2021-10-22
中古車カーリースは購入するよりもお得?どっちがおすすめか徹底比較
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「中古車カーリースについて詳しく知りたい」「購入とどちらがお得になるの?」と考えていませんか?この記事では、中古車カーリースのメリット・デメリットや、購入と比較した費用の違いを解説しますので、ぜひ参考にしてくださいね。
中古車カーリースについて詳しく知りたいと思っていませんか?「購入するよりも安そう」というイメージがあるかもしれませんが、一概に購入より安いと言えるわけではありません。カーリースにも購入にもさまざまなメリット、デメリットがあるので、自分に合った方法を選ばないと大きく損をしてしまうこともあるので注意が必要です。
そこで本記事では、中古車カーリースの特徴をお伝えした後、購入との徹底比較を行います。費用や利用条件などから考えて、どちらを利用すべきか解説しますので、ぜひ参考にしてくださいね。
中古車カーリースとは?
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中古車カーリースとは、名前の通り中古車限定のカーリースのことを言います。
そもそもカーリースとは、契約期間中一定の月額料金を払って車を利用することができるサービスです。レンタカーやカーシェアリングとは異なり、年単位で利用し、契約期間中はマイカーのようにずっと車を手元に置いておくことができます。また、月額料金には自賠責保険料や税金といった必須の費用が含まれており、ユーザーが別途支払いを行う必要がないというのも特徴です。
一般的に、カーリースというと新車を利用するものが多く、利用者は自由に好きな車種を選んで利用することができます。これに対し、今回解説する中古車カーリースは、中古車を利用することができるサービスなので、費用が安くなるなどの点が魅力と言えるでしょう。
次の項では、メリットやデメリットを詳しくご紹介しますので、どのような特徴があるのかを見ていきましょう。
中古車カーリースのメリット
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まず、中古車カーリースに限らず、カーリースのメリットには次のようなものがあります。
- 頭金不要で初期費用が抑えられる
- 月額料金(自賠責保険料や税金類を含む)での支払いになり、月々の支出が均一になる
- 会計処理が簡単になる
車を購入するときとの違いは、頭金が必要ないことや、税金や自賠責保険料込みの月額料金で月々の維持費を均一化できるという点です。数十万円のまとまった金額を最初に用意できない人でも車を持つことができるのが、大きな魅力と言えるでしょう。
また、個人事業主や法人の場合、事業に使用する車ならカーリースを利用することで会計処理が楽になるというのもメリットです。
では、ここからは中古車カーリース特有のメリットを解説します。
料金が安くなる
当然ながら、新車カーリースよりも中古車カーリースの方が料金は安いです。中古車の車両価格は、走行距離や状態によってピンからキリまであるため、利用する車によって料金も異なりますが、やはり新車と比較すると安く利用することができます。少しでもコストを抑えたいと考えている人には大きなメリットであると言えるでしょう。
すぐに利用開始できることが多い
新車カーリースでは、利用者が乗りたい車種や付けたいオプションなどを選んだあと、カーリース会社が購入して利用者のもとに納車されます。そのため、すぐに購入できない車種などの場合、申し込みをしてから利用を開始するまでに時間がかかってしまうことも珍しくありません。
それに対し、中古車カーリースなら会社が既に用意している中から車を選ぶため、無駄な待ち時間がなくすぐに利用開始できることがほとんどです。
数ヵ月などの短期でも利用できる
新車カーリースの契約期間は一般的に1年以上となっており、年単位での契約となります。しかし、中古車の場合は、1ヵ月からのプランが用意されていることも多く、数ヵ月単位での利用が可能です。1年以上の長期利用だけでなく、1年以下の短い期間で利用したい人も契約することができます。
中古車カーリースのデメリット
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カーリース全体に言えるデメリットには次のような点が挙げられます。
- 途中解約には違約金が発生する
- 支払い総額が購入よりも高くなる可能性
- 追加料金(残金の支払い、故障時の支払い)がある可能性も
- さまざまな制約(カスタマイズ不可、走行距離の上限など)がある
カーリースでは、車の所有者はあくまでもカーリース会社です。そのため、返却時には原状回復が原則で、勝手にカスタマイズすることができなかったり、故障などに対しては別途料金を請求されたりするといった制約があります。契約期間満了までの解約では違約金の支払い義務があることや、走行距離に上限を定められているという点から見ても、マイカーのような自由度はありません。
ここでは、さらに中古車カーリースを利用する上で知っておきたいデメリットをご紹介します。
利用できる車は新車ではない
中古車カーリースは、その名の通り中古車を利用することができるサービスです。もちろん、会社側は然るべき清掃や点検、整備を行っており、十分安心して使用できる状態にはなっていますが、新車と比較してコンディションが良いとは言えません。
また、清掃済みであっても知らない人が使っていた車を利用することに抵抗がある人もいるでしょう。そもそも中古車に拒否感がある人には、中古車カーリースはおすすめできません。
車を自由に選べない
新車カーリースの場合、ごく一部の例外を除いて、ほとんどのメーカーから好きな車種を選ぶことができます。カラーやグレード、搭載するオプションも自由に選択が可能です。
それに対し、中古車カーリースでは、会社が所有しているラインナップから契約する車を選ぶことになります。好きな車種がない可能性はもちろん、カラーバリエーションやグレード、オプション設備も希望するものがあるかどうかはわかりません。利用できれば車種は何でも良いという人には問題ありませんが、こだわりがある人にとっては、大きなデメリットと言えるでしょう。
長期利用ができない
中古車カーリースのメリットとして、数ヵ月の短期間から利用できるという点を挙げました。反対に、中古車カーリースは最長利用期間が新車カーリースよりも短いという注意点があります。
新車カーリースの契約期間は1年からですが、最長で10年前後利用できるプランのある会社も多いです。契約年数が長くなればなるほど、1ヵ月あたりの料金が安くなるので、費用を抑えたいという場合には長期契約が1つの方法となります。中古車カーリースの最長契約期間は新車カーリースよりも短くなるため、長期利用を考えている人には不向きです。
カーリースと中古車購入はどちらがいいの?
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カーリースと中古車購入のどちらが良いのかを知るために、それぞれの特徴を比較してみましょう。
|
メリット |
デメリット |
新車カーリース |
・新車を利用できる
・好きな車を選ぶことができる
・初期費用が抑えられる
・月々の出費が一定になる
・事業で使用する場合、会計処理が楽になる
|
・費用が高い
・走行距離に制限がある
・カスタマイズできない
・納車までに時間がかかることも
・契約期間中の解約は違約金が発生する
・傷、汚れ、故障があると追加料金が発生する
|
中古車カーリース |
・新車カーリースより費用が安い
・数ヵ月の短期間の利用も可能
・すぐに使用開始できる
・初期費用が抑えられる
・月々の出費が一定になる
・事業で使用する場合、会計処理が楽になる
|
・選べる車が限定される
・新車ではない
・走行距離に制限がある
・カスタマイズできない
・契約期間中の解約は違約金が発生する
・傷、汚れ、故障があると追加料金が発生する
|
中古車購入 |
・費用総額はカーリースより安くなることも多い
・走行距離の制限がない
・カスタマイズが自由にできる
・すぐに使用開始できる
・期間を決めずに使用できる
・使用しなくなったら売却可能
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・新車ではない
・購入、売却の手続きに手間がかかる
・事業に使用する場合、固定資産としての会計処理が必要
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カーリースも中古車購入もそれぞれメリットとデメリットがあります。どのように利用したいかなどを総合的に考えて、自分に合ったものを選びましょう。
カーリースと中古車購入の費用比較
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では、実際に中古車カーリースと中古車購入における費用の目安を比較してみましょう。今回は、どちらも3年落ちの日産ノートを4年間利用したと想定して、購入代金や税金などの総額をシミュレーションしています。ただし、中古車の状態によって金額は大きく異なるため、どちらも目安としてご覧ください。
中古 日産ノートの費用の目安(4年間)
|
中古車カーリース |
中古車購入 |
車両本体 |
月39,820円 |
1,530,760円 |
登録諸費用 |
50,000円 |
環境性能割 |
20,730円 |
自動車税 |
138,000円 |
重量税 |
49,200円 |
自賠責保険料 |
41,220円 |
車検費用 |
50,000円 |
合計 |
1,911,360円 |
1,921,110円 |
(2021年9月現在)
※上記は想定される金額であり、実際の金額とは異なることがあります
引用:ORIXカーリース・オンライン/国土交通省/国土交通省/総務省
今回のシミュレーションでは、購入の方がわずかに高くなりました。しかし、ここには注意しなければならないことが2点あります。
1つ目は、カーリースで発生する可能性がある違約金や追加料金です。カーリースでは、もしも契約期間の途中で解約することになったり、傷や汚れなどで原状回復ができなかったりする場合、解約時に別途費用を請求されることがあります。
2つ目は、購入の場合は乗り換え時に売却ができるということです。もちろん、もともと中古車として購入した車の場合、売却時には走行距離や年数も大きくなっていることが想定されるため、高額買取は期待できないかもしれません。しかし、買取市場は年々拡大しており、廃車しなければならないような状態でも多少の値がつくことがほとんどです。
この2つの点を考慮すると、中古車購入の方が費用総額が安くなることも珍しくありません。
短期間だけ利用したいのであれば中古車カーリースがおすすめ
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次の条件に当てはまる人は、中古車カーリースがおすすめです。
- 短期間だけ利用したい
- 維持費を毎月一定額にしたい
- 会計処理を楽にしたい
- 節税対策をしたい
- 乗り換え時の処理を簡単にしたい
まず、数ヵ月などの短期間だけ利用したい場合、中古車カーリースがおすすめです。もちろん、購入でも1ヵ月、2ヵ月などの短期利用は可能ですが、購入時の手続きはもちろん、車を手放すときの売却にも手間がかかり、短期利用は効率が悪いと言わざるを得ません。中古車カーリースなら短い期間の利用ができる上に、自分で売却手続きをする必要がないため、楽に利用することが可能です。
また、カーリースは税金面でも有利です。車を購入すると固定資産として使わなければならず、減価償却や売却時の精算など比較的複雑な会計処理が必要になります。それに対し、カーリースは月額料金を経費として考えることができるので、処理を簡素化できるのです。また、購入した車と違って固定資産税が課せられない点で、節税にもなると言えます。
期間に気兼ねなく車を使いたいなら中古車購入がおすすめ
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カーリースよりも中古車の購入がおすすめなのは、次のような条件に当てはまるケースです。
- 走行距離を気にせず使いたい
- 自由にカスタマイズしたい
- 汚したり傷つけたりすることに過剰な心配をしたくない
- 利用期間を決めずに利用したい
- 支払い総額を安く済ませたい
カーリースを利用するデメリットとして無視することができないのは、自由に車を使うことができないという点でした。走行距離に上限が定められていたり、カスタマイズをすることができなかったりすることはもちろん、傷や汚れが付かないように気を付けて使用しなければならないというのもプレッシャーがかかります。
こういった制約を受けずに車を使いたい場合は、マイカーとして購入するべきでしょう。もちろん、契約期間の縛りもないので、乗りたいだけ乗って手放したいタイミングで手放すことが可能です。
また、先ほどシミュレーションしたように、費用面でも中古車購入の方が安くすむことは少なくありません。もちろん、さまざまな条件によっても異なりますが、もしものときの違約金や追加料金で支払額が高くなる可能性を考えると、支払い総額を安くしたい場合にも中古車購入が検討できます。
中古車を買うなら楽天Carがおすすめ
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この記事では、中古車カーリースについて解説しました。新車カーリースよりも安く、短期間でも利用できるといったメリットがありますが、費用総額で考えると中古車購入よりも高くついてしまったり、利用上の制約があったりするなどの注意点もあります。「なんとなく費用が安くなりそうだから」という理由ですぐにカーリースを選ぶのではなく、利用上の条件をきちんと比較して考えましょう。
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参考サイト
カーリースは新車と中古車どちらがよい?メリット・デメリットを徹底比較!(参照日:2021-09-06)
https://autoc-one.jp/lease/article/014/
中古車カーリース(中古車リース)のメリットとデメリットとは 後悔しない選択をするために中古車リースで知っておいて欲しいこと(参照日:2021-09-06)
https://www.niconori.jp/information/f064
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