2023-08-24
車にえぐれた傷ができたらどうする?修理方法や費用などの対処法を解説!
画像出典:photoAC
車にえぐれた傷ができてしまって困ったことはありませんか?車にえぐれた傷ができてしまった場合、放置するとさらに悪化してしまうことがあります。この記事では、対処法や費用を解説しますので、すぐに修理してくださいね。
「車にえぐれた傷がついてしまった」「修理方法や費用の目安が知りたい」とお考えではありませんか?大事にしている車に目立つ傷がついてしまったらショックですよね。深くえぐれた傷がついてしまうと、修理費用が高額になってしまうのではないかと費用面の心配をされる方も多いでしょう。
そこで本記事では、車にえぐれた傷がついてしまった場合の対処法について解説します。自分で直す方法や、業者に依頼するときの費用の相場などを詳しくお伝えしますので、お困りの方はぜひ参考にしてくださいね。
車にえぐれた傷ができる原因は?
画像出典:photoAC
まずは、車にえぐれた傷がついてしまう原因を知りましょう。車に傷がつく原因はさまざまで、知らないところで傷がついてしまうことも珍しくありません。
しかし、中には少し注意すれば防止できるものもあるので、普段から気を付けて車を扱うようにしましょう。
壁・障害物
運転ミスで壁や路上のポールなどに接触したり、狭い道を走行していて道路脇の木の枝が当たってしまったりすると、車に傷がついてしまいます。極めて狭い道などでは木の枝などへの接触が避けられないこともあるので、可能な場合は違う道を走行することも考えましょう。
また、障害物への接触防止には車幅感覚を身に付ける練習も有効です。車の長さや幅を感覚的に正しく把握し、運転ミスが減らせるように、車の運転が得意な人に協力してもらって安全な場所で練習してみましょう。
飛び石
車で走行中、前から小石が飛んでくることを飛び石と言います。前を走っている車のタイヤが小石を跳ね上げることなどが主な原因で、前から飛んでくることが多いです。飛び石は勢いよく飛んでくるため、ボディに深い傷をつけることも珍しくありません。
飛び石による被害を防ぐ方法として、車間距離を十分に保つことが挙げられます。また、トラックなどの大きな車は、大きな石を飛ばす可能性があるため、トラックの後ろを走らないようにすることも有効です。
縁石
縁石に乗り上げたり、縁石に擦ってしまったりして、ボディを傷つけてしまうことがあります。特に、車高の低い車は縁石への接触の可能性が高まるので、運転時に注意しなければなりません。
また、縁石に乗り上げてしまった場合、警察への連絡が必要です。傷の対処に加え、警察への報告も忘れずに行うようにしましょう。車で縁石に乗り上げてしまったときの対処法については、こちらの記事で詳しく解説していますので、ぜひあわせて読んでみてくださいね。
関連記事:車で縁石に乗り上げた・擦ってしまった場合の対処方法は?
身の回り品
鍵など身の回りにある金属も、車にえぐれた傷をつける原因の1つです。
例えば、鍵の開け閉めをするときに手元をよく確認していないと、間違って鍵穴ではなくボディに鍵を当ててしまうことがあります。また、乗り降りをするときや車の横を通るときに、かばんについたキーホルダーなどの金属類が当たってしまうこともあるでしょう。
鍵の開け閉めや、車の周囲を通行する際は、身の回りの金属類がボディに当たらないように注意してください。
車のえぐれた傷は自分で修理できる?
画像出典:photoAC
車についた傷の中には自分で直せるものもありますが、深くえぐれた傷を自分で直すのは難しいです。
自分で直せるかどうかの判断基準の1つとして、傷の深さが挙げられます。塗装面にだけついている軽微な傷なら、自分で直すことも可能です。
しかし、塗装を通り越して車の素地にまで傷が達している場合、DIYできれいに直すことは困難だと言えます。見た目の問題だけでなく、深い傷は適切に修理していないと、そこからボディに傷みが広がってしまうことがあるため、自分で直すことはおすすめできません。
深くえぐれた傷は素地にまで達している可能性が高いため、無理して自分で修理をせずに業者に修理を依頼するようにしましょう。
また、仕上がりの美しさを重視する方は、傷の深さに関わらず業者に依頼するのがおすすめです。小さい傷なら自分でも目立たなくすることが可能ですが、えぐれた傷を直した上で周囲と上手くなじませるにはコツが必要になります。
えぐれた傷を自分で直す場合、近くから見ると傷があったことがわかるような仕上がりになることが多いです。それに対し、業者に依頼するとプロの技術できれいに直してもらうことができます。
車のえぐれた傷の修理方法
画像出典:photoAC
前述した通り、車の深くえぐれた傷は自分で直すよりも業者に修理を依頼すべきです。ここでは、参考として自分で直す方法についても解説しますが、よほど車のメンテナンスや塗装に関する知識があり、普段から自分で車の整備をしている人でなければ、業者に依頼するようにしましょう。
自分で修理する
塗装面にだけついているような軽い傷を直すのとは違い、えぐれた傷を直す場合はパテ埋めや塗装など多くの工程が必要です。ここでは、大まかな修理の流れを解説します。
【修理に必要なもの】
- サンドペーパー
- 脱脂剤
- バンパープライマー
- バンパーパテ
- パテ用のパレット
- パテ用のヘラ
- 養生用のテープやシート
- プラサフ
- コンパウンド
- コンパウンド用のスポンジ
- ボカシ剤
- カラー塗装剤
- クリア塗装剤
【修理の流れ】
- 車の汚れを十分に落とす
- 傷の部分を研磨する
- 修理部分を脱脂し、バンパープライマーをスプレーする
- 周囲の塗装より少し高くなる程度にバンパーパテを塗る
- サンドペーパーで表面を研磨する
- 修理部分を脱脂し、周囲を養生してからバンパープライマーをスプレーする
- 複数回に分けてプラサフ塗装をする
- 養生をはがし、サンドペーパーで表面を研磨する
- コンパウンドで研磨する
- 修理部分を脱脂し、周囲を養生する
- ボカシ剤をスプレーする
- カラー塗装→クリア塗装の順に塗装をする
- ボカシ剤をスプレーする
- コンパウンドで磨き上げる
大まかな工程としては、パテ埋めで下地を平坦にした後、下塗りと中塗りの役割を果たすプラサフ塗装をします。そして最後に上塗りとしてカラー塗装およびクリア塗装を行うという流れです。さらに、各工程の前後で下準備となる脱脂や、後処理としての研磨などが必要になります。
これらの作業を全て自分で行った場合、塗料が乾燥する時間など待ち時間を除いて5~6時間はかかるでしょう。作業に慣れていない人だとさらに時間がかかるので、作業に丸1日かかってしまうということも珍しくありません。
業者に依頼する
車にえぐれた傷がついた場合、基本的には業者に修理を依頼しましょう。傷の修理は、次のような業者で依頼することができます。
- ディーラー
- ガソリンスタンド
- カー用品店
- 修理工場(板金塗装工場や自動車整備工場)
深くえぐれた傷の場合、放置することでボディの劣化に繋がることがあります。そのため、できるだけ早めに修理をすることが重要です。できれば即日にでも修理をしてもらうことを検討しましょう。
ディーラーは、修理にあたって店舗から工場へ車を移動させることが多く、即日修理に対応していないことがほとんどです。ガソリンスタンドやカー用品店、修理工場であれば即日修理を依頼できることもあります。ただし、傷の程度によっては即日修理ができないこともあるので、事前に確認が必要です。
例えば、楽天Carキズ修理なら、即日修理に対応している業者を絞り込んで探すことができるので、一度お近くの修理業者を探してみてくださいね。
また、車の修理を依頼できる業者についてはこちらの記事でも詳しく解説しています。それぞれメリット・デメリットなどをご紹介していますので、ぜひ併せてご覧ください。
関連記事:車の修理どこへ行けばいいの?状況別におすすめの依頼先を紹介
車のえぐれた傷の修理にかかる費用
画像出典:photoAC
傷の修理をする際、どのくらいの費用がかかるのか気になりますよね。ここでは、傷の修理にかかる費用の目安について解説します。
自分で修理する場合
先ほど自分で修理をするときに必要なものをご紹介しましたが、全て購入するといくらくらいになるのでしょうか?
修理に必要なものの価格の目安
|
価格 |
サンドペーパー |
200~800円 |
脱脂剤 |
500~2,000円 |
バンパープライマー |
600~1,500円 |
バンパーパテ |
800~2,000円 |
パテ用のパレット |
100~700円 |
パテ用のヘラ |
400~800円 |
コンパウンド |
500~2,000円 |
コンパウンド用のスポンジ |
100~200円 |
プラサフ |
700~1,500円 |
ボカシ剤 |
600~1,500円 |
カラー塗装剤(スプレータイプ) |
700~2,500円 |
クリア塗装剤 |
800~3,000円 |
養生用のテープやシート |
200~500円 |
合計 |
6,200~19,000円 |
全て揃えようと思うと、6,200~19,000円程度はかかると考えられます。後述する業者での修理費用よりは安くなる可能性がありますが、膨大な時間と手間がかかることを考えるとあまり費用対効果が高いとは言えないでしょう。
業者に依頼する場合
続いて、業者に修理を依頼するときの費用の相場を見ていきましょう。車のボディに傷が付いた場合、傷の深さによって修理費用が異なります。
車の傷の修理費用の目安
傷の深さ |
修理費用の目安 |
クリア層でとどまっている |
3,000~20,000円 |
色の層にまで届いている |
10,000~30,000円 |
素地にまで届いている |
30,000~100,000円 |
深くえぐれた傷の場合、車の素地にまで届いている可能性も高く、修理費用が10万円近くかかることもあります。
そのため、中には「10万円は高すぎるし、傷くらいなら修理しなくてもいいかな…」と考える方もいるかもしれません。しかし、後述しますが、えぐれた傷を放置することで結果としてより高額な修理代がかかってしまうことがあるので、早めに修理を依頼するようにしましょう。
修理費用は業者によって大きく異なるので、費用を安く抑えたい方は複数の業者で見積もりを取ることをおすすめします。
車のえぐれた傷は放置してもいい?
画像出典:photoAC
車のボディに傷がついた程度だと「走行に支障はないし放置してもいいのでは?」と考える人もいるでしょう。しかし、傷を放っておくとボディに腐食が広がってしまう可能性があるため、必ず修理をすべきです。
そもそも車の塗装は、車を美しく見せるためだけでなく、ボディを保護する役割を担っています。ボディは金属でできており、むき出しの状態だとサビができるなどすぐに傷んでしまうため、塗装を行ってボディの金属が酸素や水分などにさらされないようにしているのです。
塗装面に傷ができると、そこから水分などが入り込んで、塗装の下にあるボディそのものを傷めてしまうことがあります。特に、えぐれた傷の場合は車の素地にまで達していることが多いため、腐食が広がる可能性は高いと言えるでしょう。
ボディに腐食が広がってしまうと、ボディパーツの交換などより大がかりな修理が必要となることがあります。そうなってしまうと修理代もさらに高額になってしまうので、ボディの傷は早めに直しておきましょう。
車のえぐれた傷の修理を予約するなら楽天Carキズ修理!
画像出典:photoAC
この記事では、車にえぐれた傷がついたときの対処法をご紹介しました。運転に支障をきたすものではないといっても、傷を放置するとボディの劣化に繋がり、ボディパーツの交換が必要なほど腐食が広がってしまうこともあります。
車の素地にまで達しているようなえぐれた傷は、塗装面にだけついた程度の小さな傷よりも修理費用が高くなりますが、放置せずに修理を依頼しましょう。
そこで、車の傷の修理を依頼できる業者を探すなら「楽天Carキズ修理」がおすすめです。
楽天Carキズ修理は、車の傷やへこみの修理に対応している業者を探して予約ができるサービスで、インターネットで簡単にお近くの修理業者を検索することができます。修理箇所の写真を送るだけで見積もりを取ることができるので、依頼先を見つけるために何軒ものお店に足を運ぶ必要もありません。
また、楽天Carキズ修理から予約し修理が完了すると、料金に応じた楽天ポイントも進呈されるのでとてもお得です。
車に付いた傷の修理を考えている方は、ぜひ「楽天Carキズ修理」を利用してお近くの業者を探してみてくださいね。
楽天Carキズ修理
参考サイト
深くえぐれたキズ(バンパー)の補修(参照日:2023-04-22)
https://www.99kobo.jp/repair/bumper/04_wonderful.html
車についたえぐれた傷は、自分で直さない方がいいって本当?(参照日:2023-04-22)
https://cos.cosmo-oil.co.jp/blog-detail/1/1000000929/
車のボディにできた深くえぐれた傷!修理代や相場費用を解説!(参照日:2023-04-22)
https://www.ikeuchi-jidousha.com/column/car-gougedscratch/
楽天Carマガジンは、楽天Carが運営するウェブマガジンです。クルマの維持費をお得にする様々なコンテンツをお届けします!
この記事をシェアする!
あなたにおすすめの記事