2021-05-01
車の汚れには8つの種類がある?落とし方も徹底解説!
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車の汚れは、気づいたときには溜まっているものですよね。ただ、一概に汚れといっても様々な種類があり、汚れにあった落とし方でないときちんと落とせないことが多いです。そこで、種類ごとの汚れの原因や対処法、洗車のやり方について解説します。
愛車は常にきれいに保ちたいものですが、運転していればもちろん、屋外に駐車しているだけでも汚れは蓄積していきますよね。しかし、いざ汚れをきれいにしようと思っても、汚れにあった落とし方がわからず、なかなか汚れを落とせない方が多いのではないでしょうか。そこで今回は、車につく汚れの種類やその落とし方を解説します。車の汚れをなるべく減らす方法についても最後に解説しているので、ぜひ最後までお読みください。
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車の汚れにはどんなものがある?
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車の汚れの種類は、大きく分けて以下の8つです。
車の汚れ1:花粉
車の汚れ2:黄砂
車の汚れ3:油膜
車の汚れ4:ホイール汚れ
車の汚れ5:ピッチタール
車の汚れ6:塩害
車の汚れ7:鉄粉
車の汚れ8:シミ・筋汚れ(白筋・黒筋)
1.花粉
春先を中心に秋にかけて多い汚れが花粉です。花粉は、雨で濡れるとペクチンという粘着質の成分を分泌するため、濡れタオルでこする程度では落とすことが難しいです。その上、ペクチンは塗装を侵食してしまうため、花粉がついたまま放っておくとシミの原因にもなります。また、花粉症の人にとっては、車が花粉で汚れてしまうと、車に近づくだけで花粉症の症状が出てしまうこともあり、見た目以外にも実害を及ぼすことがあります。
そんな花粉を落とすために有効なのは、約50度のお湯をかけることです。ペクチンは熱に弱い性質を持っており、熱湯をかけることで除去することが簡単になります。また、ガラスコーティングを車に施工することで、花粉がこびりつきにくくなるため、より簡単に花粉が落としやすくなります。コーティングについてもっと詳しく知りたい場合には、以下の記事で詳しく解説しているので参考にしてみてください。
関連記事→カーコーティングとは?具体的な効果・長持ちさせるコツを徹底解説!
2.黄砂
黄砂は、主に中国やモンゴルなどの砂漠地帯で巻き上げられた砂が偏西風で飛来してきたもので、春先によく発生します。砂よりも泥に近く、雨に濡れると粘土質になって車にこびりつきます。さらに、雨に溶けてミネラル分を多く含んだ水になるため、蒸発すると水シミの原因にもなってしまいます。また、長石や石英などの固い鉱石成分を含んでいるため、無理に取ろうとこすったりすると、摩擦でボディに傷が入る恐れがあります。
黄砂を落とす際には、カーシャンプーや鉄粉除去用粘土の使用が効果的です。カーシャンプーを使用する場合は、摩擦による傷を防ぐため、しっかりと泡だててから洗車するようにしましょう。また、コーティングを施工することで、黄砂の付着を防いで洗車が楽になるほか、摩擦による傷付きからも塗装を守ることができます。
3.油膜
油膜は、大気中の排気ガスや、ワックス・グリースなどが雨で溶け出すことが原因でガラスに発生する油と水の膜です。フロントガラスに油膜が発生すると、雨天時の運転中に雨がフロントガラス全体に広がって視界を遮ってしまったり、夜間の運転中に対向車のライトのような光を乱反射させてしまうため、非常に危険です。油膜を取る際には、軽い油膜であれば家庭にあるものを活用することができます。烏龍茶や薄めた台所用洗剤をタオルに染み込ませてこすれば軽い油膜は取れます。ホームセンターやカー用品店などで売っている油膜除去シートを使うこともできます。
また、激しい油膜の場合はコンパウンド(研磨剤)の入った油膜除去剤を使用することになりますが、強くこすってしまうとガラスに傷が入ってしまいます。そのため、リスクを考えると業者に依頼することがオススメです。料金の例としてキーパーコーティングでは、フロントのみの油膜取りが1,540円~1,850円(参考価格)となっています。施工時間は15分ほどと短時間で油膜とお別れできますよ。また、フロントガラスに撥水効果のあるコーティングを施工することで油膜を予防することにもつながります。
4.ホイール汚れ
ホイール部分には、走行中にゴミや泥などが飛び散ります。また、自動車のブレーキは摩擦によって減速しているため、ブレーキをかけた際にブレーキダストと呼ばれるブレーキパッド素材の微細な粒が飛び散り、ホイール部分に付着します。このブレーキダストは非常に取れにくいのが難点です。取りにくくなる理由は、以下の2つです。
・摩擦熱で高温になったブレーキダストが、付着してから短時間で一気に冷えて固まる
・ブレーキダストに含まれている金属が、付着してから錆びついてしまう
このようなホイール汚れを除去するには、ブレーキダストクリーナーや鉄粉除去剤などが有効です。また、ホイールにコーティングを施工することによってこれらの汚れの付着防止が見込めます。
5.ピッチタール
ピッチタールは、アスファルトの破片が飛び散って付着したものです。舗装してから時間の経ってない道路や、日差しで焼けた道都などを走行した際に付着しやすいのが特徴で、車体の下部に多く付着します。塗装の表面にぴったりと張り付いた状態になるため、落としてしまえば綺麗になります。ピッチタールの落とし方としては、専用クリーナーで溶かして落とすことが有効です。こすってしまうと傷になる恐れがあるので注意しましょう。
6.塩害
車はいくら塗装されているとはいえ金属なので、少しの傷からでも塩分が付着すれば錆びてしまう恐れがあります。これが塩害なのですが、塩害と聞いておそらく多くの人が海の近くを運転した際の潮風を想像するのではないでしょうか。実は、塩害は潮風だけではなく、冬にも注意が必要です。というのも、雪が降ると雪道には融雪剤(凍結防止剤)が散布されており、融雪剤には塩害の原因となる塩化ナトリウムや塩化カルシウムなどの成分が含まれているんです。そのため、海の近くで潮風を浴びた時や雪道を走った時には注意が必要です。
塩害への対策に一番有効なのは洗車です。潮風を浴びたり雪道を走った後にはこまめに洗車をするようにしましょう。また、コーティングを施工しておくことでボディへの塩分の直接の付着は避けられますし、洗車の際にも簡単に洗い流すことができます。
7.鉄粉
鉄粉は、文字通り細かい金属のかけらです。ブレーキダストはもちろん、幹線道路や線路沿いでは大気中に飛散しており、塗装の表面に食い込む形で付着します。表面がザラザラしてしまう上、サビの原因となることもあります。そんな鉄粉の除去方法としては、鉄粉除去用粘土や鉄粉除去剤の使用が効果的です。ゴシゴシとこすってしまうと、金属タワシでボディをこするのと同じで、傷の原因になるので注意しましょう。
8.シミ・筋汚れ(白筋・黒筋)
白や黒のスジ状の汚れやシミの原因の多くは水によるものです。スジ状の汚れは水性もしくは油性の水垢です。水性の水垢は埃やチリなどの汚れがボディに堆積したのちに雨が降り、雨水と一緒に流れ落ちたそれらが、雨水が蒸発した後に残されることによって発生します。油性の水垢の場合は、グリースやオイルが雨水の排水と共に流れ出したり、ワックスやコーティングが溶け出したりして発生します。これらの水垢は、カーシャンプーや薄めた台所用中性洗剤で落とすことが可能です。
また、シミには以下の2種類が存在します。
イオンデポジット
ウォータースポット
イオンデポジットは、ボディやガラスにつくウロコ状の汚れのことです。これは、表面に付着した水滴が蒸発した際に、水中に含まれるイオンやミネラルなどの様々な成分だけが残されて発生します。イオンデポジットは、イオンデポジット除去剤などで落とすことができます。また、ガラスの場合は酢を使っても落とすことができます。ただし、酢は酸性が強いため、塗装を痛める恐れがあります。酢を使う際にはガラス面以外には付着しないように注意しましょう。
ウォータースポットは、水滴がレンズのような働きをして太陽光を集め、その熱で塗装が焼かれた状態です。塗装の色が褪せるだけでなく、ひどい場合はその部分だけ凹んだような状態になってしまいます。ウォータースポットも除去剤を使用することで落とせます。
車の汚れをなるべく減らす方法とは?
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汚れを少しでも減らすには、以下の2つの方法があります。
車の汚れを減らす方法1:洗車頻度を増やす
車の汚れを減らす方法2:コーティングを施工する
それぞれについて解説します。
1.洗車頻度を増やす
洗車頻度を増やすことで、以下のようなメリットがあります。
車を綺麗な状態に保てる
汚れの定着を防ぎ、洗車が楽になる
そこで、洗車の方法について解説していきましょう。まずは洗車に必要な道具ですが、最低限以下のものが必要です。
シャワー付きホース
カーシャンプー
スポンジ
拭き取りクロス(布)
バケツ
また、洗車の手順は以下の通りです。
ホイール周りを洗う
全体に大量の水をかける
上から下に洗車をする
水分を拭き上げる
最初にホイール周りを洗うことで以下の2つの効果があります。
ホイールやタイヤの油分・汚れがボディに飛び散ることを防げる
ボディを洗い流す時に一緒にブレーキダストを洗い流せる
その後、車全体に大量の水をかけることによって汚れを洗い流すとともに、車体を冷やして塗装を固め、洗車の際に傷が入りにくくします。その後、泡立てたシャンプーを使用して上から下に洗車を進めていきます。この時、スポンジもいいですがマイクロファイバークロスを使用することで、より傷がつきにくくなります。その後、泡を丁寧に洗い流します。シャンプーの泡が残っていると、シミの原因になるので注意しましょう。洗い流し終わったらクロスで全体を丁寧に拭き上げていきます。自然乾燥してしまうと、イオンデポジットの原因となるので迅速かつ丁寧に行いましょう。
洗車の基本的な流れについて解説しましたが、洗車時に注意すべきコツが他にもたくさんあります。より詳しい洗車の手順・洗車の注意点などについて知りたい方は、以下を参考にしてみてくださいね。
関連記事→これで洗車は完璧!手洗い洗車のやり方・コツ・注意点を徹底解説!
自分で洗車をする手順を解説しましたが、やってみても取れない激しい汚れがついている場合もあります。その場合は、無理矢理こすると傷の原因になりますし、強力なクリーナーのような薬品を使用すると塗装が痛む恐れがあります。そのため、洗車をしてみても取れない汚れがあった場合、あるいは取れなさそうな汚れがある場合にはプロに任せることがオススメです。洗車をプロに任せるメリットについては、以下の記事で詳しく解説しているので参考にしてみてください。
関連記事→洗車はプロにお願いすべき?自分で行なった場合との違いを徹底解説!
2.車の汚れ防止にはコーティングがオススメ
汚れの定着を防ぐためには、洗車だけでなくコーティングの施工もすることがオススメです。コーティングをすると、以下の3つの効果があります。
汚れが定着しにくく、洗車が楽になる
汚れが直接塗装に触れることを防げる
ガラスコーティングなら、傷も防げる
コーティングは水を弾くため、汚れが定着しにくく、汚れを水洗いで簡単に落としやすくなり、洗車の際の手間が減ります。また、塗装の表面をコーティング被膜で覆うため、塗装に汚れが直接付かず、塗装の細かい傷から錆びるようなダメージを防ぐことが可能です。さらに、ガラスコーティングであれば硬質なガラス製の被膜で塗装を保護するため、塗装面に傷がつくことも防げます。
なお、コーティングの施工業者が多くてどこにしたらいいのかわからない...という人にはキーパーコーティングがオススメです。品質も良くコスパ抜群です。キーパーコーティングについて詳しく知りたい人は、以下の記事で詳しく解説しているので参考にしてみてくださいね。
関連記事→キーパーコーティングの効果や価格とは?3つのおすすめプランも解説
車の汚れはプロに任せよう
さて、ここまで車の汚れの種類やその原因・落とし方・汚れを減らす方法について解説してきました。ただ、車の汚れは種類によって対処法が違ったり、自分での洗車に失敗して傷や汚れが増えてしまったり、手間やリスクが付いて回ります。そのため、プロに任せることがおすすめです。プロに任せることで手間をかけずに汚れを落とすことができます。近場でキーパーコーティングの施工や手洗い洗車をプロに依頼するのであれば、楽天Carの洗車・コーティング予約サービスがオススメです。ネット上で近くの施工可能な店舗を検索・予約できるほか、利用金額に応じて楽天ポイントが貯まるというお得な特典もついています。簡単に予約できるので是非使ってみてください。
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参考サイト
花粉のシミ取り:あらゆる「車の美しさ」を実現するキーパーコーティングと洗車の専門店 キーパーラボ 2019.7.23
http://www.keeperlabo.jp/service/problem/4.html
花粉で車が汚れる…。どうすれば? | カーケアセンター 2019.7.23
https://carcare-center.co.jp/2018/02/13/花粉で車が汚れる%E3%80%82どうすれば?/
KeePer技研 スタッフブログ 【技術情報】「花粉のシミは熱で取れる」と「やってはいけない危険な方法」 2019.07.23
http://blog.sensya.com/keepre/index.php?ID=2957&ym=2014.02
厄介な黄砂は洗車で落とす!効果的な洗車方法とコツを解説 | みんなの廃車情報ナビ 2019.7.23
https://carnext.jp/magazine/article/kosa-car-wash/
フロントガラスの油膜の原因と取り方・除去方法|車検や修理の情報満載グーピット(GooPit) 2019.7.23
https://www.goo-net.com/pit/magazine/2802.html
油膜取り | 車のあらゆる汚れを解決する | 商品・メニュー | 「キレイを、長く!」のカーコーティング 2019.7.23
http://www.keepercoating.jp/lineup/problem/problem06.html
油膜取り:あらゆる「車の美しさ」を実現するキーパーコーティングと洗車の専門店 キーパーラボ 2019.7.23
http://www.keeperlabo.jp/service/problem/5.html
ブレーキダストでホイールの汚れが酷い!良い対策法はない? | みんなの廃車情報ナビ 2019.7.23
https://carnext.jp/magazine/article/brake_dust_measures/
【ピッチ・タール】のメカニズムと落とし方|エバーグレイス/洗車用品とコーティングの専門ショップ 2019.7.23
https://www.evergrace-jp.com/carcare/detail.php?carcare_id=18
9割の人が気にしている車の汚れ 春の洗車3つの原則 - ウェザーニュース 2019.7.23
https://weathernews.jp/s/topics/201904/190285/
車で海に行く時に気をつけたい塩害によるサビ対策|中古車なら【グーネット】 2019.7.23
https://www.goo-net.com/magazine/106275.html
車の鉄粉の除去方法!これぞプロと思われる知識を大公開! | 車の綺麗を求めて 2019.7.23
https://car-kirei.com/2018/05/02/car-ironpowder/
車の水垢の原因は?おすすめの落とし方&簡単に落ちる裏技も徹底解説|【初心者必見】編集部が語る自動車購入ノウハウ【MOTA】2019.7.23
https://autoc-one.jp/knowhow/5002019/
車のボディについたシミや斑点汚れを落とすポイント | ジャバPRO SHOP 2019.7.23
https://www.java-style.com/2439/
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