2023-04-26
車の深い傷の消し方は?DIYで直せる目安や手順、費用などを解説!
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「車の深い傷を消したい」とお悩みではありませんか?深い傷がついてしまったら、きれいに直せるのかどうかはもちろん、費用なども気になりますよね。この記事では車の傷消しについて詳しく解説しますので、適切な方法で対処しましょう。
車の深い傷の消し方をお探しではありませんか?どれだけ気を付けて運転していても、車に傷がついてしまうことがあります。中には、深い傷ができてしまってお困りの方もいるのではないでしょうか?しかし、傷が深いと「きれいに直せないのではないか」「費用が高額になるのではないか」と心配してしまいますよね。
そこで本記事では、車についてしまった深い傷の対処法について詳しく解説します。DIYで直せる傷の見極め方や必要な道具、業者に依頼する場合の料金の目安などをお伝えしますので、お困りの方はぜひ参考にしてくださいね。
車にできた深い傷は消した方が良い?
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車に深い傷がついても、運転に支障が出るような不具合などではないので、修理をしなくてもいいのではないかと考える方もいるのではないでしょうか?車の傷は見た目に影響があるだけのように思えるかもしれませんが、実は放置しているとボディの劣化にも繋がる可能性があります。
車の塗装は、下塗り→中塗り→上塗り→クリア塗装というように通常4層になっており、カラーリングに加えてボディを保護する役割を担っています。ボディには金属が使われているので、塗装がないと空気中の酸素や水分などによってサビが発生してしまうのです。
傷で塗装が一部でも剥がれると、そこから水分が入り込むなどしてボディのサビの原因になります。傷の程度が浅くても時間をかけてサビが進行してしまう可能性がありますが、もちろん深い傷だとその分サビが発生するリスクは高いです。
最初はただの傷であったとしても、放置したことによってボディパーツの交換が必要になるほど腐食が広がってしまうことがあります。また、運よく大きなトラブルにはならなくても、傷がついていることによって売却や下取り時の査定額が下がってしまうことがあるので、車を手放すときに損をしてしまうかもしれません。
そのため、車に深い傷がついた場合はできるだけ速やかに対処することをおすすめします。費用の面で見ても、ボディに腐食が広がってからだと修理料金が高くなることが多いので、早めに直してしまった方が良いでしょう。
車の深い傷は自分で消せる?
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車の修理を業者に依頼するとお金がかかるので、できれば自分で対処したいとお考えの方もいるのではないでしょうか?しかし、深い傷がついてしまった場合は専門業者に依頼することをおすすめします。
各パーツの故障や不具合に比べ、傷消しは簡単に思えるかもしれませんが、どんな傷でも自分で直すことができるわけではありません。程度によってはDIYで対処するのが難しいので、まずは自分で直せるかどうかを見極めましょう。
自分で消せる傷とは、塗装面にのみついている傷です。反対に、塗装を超えて車の素地にまで達している場合、自分で直さず業者に修理を依頼すべきです。素地にまで達している深い傷はきれいに直すのが難しいことに加え、適切な処置をしないとボディのサビや腐食に繋がる可能性があります。
また、素地にまでは達していなくても、範囲が広いときれいに直すのが困難で、明らかに傷消しをしたとわかってしまうような仕上がりになることも珍しくありません。範囲が広い傷できれいな仕上がりを希望される場合にも、プロに修理を依頼しましょう。
車の傷消しをDIYでする方法
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ここでは、先ほどご紹介した条件に当てはまる場合で、自分で車の傷消しを行う際の具体的な方法を確認していきましょう。車についた傷を消すには、次のような方法が考えられます。
- コンパウンドを使う方法
- タッチペンを使う方法
- パテを使う方法
それぞれの方法ごとに必要なものや手順を解説しますので、DIYで車の傷消しをしたい方は参考にしてくださいね。
コンパウンドを使う方法
コンパウンドは車の傷消しに使う研磨剤のことです。厳密に言うと、車の傷を消すのではなく、周囲を削ることで傷を目立たなくさせています。
コンパウンドで消すことができるのは、水で濡らすと見えなくなる程度のごく薄い傷です。はっきり見えるような傷には向いていないのでご注意ください。
【必要なもの】
- コンパウンド(粗さの異なるもの2~3種類)
- コンパウンド用の布またはスポンジ(コンパウンドと同数)
- コンパウンドを拭き取るための布
- 水洗い後の拭き上げ用の布
【手順】
- 車を水洗いし、乾いた布で水分が残らないようにしっかりと拭き上げる
- 乾いた布またはスポンジに粒子が粗めのコンパウンドを付けて傷周辺を磨く
- 別の布またはスポンジに粒子が細かめのコンパウンドを付けて傷周辺を磨く
- 研磨跡が気になる場合はさらに細かいコンパウンドを使用して磨く
- 傷と研磨の跡が目立たなくなったら、きれいな布でコンパウンドを拭き取る
基本的に、コンパウンドを使った方法では、上記のように粒子の粗いものから細かいものの順に使用します。車の傷消し用に粗さの異なる数種類がセットになった製品も販売されているので、コンパウンドをお持ちでない場合はセットで購入するのがおすすめです。
コンパウンドを使用した傷消しの方法では、粒子の粗すぎるコンパウンドを使用すると、研磨によって逆にボディが傷ついてしまう可能性があるので十分に注意しましょう。
最初に使用するコンパウンドに迷う方には、細かいコンパウンドから使用し、傷が消せない場合に少しずつ粗めのコンパウンドに変えていくという方法もあります。その場合、傷が目立たなくなったら再び少しずつ細かいコンパウンドに変えていき、最も細かいコンパウンドで仕上げてください。
コンパウンドのより詳しい使い方や注意点については、こちらの記事で詳しく解説しています。DIYで傷消しをするのが初めての方や、作業に不安がある方はぜひ併せて読んでみてくださいね。
関連記事:【車のキズ修理】コンパウンドとは?使い方や注意点などを解説
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