【車の板金】修理期間の目安は?
即日で終わる・修理が長引く場合それぞれを解説
更新日:2023-03-30
車を日々利用していると、時にうっかり傷つけてしまったり、へこませてしまうこともあります。
いざ車に修理が必要となった際に、どれくらい修理に時間がかかるのか、事前に知っておきたい人が多いのではないでしょうか?
この記事では、傷の種類別の修理期間についてや期間が長引いてしまうケース・即日で修理が終わるケースについても解説していきますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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おおよその板金修理期間の目安
一般的に、板金作業で修理をすることができるのは、車のボディについてしまった傷やへこみです。その上、車の塗装が剥がれてしまった場合などは、板金作業に加えて塗装も行っています。
板金修理にかかる一般的な期間は1日〜1週間程度です。
もちろん、あくまで一般的な期間になりますので、傷の状態・修理する部位・依頼する業者などで修理期間が大きく異なります。
車の損傷が深ければ、板金修理ではなく部品交換が必要になり、その分修理期間が長くなりますし、反対に傷が浅ければ即日で修理が完了することもあります。
次項では、数時間〜当日中に修理が完了する事例について解説しています。
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当日中に修理が完了するのはどんな場合?
当日中に修理可能な傷の一例は以下の通りです。
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基本的に傷の深さがごく浅く、範囲も10㎝程度の場合は数時間で修理が可能であることが多いです。
また、へこみ傷よりも、擦り傷の方が修理時間が短い傾向にあります。
傷の種類(10cm程度) 修理時間
擦り傷 :約1時間~半日 へこみ :約半日~1日 |
小さな傷やへこみであれば、技術的には当日中には可能であっても、修理業者の方針によっては、1日〜2日程度かかる場合もあります。
もし、どうしても当日中に修理をしたいということであれば、即日修理を受け付けている修理業者に依頼をするようにしましょう。即日修理を受け付けているのは、ガソリンスタンドやカーショップ、町の整備工場などが多いです。
また、飛び込みで業者に車を持ち込んでしまうと、業者側のスケジュールが埋まっていて、断られる場合がありますので、当日中の修理を依頼したいしたい場合は、必ず事前に予約をするようにしましょう。
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板金修理の期間が長引いてしまうのはどんな時?
浅い傷や、小さなへこみであれば、即日修理が可能なことがわかりましたが、反対に修理期間が長引いてしまうのはどのような場合なのでしょうか?
具体的に板金の期間が長引いてしまう要因として以下の理由があげられます。
- へこみや傷が深く範囲が広い
- 部品の取り寄せが必要になる
- 修理工場が繁忙期
それでは1つずつ、これらの要因があることでなぜ修理期間が長くなってしまうのか解説していきます。
へこみや傷が深く範囲が広い
修理期間が長引いてしまう原因の1つ目が、へこみや傷が深く範囲が広い時です。
目安としては10㎝以上の傷や、塗料が剥がれてしまうくらい傷が深いと、即日中の修理が難しくなってきます。
また、損傷が深く板金だけでなくパーツの交換が必要になってくるとさらに修理期間が長引いてしまう傾向にあります。
修理期間の目安は板金塗装のみなら2日〜5日程度、部品交換ありなら2日〜1週間程度が目安になります。
部品の取り寄せが必要になる
修理期間が長引いてしまう原因の2つ目が、部品の取り寄せが必要になる時です。 修理に部品交換が必要になった場合、もし業者で部品の在庫がない場合は部品の取り寄せをします。
部品が届くのを待っている期間が、そのまま修理期間に上乗せされていくため、届くのが遅れるほど、時間がかかってしまうことになります。
発売中の現行車や、製造中止から数年が経過した車種の部品は、早くて2日程度、遅くとも1ヶ月以内に到着することが多いです。
ただし古い車や、限定品など希少性が高い車は、さらに時間がかかることがあるため注意が必要です。
さらに、製造終了から5年以上経過した車などは、別途パーツの塗装が必要になることがあり、塗装して乾燥させる作業が修理期間に加算されます。
その他にも、費用を抑えるために純正部品ではなく、中古部品を取り寄せる場合は、時間がかかる傾向にあります。
修理工場が繁忙期
修理期間が長引いてしまう原因の3つ目が、修理工場が繁忙期の場合です。
1年のうちゴールデンウィークや夏季休暇、年末年始などの大型連休は特に修理業者が非常に混雑しやすい時期です。連休中だけでなく、その前後の期間も同じくらい混雑しやすいため注意が必要です。
この期間で修理を依頼すると、通常よりも修理期間が長引く可能性が高いです。 もし、連休中などに車を使う予定があるのであれば、連休が始まる半月前までには修理に出しておくと安心です。
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【部位別】板金修理にかかる期間
板金修理にかかる期間は、修理する車の部位によっても変わってきます。
そこで、特に車に傷やへこみがつきやすい5か所の修理期間をそれぞれ解説していきます。
バンパー
バンパーは車の下側にある部品のことで、車前方をフロントバンパー、車後方をリアバンパーといいます。
バンパーは、樹脂でできており車の衝撃を吸収してくれるのですが、その反面、車の部品の中で最も傷がつきやすい部品の1つで、縁石で擦ってしまったり、飛び石などが原因で傷がついてしまうことが多い部分です。
板金修理のみと交換が必要になる場合の修理期間の目安は以下の通りです。
板金修理のみ
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交換が必要な場合
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勢いよくぶつけてしまい全体的に深い傷がついてしまったり、穴が空いてしまうほど激しく損傷してしまった場合は、板金塗装ではなく、交換が必要になります。
また、バンパーの修理費用は板金のみの場合は30,000〜70,000円程度、交換が必要になる場合は50,000〜100,000円程度かかります。
以下の記事では、さらに詳しくバンパーの修理費用や修理を依頼するのにおすすめな業者2ついても解説していますので、こちらの記事も参考にしてみてくださいね。
関連記事:車のバンパーの修理費用はどれくらい?割れて交換になった場合も解説
フェンダー
フェンダーとは、車のタイヤを覆っている部分のことです。
前方のタイヤを包んでいる部分のことをフロントフェンダー、後方の部分をリアフェンダー と呼びます。
バンパーと同じように樹脂でできているものも多くありますが、スチール製のフェンダーも同じくらい一般的です。
フェンダーとバンパーは隣り合っているので、傷がつく要因も似ています。小石をタイヤで巻き上げてしまうことによる飛び石や縁石や塀などの障害物にぶつけてしまうことで、擦り傷やへこみ傷がついてしまいます。
また、状況によってはフェンダーとバンパーの両方を傷つけてしまうケースも多くあります。
板金修理のみと交換が必要になる場合の修理期間の目安は以下の通りです。
板金修理のみ
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交換が必要な場合
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フロントフェンダーに関しては、傷やへこみの状態によっては板金修理するよりも、交換をした方が結果的に安く綺麗に仕上がることがあります。
しかし、リアフェンダーに関しては、車の骨格部分に組み込まれていることがほとんどのため、フロントフェンダーのように気軽に交換を提案されることはなく、基本的には交換ではなく板金修理になることが一般的です。
修理費用は板金修理は30,000〜50,000円程度、交換になった場合は50,000〜100,000円程度かかります。
ドア
車のドアも損傷しやすい部位の1つです。
木の枝などが原因でひっかき傷ができてしまうこともありますが、ドアを勢いよく開けてしまって人為的な理由で擦り傷やへこみ傷がついてしまいやすい場所です。
板金修理のみと交換が必要になる場合の修理期間の目安は以下の通りです。
板金修理のみ
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交換が必要な場合
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さらにスライドドアを修理する場合は、修理期間が1〜数ヶ月程度かかることもあります。
へこみが大きかったり、損傷が激しい場合は交換が必要になります。また、ドアがアルミ製などの柔らかい素材で作られている場合なども、板金作業で元の形状に戻すことが難しいため、交換を進められることがあります。
ドアの板金修理の費用は10,000円〜50,000円程度、交換が必要になる場合は10万円〜30万円程度かかります。
ドアの傷の修理については以下の記事でさらに詳しく解説していますので、こちらの記事もぜひ参考にしてみてくださいね。
サイドミラー
サイドミラーは、ドライバーにとってうっかり存在を忘れてしまいやすい場所です。
その上かなり壊れやすく、狭い道などで、電柱や壁にサイドミラーをひっかけてしまい故障させてしまう方は多くいます。
サイドミラーはミラーとカバー、電気系統のどこの場所が破損しているかによって修理にかかる期間が異なります。
板金修理のみと交換が必要になる場合の修理期間の目安は以下の通りです。
板金修理のみ
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交換が必要な場合
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ミラーもしくはカバーが破損している場合は、それぞれ破損している部位を交換することになり、電気系統が故障してしまいサイドミラーの開閉ができなくなってしまっている場合は、本体全ての交換が必要になります。
修理費用は擦り傷の修理は1500円〜2000円程度、ミラーもしくはカバーのみの交換は1500円〜10,000円程度、本体全ての交換は20,000〜30,000円程度かかります。
以下の記事では、さらに詳しくサイドミラーの修理費用や保険適用できるかどうかについて解説していますので、ぜひこちらの記事も参考にしてみてくださいね。
関連記事:サイドミラーの修理はどこでできる?費用や期間についても解説
ボンネット
ボンネットとは、車前方のエンジンをカバーしている部位のことです。
今まで紹介した部位の中では、比較的傷がつきにくい場所ですが、飛び石や雹害などが原因で傷やへこみがついてしまうことがあります。
また、衝突事故などを起こした時の衝撃でボンネットがへこんでしまったり、歪んでしまうことがあります。
板金修理のみと交換が必要になる場合の修理期間の目安は以下の通りです。
板金修理のみ
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交換が必要な場合
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飛び石や雹害程度の傷やへこみであれば、板金修理で直すことができますが、衝突事故などを起こしてしまい、交換が必要になるほど損傷している場合は、エンジンなどの内部の部品が損傷している可能性があります。
見た目には問題なさそうでも、必ず内部の状態も確認してもらうようにしましょう。
また、ボンネットの修理費用は高額になりやすく、板金修理でも25,000円〜90,000円、交換が必要な場合40,000〜100,000円程度かかります。
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修理期間を短くしたいならどの業者にお願いすべき?
なるべく短い期間で修理を完了させたい場合、どこの業者に依頼するべきでしょうか。本項では、傷の状態別におすすめの修理業者を解説していきます。
板金塗装で直せそうならガソリンスタンド・修理専門店
板金修理で十分に直せる傷やへこみだと判断できる場合は、ガソリンスタンドや、修理専門店での修理がおすすめです。
どちらの業者も局所的で狭い範囲の傷やへこみなどであれば、当日中に修理が完了するプランがある店舗も多くありますし、広い範囲の傷でも数日で修理を完了できます。
また、修理費用も比較的リーズナブルなところが多いので、料金の面からもおすすめです。
しかし、交換が必要なほど車に大きな傷やへこみがある場合は、車の内部の部品なども損傷している可能性があるため、二度手間になってしまわないためにも、ディーラーや整備工場に持ち込んだ方が良い場合もあります。
また、一部の店舗では交換対応をそもそも行っていない、ということもありますので、部品交換に対応している店舗かどうかを事前に確認する必要があります。
部品交換が必要になりそうならディーラー・整備工場
部品交換が必要になりそうなら、ディーラーや整備工場に依頼するのがおすすめです。
理由としては、部品交換が必要なほど損傷をしているのであれば、エンジンなどの内部の部品も故障している可能性があるからです。
ガソリンスタンドや修理専門店の場合は、ボディの修理のみに特化していることが多く内部の修理ができない業者が多いです。
その点、ディーラーや修理工場では、エンジンなど内部部品の点検ができる整備士がいるため、外装だけでなく内部もチェックしてもらうことができます。
特に、衝突事故を起こしてしまい、フェンダーやボンネットが損傷してしまった場合は、車の骨格部分にあたるフレームや内部部品などにも影響がでている可能性があります。
そのため、部品交換が必要なほどの損傷をしているのであれば、最初からディーラーや整備工場に持ち込む方が、修理の持ち込みが一度で済むためおすすめです。
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板金修理の予約をするなら楽天Carキズ修理
ガソリンスタンド・修理専門店・整備工場・ディーラーで車の修理を行っていますが、それぞれ特徴やメリット・デメリットが異なるため、傷やへこみの状態などによって修理業者を選ぶようにしましょう。
『楽天Carキズ修理』は、簡単な車の傷やへこみを修理してくれる業者を比較・予約できるポータルサイトです。
お近くの修理業者を一括で探せるうえに、修理箇所の写真を送信するだけで見積もりの概算を送ってもらえる画像診断機能もあるので、家から出ずに見積もり業者を選定できます。
もちろん、楽天ポイントも貯まるので、修理で貯まったポイントでオトクに他の買い物ができるのもうれしいですね。
車の傷やへこみを直したい人は、『楽天Carキズ修理』でお近くの業者を比べてみてくださいね。
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参考サイト
ボディリペア(キズ・ヘコミ修理) (参照日:2023-01-30)
https://www.eneos-frontier.co.jp/business_repair.html板金修理事例(参照日:2023-01-30)
https://www.picars.jp/メニュー比較(参照日:2023-01-30)
https://www.modolly.com/hikaku.html宇佐美のボディリペア(参照日:2023-01-30)
https://usappy.jp/as/repair/