2020-09-01
【2020年最新】車検は県外でも受けられる?条件などを徹底解説
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引っ越しや単身赴任のタイミングで車検の案内が来てしまい、どうしたらいいかわからなくなることってありませんか?この記事では車検を県外で受けるにあたって注意点や、必要なもの、よくある質問について徹底解説しています。
「県外へ引っ越しすることになったけど、車検はどうしたらいいのかな…」「車のナンバーが県外のままでも車検を受けられるのかな…?」こんな疑問をお持ちではありませんか?
引っ越しのタイミングが車検と重なってしまった場合、車検はどうしたらいいのかわからなくなってしまいますよね。この記事では県外でも車検は受けられるのか、また何が必要になるかのをまとめています。
よくある質問も解説しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
車検は県外でも受けられます!
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車検は全国どこでも受けることができます。
ただし、下記2点の条件を満たす必要があります。
1継続車検であること
2納税証明書が手元にあること
それぞれを解説していきます。
1.継続車検であること
県外で車検を受ける条件としては「継続車検」であることが必要となります。
車検には3種類あります。
1.新規車検
2.継続車検
3.構造等変更車検
このうちの2の継続車検に該当すればOKです。
それぞれ簡単にご説明します。
「新規車検」は新車や登録抹消した車を公道で使用できるようにする手続きの事。
その場合は県外で受けることはできないので、注意が必要です。
理由としては「新規車検」の場合はナンバープレートの発行、税金の手続きが必要となりますので住民票の住所が管轄している運輸局でないと手続きをすることができません。
「継続車検」とは、車検証の有効期限を延長して利用する場合に受ける検査ことを指します。つまり新規車検を終えて2回目以降の検査を受ける際は「継続車検」になります。こちらに該当する場合のみ県外での車検が可能です。
最後に「構造等変更車検」ですが、これは例外的なケースです。というのも車体を改造した場合に受ける検査だからです。例えば「車をカッコよく見せるために長さや幅を大きくした。」「車椅子を乗せるために最大積載量を増やした。」など、車のスペックを変更した際に対象となります。
こういった場合も車検証に記載されている検査場でなければ受けることができません。
以上、車検の種類ついてご説明しましたが、ほとんどの場合が2の継続車検に当てはまる方が多いはずです。
2.納税証明書が手元にあること
毎年5月に管轄の自動車税事務所から納税通知書が送付されますが、こちらを手元に用意してください。
その通知書に納税証明書用紙が添付されているので、自動車税を納付後、納税証明書として受け取ることができます。
必要書類が手もとにない場合の手続き方法は、後述していますのでそちらをご覧ください。
県外で車検を受けるために必要なもの
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「県外での車検が受けられる対象だった!それなら何が必要になるの…?」「普通の車検と違って、他に何が必要になるの…?」と思われた方のために県外での車検で必要なものをリストアップしました。
時間に余裕をもって事前に必要なものをそろえておけば、車検の直前であわてる心配もありません。
○県外での車検で必要になるもの
1.自動車検査証(車検証)
2.自動車納税証明書
3.自賠責保険証明証
4.車庫証明※住所変更がある場合
5.住民票※住所変更がある場合
6.車検費用、印鑑、ロックナットアダプター
これら6つの項目について、これから1つずつ説明していきます。
1.自動車検査証(車検証)
自動車検査証(車検証)は新車購入時に販売店から受け取る証明書のこと。
自動車が国の保安基準に適合していることを証明してくれる大切な書類です。
携帯が法律によって義務づけられているため、助手席のダッシュボードに保管している方が多いのでは?
車検証とは何か?だったり、車検時に車検証のどこをチェックすればいいのか?だったりを知りたい方は、ぜひ以下の記事もお読みください。
関連記事:車検証の見方はどうしたらいいの?車検の時に確認すべきポイントを解説!
2.自動車納税証明書
前述でも少し触れましたが、納税通知書が毎年5月に住民票住所へ送られてきます。
税金の納付が完了後に納税証明書が発行されますので、必ず納付を済ませてから、車検を受けるようにしましょう。
3.自賠責保険証明証
自動車を購入した際、持ち主は必ず保険に加入することが法律で義務づけられています。
自賠責保険証明書はその保険に加入していることを証明してくれる書類です。
車検証と同じく運転する際は携帯することが義務づけられているので、車検証と一緒に保管している方も多いのではないでしょうか。
今回は、自賠責について簡単に説明しただけだったので、もっと詳しく知りたい方は、ぜひ以下の記事もお読みください。
関連記事:車検に必要な自賠責保険を徹底解説!車種ごとの金額は?経費にできる?
4.車庫証明※住民票の移動を伴う引っ越しをした場合のみ
車庫証明は、自動車の保管場所が確保されていることを証明するものです。
住民票の移動を伴う引っ越しをした場合は、必ず、警察署の交通課窓口で再申請が必要になります。
手続き後、車庫証明の発行まで1週間程度かかる可能性があるため、引っ越し後は免許証の住所書き換えと一緒に、早めに手続きをすることをおすすめします。
ただし、業者に車庫証明書の発行依頼をすることもできるのでその場合は不要です。
取得費用は地域によって異なりますが、約2500円が目安です。
5.住民票(使用者ものかつマイナンバー記載がないもの)※住民票の移動を伴う引っ越しをした場合のみ
自動車検査証の住所変更をしていない場合、業者に依頼すれば車検の際に一緒に手続きをしてもらうことが可能です。
最寄りの陸運局でも、車検と一緒に住所変更の手続きをしてもらうことが可能ですが、手続きが煩雑なため業者に一括で依頼してしまう方が手間はかかりません。
注意点としては、陸運局が土日、祝日は休みになることです。この期間は業者依頼を出すことができないため、必然的にこの期間は手もとに自動車がない期間が発生してしまいます。自動車を使う予定がどうしてもある場合はスケジュールの調整や代車の手配をする必要があります。
陸運局について不明な点があれば下記の記事をご参照ください!
関連記事:車検がお得に受けられる陸運局とは?具体的な流れを解説!
6.車検費用、印鑑、ロックナットアダプター
最後にその他の細々としたものです。
車検費用は事前に業者に確認し、用意してください。業者によってはクレジットカードが使えない場合もあります。車検費用はかなり高額になるので、当日になって現金しか使えないことを知る…なんてことにならないためにも、クレジットカードを利用したい方は事前に確
認をしておいた方が安心です。
また、提出する書類がたくさんあるため、印鑑は必ず用意してください。
ロックナットアダプターは、ホイールの盗難防止のためにホールナットをつけている方は外すために必要になるので忘れないようにご注意ください。
関連記事:車検に必要なものって?当日に必要なものをチェックして万全の準備を!【保存版】
車検を県外で受けるにあたってのよくある質問
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次に県外で車検を受けるにあたってのよくある質問についてまとめました。
1.自動車の所有者と使用者が異なる場合でも、県外で車検をすることができる?
自動車の所有者と使用者が異なる場合でも県外で車検をすることはできます。
ただし、業者によっては前述した必要なものに加えて「所有者もしくは使用者の委任状(押印のあるもの)」が必要になるケースもあります。
2.住民票を変更しないと車検はできない?
住民票を変更せずに車検をすることは可能です。一時的に居住地が代わり、戻ってくる予定があれば特に問題はないのですが、そうではない場合は注意が必要です。
住民票の異動ができていないということは、車検証の住所変更もできていないはず。毎年5月に届く自動車税の支払い通知書は車検証の住所に届くため、うっかりその事実を忘れて自動車税を滞納してしまい、懲罰金を支払うはめに…なんてことも。
道路運送車両法には、車検証の記載事項に変更があった場合は15日以内に手続きする義務があると定められています。住所の変更があった際は早めに手続きをしてくださいね。
3.県外ナンバーでも車検はできるの?
県外ナンバーでも車検は可能です。こちらも一時的に居住地が変わる、と言うことであれば問題ないのですが、住民票の住所が変更になる場合は、住民票と車庫証明の提出し、住所変更の手続きも合わせてする必要があります。
引っ越し後、次回の車検の時期が来るまでの間は以前の住所のナンバープレートで走行しても特に罰則はありませんが、前述した通り、車検証が以前の住所に届いてしまうデメリットがあります。出来るだけ早めに住所変更をしましょう。
4.車検証や納税証明書を無くしてしまった! 再発行は可能?
基本的にはすべて再発行が可能です。
ただし、ものによっては手数料や再発行までに時間がかかる可能性があります。
下記の記事にてそれぞれ必要書類の請求先や発行方法について、くわしく解説していますのでご確認ください。
関連記事: こんな時どうする?車検の必要書類を失くした時の対処法
県外でもスムーズに車検業者を探すには
ここまで、県外でも車検を受けられるのかについて解説していきました。
車検を県外で受けるといっても、普通の車検と必要なものはあまり変わらないですし、そんなに大変でははなさそうですね!
ただ、馴染みがない土地では車検の業者選びが大変です。
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参考サイト
国土交通省(参照日:2020-4-5)
http://www.mlit.go.jp/jidosha/kensatoroku/kensa/index.htm
車検と車の手続き案内センター(参照日:2020-4-5)
https://annai-center.com/juusyo/
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