2021-11-11
車の売却時に必要な書類は?どんな書類かどこで発行するのかも解説
車の売却が無事成立すると、買取会社や購入者に車に関わる書類一式を提出する必要があります。本記事では、車の売却時に必ず必要になる書類を画像付きでわかりやすく解説します。発行依頼の場所も、追加で書類が必要なケースもご紹介しています。
車の売却が無事成立すると買取会社や購入者に、車に関わる書類一式を提出する必要があります。
しかし、これらの書類は限られたタイミングでしか必要とされないものが多いため、あまり目にする機会がありません。そのため、提出を求められた際には、どの書類を指しているのか、どれを集めればいいのかわからないという人は多いのではないでしょうか?
そこで本記事では、車の売却時に必ず必要になる書類を画像付きでわかりやすく解説します。さらに、書類の発行元や再発行依頼の仕方、追加で書類が必要なケースなど知っておくと便利な情報についてもご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
1.車の売却時に必ず必要な書類一覧
画像出典:photo AC
まず、車を売却する際に必ず必要となる書類が何か確認しましょう。
一見すると必要書類は種類が多く煩雑に見えますが、これらは車の所有者が持つべき書類や名義変更をするため書類なので、新しい購入者に提出するのはいたって自然な流れです。
管轄が違う関係で、普通自動車と軽自動車は必要書類が異なります。売却予定の車がどちらに該当するかイメージしながら書類を確認するようにしましょう。
|
普通自動車 |
軽自動車 |
自動車検査証(車検証) |
◯ |
◯ |
印鑑登録証明書 |
◯
※地域により必要枚数差あり |
× |
自賠責保険証明書 |
◯ |
◯ |
自賠責保険異動承認請求書 |
△
※業者による |
△
※業者による |
自動車税納付証明書 |
◯ |
◯ |
自動車税還付委任請求書 |
△
※業者による |
× |
リサイクル券 |
◯ |
◯ |
委任状・申請依頼書 |
◯ |
◯ |
譲渡証明書 |
◯ |
× |
印鑑 |
◯
※実印 |
◯
※認印 |
一般的に売却時に必要な書類は、普通自動車は書類7種類+印鑑、軽自動車は書類5種類+印鑑です。
購入者は売買取引の成立後は15日以内に名義変更手続きを行わなくてはならないため、売却取引が成立した後は速やかに書類の提出が必要となります。
直前になって慌てないように、なるべく売却の意思が固まった段階で揃えておくようにしましょう。
また、売却方法や買取業車によっては、これら以外の書類の追加提出が求められることもあるため、必要書類は必ず取引をしている業者に確認をし、指示に従うようにしましょう。
個人売買などで業者を挟まない場合や、サポート体制がなく売却時の手続き等をを自分でしなければならない買取業車を選んだ場合は、必要書類のアナウンスがない可能性があるため、特に注意が必要です。
2.必要書類の概要
画像出典:Adobe Stock
必要な書類の全体像がわかったところで、書類それぞれを画像付きで解説をしていきます。どのような書類だったのか忘れてしまったという方は、こちらを参考にしてみてくださいね。
また、普通車は基本的にご紹介する書類が全て必要になりますが、軽自動車は前述した通り一部提出が不要な書類もあります。軽自動車については書類が必要か不要か別途記載をしていますので、そちらも確認してみて下さい。
また、取扱業者やお住いの地域によって必要書類が異なることがございます。
詳細に関しては実際のお取引業者に確認することをおすすめします。
自動車検査証(車検証)
画像引用:お車売却に関する必要書類のご紹介
自動車検査証は車検証とも呼ばれ、車が国の保安基準に適合したこと証明する書類です。有効期間は車検を受けた日から2年間です。満了日が近づいてきたら、次回の車検を受けることによって、新しい期間の記載された車検証が運輸支局から発行されます。車検専門店などの車検業車を通して車検を受けている方は、車検完了後に業者から渡されます。
自動車検査証は車の中に携帯することが義務付けられているため、ダッシュボードの小物入れに保管している人も多いのではないでしょうか。
この書類がないと、購入者は車検証不携帯で罰則を受ける可能性がありますし、次回の車検を受けることができません。
注意点:引越しや結婚などに伴い、住所や氏名が変わっている場合は追加書類が必要になります。
再発行方法:各都道府県の運輸支局で再発行をすることができます。
印鑑登録証明書
画像引用:お車売却に関する必要書類のご紹介
印鑑登録証明書とは、押印された印鑑が本物であるということを証明する書類です。市役所などで登録をすることができ、実印を押した書類と一緒に提出することによって、本人が実印を押印したという証明になります。
売却時に必要となる理由としては、普通自動車は名義変更のために必要な書類である譲渡証明書に、実印を押印する所があるため印鑑登録証明書も必要となります。
軽自動車については譲渡証明書が不要なため、印鑑登録証明書の提出も不要です。
注意点:発行から1ヶ月以内のものが必要になります。
再発行方法:各市町村の役所での発行手続きが必要です。一部の地域ではコンビニのマルチコピー機で発行することもできます。
自賠責保険証明書
画像引用:お車売却に関する必要書類のご紹介
自賠責保険証明書は、自賠責保険に加入した際に発行される証明書です。
自賠責保険とは、相手にケガや損害を与えてしまう事故を起こしてしまった際に、被害者側に保険金が支払われる保険のことです。任意保険とは異なり、補償内容は対人賠償のみに適用されます。
車の所有者は自賠責保険に強制加入しており、通常は新車購入時に加入し、その後の更新や支払いは車検更新時に行われていることが一般的です。
そのため、車検証と同じく自賠責保険証明書は車検業者から車検証と一緒に渡されることが多いです。
再発行方法:加入している保険会社に再発行依頼をする。
自動車税納付証明書
画像引用:お車売却に関する必要書類のご紹介
自動車税納税証明書とは、自動車税の納付を適切に行ったということを証明する書類です。
毎年5月に自動車税の納税書が自宅に届き、納付完了後に発行されます。
車検の際は平成27年から提示が省略できるようになりましたが、車の売却時には必ず原本を次の所有者に渡す必要があります。
再発行方法:普通自動車と軽自動車で窓口が異なります。
普通自動車は各都道府県の自動車税務署や県税事務所、軽自動車は最寄りの市役所で再発行手続きをすることができます。
リサイクル券
画像引用:お車売却に関する必要書類のご紹介
リサイクル券とは、購入した自動車のリサイクル料金の預託したことを証明する書類です。
2005年1月から自動車リサイクル法が施行され、車の所有者はリサイクル料金を支払うことが義務化されました。支払われた料金は、車の廃車時にフロンやエアバックなどの処理に利用されています。
リサイクル券は新車を購入した場合からディーラーから、中古車を購入した場合は前の所有者から受け取ります。車の所有者が変わるごとにリサイクル券は受け継がれていき、最終的に廃車手続きを行う際に引き取り業者に提出をします。
再発行方法:リサイクル券は再発行できません。自動車リサイクルシステムにてリサイクル券の代わりとなる「自動車リサイクル料金の預託状況」という書類が発行できます。
委任状・申請依頼書
画像引用:お車売却に関する必要書類のご紹介
委任状・申請依頼書は車の新所有者が名義変更の届出を行う際に必要な書類です。
普通自動車は委任状、軽自動車は申請依頼書がそれぞれ必要になります。
委任状・申請依頼書は売却を業者に依頼している場合は、業者が用意してくれることが多いですが、ない場合は自分でフォーマットを用意する必要があります。
注意点:普通自動車は実印、軽自動車は認印が必要になります。
再発行方法:必要事項が記載されたフォーマットを自分で用意する必要がある。
業者に売却を依頼している場合は、用意してもらえるケースが多い。
譲渡証明書
画像引用:お車売却に関する必要書類のご紹介
譲渡証明書とは、車を売った人が買い取った人に所有権を譲渡したことを証明する書類のことです。
普通自動車の名義変更の際に必要となる書類のため、新所有者に提出が必要となります。
こちらの書類も委任状等と同じように指定のフォーマットが特にないため、買取業車が用意してくれることが多いですが、ない場合は自分で用意する必要があります。
また、軽自動車に関しては名義変更時に譲渡証明書の提出を求められないので、用意する必要はありません。
再発行方法:必要事項が記載されたフォーマットを自分で用意する必要がある。
業者に売却を依頼している場合は、用意してもらえるケースが多い。
3.追加書類が必要になるケース
画像出典:Adobe Stock
必ず必要になる書類をご紹介してきましたが、自動車検査証の記載されている住所や姓が変更になっている場合は追加書類が求められます。
自動車検査証は住所変更などがあっても、変更手続きが不要のため、以前のままになってしまっているため、売却時は確認のために住民票や戸籍紗本の提出が必要になります。
前回の車検から引越しをしていたり、婚姻などで姓が変更になった方は確認してくださいね。
住民票の異動を伴う引越しをした場合の追加書類
1回引越しをした |
住民票 |
2回以上引越しをした |
戸籍の附票または住民票の除票 |
婚姻などで姓が変更になった場合の追加書類
これらの書類に関しては、全て最寄りの市役所にてすぐに発行することが可能です。もし、窓口の空いている時間に行くことが難しい場合は、郵送で取り寄せることもできます。
ただし、郵送での発行は書類が手元に届くまでに時間がかかることが多いため、必要場合はなるべく早めに手続きを済ませるようにしましょう。
※実際のお取引に必要な書類は取引業者やお住いの地域によって異なることあります。
詳細はご自身でよくご確認ください。
4.「楽天Car車買取」なら売却時の手続きが簡単!
引用:楽天Car車買取
車を売る際の必要書類について解説しましたがいかがでしたでしょうか。
もし紛失している書類があったとしても、早い段階で提出書類を確認することができれば十分に再発行に間に合いますので、なるべく早めに準備するようにしましょう。
車を売却する場合、書類の準備以外にもやるべきことがたくさんあり、意外と手間がかかります。
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楽天Car車買取
参考サイト
引越をした時、名義変更した時の手続について(参照日:2021-10-18)
https://www.mlit.go.jp/jidosha/jidosha_fr6_000006.html
自動車検査・登録ガイド(参照日:2021-10-18)
https://www.mlit.go.jp/jidosha/kensatoroku/toroku/trk04.htm
自動車リサイクルシステム(参照日:2021-10-18)
http://www.jars.gr.jp/gus/exju0010.html
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