2023-02-21
車を当て逃げされた後で気づいた時の対処方法は?判断が難しい場合についても解説
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「車を当て逃げされた!後で気づいた時の対処方法はある?」そんな疑問をお持ちの方必見!
軽微な傷がつく程度の当て逃げは、その場でなかなか気づきにくいものです。本記事では、当て逃げに後から気づいた場合の対処法について解説します。
車に身に覚えのない傷やへこみを発見したら、「もしかして当て逃げされたのかもしれない」と不安に感じる人も多いのではないでしょうか。
軽微な傷の場合、加害者のドライバーも「このくらい大丈夫かな」と思って立ち去ったり、ぶつけたことに気づかないままその場を後にしてしまったりする場合があります。当て逃げされた後だと、被害者のドライバーも傷がついていることに気づきにくいため、発見が遅くなってしまう場合がほとんどです。
そこで本記事では、車を当て逃げされた後で気づいた時の対処方法について解説します。保険を使って修理するうえでのメリット・デメリットも詳しくお伝えするので、ぜひ参考にしてください。
当て逃げが発生しやすい場所はどこ?
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当て逃げとは、車同士がぶつかる物損事故を起こした場合に、加害者が警察に連絡せずにその場から立ち去ることを指します。多くの当て逃げは、下記の場所で起こりやすいとされています。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
駐車場
ショッピングモールやスーパーなどの駐車場は、頻繁に車が行き交ううえに、ドライバーが車から離れる時間が長いため、当て逃げ事故の起こりやすい場所とされています。
停車している際に、横の車のドアをぶつけられる「ドアパンチ」が代表的で、「ドアを少しぶつけたくらいだから」と加害者がその場を立ち去ってしまいやすいのが特徴です。ドアに小さな線傷やへこみが入る程度なので、ドライバーも当て逃げされた後で気づくことが多く、頻繁に起こりやすい当て逃げ事故と言えます。
また、停車中にバックで入庫しようとする車に衝突されてしまう「逆突事故」も駐車場内で起こりやすい事故のひとつです。加害者側の車の後方をぶつけるため、気づかないままその場を後にしてしまい、知らず知らずのうちに当て逃げ事故に発展してしまう場合があります。
せまい路地
道路の路肩やせまい路地に停車・駐車している場合、通り抜けていく車との距離が近くなるため、車同士が衝突したり擦れたりしやすくなります。加害者がその場を後にしてしまうことで当て逃げ事故へと発展します。
停車中に前方・後方から追突されると、車のバンパーやミラーにへこみや傷が入ります。走行している車が衝突してくるため、徐行であったとしても目立つ傷やへこみが入りやすく、当て逃げされた後すぐに気づきやすい事故とも言えます。
車を当て逃げされた後で気づいたら警察へ連絡しよう
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身に覚えのない傷がついていることに気づき、当て逃げ事故だと感じたら、すぐに警察へ連絡しましょう。なぜ警察への連絡が必要なのか、詳しく解説します。
警察への連絡はなぜ必要
たとえ車についていた傷が軽微な傷であっても、車同士の接触は交通事故にあたるため、警察への連絡が必要です。道路交通法第72条の規定により、交通事故が発生した場合、ドライバーは警察へ連絡を入れ、必要なら負傷者を救護する義務が課せられます。事故の被害者であっても、警察に連絡を入れなければ報告義務違反になるため、当て逃げを発見したら必ず警察に通報をしましょう。
また、事故の証明に必要な「交通事故証明書」は、警察へ届けていることが大前提です。警察に連絡を入れずに交通事故証明書を発行してもらわずにいると、当て逃げされた証明ができず、加入している保険会社から保険金が支払われない場合があるため、注意が必要です。
加えて、もし加害者が出頭してきた場合に、警察に記録を残しておくことで連絡が入るようになり、その後の処理がスムーズになります。たとえ軽微な傷であっても、身に覚えのない傷が入っていたら警察へ連絡するようにしましょう。
いつ当て逃げされたのか分からない場合はどうしたらいい?
当て逃げされた後しばらく経ってから傷を発見したというように、いつ当て逃げされたのか分からない場合も多いでしょう。少しでも当て逃げの証拠を集められるよう、下記の2点を確認してみてください。
ドライブレコーダーを搭載している場合、当て逃げの現場が映っていれば貴重な証拠となります。ドライブレコーダーの映像は時間が経つと消えてしまったり、自動的に上書きされたりするものが多いため、当て逃げのタイミングが映っているのであれば、しっかり保存しておきましょう。
また、ぶつけられたタイミングが分からなくとも、駐車場や街角などおおまかな場所が分かっているのであれば、防犯カメラの映像を確認させてもらえるよう、管理者に依頼するのもひとつの方法です。当て逃げの映像が防犯カメラに映っていれば、こちらも貴重な証拠となります。
もしこのような証拠となる映像がない場合も、警察に連絡を入れるようにしましょう。加害者を見つけることは難しくなるかもしれませんが、交通事故証明書をもらうことで保険の請求がスムーズに行えるようになります。
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