2021-12-06
車のローンの審査基準は?ローンが通らない原因と落ちた時の3つの対処法
画像出典:photoAC
車のローンを組もうと考えていると、審査に通るか不安になりますよね。年収が関係することはよく知られていますが、他にも多くの基準があります。車のローンの審査基準や落ちた際の対処法を解説しますので、しっかりと理解しましょう!
「車のローンにはどんな審査基準があるのだろう?」「落ちてしまったらどうすれば良いの?」と、車を購入しようと考えているといろいろな心配事がありますよね。ローンは頻繁に契約するものではないからこそ、審査が不安になるのも当然でしょう。
そこで本記事では、車のローンの審査について詳しく解説します。審査基準や気を付けておくべき点はもちろん、落ちてしまった場合の対処方法もご紹介しますので、車の購入を検討している方はぜひ参考にしてくださいね。
ローンの審査基準は主に3つ
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ローンに申し込みをしても必ず契約できるわけではなく、まずは銀行やローン会社で審査が行われます。ローンの審査は、申込者に返済能力があるかどうかを見極めるために行われるもので、この審査に通った人だけがローンの契約をすることができるのです。
ローンの審査では、次のような情報が確認されます。
- 借入状況
- 信用情報
- 申込時の個人情報
ここでは、それぞれの審査基準について詳しく解説します。
借入状況
住宅ローンや教育ローンなど、車の購入時以外にもローンを利用することがありますよね。新たに車のローンを組む際、審査では他にローンがあるかどうかや、いくら借り入れているかなどを確認されます。
もちろん、「〇つ以上ローンを組んでいたら新たにローンを契約できない」「〇〇万円以上の借入はできない」のように、一定の基準があるわけではありません。後述するように、ローンの申し込み時には年収を含む個人情報を提出します。その個人情報と現在の借入状況を照らし合わせて、その人に新たなローンの返済能力があるかどうかを判断されるのです。
信用情報
ローンの審査では、過去のローンの返済状況などを記録した信用情報も確認されます。
これまでローンを組んだことがないという人は、「ローンを組むのが初めてだから、信用情報はまだないのでは?」と思う人がいるかもしれませんが、信用情報は住宅ローンや自動車ローンに関する情報だけではありません。
そもそも信用情報とはクレジットカードや各種ローン、分割払いでの買い物などの契約に関して、どんな契約をしたか、支払いは滞りなく行われていたかといった情報のことを言います。つまり、ローンを組むのが初めてであっても、クレジットカードを持っている人や、これまでに分割払いで買い物をした経験がある人には必ず何らかの信用情報があるということです。
もちろん、「たった1回クレジットカードの支払いが遅れた」程度ですぐにローンが組めなくなるわけではありませんが、信用情報に支払いの遅延などの事実が記録されているとローンの審査で不利になります。
申込時の個人情報
現在の借入状況や信用情報に加え、申込時に申告した個人情報も審査の対象となります。特に審査に大きく関係しているのは次のような項目です。
- 年齢
返済期間が数十年と長くなる住宅ローンとは違い、車のローンは3~5年程度と短い期間であることが多いので、住宅ローンほど年齢が厳しくチェックされるわけではありません。しかし、一般的に契約時の年齢の下限は18~20歳、上限は65~70歳くらいで設定されていることが多く、年齢によってはローンを組めないことがあります。
- 年収
年収と借入額から、毎月の返済が可能かどうかを判断されます。金融機関によって異なりますが、年間返済額の上限は年収の30~35%と言われており、これより多い借入の申し込みはできない可能性が高いです。
- 職業・勤務先
安定した収入が必要なローンでは、職業も重要な審査項目です。上場企業の正社員や公務員といった安定した職業に就いていると審査に通りやすいのに対し、パートやアルバイト、フリーランスなどの人は審査では不利になる傾向があります。
- 勤続年数
ローンは数年に渡って返済を行うため、勤続年数も確認されています。一般的に、ローンに通るための目安は最低でも勤続1年以上と言われており、それ以下の場合は注意が必要です。例えば、転職して10ヵ月という人は2ヵ月待ってからローンに申し込むことを検討するのも良いでしょう。
これらの個人情報はローンの審査に大きく影響しますが、ローンを組みたいからといって虚偽の申告をしてはいけません。金融機関も、申込者の勤務先に電話をかけて在籍確認をするなどの調査を行うため、虚偽の申告はいつか必ず発覚します。
虚偽の申告をしたことが発覚すると、そのローンを組めないことはもちろん、将来別のローンやクレジットカードを契約するときの審査にも影響してしまいます。また、最悪の場合は金融機関から訴えられることもあります。審査に不利な要素がある人は不安になるかもしれませんが、虚偽の申告は絶対にやめましょう。
ローン審査が通らない原因は?
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車のローンにおける審査基準を3つご紹介しましたが、実際にはどういった理由で審査に落ちてしまうのでしょうか?
- 返済比率が高すぎる
返済比率とは、年収に対する年間のローン返済金額の割合のことです。前述の通り、一般的に返済比率の上限は30~35%とされており、これを超える割合だと十分な返済能力がないと判断されてしまう可能性があります。返済比率が30~35%を超える場合には、返済期間を長くしたり、頭金を多めに支払ったりして年間返済額を下げる工夫をしましょう。
- 信用情報に問題がある
過去に何度もクレジットカードやローンの支払いを滞らせてしまったことがある人は、ローンの審査に通らない可能性が高くなります。自分の信用情報はCIC、JICC、全国銀行個人信用情報センターという3つの機関で確認することができるので、心配な人は事前に確認しておくと良いでしょう。
- 収入が安定していないと判断される
前述した返済比率の上限を超えない借入額であっても、勤続年数が1年に満たない人や、パートやアルバイト、フリーランスの人は収入が安定していないと判断されてしまうことがあります。
主な原因は上記の通りですが、実際に審査に通らなかった原因が申込者に明かされるわけではないので、再審査を申し込みたいと考えている人は、自分で原因を考えなければなりません。
しかし、明らかに年収に対する借入額が多すぎる場合には、借入額を少なくするなどして対処することもできますが、そうでないケースでは対処が難しくなります。例えば、信用情報に問題があっても、悪い信用情報を自分で消すことはできません。パートやアルバイト、フリーランスの人が車のローンのために転職をするのも現実的ではないでしょう。
そこで、次の項で審査に落ちたときの対処方法をいくつかご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
車のローン審査に落ちた時の3つの対処方法
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ローンに落ちてしまっても、車の購入を諦める必要はありません。どうしてもローンを組む必要がある場合には、借入額を減らして再審査を申し込んだり、通りやすいローンに変えたりするという方法があります。また、新車の購入ではなく、中古車の購入やカーリースの利用を検討するということも考えられるでしょう。
ここでは、ローンの審査に落ちたときの対処方法を3つそれぞれ解説します。
審査の通りやすいローンを利用する
ローンの審査基準は、申し込むローンによってさまざまです。一度ローンに落ちてしまっても、別のローンなら審査に通る可能性があります。
車のローンの場合、考えられるのは自動車販売店で申し込むディーラーローンと、銀行で申し込む銀行系自動車ローンの2種類です。この2つの内、審査が厳しいのは銀行系自動車ローンで、ディーラーローンよりも通りにくい傾向があります。そこで、ローンに落ちてしまったら、比較的通りやすいディーラーローンに申し込むことを考えましょう。
ただし、ディーラーローンの金利は3~10%、銀行系自動車ローンの金利は1~2%程度と、ディーラーローンの方が高い傾向にあることに注意しなければなりません。車の価格は高いので、金利の違いで支払い総額が数十万円高くなってしまうこともあります。ディーラーローンを利用する場合は、金利のことも念頭に置いて支払い計画を立てるようにしてください。
購入ではなくカーリースやカーシェアを利用する
生活スタイルや車の利用状況によっては、車の購入ではなくカーリースやカーシェアの利用を検討することも考えられるでしょう。
カーリースとは、月額料金を支払って一定の期間車を利用することができるサービスです。走行距離の上限などの制約はありますが、レンタカーやカーシェアとは違って契約期間ずっと手元に車を置いておくことができるため、マイカーのようにいつでも自由に車を使うことができます。
カーリースの審査は車のローンの審査よりも通りやすい傾向にあるため、ローンに落ちた人でもカーリースを検討する価値があるでしょう。ただし、支払い総額はマイカーの購入よりも高くなってしまうことがあるため注意が必要です。
カーシェアとは、街の駐車場などに置いてあるカーシェア用の車を利用することができるサービスのことを言います。分単位で車を使うことができ、利用した時間の分だけ支払いを行うというシステムです。マイカーと違って自分で税金を払ったり、車検に出したりする必要がないので、車の利用頻度が少ない人はマイカーの購入より安くつく可能性があります。
ただし、カーシェアは事前に予約が必要であり、他の利用者で予約が埋まっていると車が使えません。また、毎回車を借りる場所まで行かなければならず、同じ場所に車を返却しなければならないという点でも、マイカーとは使い勝手が大きく異なることに注意が必要です。「車の利用頻度が少ない」「事前にいつ車に乗るかわかっていることが多い」などの条件に当てはまる場合はカーシェアも検討してみましょう。
中古車を購入する
ローンの借入額を減らすためには、車の車両金額を安くすることが有効ですが、購入する車種は変えたくないという人も多いでしょう。そこでおすすめなのは、中古車の購入を検討するという方法です。
中古車の金額は車の状態や走行距離などによってさまざまですが、新車より安くなることは確かです。新車の価格ではローンに落ちてしまっても、中古車にして借入額を減らせばローンに通る可能性は高くなります。
「何となく中古車には抵抗がある」という人もいるかもしれませんが、近年は中古車市場が拡大しており、状態の良い中古車が非常に多く出回っています。走行距離や傷の有無などを事前によく確認しておけば、納得のいく中古車に出会える可能性は高いでしょう。
中古車を購入するなら楽天Carがおすすめ!
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この記事では、車のローンの審査について解説しました。
ローンに申し込むときは審査に通るかどうか不安になってしまいますが、もし審査に落ちてしまっても、借入額を少なくして再審査を申し込んだり、審査に通りやすいローンを選んだりするなどの対処方法があるので安心してくださいね。
また、新車の購入だと借入額が多くなりすぎてしまうという場合、中古車の購入を検討するのがおすすめです。同じ車種でも購入費用を抑えることができるので、ローンも組みやすくなります。
しかし、「中古車の購入には不安がある」という人もいるかもしれません。そこで、安心してお得に中古車を購入したい場合は、「楽天Car」がおすすめです。
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参考サイト
住宅ローンの返済比率(返済負担率)の目安は? 無理なく返せる額を計算(参照日:2021-11-04)
https://suumo.jp/article/oyakudachi/oyaku/sumai_nyumon/money/jyutakuloan_hensaihiritsu/
信用情報早わかり!(参照日:2021-11-04)
https://www.cic.co.jp/confidence/glance.html
マイカーローンで審査が甘いのはどこ?審査通過で重要視されるポイントを解説(参照日:2021-11-04)
https://cardloan.a-tm.co.jp/mycarloan-screening/#i
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