2023-02-16
初心者でも自分で車の傷を直せる!?必要な道具・手順を徹底解説
画像出典:photoAC
「車についた小さな傷を自分で直したい」とお考えの方は多いでしょう。この記事では初心者でも自分で直せる傷、へこみの条件や修理方法について詳しく解説します。自分で直せない場合の対処法も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
パテを使った深めの傷の修理の手順
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パテは、修理の中でも厄介な深めの傷やへこみに対応できる便利な充填剤です。
パテで深い傷やへこみを補修する際には、以下の道具を揃えましょう。
パテで傷を補修する際に必要な道具
・パテ ・液体コンパウンド ・脱脂スプレー ・耐水サンドペーパー ・マスキングテープ、養生テープ ・プラサフスプレー ・ボカシ剤 ・カラースプレー ・クリア剤
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パテ、プラサフスプレー、カラースプレー以外の各道具の用途は前項でご紹介したコンパウンド、タッチペンと同様のため、ここでは割愛します。
パテによる補修では、これまでの傷消し剤にはなかった塗装作業が追加で必要です。プラサフスプレー(下地塗料)とボカシ剤、カラースプレー(カラー塗料)、クリア剤は、パテを塗布したあとに行う塗装仕上げに用います。広範囲に及ぶ大きな傷であっても、ボディカラーと同じ色のカラースプレーを塗布すれば周囲と調和した自然な状態に仕上げることができます。
必要な道具を揃えたら、以下の手順で補修作業を進めていきましょう。
パテでの傷補修の作業工程
- しっかり洗車を行う
- 脱脂スプレーなどを使用してさらに汚れを取り除く
- マスキングテープで傷の周辺を保護する
- 耐水サンドペーパーで傷部分をこすり、表面をなめらかにする
- パテを傷部分に塗りこむ
- 乾燥後、耐水ペーパーで塗布部の盛り上がりを研磨する
- 脱脂スプレーで表面の汚れを取り除く
- プラサフスプレー、ボカシ剤、カラースプレー、クリア剤を吹きかける
- 液体コンパウンドで艶出しを行う
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補修作業の前に、まずはしっかり洗車をして錆や汚れを取り除きましょう。状態によっては錆落としスプレーも使用し、傷の部分をきれいにしておきます。汚れを落としたあとはサンドペーパーで塗装を削り落とし、パテの密着度を高めます。
次にパテを均一に満遍なく塗布し、傷部分が隠れるように埋めていきます。傷が大きい場合は傷の中心にパテを厚めに置き、傷がない部分に向かって薄く広げていくイメージで塗布していくときれいに仕上げることができます。
パテの種類は、傷の状態によって使い分けていきましょう。塗布後は、しっかりと乾ききるまで時間を置きます。乾燥にかかる時間は気候や温度によって変わってきますが、おおむね15分~20分程度です。
パテが完全に乾ききったら周囲との境目を目立たなくするため、カラースプレーで塗装します。まずはパテの塗布部分を耐水サンドペーパーで削って表面を整えましょう。耐水サンドペーパーの目の粗さは傷の深さが2cm以内なら600番、2cm以上3cm未満なら320番がおすすめです。
厚づけパテ⇒耐水サンドペーパーで研磨⇒薄づけパテ⇒耐水サンドペーパーで研磨の順で作業を進め、続けてコンパウンドでさらに表面を磨いていきましょう。パテは乾燥した状態では表面に凹凸ができているため、なめらかになるまでしっかりと削ることが大切です。
塗装にあたっての下処理が完了したら、マスキングテープで傷の周辺を保護します(タイヤは新聞紙などを被せる)。プラサフスプレーを3回に分けて薄く吹き重ね、マスキングテープを一旦外したらパテ盛り作業のときと同様に耐水サンドペーパー(1,000番推奨)、コンパウンドで傷の周辺を研磨しましょう。脱脂スプレーで表面の余分な汚れを取り除いたら、再度傷の周囲を広めにマスキングします。ボカシ剤をマスキングした範囲に薄くスプレーし、カラースプレーを3回に分けて薄く吹き重ねていきます。次にクリア剤もカラースプレー同様3回に分けて薄く吹き重ねボカシ剤を吹きかけたら、最後にコンパウンドで艶出しを行って補修作業は完了です。
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