2022-03-30
アジアンタイヤのおすすめメーカー11選!特徴や価格についても解説
画像出典:photo AC
お手頃な価格のタイヤが多いアジアンタイヤですが、購入を考えたとき実用性や耐久性などが気になるという人も多いのではないでしょうか。本記事では、アジアンタイヤのメーカーを11社ピックアップして特徴や価格などを詳しく紹介しています。
タイヤ専門店などでも最近取り扱いが増えてきたアジアンタイヤですが、あなたはどのようなイメージを持っていますか?
お手頃な価格の多いアジアンタイヤですが、購入を考えた場合に実用性や耐久性などが気になるという人も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、アジアンタイヤのメーカーを11社ピックアップして特徴や価格などを詳しくご紹介します。
ぜひ、タイヤ選びの参考にしてみてくださいね。
知名度の上がっているアジアンタイヤとは?
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アジアンタイヤは主に、中国や韓国、台湾などアジア圏に所在するタイヤメーカー各社により生産されているタイヤを指します。
少なくとも40年以上前からアジアンタイヤは存在していますが、10年ほど前までは国産のタイヤと比べて質が悪いとされ、あまり評価されていませんでした。
しかし、最近では品質が大幅に改善され、日本だけでなく世界中でも受け入れられており、日本でも取り扱いを始める販売店が増えてきています。
ブリジストンが発表している、2020年の世界タイヤメーカーランキングによると、世界のタイヤ市場のシェアは1位がフランスのミシュラン、2位に日本のブリヂストン、3位にアメリカのグッドイヤーなど、有名メーカーがランクインしていますが、その一方で、アジアンタイヤの製造メーカーも、韓国のハンコックは6位、MAXXISブランドを展開している台湾の正新ゴムは9位、GOODRIDEブランドを展開している中国の中策ゴムは10位に入っています。
特に、ハンコックは2019年時点では7位でしたが、2020年では有名タイヤメーカーのピレリやヨコハマタイヤを抑えて6位を獲得しています。
このことからも、アジアンタイヤは有名タイヤと比べても遜色がないほど、知名度を広げています。
アジアンタイヤが人気な理由
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10年ほど前まで評価は悪かったにも関わらず、なぜアジアンタイヤは世界で受け入れられるようになったのでしょうか。その主な理由は2つあります。
それではそれぞれ1つずつ確認していきましょう。
リーズナブルな価格
アジアンタイヤが受け入れられるようになった理由の1つ目は、リーズナブルな価格で購入できることにあります。
あまりタイヤに詳しくなくても、アジアンタイヤは安いというイメージがある人も多いのではないでしょうか。
実際に、タイヤ専門店などに足を運ぶと、アジアンタイヤが他のタイヤメーカーと比べて安く売られているところを目にすることができます。
国産タイヤとアジアンタイヤの価格の差は以下の通りです。
原産国 |
メーカー |
価格 |
台湾
|
NANKANG(ナンカン)
|
5,960円〜
|
韓国
|
KUMHO(クムホ)
|
6,700円〜
|
日本
|
DUNLOP(ダンロップ)
|
13,490円〜
|
日本
|
BRIDGESTONE(ブリヂストン)
|
7,890円〜
|
※215/45R17サイズのサマータイヤを比較
※2022年1月11日時点
1本当たりの価格を比較すると国産タイヤは7,000〜14,000円程度であるのに対し、アジアンタイヤは1本6,000〜7,000円程度で購入することができます。
もし、4本購入した場合、その金額の差は4,000〜32,000円にもなります。
タイヤの価格をなるべく抑えたいと考えている人にとっては、この価格はとても魅力的なのではないでしょうか。
品質の向上
アジアンタイヤが受け入れられるようになった理由の2つ目は、タイヤの品質が年々向上しているという点です。
10年ほど前までは、アジアンタイヤは価格が安い分、質が悪くすぐ使えなくなってしまったり、性能が国産タイヤと比べて良くないものが多くありました。
その頃の印象から、アジアンタイヤと聞くとあまり良いイメージがないという人も多くいるかもしれません。
しかし、最近ではアジアンタイヤも技術開発が進み、アメリカやヨーロッパ、日本の各タイヤメーカーにも引けをとらない性能をもつ商品が販売されるようになりました。
その性能の高さから、アジアンタイヤの中には自動車メーカーの純正タイヤに選ばれているものもあります。
アジアンタイヤを純正品として採用している自動車メーカーは、以下の通りです。
どの自動車メーカーも、純正品としてタイヤを採用する場合は厳格な基準を設けています。
したがって、純正品として採用されているのであれば、高い品質が保証されていると言えます。
アジアンタイヤがおすすめな人
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アジアンタイヤを購入するなら、以下のポイントに当てはまる人がおすすめです。
- 特定のタイヤメーカーにこだわりがない
- 安くタイヤを購入したい人
- 手頃な価格でコストパフォーマンスがいいタイヤが欲しい
- 車に乗る頻度が多く、タイヤの消耗が激しい
最近のアジアンタイヤは、ヨーロッパやアメリカ、日本などで生産されているタイヤに匹敵する性能を持っていますし、サイズや性能なども幅広く生産しています。
品質と費用を考えるとタイヤメーカーにこだわりがないというのであればアジアンタイヤはおすすめです。
また、値段が安い分、旅行やドライブ、仕事などで長距離移動が多くてタイヤの消耗が激しい人にとってはコストを削減できるというメリットがあります。車を使う頻度が多い人は、アジアンタイヤを取り入れれば、毎回国産タイヤを選ぶよりも費用をかけずに済むようになります。
アジアンタイヤのおすすめメーカー11選
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アジアンタイヤを生産・販売しているタイヤメーカーは数多く存在します。購入するならユーザーからの人気や高評価を多く獲得しているメーカーを知りたいですよね。
そこでアジアンタイヤのおすすめメーカーを11社ピックアップしました。作っているタイヤの特徴や主力商品にも触れてご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
HANKOOK(ハンコック)
引用:楽天市場
HANKOOK(ハンコック)は、韓国に本社を置くタイヤメーカーです。韓国や中国、アメリカ、ハンガリー、インドネシアで合計8ヵ所の生産施設を持っており、180ヵ国の物流ネットワークを持っています。
日本では2021年にモータースポーツ「スーパー耐久シリーズ」へレース用タイヤを1社で供給しており、レースファンにも知名度があるメーカーです。
感情・安心・興奮・満足度・誇りの5つを指標に、ハンコックが持つ技術を活かした商品をラインナップしています。
主なHANKOOKの楽天市場内タイヤ参考価格
※2022年1月11日時点
NANKANG(ナンカン)
引用:楽天市場
NANKANG(ナンカン)は、60年の実績を持つ台湾のタイヤメーカーです。1959年に設立後、ヘリコプター向けのタイヤを開発するなどの歴史を持ちます。1974年に乗用車向けタイヤを発売以降、多彩な高品質タイヤの開発に取り組んでいるメーカーです。
NANKANGが製造した乗用車向けのタイヤは、ドイツの自動車専門機構をはじめ世界で多くの賞を獲得しています。
主なNANKANGの楽天市場内タイヤ参考価格
NS-20 |
4,190円〜
|
ROLLNEX SP-9 |
4,470円〜 |
AS-1 |
4,870円〜 |
※2022年1月11日時点
TRAIANGLE TIRE(トライアングルタイヤ)
引用:楽天市場
TRAIANGLE TIREは、1976年に創業した中国の老舗タイヤメーカーです。
日本では取り扱いをしている店舗がまだ少ないのですが、海外では高い評価を得ており、世界シェアは14位です。
非常にコストパフォーマンスの良いタイヤですが、アメリカ運輸局の規格であるDOTや、国連欧州経済委員会で策定されたECE規格などの国際基準規格をしっかりとクリアしており、安全性や品質が保証されています。
主なトライアングルの楽天市場内タイヤ参考価格
TR928 |
3,350円〜
|
Advantex TC101 |
4,080円〜 |
TE301 |
3,855円〜 |
※2022年1月11日時点
KENDA(ケンダ)
引用:楽天市場
KENDAは1962年に設立された台湾のタイヤメーカーです。
車用のタイヤだけでなく、自転車やバイクなどのタイヤも生産しています。2017年にはドリフト競技の大会であるフォーミュラDで、ケンダユーザーが優勝しています。台湾の本社以外にアメリカとヨーロッパにオフィスがあり、世界150カ国以上で販売されています。
その他のアジアンタイヤと比べてもリーズナブルで、1本2,000円台から購入することが可能です。
主なKENDAの楽天市場内タイヤ参考価格
KR23A |
2,700円〜
|
KAISER KR20 |
3,090円〜 |
KR32 |
3,640円〜 |
※2022年1月11日時点
MAXTREK(マックストレック)
引用:楽天市場
MAXTREKは中国で2006年に設立されたタイヤメーカーです。
比較的新しいメーカーではありますが、国際的な品質マネジメントシステム規格であるISO/TS16949など、様々な国の製品規格などをクリアしており、世界的にも評判が高いのが特徴です。
特にアメリカでは、2014年よりWal-Mart(ウォルマート)でも販売されていることもあり、かなり身近なタイヤであると言えます。
主なMAXTREKの楽天市場内タイヤ参考価格
MAXIMUS M1 |
2,590円〜
|
SU-810 |
2,500円〜 |
MK700 |
5,180円〜 |
※2022年1月11日時点
KUMHO(クムホ)
引用:楽天市場
1960年に設立された、韓国の老舗タイヤメーカーです。
日本法人である、クムホタイヤジャパンは1977年に設立されており、約40年の日本での販売実績があります。比較的知名度もあるため名前を聞いたことがあるという人も多いのではないでしょうか。
品質も世界で高く評価されており、BMWや日産を始めとした20社以上の自動車メーカーの新車装着実績があります。
主なKUMHOの楽天市場内タイヤ参考価格
※2022年1月11日時点
ATR Radial(エーティーアールラジアル)
引用:楽天市場
ATR Radialは1988年に設立したインドネシアのタイヤメーカーです。
インドネシアは世界有数の天然ゴムの産地で、ATR Radialではその良質なゴムを素材にしてタイヤが生産されています。
過去にピレリやコンチネンタル社と技術提携をし、質が高いタイヤを生産することが可能になりました。その後は世界100か国以上に輸出されており、現在日本ではHONDAやDAIHATSUの海外販売車両の純正タイヤとして採用されています。
主なATR Radialの楽天市場内タイヤ参考価格
※2022年1月11日時点
ZEETEX(ジーテックス)
引用:楽天市場
ZEETEXはドバイを拠点としているZAFCO社のプライベートブランドです。ZAFCO社はタイヤ以外にもバッテリーや潤滑油など自動車のパーツを専門に取り扱っている会社で、85か国で販売の実績があります。
乗り心地や安全性はもちろん環境に配慮したタイヤ生産を行っているのが特徴です。
主なZEETEXの楽天市場内タイヤ参考価格
HP2000 vfm |
4,800円〜
|
ZT1000 |
3,040円〜 |
HP3000 vfm |
7,510円〜 |
※2022年1月11日時点
GOODRIDE(グッドライド)
引用:楽天市場
GOODRIDEは、中国に本拠を置く「中策タイヤ」が展開しているタイヤブランドです。1958年に設立されて以降、日本から技術者を招いて技術力の向上を図り、中国を代表するタイヤメーカーに成長しています。
高いグリップ力と優れた耐久性、コストパフォーマンスに優れたタイヤで、乗用車やトラック、SUVに快適な乗り心地の実現できます。
主なGOODRIDEの楽天市場内タイヤ参考価格
SPORT RS |
13,960円〜
|
RP28 |
3,680円〜 |
SA37 |
6,820円〜 |
※2022年1月11日時点
MAXXIS(マキシス)
引用:楽天市場
MAXXIS(マキシス)は、台湾に本拠を置く「正新タイヤ」が展開するタイヤブランドです。1967年に自転車と自動二輪車用タイヤの製造を開始し、1993年に日本の東洋ゴム(トーヨータイヤ)と合弁で自動車タイヤの製造を開始しています。
先進技術のコンピューターシミュレーションプログラムによって設計開発に力を入れており、高品質のタイヤ生産が可能です。摩耗やコーナリング性能、騒音チェックを厳しく行い、フィードバックを市販されるタイヤに利用しています。
主なMAXXISの楽天市場内タイヤ参考価格
※2022年1月11日時点
NEXEN(ネクセン)
引用:楽天市場
NEXEN(ネクセン )は、1942年に創業した韓国のタイヤメーカーです。
原材料の出庫から出荷まで、生産工程をフルオートメーション化することによって、高い水準の品質を維持することができています。
NEXENの生産しているタイヤの品質は世界中で高く評価されており、ポルシェやフォルクスワーゲンなど世界で17つの自動車メーカーで純正タイヤとして採用されています。
また2016年にJ.D.POWER社が調査した、タイヤ満足度ランキングで4位を獲得しています。
主なNEXENの楽天市場内タイヤ参考価格
※2022年1月11日時点
タイヤを買うなら楽天Carタイヤ交換がお得!
画像出典:photo AC
今回は、アジアンタイヤのおすすめメーカー5社をご紹介しました。
近年のアジアンタイヤは、値段の安さ以外にもグリップ力や耐久性、コストパフォーマンスに磨きをかけており、ヨーロッパやアメリカ、日本などで生産されたタイヤにも引けをとらないほど性能が高くなっています。
コスパの良いタイヤをお探しなら、ぜひアジアンタイヤも検討してみてくださいね。
また、アジアンタイヤを楽天市場で購入するなら「楽天Carタイヤ交換」の利用もおすすめです。
楽天Carタイヤ交換は、楽天市場で購入したタイヤをプロに交換してもらうことができるサービスです。楽天市場で取付対象のタイヤと楽天Carタイヤ交換チケットを一緒に購入すると、タイヤの購入と同時に交換も一緒に予約をすることができます。
購入したタイヤは自分で選んだ取付店に送付されるので、タイヤを自分で運ぶ必要はありませんし、持ち込み料金が発生することもありません。
購入したタイヤは交換予約をした店舗まで直送されるため、持ち込みの手間が省けます。タイヤ交換工賃も含めた購入金額に応じて、楽天ポイントが進呈されます。
今回ご紹介した、グッドライド、マキシス、ネクセンは、楽天Carタイヤ交換では対象外になりますが、それ以外のアジアンタイヤはタイヤ交換が可能です。
アジアンタイヤをよりお得に購入して、交換の予約をお考えの人は、ぜひ一度「楽天Carタイヤ交換」をチェックしてみてください!
楽天Carタイヤ交換
参考サイト
ブリジストンデータ2021(参照日:2022-01-11)
https://www.bridgestone.co.jp/corporate/library/data_book/pdf/BSDATA2021.pdf
値段の差は最大10倍も?アジアンタイヤと国産タイヤはどう違うのか?/Car-me:カーミー
(参照日:2022-01-11)
https://car-me.jp/custom/articles/4860
PT. JONAN Indonesiaについて/JONAN DENKI(参照日:2022-01-11)
http://www.siz-sba.or.jp/warashina/jonan/p_8.html
ハンコックタイヤ、トヨタに超高性能のタイヤ供給/中央日報(参照日:2022-01-11)
https://s.japanese.joins.com/JArticle/234251?sectcode=860&servcode=800
ハンコックタイヤが2022年発売の日産・フロンティアに2種類の新車装着タイヤを供給/ハンコックタイヤ(参照日:2022-01-11)
https://www.hankooktire.com/jp/about-hankook-tire/media-center/press-room.70393.html?div=&text=&selsort=&tab=&page=
17の自動車メーカーに採用/ネクセンタイヤ(参照日:2022-01-11)
https://www.nexentirejp.com/why/
製品一覧/GOODRIDE(参照:2022-01-11)
https://goodridetire.jp/products/pc/sportrs/
会社概要/MAXXIS(参照:2022-01-11)
https://www.maxxis.co.jp/company/profile.html
トップページ/ナンカンタイヤ(参照:2022-01-11)
https://www.nankang-tyre.com/ja
トップページ/クムホタイヤ(参照:2022-01-11)
https://www.kumhotire.co.jp/
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