2021-09-01
【徹底解説】ハッチバックとはどういう意味?おすすめの車や燃費などを解説
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ハッチバックとはどんな車のことか知っていますか?「セダンやクーペなどいろいろな種類があってややこしい」と感じているかもしれませんね。この記事では、知っておきたいハッチバックの意味やメリット、おすすめ車種をご紹介します!
「ハッチバック」と呼ばれる車の種類をご存知ですか?ハッチバックとは、車のバックドアにある特徴を持った車のことを指しますが、「車にはいろいろな種類があるから違いがよくわからない…」と感じている人も少なくないでしょう。
そこで本記事では、ハッチバックについて詳しく解説します。どのような車をハッチバックと呼ぶのかという言葉の意味はもちろん、ハッチバックのメリットやデメリット、おすすめの車種もご紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。
ハッチバックとは?
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ハッチバックとは、跳ね上げ式のバックドアがある車のことです。そもそも、一般的な車の乗降ドアと言えば、「スイングドア」と呼ばれる開き戸タイプのものや、平行に開く「スライドドア」を思い浮かべますよね。こういったドアに対し、「ハッチ型ドア」とは船や飛行機のハッチのような、跳ね上げ式のドアのことです。ハッチバックの「バック」はバックドア(背面ドア)のことなので、このハッチ型ドアがバックドア(背面ドア)に使われている車をハッチバックと呼ぶようになりました。
バックドアを開けると車室に繋がった荷物スペースがあります。タクシーなどでお馴染みのセダンなどは車室空間とは完全に分断されたトランクルームがありますが、ハッチバックは独立したトランクルームを持たず、車室内後部に荷物スペースがあるという点も特徴です。
また、車を分類する概念の1つに、セグメントと呼ばれるものがあります。これは、ボディサイズや価格などによって車を分類する考え方ですが、ハッチバックと言った場合A~Cセグメントの車でバックドアを持つ車を指すことが一般的です。
セグメントでの分類は定義が曖昧ですが、大まかに分けるとAセグメント(軽自動車程度)、Bセグメント(コンパクトカー程度)、Cセグメント(大きめのコンパクトカー程度)がハッチバックの車種としてラインナップしています。
ハッチバックのメリット
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では、ハッチバックタイプの車のメリットを見ていきましょう。ハッチバックの車は独立したトランクルームを持つ車とは違った使い勝手が特徴で、荷物の積み込みやすさなどの利点があります。
大きい荷物や大容量の荷物も積み込める
ハッチバックのメリットの1つは、荷物置き場を広く確保できるという点です。独立したトランクルームを持つ車では、トランクルームの大きさは決まっているので、それよりも広いスペースを確保することは不可能です。後部座席に荷物を置くことはできても、大きな荷物や長さのある荷物のために空間を広げることはできません。
しかし、ハッチバックの車であれば、室内と荷物置き場が繋がった1つの空間に存在します。乗員数を減らせば大容量の荷物を収納できることはもちろん、長い荷物を積むことも可能です。
荷物の出し入れがしやすい
タクシーでよくあるような独立したトランクルームは、トランクルーム上部が開き、上から荷物を出し入れすることになりますよね。このようなトランクルームの場合、重い荷物を持ち上げて積み込まなければならないので、腰に負担がかかってしまったり、力のない人では荷物の積み込みが困難だったりすることも多いです。
しかし、ハッチバックなら車後方が広く開く形になるので、重い荷物や大きな荷物の出し入れもしやすくなります。
スペースを広く使うことができる
内と荷物置き場がつながっているということは、荷物スペースを広く確保できるというだけでなく、室内スペースを広く使えるというメリットもあります。
ハッチバックの車は後部座席をフルフラットにできるものも多いので、車中泊をしたり、車の中で長時間過ごさなければならなかったりする場合にも最適です。
ハッチバックのデメリット
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もちろん、ハッチバックの車にはメリットだけでなくデメリットもあります。ここでは、ハッチバックのデメリットをご紹介します。
バックドアを開けるためのスペースを確保する必要がある
車種にもよりますが、ハッチバックタイプのドアは、開くときに車体後方のスペースが必要となるものが多いです。そのため、車を停車したすぐ後方に壁がある場所などでは、バックドアが開けられないというケースもあります。
静粛性に劣る
ハッチバックは人が乗り込むスペースと荷物スペースが区切られていません。トランクルームが独立していて、空間が完全に分断されているタイプの車に比べると、振動や音が遮断されず室内に入り込みやすい傾向があります。そのため、走行中の静粛性能はやや劣るという点がデメリットの1つです。
大人数で乗車すると荷物スペースが狭くなる
ハッチバックのメリットの1つとして、後部座席を使用しない場合は大容量の荷物を積み込むことができると解説しました。しかし反対に、後部座席も使って最大数の乗員が乗り込む場合、荷物スペースが狭くなってしまうという点がデメリットです。
独立したトランクルームを持っている車の場合、乗員数に関わらず常に一定の荷物置き場を確保することができますが、ハッチバックの場合は乗員数によって荷物スペースの広さが変動することを頭に入れておかなければなりません。
おすすめのハッチバック車5選
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では、ハッチバックのおすすめ車種を5つご紹介します。同じハッチバックでも、デザインやサイズなど車種によって異なるので、自分に合った1台を見つけてください。
シビック
引用:シビックハッチバック
乗車定員 |
5名
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メーカー希望小売価格
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2,948,000円(税込)
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サイズ
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全長4,520mm 全幅1,800mm 全高1,435mm
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重量
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1,330-1,380kg
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(2021年7月時点の金額)
引用:シビックハッチバック主要諸元表
シビックは1972年の発売以来、長年人気を集めるホンダの看板車種の1つです。もともと、小型自動車に分類される車種でしたが、2005年に発売された8代目シビックからはサイズが大きくなり、普通自動車に分類されています。ハッチバックやセダンが中心ですが、代によってはクーペやステーションワゴンなどさまざまなボディタイプで展開されているのも特徴です。
ヤリス
引用:ヤリス
乗車定員 |
5名
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メーカー希望小売価格
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1,395,000〜2,522,000円(税込)
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サイズ
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全長3,940mm 全幅1,695mm 全高1,500mm
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重量
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940 - 1,180kg
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(2021年7月時点の金額)
引用:ヤリス主要諸元表
ヤリスは登場以来人気を誇るトヨタの車種の1つです。国内では、2019年まで「ヴィッツ」という名称で販売されており、こちらの名前に馴染みがある人が多いでしょう。現在では、かつて国外での名称であった「ヤリス」に統一されています。バックドアは広くゆとりのある開口幅で荷物の出し入れが非常にしやすく、可倒式シートでフレキシブルな使い方ができる1台です。
カローラ
引用:カローラスポーツ
乗車定員 |
5名
|
メーカー希望小売価格
|
2,169,000~2,841,000円(税込)
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サイズ
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全長4,375mm 全幅1,790mm 全高1,460mm
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重量
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1,300~1,400kg
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(2021年7月時点の金額)
引用:カローラスポーツ主要諸元表
1966年に登場したトヨタのカローラは、かつて33年連続で国内販売台数1位を獲得したこともあるなど絶大な人気を誇るトヨタの看板車種の1つです。カローラと言えば、居室とトランクルームが分断されたセダンタイプの車というイメージがありますが、ハッチバックモデルの「カローラスポーツ」も販売されています。従来のカローラよりもスポーティーでスタイリッシュなデザインだと若年層にも人気です。
フィット
引用:フィット
乗車定員 |
5名
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メーカー希望小売価格
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1,557,600~2,866,600円(税込)
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サイズ
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全長3,996~4,090mm 全幅1,695~1,725mm 全高1,515~1,570mm
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重量
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1,070-1,280kg
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(2021年7月時点の金額)
引用:フィット主要諸元表
ハッチバック型のコンパクトカーの定番車種と言えば、ホンダから販売されているフィットです。もともと、燃費性能の良さには定評のあったフィットですが、最新型のフィットは燃費性能がさらに向上しており、環境に良い車のエコカーとして認定されているので自動車税および自動車重量税において軽減または免税の対象になります。ハッチバックの使いやすさだけでなく、環境性能を重視して選びたい人にもおすすめの車種です。
ノート
引用:ノート
乗車定員 |
5名
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メーカー希望小売価格
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2,029,500~2,504,700円(税込)
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サイズ
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全長4,045mm 全幅1,695mm 全高1,505~1,520mm
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重量
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1,190~1,340kg
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(2021年7月時点の金額)
引用:ノート主要装備一覧・諸元表
日産ノートは2005年から販売されているハッチバックタイプの車種です。フルモデルチェンジによって、現在はe-POWERと呼ばれるハイブリットモデルのみに限定されています。自動車税や自動車重量税の減税または免税の対象となる環境性能の良さはもちろんですが、静粛性能の高さやスムーズな走行感でも評価が高く、純ガソリンエンジンの車にはない魅力を実感できる1台です。
どれくらいかかる?車の維持費
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車を購入する前には、どのような車種にしようかということはもちろん、どのくらい維持費がかかるのかも気になりますよね。もちろん、車の購入は大きな出費になりますが、車両代金だけでなく日々のガソリン代や毎月の駐車場代など、所有しているだけでも支払わなければならない費用が数多くあります。
ここでは、1年間にかかる維持費の目安を見てみましょう。
|
軽自動車 |
コンパクトカー |
普通車(Lクラスミニバン) |
車検料金(1年換算) |
25,000円 |
30,000円 |
35,000円 |
点検費用 |
15,000円 |
18,000円 |
20,000円 |
部品交換費用 |
30,000円 |
35,000円 |
40,000円 |
自動車税 |
10,800円 |
30,500円 |
43,500円 |
重量税 |
3,300円 |
12,300円 |
16,400円 |
自賠責保険料 |
9,865円 |
10,005円 |
10,005円 |
自動車任意保険料 |
80,000円 |
85,000円 |
90,000円 |
駐車場代 |
144,000円 |
144,000円 |
144,000円 |
燃料代 |
80,000円 |
100,000円 |
140,000円 |
合計 |
397,965円 |
464,805円 |
538,905円 |
( 2021年7月22日現在)
引用:JA共済 / 総務省 / 国土交通省 / 国土交通省
車の利用状況などによっても金額が大きく異なりますが、1年間で数十万円もの維持費がかかることがおわかりいただけるでしょう。車を購入する場合、車両の購入代金だけでなくその後の維持費も念頭に置いて考えなければなりません。
また、この金額を見て「もっと安く維持費を抑えたい」と考える人が多いのではないでしょうか?車種などの条件によって決められている税金や自賠責保険料など、節約することができない項目もありますが、工夫次第で車の維持費を大きく抑えることは十分可能です。特に、大きな金額となる車検や任意保険は、条件によって数万円の差ができることも少なくないので、維持費を安く抑えたいという人は一度見直しをしてみましょう。
維持費についてはこちらの記事で詳しく解説していますので、ぜひ併せてご覧ください。
関連記事:車の維持費はどれくらいかかる?内訳や節約する方法について解説します!
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この記事では、ハッチバックについて解説しました。人が乗り込むスペースと荷物を積み込むスペースが分かれていないハッチバックは、状況に合わせて空間を広く使えるため、大容量の荷物を積み込むことが多いという人などに最適です。
また、併せて車の維持費の目安もご紹介しましたが、車のボディタイプに関わらず年間の維持費は数十万円になることが多いでしょう。車を所有している限り維持費をなくすことはできませんが、「車の維持費を少しでも安く抑えたい」と考える人は多いのではないでしょうか?
税金など安くすることができないものもありますが、車検費用や任意保険料、駐車場代など、工夫次第で節約が可能な出費もあります。特に、車検は1回あたりの金額が大きいため、安く受けられる業者を探すことで数万円もの節約効果が期待できるでしょう。
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参考サイト
ハッチバックとは? メリット・デメリットやおすすめモデルを解説!(参照日:2021-07-22)
https://www.webcartop.jp/2021/03/662303/
セグメントの意味・車をBやCに分類する方法を知ろう(参照日:2021-07-22)
https://cobby.jp/segment-car.html
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