2023-03-08
国産タイヤメーカーの特徴や違いを解説!海外メーカーとどっちが良いの?
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国産のタイヤメーカーそれぞれの特徴をご存知ですか?ブリヂストン、ダンロップ、ヨコハマタイヤ、トーヨータイヤなど、各ブランドについて知りたいと考えている人も多いでしょう。本記事では、国産のタイヤメーカーについて解説します!
「国産のタイヤメーカーのことを知りたい」「海外メーカーのタイヤとどっち良いの?」とお考えではありませんか?
タイヤは車の中でも安全性に大きく関わるパーツだからこそ、安心して使用できる品質の良い製品を購入すべきですよね。何となく「国産=高品質」というイメージがあって、国産メーカーのタイヤを買いたいと考えている人も多いでしょう。
そこで本記事では、国産のタイヤメーカーについて解説します。国産メーカーと海外メーカーのどちらを買うべきかについてもお伝えしますので、タイヤの購入を控えている方はぜひ参考にしてくださいね。また、最後には国産メーカーのタイヤを安く購入する方法もご紹介します!
日本の代表的なタイヤメーカーは4社
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国内の主要なタイヤメーカーは次の4社です。
ここでは、それぞれのメーカーについて解説します。
ブリヂストン
ブリヂストンは日本を代表するタイヤメーカーです。1930年に日本足袋株式会社のタイヤ部門として誕生し、翌1931年に独立した会社として設立されました。
ブリヂストンは、乗用車用のタイヤの開発・製造に使用する、非常に多くの独自技術を展開しています。タイヤの開発にあたってシミュレーションや計測を行う「アルティメット アイ」や、ゴムの構造を100万分の1ミリ単位でコントロールする「ナノプロ・テック」をはじめ、多数の先進テクノロジーによって作られたタイヤの品質は、世界的にも評価が高いです。
世界のタイヤ市場でも、ミシュランに続いて2位(参考:ブリヂストン)となっており、国内タイヤメーカーの中ではシェアトップを誇ります。
住友ゴム
「住友ゴム」と聞いてピンとこない方もいるかもしれませんが、「DUNLOP(ダンロップ)」はご存知なのではないでしょうか?住友ゴムは、ダンロップとファルケンという2つのブランドを展開するメーカーです。
1909年にイギリスのダンロップ社によって、日本で最初の近代的なゴム工場として創業し、1913年に日本初の自動車用タイヤを製造しました。2003年には、ファルケンを展開していたオーツタイヤと合併したことで、もともとオーツタイヤブランドであったファルケンが住友ゴムブランドとなっています。
ダンロップは、低燃費かつ環境へ配慮されたタイヤが評価を集めているブランドです。転がり抵抗を下げることで、多くのタイヤが低燃費タイヤとして販売されているほか、世界初の100%石油外天然資源タイヤが開発されるなど、エコなタイヤに定評があります。
ファルケンのタイヤはモータースポーツの世界で培われた技術によって、ウェットグリップ性能や操縦安定性の高さが好評です。国産メーカーのタイヤとしてはリーズナブルな製品も多く、コスパの良さも魅力の1つになっています。
横浜ゴム
横浜ゴムはタイヤブランド「ヨコハマタイヤ」を展開するタイヤメーカーです。1917年に、横浜電線製造(現在の古河電工)とアメリカのBFグッドリッチの合弁会社として設立されました。
ヨコハマタイヤの製品で特に評価されている特徴は、高い運動性能と雨の日における優れたグリップ力です。モータースポーツの世界でもタイヤ供給を行っているヨコハマタイヤは、過酷なレースで鍛えられたテクノロジーでアクティブな走行を可能にするタイヤを製造・販売してきました。
また、濡れた路面でのグリップ力を示すウェットグリップ性能では、一般社団法人 日本自動車タイヤ協会のラベリング制度において、性能aのタイヤを業界で唯一380サイズラインアップ(参考:ヨコハマタイヤ ※2022年6月時点)しています。
トーヨータイヤ
ブランドとしての「トーヨータイヤ」の特徴の1つには、車のボディタイプに合わせた専用設計タイヤのラインナップが多いという点でしょう。SUV専用やミニバン専用といった、よくある専用タイヤだけでなく、軽自動車専用、軽自動車&コンパクトカー専用、ハイト系(背の高い車)専用など、車の特徴に合わせて開発されたタイヤを多数販売しています。
また、トーヨータイヤは国産メーカーの中では、比較的リーズナブルな製品が多いです。優れた品質のタイヤをお手頃価格で購入できるという点も、トーヨータイヤの魅力の1つとなっています。
トーヨータイヤが展開するもう1つのブランドのニットーは、もともとアメリカ向けブランドとして開始されましたが、現在はトーヨータイヤのブランドとして日本でも購入が可能です。
ニットーは、車好きの声に耳を傾けて製品作りをするというモットーのもとにタイヤを開発しており、独特なトレッドパターンのタイヤなど、個性的なタイヤが多いという特徴があります。特に、北米において車のドレスアップやカスタマイズを好む人からの支持を集めているブランドです。
海外の主要なタイヤメーカーは?
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国産のタイヤメーカー4社をご紹介しましたが、海外のタイヤメーカーについても気になりますよね。そこで、続いては海外の主要なタイヤメーカーをご紹介します。
欧米のタイヤメーカー
まずは、アメリカやヨーロッパのタイヤメーカーを見ていきましょう。欧米のタイヤメーカーも、日本のタイヤメーカー同様グローバルに認められているメーカーが多く、品質にも定評があります。
欧米の主要なタイヤメーカー
- ミシュラン(フランス)
- グッドイヤー(アメリカ)
- コンチネンタル(ドイツ)
- ピレリ(イタリア)
アジアのタイヤメーカー
続いて、中国や台湾、韓国などアジア圏の国のタイヤメーカーをご紹介します。アジアのタイヤメーカーの製品は、文字通り「アジアンタイヤ」と呼ばれ、価格の安さから人気が高いです。かつては「安かろう悪かろう」のイメージがあったアジアンタイヤですが、近年では品質の良い製品が増え、世界的にも評価が高まっています。
アジアの主要なタイヤメーカー
- ハンコック(韓国)
- 中策ゴム(中国)
- 正新(台湾)
- Giti(シンガポール)
- KENDA(台湾)
- ナンカン(台湾)
- クムホ(韓国)
アジアンタイヤが気になるという方は、こちらの記事でアジアンタイヤのメーカーや特徴、価格について詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてくださいね。
関連記事:アジアンタイヤのおすすめメーカー11選!特徴や価格についても解説
タイヤは国産メーカーと海外メーカーどちらがいい?
出典:楽天市場
「結局のところ、タイヤは国産メーカーと海外メーカーどちらがいいの?」とお悩みの方も多いかもしれませんが、国産でも外国産でも良いタイヤはたくさんあるので、一概にどちらが良いとは言えません。
日本製のものは品質が良いというイメージがあるかもしれませんが、海外メーカーのタイヤにも高品質なものは多いです。特に、ヨーロッパやアメリカのタイヤメーカーの製品には非常に優れたタイヤが多いので、品質面で国産・外国産のどちらが良いかを決めることはできません。
ただ、日本の主要4メーカーは世界的に認められており、2021年の世界のタイヤ市場シェア(売上高ベース)を見ても、シェア2位のブリヂストンを筆頭に4社とも11位までにランクイン(参考:ブリヂストン)しています。製品の品質が総じて高い水準にあり、グローバルに評価されているという点で、国産メーカーのタイヤは安心感があると言えるでしょう。
国産タイヤメーカーのおすすめタイヤ5選
出典:楽天市場
一口に国産メーカーのタイヤといっても、非常に多くの製品があるので、どのタイヤを買えば良いのか迷ってしまいますよね。そこで、ここで国産メーカーのおすすめタイヤを5つご紹介します。
REGNO GR-XⅡ / ブリヂストン
出典:楽天市場
基本情報
タイヤサイズ |
14,15,16,17,18,19,20インチ |
メーカー推奨ボディタイプ |
コンパクトカー
セダン |
引用:ブリヂストン
REGNO GR-XⅡは、タイヤが持つあらゆる性能を高次元でバランス良く兼ね備えているブリヂストンの最高級タイヤです。
REGNOシリーズはブランドコンセプトに「グレートバランス」を掲げ、ウェット性能やドライ性能といった運動性能や安全性に、乗り心地や静粛性といった快適さに関する性能、さらには上品なデザインにもこだわって開発されています。現行のREGNO GR-XⅡでは、新技術によって従来品よりもさらにノイズや、振動、転がり抵抗が抑えられました。
エナセーブ EC204 / ダンロップ
出典:楽天市場
基本情報
タイヤサイズ |
13,14,15,16,17,18インチ |
メーカー推奨ボディタイプ |
軽自動車
コンパクトカー
セダン
ハッチバック
ミニバン |
引用:ダンロップ
エナセーブ EC204は、ダンロップのスタンダードな低燃費タイヤです。燃費に関わる転がり抵抗性能は、一般社団法人 日本自動車タイヤ協会のラベリング制度において、全サイズでAAランクを獲得しています。
従来品に比べると、耐摩耗性能が4%、耐偏摩耗性能が16%向上されたことで、より長く使える低燃費タイヤになりました。また、使用可能な車種も幅広いので、多くの車に対応する製品になっています。
BluEarth-GT AE51 / ヨコハマタイヤ
出典:楽天市場
基本情報
タイヤサイズ |
14,15,16,17,18,19,20インチ |
メーカー推奨ボディタイプ |
軽自動車
セダン
クーペ
コンパクトカー
|
引用:ヨコハマタイヤ
BluEarth-GT AE51は、優れた安定性を誇るタイヤです。専用設計された構造によって総合的な性能が向上され、高速走行時やレーンチェンジ時にもふらつきの少ない走行を実現します。
また、濡れた路面でのグリップ力を示すウェットグリップ性能では、一般社団法人 日本自動車タイヤ協会のラベリング制度で全サイズ最高ランクのaを獲得し、滑りやすい雨の日でも安心です。
PROXES Sport / トーヨータイヤ
出典:楽天市場
基本情報
タイヤサイズ |
17,18,19,20インチ |
メーカー推奨ボディタイプ |
セダン
スポーティー
|
引用:トーヨータイヤ
PROXES Sportは、トーヨータイヤで「ウルトラ・ハイパフォーマンスタイヤ」に位置付けられているタイヤです。ウェットグリップ性能を高める「ハイグリップキャップコンパウンド」、操縦安定性を高める「バレルルーフリブ」などのテクノロジーにより、スポーティーで安定した走行を実現しています。
また、トーヨータイヤの独自技術「ナノバランステクノロジー」によって開発されたゴム材料が採用され、ウェットグリップ性能と低燃費性能を高次元で両立しているのも特徴です。
AZENIS FK510 / ファルケン
出典:楽天市場
基本情報
タイヤサイズ |
17,18,19,20,21,22インチ |
メーカー推奨ボディタイプ |
セダン
スポーツ
ミニバン
|
引用:ファルケン
AZENIS FK510は、住友ゴムが運営するファルケンのフラッグシップモデルです。
非対称のトレッドパターンによって高速走行における優れた操縦安定性が実現されたほか、シリカを高充填したコンパウンドでウェットグリップ性能を高め、晴れの日でも雨の日でも安定した走りを叶えるタイヤになっています。
国産メーカーのタイヤを安く買う方法
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国産メーカーのタイヤを購入しようとお考えの方にとって、ネックの1つとなるのはタイヤの価格ではないでしょうか?
安く購入できるアジアンタイヤなどに比べて、日本製のタイヤ価格は高い傾向があります。この記事でご紹介した4つのメーカーのタイヤだと1本で2~3万円する製品もあるので、車1台分購入するとなると金銭的に負担が大きいですよね。
そこで、国産メーカーのタイヤを安く購入したいという方は、インターネットでの購入を検討してみましょう。インターネットでは街のお店よりもタイヤが安く売られていることが多く、タイヤ4本だと数万円も安く購入できる可能性があります。
「同じ製品なのに値段が数万円も違うのはおかしい」と、不安に感じる方もいるかもしれませんが、決して粗悪品や非正規品だから安いというわけではありません。インターネットのお店は運営コストが安く抑えられるなど、街のお店よりも販売価格を下げられる条件が揃っています。きちんと信頼できる販売店を選べば、インターネットでも街のお店で売られているのと変わらない製品を購入できるので安心してくださいね。
こちらの記事では、タイヤを安く購入する方法をご紹介しています。インターネットでタイヤを購入するときの注意点についても解説していますので、ぜひ併せて読んでみてください。
関連記事:タイヤが一番安いのはどこの店?タイヤにかかる費用を数万円おさえるコツを解説
お得にタイヤの購入・交換をするなら楽天Carタイヤ交換!
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この記事では、国産のタイヤメーカーについて解説しました。決して海外メーカーの製品が劣っているわけではありませんが、日本のタイヤメーカー4社はいずれも世界的に評価されており、どこのタイヤを選んでも安心感があります。国産のタイヤが欲しいという方は、ぜひ本記事を参考にタイヤを探してみてください。
しかし、国産メーカーのタイヤは価格が高い傾向にあるので、購入時の金銭的な負担が気になりますよね。安くタイヤを購入したいのであれば、タイヤが安く販売されているインターネットショッピングを活用しましょう。ただ、中にはタイヤ交換が自分でできないことを理由に、インターネットでタイヤを購入する選択肢がないとお考えの方もいるのではないでしょうか?
そこで、インターネットでタイヤを安く購入し、タイヤ交換はプロに依頼したいなら「楽天Carタイヤ交換」がおすすめです。
楽天Carタイヤ交換は、楽天市場の対象店舗でのタイヤの購入と実店舗でのタイヤ交換をセットで行えるサービスで、実店舗でのタイヤの購入・交換よりも費用を抑えてタイヤの購入・交換をすることができます。自分でタイヤ交換ができないという人でも安心して利用することができる上に、購入金額に応じて楽天ポイントも進呈されるので、とてもお得です。
近くの店舗の検索やタイヤ交換の予約も簡単にできる上に、購入したタイヤは、タイヤ交換を行う店舗まで直接送られるので、自宅で受け取ったり店舗まで運搬したりといった手間もかかりません。
ぜひ一度「楽天Carタイヤ交換」をチェックして、お近くの店舗を探してみてくださいね。
楽天Carタイヤ交換
参考サイト
ブリヂストンデータ 2022(参照日:2022-10-11)
https://www.bridgestone.co.jp/corporate/library/data_book/pdf/BSDATA2022.pdf
沿革 | 株式会社ブリヂストン(参考:2022-10-11)
https://www.bridgestone.co.jp/corporate/history/index.html
ブリヂストンの独自技術 | タイヤを知る(乗用車用)(参照日:2022-10-11)
https://tire.bridgestone.co.jp/about/knowledge/technologies/
沿革 | 住友ゴム工業(参照日:2022-10-11)
https://www.srigroup.co.jp/corporate/history.html
ダンロップが選ばれる3つの理由とは | ダンロップブランドについて(参照日:2022-10-11)
https://tyre.dunlop.co.jp/brand/point/
沿革 横浜ゴム株式会社/THE YOKOHAMA RUBBER CO., LTD.(参照日:2022-10-11)
https://www.y-yokohama.com/profile/history/
ヨコハマタイヤの強み_雨の日に強い - 横浜ゴム(参照日:2022-10-11)
https://www.y-yokohama.com/product/tire/wet-a/
ヨコハマタイヤの強み_優れた運動性能 - 横浜ゴム(参照日:2022-10-11)
https://www.y-yokohama.com/product/tire/strength/performance/
沿革|企業情報|TOYO TIRES(トーヨータイヤ)企業サイト(参照日:2022-10-11)
https://www.toyotires.co.jp/corporate/history/
事業情報|企業情報|TOYO TIRES(トーヨータイヤ)企業サイト(参照日:2022-10-11)
https://www.toyotires.co.jp/corporate/business_unit/tire/
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