2021-10-14
車の個人売買の仕方や必要書類は?事前に知っておきたいことを解説
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車をできるだけ安く購入したい、車を手軽に売却したいと考えた時、方法の1つとして個人売買という選択肢があります。本記事では、車を個人売買する際に必要な書類や注意点など、売買に関わる基本的な内容を解説していきます。
車をできるだけ安く購入したい、車を手軽に売却したいと考えた時、方法の1つとして個人売買という選択肢があります。
インターネット上で第三者と売買を成立させたり、知り合いに車を譲ってもらうという場合などが個人売買に該当しますが、間に専門家がいない分、どのような書類や手続きが必要なのか全くわからないという人も多いかもしれません。
そこで本記事では、車を個人売買する際に必要な書類や注意点など、売買に関わる基本的な内容を解説していきます。
1.車の個人売買とは?
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車の個人売買とは、個人間で車の売買取引を行うことです。
個人売買は少し前まで、知り合いや家族間などのみで行われていることがほとんどで、車の購入や売却はディーラーや中古車買取店などの実店舗で行われることが当たり前でしたが、
最近ではインターネットでフリマサイトやインターネットオークションなど便利なサービスが提供されるようになったため、個人売買が増えてきています。
個人売買に該当するのは主に以下の3つです。
- 知人、家族間での売買
- 業者が介入しないフリマサイトやオークションサイトでの売買
- 中古車販売店などが介入するサイトでの売買
個人売買が注目されている理由の1つとして、消費税がかからないという点です。
個人から個人への販売であれば、どの方法を利用しても車の購入費用に消費税が発生することはありません。
また、それ以外にも個人売買にはメリットやデメリットが存在します。
次項ではそれぞれ詳しく解説していきます。
2.個人売買のメリットとデメリット
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知人や家族間での売買
知人や家族間での売買は、イメージがつきやすい人も多いと思いますが、売り手も買い手も知っている人物、もしくはその紹介などで売買契約が締結されるケースです。
知人や家族間での売買するメリット・デメリットは以下の通りです。
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メリット
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デメリット
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共通
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・信頼している人物と売買できるので安心
・手数料などが発生しない
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・プロが介入していないため、手続きに漏れが生じる可能性がある
・きちんと契約などを結ばないとトラブルになる可能性がある
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買い手
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・値段などの交渉がしやすい
・何かあったときに相談しやすい
・実物をみてから購入を決めることができる
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・タイミングが合わない可能性がある
・車種や色などを選ぶことができない
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売り手
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・業者には買い取ってもらえない車も売却できる
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・支払いの催促などがしにくい
・売りたいタイミングで購入者が現れるとは限らない
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身内での売買をする場合、取引相手が知り合い、もしくは知り合いの紹介などであれば、安心して行うことができます。ある程度身元がわかっている人同士の取引は、悪質な詐欺などに繋がるリスクが低く、お互いに満足できる金額で売買を成立させやすいです。
ただし、売買のプロが介入しないため、車の引き渡し、支払い方法や期日、書類の引き渡しなど売買に関わる全てのことを双方で行う必要があり、手間や時間がかかってしまうことは避けられません。
そもそも、家族や知り合い同士で売りたいタイミングと買いたいタイミングが合うケースは、極めて稀です。
しかし、双方の合意があれば、相場よりもかなり安い値段で車が購入できたり、業者で買い取ってもらえない車も交渉次第では売ることができるのが、第三者の介入なしに自由に売買する大きなメリットであるとも言えます。
業者が介入しないフリマサイトやオークションサイトでの売買
次にご紹介するのが、中古車販売店などの業者を間に入れず、個人間で売買をする方法で、主にフリマサイトやオークションサイトなどで行われています。
日用品の売買などがメインですが、サービスによっては車を売却することも可能です。
ただし、車の売買は通常の利用規約とは別に設けられている可能性が高いため、利用する際は注意が必要です。
業者が介入しないフリマサイトやオークションサイトでの売買に関するメリット・デメリットは以下の通りです。
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メリット
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デメリット
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共通
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・仲介手数料などがかからない
・売りたい人と買いたい人が簡単にマッチングできる
・利用しているユーザー数が多い
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・悪質なユーザーの見極めが難しい
・購入するまで現物の確認ができない
・トラブルの際は個人間で解決する必要がある
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買い手
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・相場よりも安く車が買えることもある
・買いたいタイミングで欲しい車を簡単に検索ことができる
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・事前情報が不十分なことがある
・表記されている情報の真偽を見分けにくい
・配送料は着払いであることが多い
・基本的にローンは組めない
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売り手
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・簡単に出品することができる
・取引が決まるまで車を使用し続けられる
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・売却時などに販売手数料などがかかる
・車の仕様や装備など車の情報を自分自身で確認して記載する必要がある
・成約率は10%以下
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フリマサイトやオークションサイトを利用する最大のメリットは、業者を通さず個人間で売買契約を結ぶことができるので、仲介手数料がかからないということです。
そのため、相場よりも安く車を購入することができます。
さらに、出品操作もスマホなどから行うことができるので、誰でも簡単に利用することができます。
ただし、気軽に出品はできますが、購入後の手続きや必要書類などは多く、全て自分自身で行う必要があるため注意が必要です。売買の際の必要な提出書類の引き渡しや手続き、名義変更は速やかに行わないとトラブルに繋がってしまう可能性があります。
もしトラブルが発生してしまったとしても、業者の介入がない分基本的に双方でトラブルを解決する必要がありますので、購入前には事前の取り決めや契約を交わすなどして、未然にトラブルを避けるための工夫が必要でです。
中古車販売店などが運営しているサイトでの売買
最後にご紹介するのが、中古車販売店などの業者が運営しているサイトでの売買です。
運営している業者によってサポート内容は異なりますが、「輸送や必要書類の確認、名義変更のみ代行」というところもあれば、「出品の写真撮影からクレーム対応まで車に関する手続きのほとんどを代行」をしてくれるというサイトもあります。
中古車販売店などが運営しているサイトで売買するメリットとデメリットは以下の通りです。
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メリット
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デメリット
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共通
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・手続きがスムーズ
・プロがサポートしてくれるので売買中のトラブルが起きにくい
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・仲介手数料が発生する
・規約や罰則などが細かく決まっている
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買い手
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・車の種類が豊富
・金額交渉などを業者に依頼できる
・車の詳細情報を事前に知ることができる
・ローンが組める
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・販売価格が少し割高になる
・取引が成立したらキャンセルできない
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売り手
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・手間をかけずに出品をすることができる
・売れるまでは手数料がかからない
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・改造車など出品できない車がある
・気軽に出品ができない
・価格交渉の電話がかかってくる
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業者が運営しているサイトでの売買する大きなメリットは、プロがサポートしてくれるという点です。
必要書類や名義変更の手続き、価格の交渉などを代わりに行ってもらうことができるため、売却から購入までをスムーズに行うことができます。また、事前に車の仕様や装備、オプションなど細かな情報を開示しており、見比べることも簡単にできます。
その分、手数料などが発生しますが、面倒な手続きを避けたいという人にとっては魅力的なのではないでしょうか。
その一方で、細かい利用規約が決められている故に、違約金が発生したり出品停止などのペナルティも存在するので、事前にしっかり規約などを把握しておく必要があります。
また、価格交渉の電話が頻繁にかかってくることもあるようなので、売りたい金額が明確に決まっているのであれば、しっかりと自分の希望を伝え続けることが大切になってきます。
3.売買時の必要書類
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個人売買契約をする際に、必ず必要になる書類や手続きをご紹介します。
紛失してしまった場合でも再発行できるのがほとんどがですが、時間がかかることが多いので、できれば事前に準備するようにしましょう。
買い手の必要書類
買い手側が必要書類は以下の通りです。
買い手側の場合、必要になる書類は意外と少ないですが、車庫証明や警察署へ、印鑑証明書は最寄りの役所へ取りに行く必要があります。
また、業者に名義変更の代行を依頼していない場合は、納車後は買い手側が自動車の名義変更をすることが多いので、合わせて後ほどご紹介する名義変更に必要書類も合わせて準備しておくことのがおすすめです。
売り手の必要書類
売り手側の必要書類は以下の通りです。
- 自動車検査証
- 自賠責保険証明書
- 自動車税納税証明書
- 印鑑証明書
- リサイクル券
- 委任状
- 譲渡証明書
- 申請書(※買い手自身が名義変更する場合
- 住民票(※引越しをした場合のみ)
- 戸籍謄本(※印鑑証明と車検証の氏名が異なる場合のみ)
基本的にほとんどの書類が、すでに手元にあるか役所での発行になりますが、譲渡証明書と申請書は書類を自分自身で用意して、署名捺印が必要です。譲渡証明書は旧所有者から新所有者へ車を譲渡したと証明するためのもので、買い手側が名義変更する際に必要な書類です。
申請書は買い手側が自分自身で、名義変更の届出をする場合のみ必要な書類です。こちらはもし業者に代行を依頼している場合は不要です。
どちらの書類も国土交通省のHPにてダウンロードすることができます。
また、個人売買の運営元によっては、この他にも必要な書類が求められたり、逆に用意してくれる書類もあります。必要書類などについては、利用するサービスの提示にしたがって必要書類を用意してくださいね。
4.名義変更の手続き方法
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車の納車が終わったら、速やかに管轄の運輸支局にて名義変更が必要となります。
保険や税金などの請求が正しく行われなくなる可能性があり、後々のトラブルの元になりかねないため、早めに変更手続きをするようにしましょう。
名義変更に必要な書類は以下の通りです。
- 申請書
- 手数料納付書
- 自動車検査証
- 新旧所有者の印鑑証明書
- 譲渡証明書
- 印鑑
登録時に必要な費用としては、登録手数料500円とナンバープレート公布手数料が2000円程度かかります。
名義変更は、売り手側でも買い手側でもどちらが行っても問題ありませんが、一般的には買い手側が行うことが多いです。
5.車を売りたいなら「楽天Car車買取」が安心!
引用:楽天Car車買取
車の個人売買について解説しましたが、いかがでしたでしょうか。
個人売買は消費税がかからないなどのメリットがありますが、個人対個人の取引になるため意外と手間がかかってしまったり、売り手と買い手がすぐにマッチングするとは限らないというデメリットもあります。
そこでオークションという方法もぜひ検討してみてはいかがでしょうか?
「楽天Car車買取」は、信頼度の高い中古車販売店が多数登録しているオークション形式の中古車買取サービスです。
個人売買とは違い、個人と複数の買取業者が取引を行うため、成約率も高く売却価格も高値がつきやすくなります。
また、最低希望落札価格を設定するので、自分で価格交渉をする必要もありませんし、希望どおりの価格で車を売ることができます。
「楽天Car車買取」を利用するメリットは以下の通りです。
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- 面倒な陸運局への手続きは一切不要
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楽天Car車買取
参考サイト
引越をした時、名義変更した時の手続について(参照日:2021-9-21)
https://www.mlit.go.jp/jidosha/jidosha_fr6_000006.html
自動車検査・登録ガイド(参照日:2021-9-21)
https://www.mlit.go.jp/jidosha/kensatoroku/toroku/trk04.htm
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