2022-06-17
車の点検にかかる費用はどれくらい?法定点検を安く受ける4つの方法も紹介
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「車の点検にかかる費用はどれくらい?」とお考えではありませんか?車を使用していると12ヵ月点検や車検を受けることになりますが、費用にお悩みの方も多いでしょう。本記事では、点検料金の目安や費用を安くする方法をご紹介します!
車の点検にかかる費用を知りたいと思っていませんか?車を所有していると、税金や保険料、ガソリン代などさまざまな維持費が必要ですが、定期的な点検にもお金がかかります。維持費全体では非常に大きな金額になるので、経済的に負担を感じている人も少なくないでしょう。そのため、「点検にかかる費用を把握しておきたい」「点検にかかる費用を安くする方法が知りたい」のように思いますよね。
そこで本記事では、車の点検にかかる費用について解説します。どのくらいの金額がかかるのかはもちろん、安く抑える方法も併せてご紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。
車の点検にはどんな費用がかかる?
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一口に車の点検といっても、いくつかの種類があり、それぞれ必要な費用は異なります。まず、ここでは実施しなければならない車の点検について確認していきましょう。
道路運送車両法で、車の使用者が実施しなければならないと定められているのは、日常点検整備(第47条の2)および定期点検整備(第48条)という2種類の点検です。
この内、定期点検整備は車の種類や用途によって受けなければならない時期が決まっており、自家用乗用車および自家用軽自動車の場合は、1年ごとに受けなければならない「12ヵ月点検」と2年ごとに受けなければならない「24ヵ月点検」の2つがあります。
また、点検ではありませんが、車検にかかる費用が気になるという方もいるでしょう。車検と24ヵ月点検は同時に行われることが一般的です。そのため、車検業者で車検を依頼する場合、通常は24ヵ月点検の費用も車検代金に含まれています。
このことを踏まえ、車の点検にかかる費用をまとめてみましょう。車を使用しているとかかる主な点検費用は次の3つです。
- 日常点検にかかる費用
- 法定12ヵ月点検にかかる費用
- 車検(24ヵ月点検を含む)にかかる費用
もちろん、車に何らかの不具合があったり、心配な症状が見られたりする場合、定期的な点検以外で業者に点検を依頼することもあります。しかし、そういった特別なケースを除いては、上記の3つの費用を想定して予算を考えておけば良いでしょう。
車の日常点検にかかる費用
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まずは日常点検にかかる費用を見ていきましょう。日常点検はユーザーが自ら実施できる比較的簡単な点検で、12ヵ月点検や車検のように業者に頼むわけではないので、基本的に費用はかかりません。
一部の点検項目に関してはガソリンスタンドなどで依頼できることもありますが、多くの店舗ではサービスとして無料で実施しており、一部をプロに依頼しても費用がかからないことがほとんどです。
ただし、日常点検で確認すべき点検項目の1つにタイヤの空気圧があります。
この項目も、ガソリンスタンドやカー用品店に備えてある設備を利用すれば無料で点検できますが、自宅で点検をしたい場合はエアゲージと空気入れ、またはこの2つが一体になった道具の購入が必要です。それでも、エアゲージと空気入れが一体になった道具は1,000~6,000円ほどあれば購入できる上に、一度購入すれば長期間使用できるので、この費用を考慮しても日常点検にはほとんどお金がかからないと言えるでしょう。
しかし、これはあくまでも点検にかかる費用のことです。点検をして異常が見つかれば、整備工場などの業者で改めて点検を依頼したり、整備してもらったりしなければなりません。この場合は別途点検・整備にお金がかかることになります。
車の法定12ヵ月点検にかかる費用
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続いて、定期点検整備の1つである12ヵ月点検にかかる費用について確認していきましょう。12ヵ月点検は名前の通り12ヵ月(1年)ごとに受けなければならない定期点検整備で、道路運送車両法の第48条に定められています。
では、各業者で12ヵ月点検を依頼するときの費用の目安をご覧ください。
12ヵ月点検費用の目安
ディーラー |
11,000~21,000円 |
車検専門店 |
6,000~15,000円 |
カー用品店 |
8,000~18,000円 |
ガソリンスタンド |
7,000~17,000円 |
整備工場 |
6,000~15,000円 |
※部品代などの整備費用を含まず
この点検費用には、部品代といった整備費用を含んでいないため、点検時に消耗品の交換などが必要になった場合、別途部品代や作業工賃がかかります。整備費用は車の状態によって大きく変わりますが、上記の点検費用と合わせて少なくとも3万円くらいの予算で考えておくと良いでしょう。
12ヵ月点検については、こちらの記事で解説しています。点検を受ける時期や点検項目などより詳しく知りたいという方はぜひ併せて読んでみてくださいね。
関連記事:12ヶ月点検は必要?知っておきたい費用や時間・点検項目について詳しく解説
車検・24ヵ月点検にかかる費用
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24ヵ月点検は、名前の通り24ヵ月(2年)ごとに受けることが義務付けられている点検整備です。12ヵ月点検では27項目の点検を行いますが、24ヵ月点検では12ヵ月点検の27項目を含む57項目の点検を行います。
前述した通り、24ヵ月点検は車検と同時に依頼することが一般的です。通常、各車検業者が設定している車検料金には24ヵ月点検の費用が含まれています。
車検費用の目安(24ヵ月点検料を含む)
|
軽自動車 |
普通自動車 |
ディーラー |
69,200円~ |
78,610円~ |
車検専門店 |
43,410円~ |
58,610円~ |
ガソリンスタンド |
41,410円~ |
52,610円~ |
整備工場 |
61,410円~ |
78,610円~ |
※部品代などの整備費用を含まず
12ヵ月点検同様、この金額には整備費用を含んでいないため、整備が必要になる場合は別途料金がかかります。
前項でご紹介した12ヵ月点検の費用に比べて、車検費用はとても高額です。依頼する業者や車の種類によっては、車検費用が10万円を超えることも珍しくありません。24ヵ月点検の点検料を含む車検基本料金が12ヵ月点検費用よりも高いことに加え、車検時には重量税や自賠責保険料も併せて支払うため、どうしても総額が大幅に高くなってしまうのです。
車検費用の内訳や車両重量別の料金の目安についてはこちらの記事で解説していますので、ぜひ併せてご覧ください。
関連記事:車検の料金表で費用の目安を確認!安く受けられる業者はどこ?
車の点検費用を安くする4つの方法
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車の点検にかかる費用をご紹介しましたが、支払いを負担に感じる方も多いのではないでしょうか?ほとんど費用がかからない日常点検に対し、12ヵ月点検および車検・24ヵ月点検は1回あたりの金額が大きいです。
特に、車検と24ヵ月点検では、整備費用も加わると10万円を超えることも珍しくありません。そこで、ここでは定期点検整備や車検の費用を安く抑える4つの方法をご紹介します。
1.点検費用が安い業者に依頼する
先ほど、12ヵ月点検や車検にかかる費用をご紹介しましたが、料金設定は業者によって大きく異なります。例えば、比較的料金が高い傾向があるディーラーに対し、ガソリンスタンドや車検専門店は料金が安いことが多いです。
そこで、点検を受ける際は複数の業者を比較し、安いところで依頼することで費用を抑えることができます。特に、24ヵ月点検を含む車検料金の場合、業者によって数万円の差があることは珍しくないので、節約効果も非常に大きいです。
しかし、複数の業者に問い合わせて料金を比較するのは大変ですよね。中には、業者探しの手間を嫌って、仕方なく料金が高い業者で依頼しているという人もいるのではないでしょうか?
車検の場合、「楽天Car車検」を利用すれば、簡単にお近くの車検業者を絞り込んで料金を比較することができます。安い業者を見つけたいという人はぜひ利用してみてくださいね。
2.日頃から点検・メンテナンスをする
この記事でご紹介した点検費用は、いずれも部品代などの整備費用を含んでいません。点検時に部品の交換・補充などの整備が必要だと判断されると、部品代や作業工賃が別途必要になります。普段車の点検やメンテナンスをしていない場合、点検時に整備が必要な箇所が多数見つかり、最終的な費用が高額になってしまうということは珍しくありません。
そこで、日常的に車の点検やメンテナンスを心がければ、点検の費用を安く抑えることができます。もちろん、その分メンテナンス実施時に費用がかかることになりますが、自分で作業をしたり、料金が安い他の業者で依頼したりすることができ、点検や車検時に依頼するよりも安くできることが多いです。
日常的な車のメンテナンス方法はこちらの記事で解説していますので、ぜひ参考にしてくださいね。
関連記事:車の日常的なメンテナンスは重要!車検費用が安くなることも
3.不要な有料サービスを断る
車の点検や車検を受けると、有料サービスを勧められることがあります。断りにくいと感じてたくさんの有料サービスをお願いしてしまうと、最終的な費用が高くなってしまうので要注意です。
例えば、点検時に洗車や室内清掃といったサービスを併せて提供している業者は多いですが、一部の業者では有料で実施しています。
もちろん、普段洗車や室内の清掃をしていないのであれば、点検時に依頼する価値があるかもしれません。しかし、日頃から定期的に洗車をしていたり、こまめに室内を掃除していたりするのであれば、わざわざ点検時に実施する必要はないでしょう。
直接勧められると断りにくいという人もいるかもしれませんが、費用を抑えるためには不要なサービスをはっきり断ることも大切です。
4.点検費用が安い車に乗り換える
車の点検を依頼できる業者はたくさんありますが、12ヵ月点検の料金および、24ヵ月点検費用を含む車検料金は、車の種類によって異なるところがほとんどです。一般的に、軽自動車の点検料金は安く、ミニバンなどの大きな車の点検料金は高く設定されている傾向があります。
また、車検の場合、車検料金と併せて重量税や自賠責保険料といった法定費用を支払わなければなりませんが、重量税もミニバンなどの大きな車に比べて車両重量の軽い軽自動車やコンパクトカーの方が安いです。さらに、燃費性能の良いエコカーなら重量税の免税または減税の対象にもなるので、そういった車を選べばより費用が安くなります。
もちろん、点検費用を安くするためだけに新しく車を購入するのは現実的ではないでしょう。むしろ、車を新しく購入する車両代金を考えると、点検費用を安くするために、まだまだ乗れるはずの車を乗り換えてしまうと、かえって高くついてしまいます。
誰もがすぐに実行できる方法ではありませんが、乗り換えを検討する時期には点検費用などの維持費も考慮に入れて車を選びましょう。
車検を受けるなら楽天Car車検がおすすめ!
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この記事では、車の点検にかかる費用について解説しました。車を使用している人にとって、車の点検は欠かすことのできないものです。どのくらいの費用がかかるかを把握して、点検を受ける時期になって焦らないようにしておきましょう。
しかし、車にはガソリン代や保険料など他にも多くの維持費もかかるので、定期点検整備や車検の費用はできるだけ安く抑えたいと考える人が多いのではないでしょうか?特に、車検は1回あたりの料金が高額なので、少しでも安く済ませたいですよね。
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参考サイト
点検整備の種類 | 自動車 - 国土交通省(参照日:2022-06-12)
https://www.mlit.go.jp/jidosha/jidosha/tenkenseibi/tenken/t1/t1-2/
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