2022-04-11
車の引っかき傷はどう直す?修理費用や浅い傷・深い傷別の対処法を紹介!
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「車の引っかき傷の直し方が知りたい」とお考えではありませんか?ボディの傷は程度によっていくつかの対処方法があります。車の引っかき傷を自分で直す方法や、業者に依頼するときの修理費用を把握し、適切に対処しましょう!
車に引っかき傷が付いてお困りではありませんか?どれだけ気を付けて運転していても、知らない間に傷が付いてしまうことはよくありますよね。
実際に車の引っかき傷を直そうとすると「修理費用が高くなってしまうのでは?」「自分で直せばいいのか、プロに頼めばいいのかわからない」などと悩んでしまいますよね。
そこで本記事では、車に引っかき傷が付いたときの対処法について解説します。最後には修理業者を探す方法もご紹介しますので、自分で直すのは大変という人もご安心くださいね。
車に引っかき傷が付く原因は?
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車の引っかき傷を発見すると「普通に街中を走っていただけなのにどうして傷が付いてしまったのだろう」と疑問に思う方もいるでしょう。車に引っかき傷が付く原因は、次のように様々です。
- 鍵やかばんなどをぶつけてしまった
- 悪質なイタズラで故意に傷つけられた
- 路肩の木の枝に引っ掛かった
- 飛び石(前の車のタイヤに挟まった石が飛んでくること)に当たった
- 縁石や段差、車止めブロックなど障害物と接触してしまった
- 洗車をするときに硬いブラシを使用した
開錠・施錠時には鍵が鍵穴周りに当たらないようにしたり、洗車をするときは柔らかいブラシを使うようにしたりと注意できることもありますが、飛び石やイタズラなどはどれだけ気を付けていても回避することができません。
車に引っかき傷が付くことを完全に避けるのは難しいので、日頃から車の点検を行い、傷が付いたら早めに対処するようにしましょう。
車の引っかき傷の修理は自分でできる?
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車の引っかき傷を自分で直したいと思う人も多いかと思いますが、傷の程度によっては自分で修理するのが難しいケースもあります。
ここでは、自分で直せる可能性がある浅い傷と、プロに任せるべき深い傷についてそれぞれの症状をご紹介しますので、修理方法を検討しましょう。
傷が浅い場合
比較的程度の軽い引っかき傷は自分で直せる可能性があります。具体的には、次の条件に当てはまっていれば自分で直すことも可能だと考えましょう。
- 傷の範囲が小さい
- 塗装面にのみ傷があり、下地までは達していない
- ボディにへこみや穴あきなどの変形はない
ただし、自分で直せる可能性があると言っても、普段ほとんどDIYや車の整備をしない人にとっては難しい作業です。手間もかかる上に、無理して自分で直そうとしても綺麗に直らないことがあるため、少しでも作業に自信がない場合は業者に依頼することをおすすめします。
傷が深い場合
前項とは反対に、傷が深い場合は自分で修理するのが難しいため、プロにお任せしましょう。自分で直せない傷の目安は次の通りです。
- 傷が広範囲に広がっている
- 下地が見えるほど深く傷ついている
- へこみや穴あきなどボディにも変形がある
深い傷を無理に自分で直そうとしても綺麗に直せないばかりか、適切な処理をしないとボディがさびてしまい、より大掛かりな修理が必要になる可能性もあります。
また、深い傷を放置した場合にもさびなどのリスクが考えられるため、上記の条件に当てはまるような傷を見つけたら速やかに修理を依頼するようにしましょう。
車の引っかき傷を自分で直す方法
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それでは、先ほどご紹介した条件に当てはまる浅い引っかき傷を自分で直す方法について解説します。ここでは、2つの方法をご紹介しますので、傷の状態によって使い分けましょう。
比較的小さくて薄い傷の場合
まずは、水をかけたり、少し遠ざかったりすると見えなくなるようなごく薄い傷の直し方をご紹介します。この方法は、コンパウンドと呼ばれる研磨剤で傷の周辺を磨くことで傷を目立たなくさせる直し方です。
必要なもの
薄い引っかき傷を直すためには、次のものを用意してください。
- コンパウンド(粒子の粗さが違うもの2~3種類)
- 水洗い後の拭き上げ用の乾いた布
- コンパウンド用の乾いた布またはスポンジ(コンパウンドと同じ数)
- コンパウンドを拭き取るための清潔な布
コンパウンドにはさまざまなタイプがありますが、「傷消し、艶出し用」などと書かれている、車のボディに付いた傷を消すことを目的としたものが良いでしょう。特に、粗いものから細かいものまで2~3種類セットになっているものなら、自分で研磨剤の粗さを確認しながら1つ1つ購入する必要がないのでおすすめです。
手順
コンパウンドを使用した引っかき傷の直し方は次の通りです。
- 車を水洗いして汚れや砂埃などの付着物を落とし、乾いた布で十分に拭き上げる
- 乾いた布またはスポンジに粗めのコンパウンドを付けて傷周辺を磨く
- 傷が目立たなくなったら、別の布またはスポンジに細かめのコンパウンドを付けて磨く
- 研磨した跡が気になる場合は別の布またはスポンジにさらに細かいコンパウンドを付けて磨く
- もともとの傷と研磨した跡がなくなったら、綺麗な布でボディに付いたコンパウンドを拭き取る
コンパウンドは粒子の粗いものから使い始め、最も細かいもので仕上げるのが基本です。ただし、引っかき傷が極めて薄い場合、あまり粗いコンパウンドを使わなくても目立たなくすることができます。
「どのコンパウンドから使い始めたらいいかわからない」という場合、手間はかかりますが、上記の手順とは反対に粒子の細かいコンパウンドから使用し、傷が消せない場合は粗いコンパウンドに変えるという方法もおすすめです。粗めのコンパウンドに変えて傷が目立たなくなったら、再び細かいコンパウンドに変えて仕上げていきましょう。
線傷のようになっている場合
続いて、少し遠ざかるとほとんど見えなくなるような薄い傷ではなく、はっきりと線状に見えるような傷の直し方を見ていきましょう。この方法では、タッチペンという塗料を使用し、傷を埋めるように塗装していきます。
必要なもの
まずは線傷を直すために使うものを準備しましょう。
- 脱脂剤
- タッチペン
- 耐水サンドペーパー
- 水洗い後の拭き上げ用の乾いた布
- 養生用マスキングテープ
タッチペンは車のカラーと同じものを用意する必要があります。購入前に対応車種を確認することを忘れないようにしましょう。
脱脂剤は車のボディ表面に付いた脂分を取り除くためのものです。脱脂剤を使わないと、塗装後に表面が曇ってしまうなど美しく仕上がらない可能性があるので必ず用意してください。
手順
タッチペンを使って引っかき傷を直す手順は次の通りです。
- 洗車や車を水洗いして汚れや砂埃などの付着物を落とし、乾いた布で十分に拭き上げる
- 傷周辺以外に塗料が付かないように、周囲をマスキングテープで養生する
- 傷の周りに脱脂剤を付けてボディ表面の脂分を取り除き、布で拭き取る
- タッチペンをよく振る
- 傷の中に点を打つようにタッチペンで塗装する
- 乾燥させる
- 傷が埋まるまで5の塗装と6の乾燥を繰り返す
- 塗装が終わり、完全に乾燥したらマスキングテープを剥がす
- 耐水サンドペーパーを使って塗装した部分が平らになるように磨く
タッチペンは一度で傷を完全に埋めるほど付けるのではなく、少し塗装して乾燥させるという作業を繰り返します。手間はかかりますが、この点を怠ると仕上がりが美しくならないので、丁寧に作業していきましょう。
自分で引っかき傷を直すときの注意点
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車の引っかき傷を自分で直す場合、無理なく作業ができるようにある程度広い場所で行ってください。また、作業に慣れた人であれば1時間かからずに完了することもありますが、初心者が作業をすると時間がかかります。焦らず作業ができるよう、十分な時間を確保しておきましょう。
作業に関しては、手間がかかっても手順を確認しながら丁寧に進めることを心がけてください。コンパウンドを使用する方法でも、タッチペンを使用する場合でも、横着をすると仕上がりの美しさに影響します。
コンパウンドを使用する方法では、磨きすぎると必要な塗装も削ってしまってトラブルになることもあるので、より丁寧な作業が必要です。
傷の程度が小さい場合でも、作業場所や作業時間が確保できなかったり、仕上がりに不安があったりするのであればプロに任せることを検討しましょう。
車の引っかき傷の修理を依頼できる業者と費用相場
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続いて、車の引っかき傷の修理を依頼できる業者と修理費用の目安をご紹介します。
先ほどご紹介したような自分で直すことが難しい傷が付いてしまったという場合や、浅い傷でも自分で作業をする自信がない場合には、無理をせずプロに依頼しましょう。プロに修理を依頼すると確実に直すことができることはもちろん、手間もかからず綺麗に直るという点でも安心です。
修理を依頼できる業者
車の引っかき傷の修理は次のような業者で依頼できます。
- カー用品店
- ディーラー
- ガソリンスタンド
- 板金塗装業者
- 整備工場
修理専門の業者に限らず、ガソリンスタンドのように身近なお店でも引っかき傷の修理をしてもらうことができます。ただし、業者によって対応している作業は異なるので、修理を依頼したい場合は事前に各店舗へ問い合わせましょう。
業者に依頼した場合、修理にかかる期間は数時間から1週間程度とさまざまです。傷の程度や作業内容、業者の混雑具合などによって異なるので、見積もりの際は修理期間も確認することをおすすめします。
修理費用の目安
業者に引っかき傷の修理を依頼するときの費用の目安は次の通りです。
引っかき傷の修理費用の目安(10cm×10cm程度)
バンパー
|
10,000~30,000円 |
フェンダー |
20,000~50,000円 |
ボンネット |
30,000~45,000円 |
ドア |
30,000~40,000円 |
引っかき傷の修理費用は業者や傷の程度によってさまざまです。ここでご紹介した費用はあくまでも目安なので、修理を依頼したいと考えたら、まずは複数の業者で見積もりを取りましょう。
車の引っかき傷の修理に保険は使える?
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業者に引っかき傷の修理を依頼する場合の費用の目安をご覧いただきましたが、支払いを負担を感じている人もいるでしょう。そこで、任意保険を使って直すことができるのかも気になりますよね。
結論から言うと、車の引っかき傷が保険の補償対象となるかどうかは契約内容によります。「自損事故でできた傷は対象外」など、保険で引っかき傷を直すことができないケースもあるので、まずは契約している保険の補償内容を確認してください。
ただし、保険を使って引っかき傷を直した場合、保険の等級が下がることで翌年の保険料が高くなってしまいます。修理費用によっては、翌年保険料が高くなることを考えるとかえって損をしてしまうことも珍しくありません。保険の利用を考えるのであれば、修理費用だけでなく翌年の保険料の両方を考慮して判断するようにしましょう。
車の引っかき傷を修理するなら楽天Carキズ修理がおすすめ!
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この記事では、車に引っかき傷が付いてしまったときの直し方について解説しました。比較的傷が浅いのであれば自分で直すことができる可能性もありますが、傷が深い場合や作業に自信がない場合は無理をせずにプロに修理を依頼しましょう。
しかし、「業者で修理してもらうと料金が高くなりそう…」「近くで引っかき傷の修理ができる業者がどこかわからない」など、プロに修理を依頼することにハードルの高さを感じている人もいるのではないでしょうか。
そこで、車の引っかき傷の修理をしたいなら「楽天Carキズ修理」がおすすめです。楽天Carキズ修理は、簡単な車の傷やへこみの修理を依頼できる業者を探して予約ができるサービスで、24時間いつでもパソコンやスマートフォンから簡単にお近くの修理業者を探すことができます。
さらに、修理したい傷の写真を撮影して送信するだけで見積もりを取ることができるので、依頼する業者を決めるために何軒ものお店に足を運ぶ必要もありません。また、楽天Carキズ修理を通して予約し修理が完了すると、修理金額に応じた楽天ポイントも進呈されるのでとてもお得です。
車に付いた傷を直したい方は、ぜひ「楽天Carキズ修理」でお近くの業者を探してみてくださいね。
楽天Carキズ修理
参考サイト
車の傷の修理・補修。コンパウンド・ペンを使った傷の消し方(隠し方)(参照日:2022-03-11)
https://www.zurich.co.jp/car/useful/guide/cc-carscratch-repairs-myself/
線キズ・引っかきキズ(ボディ)の補修 - 車傷補修なら補修ナビ。(参照日:2022-03-11)
https://www.99kobo.jp/repair/body/02_good.html
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