2021-06-21
車検切れの車は買取してもらえる?売却する際の注意点について解説
画像出典:Adobe Stock
「車検切れの車を買取してほしい」と考えていませんか?売却が難しいイメージがあるかもしれませんが、実は車検切れの車でも基本的には問題なく売ることができます。買取をしてもらうときの注意点などを把握しておきましょう!
「車検切れの車を買取してもらうことはできないのではないだろうか」と思っていませんか?意外かもしれませんが、車検が切れていても基本的には問題なく売却が可能です。しかし、車検切れの車の買取を依頼する際には気を付けておかなければならないこともあります。
そこで本記事では、車検切れの車を売却する前に知っておきたいことを解説します。また、車検切れの車でも手間をかけずに高額売却が期待できる方法も併せてご紹介しますので、売却を検討している方はぜひ参考にしてくださいね。
1.車検切れの車は買取してもらえる?
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「車検切れだと売却が難しいのではないか」と心配される方も多いですが、車検が切れてしまっていても名義変更や登録抹消が可能であるため、車を売却する事は可能です。多くの業者が車検切れの車も買取可としており、基本的に車検切れが売却時のネックとなることは少ないでしょう。
ただし、次のような車では買取が断られてしまったり、然るべき対応をしなければ買取をしてもらえなかったりすることがあります。
- 改造車→業者によって異なる
- 事故歴や修復歴がある→業者によって異なる
- 鍵を紛失した車→鍵の作成が必要
- 必要書類がない→再発行などの手続きが必要
- 自動車税未納の車→自動車税の支払いが必要
車検の有無が買取の可否に影響することはあまりありませんが、上記のような例は前もって必要な対応をしておくか、買取可能な業者を探す必要があるので注意しましょう。
また、修理に莫大な費用がかかる全損車は業者に関わらず売却が難しいことが多いです。この場合は廃車を検討することになります。
2.車検が切れた車を売却するデメリット
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車検が切れている車を売却することは可能ですが、次のようなデメリットもあります。
- 買取金額が下がる
- 運搬の手配、もしくは仮ナンバーの発行が必要になる
特に2つ目の運搬の手配や仮ナンバーの発行はとても重要で、うっかり普通に車を業者に持ち込むと法律違反となるので注意が必要です。具体的な対処法も併せて紹介しますので、しっかり把握しておきましょう。
買取金額が下がる
車検が切れている車と、車検が一定期間分以上残っている車では、買取価格に差があることが多いです。車検証の有効期間が最低でも4ヵ月以上残っている場合、査定時に評価されて買取価格が上がることがあります。
反対に、車検が切れているということで査定が直接的にマイナスになるわけではありませんが、車検切れの車は別の要因で査定額が下がる可能性が高いです。
車検時には必要な整備や部品交換を行うことが多いため、車検後の車は基本的に適切に整備がされている状態だと言えます。しかし、最後に車検を受けてから長期間経過している車では、不具合が生じている部品もあるでしょうし、交換が必要な消耗品類も多くなっているでしょう。
そのため、車検切れそのものが買取価格に影響することがなくても、車の状態から査定額が下がる可能性が否定できないのです。
運搬の手配、もしくは仮ナンバーの発行が必要になる
車検切れの車を売却するときにネックとなるのは、どのように車を運搬するかということです。
法律上、車検切れの車は公道を走行することができません。車検切れの状態で車を走らせた場合の処分は、6ヵ月以下の懲役または30万円以下の罰金という罰則です。自賠責保険も切れている場合には、さらに罰則が重くなってしまいます。そのため、自分で車を運転して買取業者へ運搬することができないのです。そこで、車両を運搬する方法を考えなくてはなりません。
買取業者の中には、出張で査定を行い、車検切れの車でも引き取りに来てくれるところがあるので、基本的にはそういった業者に買取を依頼することをおすすめします。
しかし、何らかの理由があって自分で車を持ち込みたい場合には、仮ナンバーの発行が必要です。仮ナンバーは、車検切れの車を臨時に走行させるための許可で、お住まいの地域の役所で発行してもらうことができます。手数料は750円程度ですが、有効な自賠責保険証を提示しなければなりません。自賠責保険も切れている場合は新たに加入が必要なので、仮ナンバー発行手数料とは別に保険料も支払わなければならないことになります。
また、レッカー車を依頼して車を買取業者まで運ぶという方法を考える人もいるかもしれませんが、車検切れの車はレッカー車での移動もできません。これは、レッカー車で牽引される際に車両の後輪が地面に接していることが、公道を走行しているとして見なされるためです。仮ナンバーの取得を取得してからレッカーを依頼するか、仮ナンバーの取得が不要なキャリアカー(積載車)での運搬を依頼するという方法もありますが、同じ都道府県内など短距離での移動にも数万円かかるため現実的ではないでしょう。
やはり手間を考えると、運搬まで手配してくれる業者に買取を依頼するのがベストです。業者を探すときには、引き取りの可否も含めて確認しておきましょう。「楽天Car車買取」では、指定の陸送業者が無料で車両の運搬を行うため、車検切れの車を売却したい場合にも安心して利用することができます。
3.売却のために車検を受ける必要はある?
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車検切れの車を売却するデメリットをご覧いただきましたが、「それなら売却前に車検を通した方が良いのでは?」と思う人も多いでしょう。しかし、損をしてしまう可能性が高いため、わざわざ車検を受けてから売却する必要はありません。
そもそも、車検は1回受けるだけでも数万円はかかるものです。追加の部品交換代や整備費用などがかさむと、10万円を超える金額になることも決して珍しいことではありません。
先ほど紹介した通り、仮ナンバーを発行する手数料は約750円ですし、買取業者が無料で運搬をしてくれる場合はコストが一切かからないため、いずれにしても車検を受けるより安く済みます。また、車検の残り期間が半年以上あると査定額がアップすることもありますが、車検を受けるための金額を超えるほどの金額となる可能性はほとんどありません。
売却前に車検を受けると大きく損をしてしまう可能性が高いので、売却前に車検を受ける必要性はないと言えるでしょう。
4.廃車よりも売却がお得?
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「売却手続きって面倒くさそう」「車検切れの車なら廃車してしまった方が手間がかからないのでは?」と思う人もいるかもしれませんが、実は廃車にも多くの手続きが必要です。
まず、廃車をするには抹消登録と呼ばれる手続きをすることになります。長期海外出張をするなど数年後に再度その車を使用する場合は「一時抹消登録」と呼ばれる手続きになりますが、もうその車に乗らないという場合は「永久抹消登録」という手続きです。
では、永久抹消登録を行う流れをご覧ください。
- 解体業者に解体を依頼する
- 運輸支局または自動車検査登録事務所で手続きを行う
まず、永久抹消登録をするためには車の解体が必要です。その後、下記の書類を揃えて所定の場所で手続きを行います。
- 自動車検査証(車検証)
- ナンバープレート
- リサイクル番号と解体報告日
- 印鑑証明書
- 実印
- 申請書
- 手数料納付書
不足なく書類を揃えたら、運輸支局または自動車検査登録事務所に行き、抹消登録証明書交付を受けて廃車が完了となります。
この一連の流れを行うのに必要な費用は、主に解体業者へ支払う料金と車の運搬にかかる料金です。
廃車にかかる費用の目安
解体費用
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10,000~30,000円
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運搬費用
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仮ナンバーの発行+レッカー依頼
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15,000~30,000円
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仮ナンバーの発行
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750円
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前述したように、車検切れはそのまま走行させることができないので、仮ナンバーの発行を行い自分で解体業者まで運ぶか、仮ナンバーを発行してレッカーを依頼することになります。仮ナンバーの発行自体は750円で済みますが、その場合は仮ナンバーの発行に際しても役所での手続きが必要になるので注意が必要です。また、車の解体を自分で行うことはできないので業者に依頼することになりますが、1~3万円の費用がかかります。
廃車には最低でも1~3万円はかかり、さらには多くの手間がかかることを考えると、買取可能な車をわざわざ廃車にするメリットはほとんどないと言えるでしょう。
5.売却のための手順と必要書類
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車を売却する流れは次の通りです。
- 査定の予約
- 査定
- 買取契約手続き
- 車両引き渡し
- 入金確認
買取業者を選んで査定をしてもらい、査定額に納得がいけば買取契約を交わして車を売却します。
通常、査定にはユーザーが自分で車を持ち込んで行う場合と、業者側が自宅まで来てくれる出張査定がありますが、車検切れの車は公道を走行させることができないため、出張査定を受け付けている業者を選びましょう。出張査定でもほとんどの業者は無料で査定を行っているため、追加の費用がかかることはあまりありませんが、出張査定の費用が明記されていない場合は事前に確認しておくと安心です。
査定額に納得し、買取契約の段階になると次の書類が必要になります。
車売却時の一般的な必要書類
普通自動車
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軽自動車
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・自動車検査証(車検証)
・印鑑証明書
・自賠責保険証明書
・実印
・リサイクル券
・委任状
・譲渡証明書
・自動車税還付委任状
・住民票(車検証と印鑑証明書の住所が異なる場合)
・戸籍の附票(2回以上引っ越していて車検証と印鑑証明書の住所が異なる場合)
・戸籍抄本(車検証と印鑑証明書の苗字が異なる場合)
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・自動車検査証(車検証)
・自賠責保険証明書
・軽自動車税納税証明書
・認印
・リサイクル券
・申請書
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ここで注意したいのが、車検が切れている場合でも車検証は必ず提示しなければならないという点です。基本的には車のダッシュボードの中に置いてあるはずなので、事前に確認しておきましょう。
6.車を売りたいなら楽天Car車買取!
引用:楽天Car車買取
この記事では、車検切れの車を買取してもらうことについて解説しました。基本的にはどの買取業者でも買取に応じてくれるものの、運搬費用などは別途かかることがあるので事前に確認が必要です。
また、車を売却するなら、できるだけ手間をかけずに少しでも高く売りたいと思いますよね。そこで、愛車を高く、楽に売りたいと思っているなら「楽天Car車買取」がおすすめです。楽天Car車買取では、複数の信頼できる中古車販売店がオークション形式で車を競り合うので、納得いく価格で車を売却することができます。
車検切れの車でも無料で車の引き取りを行うため、余計な費用や運搬を手配するための手間もかかりません。
「楽天Car車買取」を利用するメリットは以下の通りです。
- 楽天IDがあれば愛車の買取のお申し込みが1分で完了
- 面倒な陸運局への手続きは一切不要
- 複数の中古販売店が直接入札するので、高額で売却しやすい
- オークション申請への手続きも車両検査も窓口は楽天のみ
- 手続きの流れがシンプルでわかりやすい
- 車の検査・オークションの出品・書類手続き・引き取りは全て無料※1
- 最低希望入札価格を設定できるので買取価格に満足できる
- 成約しなかった場合は無料でキャンセル可能
- 楽天Car車買取で申込&成約で楽天ポイント1000Pプレゼント
※1成約が決まった場合のみ手数料22,000円(税込)をいただきます。
車を高く売却したいと考えている方は、ぜひ一度楽天Car車買取をチェックしてみてくださいね。
楽天Car車買取
参考サイト
車検切れの車でも買取してもらえる!売却時に必要な書類や高く買い取ってもらう方法を解説(参照日:2021-05-31)
https://autoc-one.jp/knowhow/5001465/
[A]廃車手続きには、抹消登録の手続きが必要です。道路運送車両法では「永久抹消登録」と「一時抹消登録」の2種類が定めらています。(参照日:2021-05-31)
https://jaf.or.jp/common/kuruma-qa/category-procedure/subcategory-registration/faq005
楽天Carマガジンは、楽天Carが運営するウェブマガジンです。クルマの維持費をお得にする様々なコンテンツをお届けします!
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