2023-04-26
車の深い傷の消し方は?DIYで直せる目安や手順、費用などを解説!
画像出典:photoAC
「車の深い傷を消したい」とお悩みではありませんか?深い傷がついてしまったら、きれいに直せるのかどうかはもちろん、費用なども気になりますよね。この記事では車の傷消しについて詳しく解説しますので、適切な方法で対処しましょう。
タッチペンを使う方法
遠目にもはっきりと見えるような線傷には、タッチペンを使った傷消しが有効です。タッチペンはペン型の塗料で、傷の中を埋めるように塗装することで傷を目立たなくすることができます。
【必要なもの】
- タッチペン(車と同じカラーのもの)
- 耐水ペーパー
- 脱脂剤
- 水洗い後の拭き上げ用の布
- 脱脂剤拭き取り用の布
- 養生用マスキングテープ
【手順】
- 車を水洗いし、乾いた布で水分が残らないようにしっかり拭き上げる
- 傷消しを行う部分以外をマスキングテープで養生する
- 脱脂剤を傷周辺に付けてボディの脂分を取り除き、布で拭き取る
- 傷の中に点を打つようにしてタッチペンで塗装する
- タッチペンで塗装した部分を乾燥させる
- 傷が埋まるまで4と5を繰り返す
- 傷が埋まって塗装が完全に乾燥したら養生マスキングテープを剥がす
- 耐水サンドペーパーで塗装部分が平らになるように磨く
タッチペンは各車に対応したカラーの製品が販売されているので、購入前には車の「カラーナンバー」を確認しましょう。カラーナンバーは、エンジンルーム内や運転席シート近くにあることが多い形式表示プレートに、「1C0」のような表記で記載されています。
例えば、白は白でも色味の異なる複数の白があるので、カラーナンバーの異なるタッチペンを使うとかえってその部分だけ目立ってしまうこともあるので要注意です。
また、きれいな仕上がりにするためには、一気に傷を埋めてしまわずに塗装と乾燥を繰り返しながら少しずつ作業を進めましょう。タッチペンをスプレーのように噴射して薄く塗ることができる道具もあるので、より仕上がりをきれいにしたい場合はタッチペンとセットで使用するのもおすすめです。
こちらの記事では、タッチペンを使用した傷消しで失敗しないためのコツを解説しています。タッチペンで傷消しをされる方は、作業前にぜひ読んでみてくださいね。
関連記事:車のタッチペン修理で失敗しない3つコツ|失敗した時の対処方法も解説
パテを使う方法
はっきり見える傷の中でも、深さがある傷の場合はパテを使って傷消しをする方法があります。パテは傷やへこみを埋めるようにして直す補修材です。
【必要なもの】
- パテ(傷やへこみの状態や場所に合わせたもの)
- 耐水ペーパー
- 脱脂剤
- 水洗い後の拭き上げ用の布
- 脱脂剤の拭き取り用の布
【手順】
- 車を水洗いし、乾いた布で水分が残らないようにしっかり拭き上げる
- 傷周辺を耐水ペーパーで研磨し、傷と周囲の段差を滑らかにする
- 脱脂剤を傷周辺に付けてボディの脂分を取り除き、布で拭き取る
- パテの準備をする
- 傷の中心部分は厚め、周辺は薄くなるようにパテを塗る
- パテを十分に乾燥させる
- パテの表面を細かめの耐水ペーパーで研磨する
- 段差や気泡が気になる場合は薄づけパテで補修する
- 脱脂剤を傷周辺に付けてボディの脂分を取り除く
パテには、「厚づけパテ」「薄づけパテ」のように傷の深さに合わせたパテや、「バンパー用パテ」「マフラーパテ」のように使用箇所に応じたパテが販売されています。傷の程度や傷の場所に合わせて適切なパテを選びましょう。
また、パテの使用範囲が広くなると、表面を均一にするのが難しくなります。いかにも自分で直したとわかる仕上がりになってしまうこともあるので、見た目を重視する方はプロに依頼するのがおすすめです。
車の深い傷の修理は業者に依頼しよう
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車の素地にまで達している深い傷の場合、DIYの傷消しで対処するのはおすすめできません。一見傷が目立たなくなったとしても、然るべき修理ができていなければ後からボディの腐食などのトラブルに繋がることがあります。
また、自分で傷消しができる程度の軽い傷であっても、プロに依頼するとやはり仕上がりがきれいなので、仕上がりを重視したい場合にも業者に依頼する価値があると言えるでしょう。
ここでは、自分で消せない深い傷の修理を依頼できる業者と、修理費用の目安について解説します。
修理を依頼できる業者
車についた深い傷の修理は次のような業者で依頼することができます。
- ディーラー
- ガソリンスタンド
- カー用品店
- 修理工場(板金塗装工場や自動車整備工場)
車の故障などの修理では、業者によって対応してもらえないこともありますが、傷消し程度の修理であればほとんどの業者で受け入れてもらえる可能性が高いです。ただし、傷だけでなく大きなへこみなど他の損傷も伴っている場合にはこの限りではないので、お近くの業者に問い合わせて対応の可否を確認しましょう。
費用面では、ディーラーは少し料金が高めに設定されている傾向がありますが、業者によって異なるので一概に言うことはできません。安いところを探したい場合、複数の業者で見積もりを取って比較しましょう。
こちらの記事では、車の修理を依頼することができる業者について、それぞれのメリット・デメリットなどの特徴を解説していますので、ぜひ併せてご覧ください。
関連記事:車の修理どこへ行けばいいの?状況別におすすめの依頼先を紹介
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