2018年07月10日
車検にまつわる疑問について、いろいろな角度から検証して解説する本企画。今回は「車検時の洗車」について調べてみました。「汚れた車は車検に通りにくい」なんてウワサも聞こえてくるけれど、その真偽や一体?!車検の検査項目をおさらいしてみると、意外と答えは見つかるかもしれませんよ♪
車検(車両検査)の前には洗車をすべき」という意見もありますが、実は「しなくても問題なし」が正解!
車検とは、国で定められた「保安基準」をもとに不備がないかを検査するもので、その保安基準の中に車体の清掃状態を見る項目はありません。昔は「汚れた車は車検に通りにくい」とも言われていましたが、きちんとした保安基準が定められているので、検査官の心証よって車検結果が左右されることはないと考えて大丈夫でしょう。
「でも、車検の見積もりの中に『下回り洗浄』という項目があったよ?」という方もいらっしゃると思いますが、これは検査官が車体の下を調べるときに作業しやすいように綺麗にしておくというもの。先にも述べたように綺麗・汚いは検査基準にならないので必須ではありませんが、泥道や雪道を多く走っているような車の場合はマナーとして綺麗にしておくといいかもしれませんね。街なか中心の走行なら、下回りがそれほど汚れていないこともあります。そうしたケースでは、作業項目から「下回り洗浄」を外しても問題ありません。
「車検(車両検査)の前には洗車をすべき」という意見もありますが、実は「しなくても問題なし」が正解!
車両検査(車検)では国が定める保安基準に則って「各部品が安全に取り付けられているか」「決められた排気ガス規制をクリアしているか」など、以下の8項目を確認しています。
ユーザー車検の場合、自分で検査場に車を持ち込んで検査を受けますが、場内はドライブスルーのようなコースのようになっているので迷う心配はありません。流れに沿って各検査スポットに行き、担当の検査官のチェックを受けていきましょう。
検査項目のリスト
● 同一性の確認:車検証や申請書類の記載内容と、車両が同一であるかの確認。
● 外廻り検査:自動車の外観(車体・灯火類など)に問題がないかの確認。
● サイドスリップ検査:前輪タイヤの横滑り量(直進安定性)の確認。
● ブレーキ検査:前輪、後輪、駐車ブレーキの制動力の確認。
● スピードメータ検査:実際の速度と、速度表示機器との誤差の確認。
● ヘッドライト検査:ヘッドライトの光量、光軸が、基準値内であるかの確認。
● 排気ガス検査:排出ガスのCO(一酸化炭素)と、HC(炭化水素)の濃度の確認。
● 下廻り検査:車両下部の不具合(かじ取り装置・オイル漏れなど)の確認。
車検と洗車。検査結果に直接関係ないといえども、せっかくのタイミングだから車をピカピカにしたいですよね。
車検と一緒に洗車までしてくれるかは、依頼する業者次第です。検査に影響が出るほど汚れている場合は該当箇所をさっと洗浄してくれるかもしれませんが、ボディやホイールまですべて洗ってくれるわけでないことも多いでしょう。
検査と一緒に洗車をしてくれる業者でも洗車が基本料金に含まれているのか、有料サービスなのかなどいろいろ。気になるひとは事前に確認しておくのがおすすめです。
楽天Car車検から車検予約をすると、多くの店舗で洗車サービスを無料で受けられます!さらに、ボディ表面の洗浄だけでなく、室内清掃や抗菌処理、コーティングサービスまでついたものなど、その特典はさまざま♪
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