2022-02-01
車の維持費が馬鹿らしい!出費が多くおかしい!と感じたら試して欲しい3つのこと
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車の維持費が高すぎて馬鹿らしいと感じることはありませんか?車を持つには多くの費用がかかるので、少しでも安く抑えたいですよね。「車の維持費が高すぎておかしいのでは?」と感じたときに試したい3つのことをお伝えします!
「車の維持費って馬鹿らしい!」と感じることがありますよね。税金や保険料、駐車場代など、車は所持しているだけでも多くの費用がかかります。高額な出費があるたびに、「もっと維持費が安くなればいいのに…」と思うのではないでしょうか?車を持っている限り、維持費が発生することは避けられませんが、少しでも負担に感じているのであれば、何らかの対策を考えるべきです。
そこで本記事では、車の維持費が高いと感じるときに確認したいことや、維持費を抑える方法を解説します。維持費が馬鹿らしいと感じる人は、ぜひ本記事を参考にしてくださいね。
車の維持費が馬鹿らしい!おかしい!と感じる原因は?
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車には税金や保険料、駐車場代、車検代など多くの維持費がかかります。中には数万円から十数万円のまとまった支払いになるものもあるので、「お金がかかるのは仕方ないけど、あまりにも高くて馬鹿らしい…」と感じてしまうこともありますよね。車の購入以上に、維持費を負担に感じている人も多いでしょう。そこで、ここでは特に負担を感じやすい車の維持費について解説します。
車検時の費用
車検は1回で数万円から十数万円のまとまった金額となるので、維持費の中でも負担に感じやすい出費です。2年に1回(初回のみ新規登録から3年後)受けなければならないことになっているので、毎回経済面で頭を悩ませているという人もいるでしょう。「たった1回の検査でこんなに高いなんて馬鹿らしい」と感じるかもしれませんが、実は車検費用には下記のものが含まれています。
- 法定費用(重量税、自賠責保険料、印紙代)
- 車検基本料金
- その他の費用(整備代、部品代、代車代など)
法定費用に含まれる重量税と自賠責保険料は、車検時に次の車検までの期間分の税金と保険料をまとめて支払うシステムになっています。
例えば、一般的なコンパクトカー(車両重量1~1.5トン、エコカー以外)で考えた場合、2021年12月現在、2年分の重量税は24,600円、自賠責保険料は20,010円です。これだけでも合計で44,610円になる上に、別途車検基本料金やその他の費用がかかるので、支払いを負担に感じる人は少なくありません。
ただ、車検費用は工夫次第で節約が可能な出費でもあります。車検費用を抑える方法は記事の後半で紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。
ガソリン代などの日常的に必要となる費用
先ほどご紹介した車検費用は、金額こそ大きいものの、初回の継続検査以降は2年に1回と支払いの頻度は多くありません。それに対し、駐車場代やガソリン代は日常的に支払いが発生する出費ですよね。
例えば、駐車場代で考えると、都市部では平均月額10,000~30,000万円、地方でも5,000~10,000円が相場になっています。地方の場合、1回の支払いはそれほど大きな額ではないかもしれませんが、1年間で考えると60,000~120,000円と、決して安いものではありません。
ガソリン代は、給油時のガソリン価格や車両ごとの燃費性能などさまざまな条件によって金額が異なりますが、1kmあたり10~15円が目安とされます。例えば、1年間の走行距離が10,000kmである場合、年間のガソリン代は100,000~150,000円程度になるということです。
月極駐車場なら駐車場代は月ごとに、車の利用状況にもよりますがガソリン代は月に数回とこまめに支払いをしており、1回あたりの支払いはそれほど高くありませんが、年間で考えるととても負担の大きい維持費であることに違いありません。
点検・修理費用
車は購入してから手放すまでにも定期的な点検や部品交換を行わなければなりません。また、トラブルで予期しない修理が必要になることもあります。こういったメンテナンスにかかる費用も、負担の大きい維持費の1つです。
例えば、部品交換で考えてみましょう。あくまでも一例ですが、エンジンオイルは約半年、バッテリーは2~3年、タイヤは4~5年に1回を目安に交換することが一般的です。交換時には、部品代はもちろん、業者に依頼するのであれば交換工賃もかかります。他にも定期的な交換を必要とするパーツは少なくないので、部品交換だけでも大きな出費となっているのです。
また、事故を起こすと修理代がかかることに加え、場合によってはレッカー代などもかかります。もちろん、事故の場合は任意保険を使うこともできますが、任意保険を使うと翌年の保険料は高くなってしまうのがデメリットです。修理代を支払うにしても、任意保険で修理をして翌年の保険料が高くなるにしても、維持費がかさむことには違いありません。
定期的なメンテナンスを要することに加え、事故などのトラブルによる予期せぬ整備で費用が跳ね上がることもあり、車の使用者の負担となっています。
車の維持費はどれくらいかかる?
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車の維持費を負担に感じていても、1年間や1ヵ月という期間でどのくらいの金額になっているのか、正確把握できていない人もいるのではないでしょうか?
そこで、ここでは1年間および1ヵ月あたりの維持費の目安をご紹介します。もちろん、車の維持費は乗っている車種や車の利用頻度などによって大きく異なりますので、あくまでも目安としてご覧ください。
車の維持費の目安(単位:円)
|
軽自動車 |
コンパクトカー |
普通車(Lクラスミニバン) |
|
1年 |
1ヵ月 |
1年 |
1ヵ月 |
1年 |
1ヵ月 |
車検料金 |
25,000 |
2,083 |
30,000 |
2,500 |
35,000 |
2,917 |
点検費用 |
15,000 |
1,250 |
18,000 |
1,500 |
20,000 |
1,667 |
部品交換費用 |
30,000 |
2,500 |
35,000 |
2,917 |
40,000 |
3,333 |
自動車税 |
10,800 |
900 |
30,500 |
2,542 |
43,500 |
3,625 |
重量税 |
3,300 |
275 |
12,300 |
1,025 |
16,400 |
1,367 |
自賠責保険料 |
9,865 |
822 |
10,005 |
834 |
10,005 |
834 |
自動車任意保険料 |
80,000 |
6,667 |
85,000 |
7,083 |
90,000 |
7,500 |
駐車場代 |
144,000 |
12,000 |
144,000 |
12,000 |
144,000 |
12,000 |
燃料代 |
80,000 |
6,667 |
100,000 |
8,333 |
140,000 |
11,667 |
合計 |
397,965 |
33,164 |
464,805 |
38,734 |
538,905 |
44,910 |
※1ヵ月あたりの費用は1年あたりの金額より算出、小数点以下四捨五入で記載
( 2021年12月現在)
引用:JA共済 / 総務省 / 国土交通省 / 国土交通省
最も維持費が安くなりやすい軽自動車でも、1年あたり約40万円もの費用がかかっていることがおわかりいただけるでしょう。都度の支払いは数千円や数万円でも、1年や1ヵ月といった期間で考えると非常に大きな額になっています。
車の維持費が高いと感じたら確認すべきこと2つ
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ご紹介した車の維持費の目安を見て、高いと感じた人も多いのではないでしょうか?そこで、ここでは車の維持費が高いと感じたときに確認すべき2つのことをご紹介します。維持費に頭を悩ませている人は、まず現在の状況をチェックして、今後の対策を考えましょう。
車の使用状況はどうか?
まずは、車の使用状況を確認してみましょう。普段の生活における使用頻度や1回あたりの使用時間を思い出してみてください。
毎日通勤などで車を使っているのであれば、やはりマイカーを所有する必要性は高いと言えるでしょう。しかし、使用頻度が少ないのであれば、必ずしもマイカーを持たなければならないとは言えません。
車を一時的に借りることができるサービスと言えば、レンタカーやカーシェアがあります。レンタカーやカーシェア利用料の目安を見てみましょう。
- レンタカー…1日あたり5,000~10,000円
- カーシェア…15分あたり150~400円(別途月額料金:800~2,000円)
例えば、月に2回程度しか車を使わないのであれば、レンタカーにすることで1ヵ月あたりの費用が10,000~20,000円程度になります。また、月に10回車を使うものの、1回ごとの使用時間は30分程度と短い場合、カーシェアを利用すると1ヵ月の料金がおよそ3,800~10,000円になる計算です。
この例のように1ヵ月あたりの使用頻度が少なかったり、1回あたりの使用時間が短かったりするケースでは、果たして高い維持費を支払ってマイカーを持つ意味があるでしょうか?維持費の金額だけを見ても、レンタカーやカーシェアを利用する方が安くなっていることは明らかです。もちろん、レンタカーやカーシェアなら車の購入代金もかからないため、節約効果はさらに高いと言えます。
車の使用状況を考えて、マイカーではなくレンタカーやカーシェアといったサービスの利用を検討してみましょう。
家計に無理のない範囲の出費か?
先ほど、具体的な維持費の目安をご覧いただきました。しかし、維持費の金額は状況によってさまざまなので、できれば一度1ヵ月あたりの維持費を計算してみましょう。
ご紹介した維持費の項目を参考に、それぞれこの1年でかかった額を書き出してみてください。車検や重量税、自賠責保険料は初回の継続検査以降2年に1回の出費なので、前回かかった金額から1年あたりの金額を割り出します。そこから、12ヵ月で割って1ヵ月あたりの維持費を算出すると、月収と比較して無理のない範囲の出費に収まっているかどうかが見えてくるのです。
また、車をローンで購入し、支払いが終わっていないのであれば、1ヵ月のローン返済額も併せて確認してください。
例えば、手取り月収20万円に対し、車関係の出費(維持費+ローン)が10万円あるのであれば、明らかに車関係の負担が大きすぎますよね。そこで、月収に対して車関係の出費にかけられる上限を考えてみましょう。
- 手取り月収の10%
- 住居費との合計が手取り月収の30%
車にかかる維持費とローンの合計がこの割合を超えていると家計を圧迫している可能性が高く、見直しを検討すべきです。
ただし、子供がいるかどうか、他の固定費(住居費など)にいくらかかっているかなど、さまざまな条件によって車にかけていい出費の割合は異なるため、条件次第では決してこの限りではありません。一度、実際の月収および車関係以外の支出を計算し、車にかけられる金額を考えてみてください。
維持費を抑えるために試すべき3つのこと
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「維持費の支払いはしんどいけれど、日々の生活に車が欠かせない」というのであれば、維持費をできるだけ安く抑えるしかありません。もちろん、毎日通勤で車を使う人にとってガソリン代を大幅に減らすことは難しいように、節約しにくい維持費もあります。
そこで、ここでは維持費を抑える方法の中でも、特に節約効果が出やすく実践しやすいものを3つご紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。
車に負担のかかる乗り方をしない
車は普通に使用しているだけでも少しずつ劣化していきますが、負担のかかる乗り方をしていると故障しやすくなったり、車や各パーツの寿命が短くなったりしてしまいます。車に負担のかかる乗り方の例をご覧ください。
- 急発進、急ブレーキ、急ハンドル
- エンジンをかけてすぐにアクセル全開にする
- 停車中にハンドルを切る
- ハンドルを切った状態での急発進や加速
- 長時間のアイドリング
- 1回あたり15分以下の走行しかしない
こういった乗り方を続けていると、修理に出さなければならないトラブルが増えるなどして、結果的にメンテナンス費用がかさみます。しかし、反対に言えば、車に負担がかかるような乗り方をせず、丁寧な運転を心がければ維持費も安くなりやすいということです。
大切な愛車に長く乗るためにも、維持費を抑えるためにも、日頃から車の乗り方に注意しましょう。
維持費が安い車に乗り換える
先ほど、維持費の目安をご紹介しましたが、軽自動車と普通車では1年あたり20万円以上の差がありました。このように、維持費はどんな車を所有しているかによって大きな違いがあります。そのため、維持費が安くなりやすい車に乗り換えることで、維持費を抑えることが可能です。
維持費が安くなりやすい車の例としては、軽自動車やエコカーが挙げられます。軽自動車は税金が安いことに加え、車検費用やメンテナンス代、任意保険料なども安くなる傾向にあるためです。エコカーは燃費性能が高く環境に優しい車のことで、一定の基準を満たしていれば重量税が減税または免税の対象となり、維持費が抑えられます。
反対に、維持費が高くなりやすい車は、サイズの大きい普通車や外車、高級車などです。大きい車は重量税、自動車税のどちらも高くなる上に、車検やメンテナンスにかかる費用も割高になります。外車や高級車は任意保険料が高くなったり、部品代が高額になったりすることが多いというのが理由です。
もちろん、車の購入にもお金がかかるので、車を購入してからあまり時間が経っていないのであれば、維持費を抑えるためだけに買い替えを検討するのは現実的ではないでしょう。
しかし、節約効果は非常に大きいので、車の買い替えを考える時期になれば、維持費の安い車を選択することも検討してみてください。
車検業者を見直す
車検費用は維持費の中でも工夫次第で節約効果を上げられる出費です。
前述の通り、車検の費用には法定費用と車検基本料金、その他の費用が含まれています。この内、法定費用は法律により決められているので、どこの車検業者で車検を受けても同じ金額です。しかし、法定費用以外の部分は各業者によって金額が異なるため、安い車検業者を選ぶことでコストを抑えることができます。
車検はディーラーや車検専門店、ガソリンスタンド、整備工場といった業者で受けることができますが、ディーラー車検は他の業者に比べて高額になるのが一般的です。
ディーラーでは車検基本料金が高めに設定されていることが多い上に、車検時に部品交換などを行う場合にも高額な純正の部品を使用するためです。それに対し、車検専門店やガソリンスタンドは車検費用が安い傾向にあります。
車検はもともとの金額が大きいので、車検業者を見直すだけでも数万円の節約となることは少なくありません。維持費の節約を考えるのであれば、一度車検業者を見直してみましょう。
車検の費用を抑えたいなら楽天Car車検がおすすめ
出典:Adobe Stock
この記事では、車の維持費が馬鹿らしいと感じたときに確認したいことをご紹介しました。車を所有している限り維持費がかかるのは仕方のないことですが、少し工夫をすればコストを抑えることが可能です。特に、車検は依頼する業者を見直すだけでも大きな節約効果を得られるので、安い業者を探してみましょう。
しかし、「業者を1つ1つ検索して料金を比較するのは面倒くさい…」と感じる人も多いのではないでしょうか?
そこで、車検をお得に受けたいと考えているのなら「楽天Car車検」がおすすめです。数多くの車検業者の中から条件に合わせて簡単に絞り込みをすることができ、料金を比較して安いところを探すことができます。また、楽天Car車検からの申し込みなら楽天ポイントの進呈もあるのでさらにお得です。
では、「楽天Car車検」のメリットをご覧ください。
車検を依頼する際は、ぜひ利用してみてくださいね。
楽天Car車検
参考サイト
長く乗りたいなら厳禁! 無意識のうちにやっている「クルマの寿命を短くする運転」(参照日:2021-12-06)
https://bestcarweb.jp/feature/column/262527?prd=1
カーシェアするのに必要な費用(参照日:2021-12-06)
https://www.carsharing360.com/what_carshare/cost/
【ガソリン代を自動計算】1kmあたりは?交通費の計算も(参照日:2021-12-06)
https://enelounge.eneos-generations.co.jp/598/
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