります。
「今までお前のこと、ぜんぜん知らなかったよ。でも。いいやつじゃん!法定点検、これからも友達でいような!」って感じになりませんか?今回は車検と法定点検の違いを際立たせるために、車検を悪者っぽく扱ってしまいましたが、乗る人や車の安全を守るためという目的は同じ。法定点検も車検と同じようにディーラーや整備工場、カー用品店、ガソリンスタンドでも気軽に受けることができます。そして、楽天Car車検なら車検も法定点検もどちらも満足する業者さんがきっと見つかるので、ぜひ探してみてくださいね♪
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