2020-11-01
車検費用が20万円!?車検が高額になる要因と対処方法を解説
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車検料金が20万円⁉︎車検業者からの見積もりを見て思わず驚愕してしまったことはありませんか?一体なぜこんなに高額になってしまったのでしょう。この記事では、車検費用が20万円を超えてしまう理由と対処法について解説しています。
二年に一度やってくる車検の日、いつもと同じ車検業車にお任せしたら見積もりが20万円を超えてしまった!以前はもっと安かったのに…と思った経験はありませんか?
いつも10万円前後だったのに、急に倍近くの金額を提示されてしまうと誰でも驚いてしまいますよね。もしかしたら、騙されているのかもしれないと不信感を感じてしまう人もいるのではないでしょうか。
残念ながら、車検料金が20万円を越えることはありえます。
そこで今回は車検が20万円を超えてしまう要因と、見積もり費用が高額になってしまった場合の具体的な対処法についてご紹介しています。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
車検費用の相場
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車検料金が20万円を超えてしまうのは普通なのでしょうか?それとも高すぎるのでしょうか?まずは車検相場について確認しましょう。
車検の費用は「車検場所」と「車種」によって大きく異なります。
以下の表は法定費用と車検基本料金の合計金額を記載したものです。
【車検費用の相場】
|
軽自動車 |
小型乗用車1.0t以下 |
中型乗用車1.0〜1.5t以下 |
普通自動車1.5〜2.0t以下 |
大型車2.0〜2.5t以下 |
ディーラー |
71,110円〜 |
83,930円〜 |
93,210円〜 |
89,970円〜 |
120,410円〜 |
車検専門店 |
52,534円~ |
63,194円~ |
71,394円~ |
79,594円~ |
87,794円~ |
ガソリンスタンド |
46,370円~ |
58,030円~ |
67,230円〜 |
76,430円〜 |
84,630円〜 |
整備工場 |
66,110円〜 |
83,750円〜 |
89,970円〜 |
109,610円〜 |
119,330円〜 |
※2020年8月現在の価格
※金額はあくまでも目安になりますので、実際の金額についてはご利用いただく車検業者へお問い合わせください。
(参考: 【徹底解析】気になる車検費用の相場はいくら?)
表をご覧いただくと、一番高額になる大型車の場合でも20万円に届いていないように見えますが、上記の金額は部品交換費用などは入っていないため、実際はこの金額よりも高額になることがほとんどです。
新車の場合や普段からこまめメンテナンスとしている場合などであれば、上記の金額に近い金額で済むこともありますが、基本的には上記の金額以上に料金がかかってしまうということは覚悟しておきましょう。料金上乗せされてゆく原因については事項で解説していきます。
また、以下の記事では車検料金の見積もりについてさらに詳しく解説しています。
車検料金の内訳など車検費用の基本についてもご紹介していますので、車検にあまり詳しくないと思う方はぜひ参考にしてみてくださいね。
関連記事:車検の相場はどれくらい?車検費用の仕組みと安く依頼する方法を徹底解説
車検費用が20万円を越える要因
なぜ車検料金が20万円を超えてしまうのでしょうか?
以前車検を受けているにも関わらず、前回より高額な見積もり金額になってしまった方は特に気になりますよね。
車検費用が20万円を超えてしまう要因は主に4つあります。
- 走行距離が長い
- 乗っている年数が長い
- 輸入車である
- 業者の基本料金が高い
1つずつ解説していきます。
1.走行距離が長い
車検料金が高額になってしまう理由として、まずあげられるのが走行距離が長いことです。
実は、車検費用が大きく異なる最大の要因は部品交換にあります。
自動車は全て国が定めた装備基準を満たす必要があり、必然的に車検の時期が来れば、不備のある部品は交換しなくてはなりません。
「部品が故障したら修理や交換が必要」なことはイメージがしやすいと思うのですが、意外と見落としがちなのが、自動車の部品には寿命があるということです。
ある一定の走行距離を越えると、多くの部品が寿命を迎え、一気に交換が必要になります。
そのタイミングが走行距離10万キロです。
よく走行距離10万キロは、自動車の買い替えの目安とも言われますが、その由縁は上記の理由からとも言われています。
交換するべき部品が多い上に、高額な部品もその内訳に含まれているのです。
そのため、今までそこまで費用が高額ではなかった方も、この時期にかかる車検は多くの方が高額になってしまう傾向にあります。
10万キロを走行した時点で交換が必要になってくる部品は以下の記事でご紹介しています。それぞれの部品の価格も紹介していますので、どれくらいの金額がかかりそうかぜひチェックしてみてくださいね。
関連記事:走行距離10万キロ超えたら車検費用が高くなる理由と費用内訳を徹底解説
2.乗っている年数が長い
2つ目の理由として上げられるのは、乗っている年数が長いということ。先ほどご紹介した走行距離と同じように、自動車に乗っている年数が長ければ長いほど部品の交換が必要になるのはもちろんですが、そのほかにも要因があります。
それは、自動車は13年を超えたら、重量税や自動車税が上がってしまうということです。
自動車税は排気量ごとに金額が異なり、重量税については自動車の重さによって金額が変わり、13年以降の18年超過でもさらに金額が上がります。
税金が一番安い軽自動車でも約6,000円ほど増加し、所有している自動車の重量や排気量によっては数万円単位で税金が上がるので注意が必要です。この重量税と自動車税は法定費用扱いになるためどこの車検業者に依頼したとしても、一律でこの金額がかかります。
3.輸入車である
3つ目の理由としては輸入車であることです。
その理由としては、上記と同じように部品代にあります。
基本的に輸入車などの場合は、国産車の部品よりも高額になります。なぜなら、交換が必要な部品は生産国より取り寄せる必要があり、輸送費がかかるためです。
そのため、輸入車の部品は輸送費が含まれており、結果として国産車と同じ性能の部品だとしても、割高になってしまうのです。
さらにマイナーな車種や希少性の高い車のであった場合は、さらに高額になることがあります。希少性のある車などは、代用できる部品がなかったり、流通数が少ないなどの要因でさらに値段が高くなってしまう可能性があるので注意しましょう。
4.業者の基本料金が高い
最後の理由は、依頼した業者の基本料金が高いことです。
車検の料金の内訳は「法定料金」と「車検基本料金」「その他の諸費用」の3つに分類できます。
「法定費用」はどこで車検を受けても一律の金額がかかるため、各車検業者での車検料金の差は「車検基本料金」と「その他の諸費用」にあるのです。この部分に関しては業者によって金額が大きく異なります。
中には、車検料金に詳しくないことをいいことに、金額を上乗せするような悪徳業者も存在するので、注意が必要です。騙されないためにも、見積もりの項目はしっかりと確認し、できれば複数社に見積もり依頼をするようにしましょう。
車検料金が高額になってしまった場合の対処法4つ
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車検の見積もり金額が妥当であったとしても、想定していた金額以上の料金がかかってしまったら誰でも困惑してしまいますよね。
次に車検料金が高額になってしまった場合の対処法4つをご紹介します。
1.車を売る
車検料金が高額になった場合は、買い替えもしくは売却を検討してみましょう。
特に走行距離が10万キロを超えそうという方は、場合によっては売却し新しい自動車を購入する方が長期的に見てお得になることもあります。
また、普段車をあまり利用していない、または金銭的に車検料金を支払うことが難しいという方は、これを期に車を手放すというのも1つの手段です。自動車は所有しているだけで維持費がかかります。車検料金も年数が経過するほど、部品が老朽化し高額になります。所有していることが負担になるのであれば、売却してしまうのがおすすめです。
もし、車を高額で売りたいのであれば、楽天Carの中古車買取・車査定サービスを利用してみてください!
2.分割払いにする
次に分割払いにする方法です。
分割払いにするためには大きく「車検ローン」「クレジットカード」の2種類があります。
車検ローンは車検業者が用意していたり、銀行で手続きをすることで申込をすることできます。
クレジットカードはいつも利用しているものを、分割払いやリボ払いに設定することで手続きができます。
それぞれのメリットとデメリットは以下の通りです。
|
車検ローン |
クレジットカード |
メリット |
・ローンの種類が豊富
・簡単に申請可能
・年利が低いところも
|
・手続き不要
・審査がない
・カードのポイントなどがたまる
|
デメリット
|
・審査がある
・年利がかかる
・法定費用は現金払いの店舗も
|
・手数料がかかる
・対応していない店舗がある
|
車検業者によってローンやクレジットカードが対応していない店舗もあるため、もし分割払いを検討するのであれば、事前に必ず確認するようにしましょう。
3.ユーザー車検を利用する
3つ目にユーザー車検を利用するという方法。ユーザー車検とは車検業者に依頼せず、自身で運輸局車への持ち込み、検査をする車検のことです。
ユーザー車検の最大のメリットは、車検料金が安いこと。車検基本料金がかからず、法定費用と部品代などの諸費用のみです。
ただし、自分自身で整備や検査を行う必要があるため専門知識がある程度必要になります。
点検項目に見落としがあると、車検に通らないなんてこともあるので、もしユーザー車検を検討している場合は事前に、何が必要か、どのような検査をするのかなどをしっかり確認するようにしましょう。
以下の記事では、ユーザー車検の特徴と検査の流れをさらに具体的に解説していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
関連記事:ユーザー車検は業者と何が違う?特徴と検査の流れをわかりやすく解説
4.別の車検業者でも見積もりをとる
最後にご紹介するのは、別の業者へ見積もりをとってみるという方法。
車検料金は安く抑えたいけど、ユーザー車検をする自身がないという方は、この方法を試してみましょう。
車検の料金は依頼する業者によって金額が異なります。そのためもし金額に納得できないのであれば、複数の業者で見積もりをとるようにし、金額の妥当性を見極めましょう。
金額を抑えたいという方であれば、必要最小限の整備と検査で対応してもらえる、車検専門店かガソリンスタンドに依頼するのがおすすめです。
車検料金を抑えたいなら楽天Car車検
いかがでしたでしょうか?
誰でも車検料金が20万円を超えてしまう、可能性が十分にあることがお分かりいただけたと思います。
ただ、それでもできれば車検は高品質で安く受けれられる業者に依頼したいものですよね。
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参考サイト
車検費用の目安はどのくらい? 車検相場や費用の内訳を徹底解説 (参照日:2020-8-20)
https://autoc-one.jp/knowhow/5001444/
車検とはどんな制度? 有効期限を過ぎるとどうなる? 費用の内訳は? (参照日:2020-8-20)
https://autoc-one.jp/knowhow/3381466/
道路運送車両法 (参照日:2020-8-20)
https://elaws.e-gov.go.jp/search/elawsSearch/elaws_search/lsg0500/detail?lawId=326AC0000000185&openerCode=1
自動車税は13年を超えると高くなる?10年・13年・18年など古い車(中古車)の自動車税・自動車重量税の重課(参照日:2020-8-20)
https://www.zurich.co.jp/car/useful/guide/cc-car-tax-after13years/
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