スズキ パレット(2009年式、4万～4万5千km)の車検実績

今回はスズキ・パレットのエアコン修理になります！「エアコンが冷えない」、「他でも見てもらったが直らない…」とのご相談を受けてのご入庫です。
診断の結果、原因はエバポレーター（熱交換器）からのガス漏れでした。原因が分かったところで早速修理に取りかかります！

まずはインパネ周りのパーツ取外し。カバー部品だけでもこれだけの数になります。誤って割ったりキズが付かないように注意。

こちらはクーリングユニット。これを取り出す為にインパネやダッシュボード周りの部品を外す必要があります。これの内部に問題のエバポレーターがあります。

ここの四角い部分がエバポレーターが格納されている所です。底にクッションがありますが、黄色く腐食しています。黄色くなっている原因はエアコンガスの漏れ点検に使用される蛍光剤によるもの。エアコンガスは無色無臭の為、この蛍光剤を用いて漏れている箇所を確認します。その蛍光剤がクッションに吸収されてしまい、漏れ箇所の特定が遅れてしまったようです。

こちらがエバポレーター。右が漏れがあったもの、左が新たに取り付ける新品部品です。交換が済んだら取外した他のパーツを順次戻していきます。インパネ周りまで元に戻し、一定時間エアコンを作動させ最終チェック。動作を確認して作業終了です。状態確認の為、お客様には後日再来店をお願いいたしました。本格的に暑くなる前に修理が完了し、お客様にもお喜びいただけました！