2022-09-13
車のへこみ修理|どこにお願いすると安い?修理相場や安くするコツも解説
画像出典:photoAC
車のへこみの修理費用は、へこみの部位や交換が必要かどうかによっても異なります。本記事では、車のへこみの修理費用の相場を解説します。なるべく安く収めるコツもご紹介しますので、へこみを安く修理したい方は参考にしてください。
予想外のアクシデントで車がへこんでしまったとき、心配になるのは修理費ですよね。
車のへこみの修理費は、へこんだ部位や修理方法によっても異なります。
本記事では、車のへこみの修理相場を部位別に解説。
自分でへこみを修理できるのかどうかについてや、修理費を安く済ませるコツもご紹介しますので、なるべく安くへこみを修理したい方は最後まで読んでくださいね。
車のへこみ修理の相場はどれくらい?
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車をへこませてしまったときにまず気になるのは、一体修理にいくらかかるのかという点ですよね。車のへこみの修理費用は、部位や交換が必要かどうかによって異なります。
へこみが軽度の場合は、へこみの補修と塗装だけで修理は完了します。しかしへこみが大きい場合などにはパーツの交換が必要になり、多くの場合、交換はへこみ修理よりも高額です。
大まかにまとめると、車の部位別のへこみ修理相場の目安は、以下の通りです。
ただしこれらの費用は作業工程や業者によって変動しますので、あくまで目安として参考にしてください。
それぞれ詳しく解説していきます。
ドア
ドアは開け閉めの際や右左折の際などに何かにぶつけやすく、へこみが生じやすい部分です。
ドアのへこみ修理の費用目安は、以下の通りです。
へこみ修理
- 板金5000円前後
- 塗装5万円前後
- 合計6万円前後
部品交換
- ドアパーツ代4万円前後
- 交換・塗装工賃5万円前後
- 付属部品5000円前後
- 合計10万円前後
ドアのへこみ修理は、へこみ修理と交換で4万円前後の差があります。
ドア交換というと車に付いているドアがそのまま交換できるイメージがあるかもしれませんが、実際のドアパーツにはガラスや内張りなどの付属品は付いていません。
カラーも下地しか塗装されていない状態になっているため、ドア交換には塗装費や付属部品代が上乗せされます。
ドアのへこみ修理はなるべくへこみ修理で完了させたいところです。
フロントフェンダー
フロントフェンダーとは、前タイヤの上部や周囲を覆っているパーツを指します。前方から何かにぶつかった際にへこみやすい部分です。
フロントフェンダーのへこみ修理の費用目安は、以下の通りです。
へこみ修理
交換
- フロントフェンダーパーツ代3万円前後
- 交換・塗装工賃4万円前後
- フロントバンパー・ヘッドライトの付け外し工賃6000円前後
- 合計8万円前後
フロントフェンダーはへこみ修理と交換で約3万円の差があり、フロントフェンダーのパーツ代とほぼ同額です。交換の際にはバンパーやヘッドライトの付け外しも必要になるので、手数料として上乗せさせることを覚えておきましょう。
リアフェンダー
リアフェンダーは、タイヤの後方上部や周囲を覆っているパーツです。後ろから何かにぶつかった際にへこむことがあります。
リアフェンダーのへこみ修理の費用目安は、以下の通りです。
へこみ修理
- 板金1.5万円前後
- 塗装4万円前後
- リアバンパー付け外し工賃3000円前後
- 合計6万円前後
交換
- リアフェンダーパーツ代6万円前後
- 交換・塗装工賃8万円前後
- リアバンパー・ガラス付け外し工賃1.5万円前後
- 合計16万円前後
リアフェンダーの場合パーツ代が高額である上に、リアバンパーやガラスの取り外しも必要になるため、交換費用は高くなりがちです。へこみ修理と交換では10万円ほどの差が開くため、可能な限りへこみ修理での修理を進めたいところです。
バンパー
バンパーとはヘッドライトの下に付いている部分で、衝撃を和らげる機能を持っています。正面から何かにぶつかった際にへこみます。
バンパーのへこみ修理の費用目安は、以下の通りです。
へこみ修理
- 板金6000円前後
- 塗装2万円前後
- バンパー付け外し工賃5000円前後
- 合計3万円前後
交換
- バンパーパーツ代5万円前後
- 交換工賃5000円前後
- 合計5.5万円前後
バンパーの付け外しは簡単なので、交換の場合も交換工賃があまりかかりません。時間も30分程度あれば交換が完了する場合がほとんどです。
ただし業者もバンパーの在庫を常時持っているわけではないので、部品を取り寄せる時間がかかることは覚えておきましょう。
ボンネット
ボンネットは車のフロントにある、エンジンルームを覆うふたのことです。正面から何かにぶつかったり、飛来物が落ちてきたりするとへこむことが多いです。
ボンネットのへこみ修理の費用目安は、以下の通りです。
へこみ修理
- 板金7000円前後
- 塗装4万円前後
- 合計5万円前後
交換
- ボンネットパーツ代5万円前後
- 塗装4万円前後
- 取替え工賃4000円前後
- 合計10万円前後
ボンネットは必ずしも一枚構造になっておらず、袋構造になっている場合があります。袋構造のボンネットは裏側からの板金作業ができないため、通常よりも板金費用が高くなることが多いです。
トランク
車の後ろに荷物を入れられるトランクは、後ろから何かにぶつかった際にへこみます。
トランクのへこみ修理の費用目安は、以下の通りです。
へこみ修理
- 板金6000円前後
- 塗装3万円前後
- 合計4万円前後
交換
- トランクパーツ4万円前後
- 塗装4万円前後
- 取替え工賃5000円前後
- 合計9万円前後
トランクはパーツ代と取替え工賃で5万円前後かかり、そのままへこみ修理と交換の差額になっています。
サイドシル
サイドシルとは「Side Sill(横の敷居)」という意味で、ドア下の敷居を指します。低い位置にある部分なので、傾斜がある部分や段差などでこすりやすいです。
サイドシルのへこみ修理の費用目安は、以下の通りです。
へこみ修理
- 板金7000円前後
- 塗装3万円前後
- 合計4万円前後
交換
- サイドシルパーツ代1.5万円前後
- 塗装3万円前後
- 取替え工賃2万円前後
- 合計7万円前後
サイドシル自体のパーツ代は1.5万円程度とあまり高くありませんが、交換の際にはドアの取り外しなども必要になるため、取替え工賃がやや高くなります。
ルーフ
ルーフにへこみが生じるのは、上から何らかの衝撃が加わった場合です。例えば屋根に積もっていた雪が落ちてきた場合や、誤ってシャッターを降ろしてしまった場合などにルーフにへこみが生じます。
ルーフのへこみ修理の費用目安は、以下の通りです。
へこみ修理
- 板金7000円前後
- 塗装4万円前後
- 合計5万円前後
交換
- ルーフパーツ代10万円前後
- 塗装6万円前後
- 付け替え工賃10万円前後
- 合計26万円前後
ルーフは接触しているパーツが多い上に、作業中に車内を傷つけないための工程も必要となり、高い技術力が必要となります。パーツ自体の代金も高額で、技術料なども高くつく場合が多いため、へこみ修理と交換では20万円以上の差がつく場合があるのです。
ルーフの修理はできるだけへこみ修理での修理を進めたいところです。
へこみは自分で修理できる?
画像出典:Adobe Stock
車のへこみ修理には、大体数万円~20万円前後かかります。
なるべく安く済ませたいという方の中には、「自分で修理できないだろうか」と考える方もいらっしゃるかもしれません。
結論から言うと、車のへこみを自分で修理することは不可能ではありません。
しかし、へこみにムラが生じたり、やり方によっては戻らなかったりする場合もあるため、確実に元通りにするならやはり業者へ依頼するのがおすすめです。
自分で車のへこみを修理する方法は、主に以下の2つが有名です。
- へこみを温めて後ろから押す
- 吸盤でへこみを引っ張る
吸盤でへこみを引っ張る方法は言葉通り、へこみにいくつか吸盤を貼り付けて引っ張ることで、へこみを元通りにする方法です。「へこみ修理に使える」ということを強調した吸盤も発売されるなど、自分でへこみを修理したい人の中では注目されています。
しかし実際に試してみると、以下のような問題が発生することが多いようです。
- そもそもへこんでいるので吸盤を貼り付けられない
- 吸盤の吸着力が弱くてすぐに取れてしまう
- 引っ張り上げようとすると、取っ手と吸盤が外れてしまう
吸盤を貼り付けることに失敗したり、へこみを引っ張り上げるほどの力がなかったりして、多くの場合はへこみの修理に失敗しています。
へこみを温めて後ろから押すという方法は、熱湯やドライヤーなどでへこみ部分を温めて、柔らかくなった段階で後ろから押して元通りにするという方法です。
車のボディは鉄やアルミといった金属のほか、樹脂(プラスチック)も素材としています。
樹脂は金属に比べて低い温度でも変形しやすいため、熱湯やドライヤーで加熱すればへこみを元通りにすることが可能です。
実際、ヒートガンと呼ばれる業務用のドライヤーやお湯で加熱して、へこみを元通りにしたという人は多くいます。ただし、へこみを温めて修理する際は、以下の点に注意が必要です。
- へこみにムラが出る場合がある
- 後ろから押せない部分は修理しづらい
- 傷を伴うへこみは別途修理が必要
車のへこみは、瞬間的に大きなエネルギーが加わったことでボディの素材が伸びてしまっています。加熱して押し上げることに成功したとしても、一度伸びてしまった素材は元には戻りません。そのため、部分的にムラが残りやすいことは理解しておきましょう。
またへこみを押し上げる必要があるため、後ろから押せない部分は修理が困難です。加熱後に低温ダスターを吹きかけ、温度差を利用してへこみを戻す方法もありますが、部分的なコントロールが難しいためこちらもムラが生じやすくなります。
へこみに傷がついている場合は別途修理が必要になるため、へこみがつく前の完全な状態に戻したいという場合は、業者に依頼するのが確実です。
車のへこみ修理を安く済ませるコツ2つ
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車のへこみを業者に修理してもらう際は、なるべく安く済ませたいですよね。
車のへこみ修理を安く済ませるコツには、次の2つがあります。
- 複数見積もりをとる
- 軽度のへこみならディーラー以外に依頼する
それぞれ詳しく解説していきます。
複数見積もりをとる
車を修理するにあたっては、複数業者に見積もりを取ることは必須です。
複数の業者に見積もりを取ることで修理費用やサービス内容を比較でき、不当に高額な業者やサービスの悪い業者を避けられます。
例えば車のへこみ修理では、「板金修理だけで済んだはずなのに交換までされて、高額になった」などといったトラブルも起こり得ます。見積もりを取る際は以下の情報を比較して、なるべく安くかつ適切なサービスが受けられる業者を選びましょう。
軽度のへこみならディーラー以外に依頼する
車の修理は、車メーカーの正規販売店であるディーラーやカー用品店、ガソリンスタンド、修理工場といった業者に依頼が可能です。
ディーラーはメーカーに精通したスタッフがいる上に、部品も正規品のみを使うため、一番安心できる業者だともいえます。しかし、軽度のへこみであれば板金補修で修理は完了するため、どの業者に依頼しても大きな差はありません。
むしろディーラーの場合、マニュアル上多くの日数を要したり、人件費が高くついたりして、修理費用が高額になりがちです。
一方カー用品店やガソリンスタンド、修理工場などの場合、下記の記事でも解説している通り低価格かつ短期間で修理が完了します。
関連記事:車の修理どこへ行けばいいの?状況別におすすめの依頼先を紹介
部品交換を必要としない軽度のへこみであれば、ディーラー以外の修理業者へ依頼するようにしましょう。
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車のへこみ修理費用は、修理をする部位や交換が必要かどうかによっても異なります。複数業者に見積もりを取ったり、軽度のへこみはディーラー以外に依頼したりすることで、修理費用は安く抑えることが可能です。
「近くにどんな車修理店があるのか分からない」
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参考サイト
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https://www.car88.jp/jirei_menu.html
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