2018年05月28日
みなさん、ユーザー車検って聞いたことがありますか?ディーラーやガソリンスタンド、車検業者などに依頼せず、自ら運輸支局へ車を持ち込んで車検を受けるのがユーザー車検。すべてを自分で行うので車検費用を大幅に節約できる一方で、メンテナンス素人には何かと越えなければいけないハードルも……。今日はそんなユーザー車検の基本とディーラー車検のメリット・デメリット、そして自分にぴったりの車検を見つける方法をご紹介します!
自動車の使用者が自ら運輸支局などに車両を持ち込んで車検を受けることを「ユーザー車検」といいます。ディーラーや車検業者に依頼するときにかかる点検・整備費用、代行手数料などがかからないので、場合によっては数万円単位での節約も可能に。もちろん、法定費用は業者に依頼したときと同じ金額が必要ですが、それでも大きなコストダウンであることは間違いありません。2年に1度、それだけの金額を節約することができればお買い物や旅行、豪華な食事だって楽しめますね!
車種や重量、車検有効期間による金額の違いは別記事「高いのはなぜ?安くなるのはどれ?車検費用の基本のハナシ」に詳しく記載しています。
車検のすべてを自分で行う「ユーザー車検」は、書類関係の準備ももちろん自分自身で。当日までに揃えておくのは「対象車両の車検証」「自賠責保険証明書」「自動車税納税証明書」の3つの書類です。自動車税の納税、自賠責保険の継続手続きは当日の運輸支局でも可能。車検前に法定24ヶ月点検を行った場合は整備点検記録簿も用意しておきましょう。法定24ヶ月点検は車検後に行ってもOK。当日運輸支局に行ったら、さらに「継続審査申請書」と「自動車重量税納付書」「自動車検査票」を記入します。
「書類の準備ができた!いざ、車検へ!」と、いきなり運輸支局に車両を持ち込むのはちょっと危険。なぜなら普段走っていて気がつかない不具合が潜んでいるかもしれないからです。そこでおすすめのが、運輸支局での本検査に向かう前に、予備検査場を利用すること。予備検査場とは、本番の検査を合格できるか調べてくれる民間施設のことで、運輸支局の近辺にあることがほとんど。利用料金は1,500円~3,500円ぐらいが一般的です。地域によって予備検査場が存在しない場合や、一般の方はお断りという場合もあるので、事前に確認しておくことをお忘れなく。
予備検査場で調整不能な不具合が発見された場合は、車検の合格が難しいと思った方が安全です。修理をしてから出直すか、とりあえず本検査を受けるか判断をするようにしましょう。
予備検査が無事に終わったら、いよいよ運輸支局で本検査!ですが、その前に車検の予約が必要です。予約は国土交通省「自動車検査インターネット予約システム」から可能。はじめての場合は新規アカウント登録をするとメールでIDが送られてくるので、届いたIDでログインしましょう。その後は案内にそって選択をすれば予約完了。車体番号などを入力する必要があるので、予約の際には車検証をお手元に。予約できるのは平日のみ、午前中が空いていておすすめです。
車検当日、運輸支局に到着したら事務手続きからはじめます。まずは必要書類(継続検査申請書、自動車重量税納付書、自動車検査票、点検整備記録簿)を購入し、自動車重量税と車検費用の収入印紙を購入し、書類に添付。さらに自賠責保険の手続きへと進みましょう。記入した必要書類を提出すれば、いよいよ点検コースへ。無事に車検に合格したら総合判定ボックスで印鑑を押してもらい、受付に戻り書類一式を提出します。最後に「新しい車検証」「自賠責保険証」「車検有効期間のシール」を受け取ったら終了!
車検コースでチェックされるのは、以下の8項目。それぞれ別々の場所で検査が行われますが、場内はドライブスルーのようなコースのようになっているので、車から降りずに指示通りに車を移動させていけば問題なし。検査コースに入る前にタイヤのホイールキャップ、もしくはセンターキャップを外しておきましょう。
車検に合格したらからといって「次の車検までは安心!」と思っていたら間違い。その理由は、「車検は車検当日の時点で車が走行するのに問題ないかを確認しているだけ」だからです。消耗品が2年後まで同じ性能を保つかどうかわかりません。極端な例では車検合格の翌日に不具合が出る場合も。車検費用を大きく抑えることができるのがユーザー車検のメリットですが、利用する場合は車の安全についてすべて自己責任を持つ覚悟を。自分で自動車整備が出来ないのなら、業者に依頼する方が安心と言えるかもしれませんね。
コスト面で圧倒的に魅力がある「ユーザー車検」に対して、「高い」という印象があるのが「ディーラー車検」。実際、ユーザー車検はもちろん、その他の車検方法と比較しても最も割高になるケースがほとんどなのがディーラーによる車検です。
ではそのメリットとは何なのでしょう?それは、自社が販売する車について最も正確な情報とノウハウが蓄積・集約されていること。ディーラーでは自社が販売する各モデルの情報が揃っており、専用の工具や車両管理システムなども所有しています。そうした手厚い整備体制のもと、各パーツの交換などを早いタイミングで行ってくれるのがディーラーなのです。車がベストコンディションに保たれやすいことから、ディーラーで車検や点検整備をしていると、下取り時の査定で有利になることもあるとされています。
安全面を考えれば、よほど自動車の整備に精通している人以外は「ユーザー車検」は不安。とはいえ、「ディーラー車検」は安心だけど割高。どうしようかと迷ったら、いろいろな車検工場のメニューや料金を比較してみるのが一番です。
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