2022-04-01
車の修理どこへ行けばいいの?状況別におすすめの依頼先を紹介
画像出典:photoAC
車をぶつけてしまったり、こすってしまった時、どこに修理に出せば良いのか迷ってしまう人もいるのではないでしょうか?本記事では、車の修理がしたい時に依頼できる業者について解説しています。
「車のバンパーを擦って傷がついてしまった」「車のエアコンの効きが悪い気がする」
そんな時どこで車を修理すればいいのか分からなくて迷いますよね。
車の修理は主にディーラー、カー用品店、ガソリンスタンド、修理工場といった店舗で可能ですが、業者によってメリット・デメリットが異なります。
本記事では、車の修理ができる各業者の特徴や注意点、状況別のおすすめの依頼先などをまとめて解説します。
車修理業者選びの分かりやすいポイントを知りたい方は、ぜひ参考にしてくださいね。
車の修理はどこに行けばいいの?
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車が故障してしまった場合、修理はどこへ依頼すれば良いのでしょうか?
修理依頼できる業者には、主に4種類があります。
- ディーラー
- カー用品店
- ガソリンスタンド
- 修理工場
それぞれの特徴や、利用するメリット・デメリットを解説します。
ディーラー
ディーラーとは、メーカーと特約店契約を結んだ正規販売店のことです。
新車や中古車の販売のほか、そのメーカーの修理も受け付けています。
メーカーならではの知識や技術を持ったスタッフが対応しているので、安定したサービスを受けられる一方、正規品のみの扱いになることから修理費用が高くつきやすいといった特徴があります。
ディーラーの主な例は以下の通りです。
- トヨタ:トヨペット、トヨタカローラ、ネッツトヨタ
- ホンダ:Honda Cars
- 日産:日産自動車、日産サティオ、日産プリンス、日産モーター
メリット |
デメリット |
・正規品のみを扱っているので、修理後にすぐに故障するなどといったリスクが低い ・メーカーの専門知識や技術が豊富なので、その車に合った修理をしてもらいやすい ・メーカーの保証範囲であれば無料で修理してもらえる |
・消耗品やボディの損傷、カスタム部品などは保証の対象外 ・正規品による修理は比較的高くなりやすい ・部品の在庫がなければそのまま断られる場合がある |
カー用品店
カー用品店とは、自動車に使用する部品や器具などを専門的に販売しているお店のことです。
有名なチェーン店でいえば、イエローハットやオートバックスなどがカー用品店にあたります。
カー用品店というと自動車用品の販売のみというイメージがあるかもしれませんが、販売している部品を使って修理も受け付けている場合が多いです。
例えば、バンパーやドアなどの板金補修のほか、パンク修理やパーツ取り付けなど、さまざまなサービスを行っています。
カー用品店は、正規品のみしか扱わないディーラーと比べて、選べる部品の幅が広いという特徴があります。
比較的安い値段で修理できる一方、車との互換性に問題が出やすいといった面があるのも事実です。
メリット |
デメリット |
部品の在庫が多いので、ディーラーよりも手ごろな価格で修理ができる |
・ディーラーのように修理方法や流れが画一的ではないので、スタッフによって修理方法や見積もりにバラつきが出る場合がある ・正規品を使うとは限らないので、車との互換性に問題が出る場合がある |
ガソリンスタンド
普段使っているガソリンスタンドでも、車の修理を受け入れている場合があります。
ガソリンスタンドでの車の修理は、給油や洗車のついでに見積もりを出してもらうことが可能です。
損傷の程度が小さければその場で修理が完了することもあるので、一番手軽な方法といえます。
しかし、損傷が大きい場合は対応してもらえなかったり、エンジンや電機系の修理には対応していなかったりするので、自分の車が修理対象になっているかは確認が必要です。
メリット |
デメリット |
・給油や洗車のついでにその場で見積もりをしてもらえる ・修理代もリーズナブルに設定していることが多く、手軽に利用しやすい |
・修理対応できる損傷の大きさには制限があり、制限を超える損傷には対応していないことが多い ・エンジンや電機系の修理には対応していないことが多い |
修理工場
車の修理方法には、町の修理工場に直接持ち込む方法もあります。
最近ではホームページを作成している修理工場も増えてきたので、お近くの修理工場をGoogleで検索することも可能です。
もしくは町の広報や知人のツテなどから修理工場を見つけても良いでしょう。
町の修理工場はディーラーやカー用品店のように画一的なマニュアルがないので、修理方法や価格などは柔軟に対応してもらいやすいです。
一方、サービスや修理の流れも工場によってさまざまなので、事前に工場の評判は調べておいた方が良いでしょう。
メリット |
デメリット |
・ディーラーやカー用品店が「部品の取り寄せができない」といった理由で断ったような事例でも、規格が合う部品を見つけて対応してくれる場合がある ・ディーラーやカー用品店よりも手ごろな価格で柔軟に対応してもらいやすい |
・修理方法や修理の流れ、技術力などは工場によってさまざま ・部品の在庫が少ないので、部品の取り寄せを待っている分時間がかかりやすい |
部位別の修理費用と期間
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車の修理費用や期間は、どの部位を修理するかによって異なります。
こちらでは以下6種類に分けて、修理の費用や期間をご紹介します。
- 傷やへこみ
- エアコン
- ブレーキ
- エンジン
- バッテリー
- カー用品取り付け
傷やへこみ
車のフロント部分やバンパー、ドアなどに傷やへこみができた場合は、板金塗装もしくは部品交換で修理することになります。
板金塗装とは部品を交換せずに傷やへこみを修理する方法で、部品交換が発生する場合よりも比較的安く修理が可能です。
板金塗装のみで修理が完了する場合、範囲が小さければ数万円で収まります。
範囲が広い場合や、ドアやバンパーなどの部品交換が必要になった場合は数十万円かかることが多く、外車は100万円を超えることも珍しくありません。
修理期間は、小さな傷やへこみであれば即日完了します。
傷が大きかったり、部品交換が必要になったりすると、数日〜1週間以上かかります。
エアコン
エアコンの効きが悪い場合、エアコンのガスが不足しているか、ガス漏れ・詰まりが生じている可能性があります。
ガス不足の場合はガスを補充すれば良いだけなので、数千円で改善が可能です。ガス漏れや詰まりは修理が必要となるため、国産車の場合は数万円、外車の場合は10万円以上が目安となります。
ガス補充であれば即日完了しますが、修理が必要になると数日かかることもあります。
ブレーキ
ブレーキから「キーキー」という音が鳴ったり、ブレーキの効きが悪くなったりした場合、ブレーキパッドやローターが劣化しています。
ブレーキパッドの当たりを調整するだけで改善することもありますが、多くの場合はブレーキパッドやローターの交換、ローターの研磨といった対応が必要です。
ブレーキパッドの当たりを調整するだけであれば、数千円で収まります。
ブレーキパッドやローターの交換などが発生すると、2万円〜3万円ほどが相場です。
部品があれば即日で修理が完了します。
エンジン
エンジンオイルの交換を怠っていると、エンジンに焼き付きが起こってエンジンの載せ替えが必要になります。症状としては、エンジンから「カンカン」という音がすることが多いです。
エンジンオイルの交換を怠り、エンジンの載せ変えが必要になった場合、費用は大体10万円前後が相場です。期間は1週間〜2週間程度かかります。
エンジンオイルの交換は1000円/L程度で即日終わるので、定期的なエンジンオイルの交換を怠らないように気を付けましょう。
バッテリー
ヘッドライトやハザードランプなどのライト類をつけっぱなしにしていると、バッテリーが上がりエンジンがかからなくなってしまいます。バッテリーが上がった場合、バッテリー交換が必要です。
バッテリー交換の相場は1万円~3万円ほどで、業者に出張してもらった場合はさらに出張費もかかります。
交換は即日完了しますが、いざエンジンがかからなくなると車を移動できない上にお金もかかるので、定期的なバッテリー交換と車検を忘れないようにしましょう。
カー用品取り付け
そのほか、タイヤやハンドル、車載カメラなどといった部品は数千円〜2万円程度で取り付けが可能です。
ただし別途部品代がかかってきますので、注意しましょう。
修理が必要ならまず保証に加入していないか確認
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車の修理には保証を使える場合があるので、まずは保証対象になっているかどうかを確認しましょう。
使える主な保証は、以下の通りです。
- 自動車保険(車両保険or対物賠償)
- メーカー保証
- ディーラーやカー用品店の保証
- 車検整備保証
それぞれについて詳しく解説します。
自動車保険(車両保険or対物賠償)
車両保険や対物賠償といった民間の自動車保険に加入している場合、車の修理に適応できる可能性があります。
車両保険は事故で自分の車が傷ついた際に使える保険で、対物賠償は事故で相手の車を傷つけた際に使える保険です。
自分が車両保険に加入している場合はもちろん、相手方に傷つけられた場合は相手の対物賠償で修理できる可能性もあります。
自分が加入している保険のほか、事故相手の保険も必ず確認しましょう。
メーカー保証
メーカーの保証のほか、車を購入したディーラーや、部品を購入したカー用品店で独自の保証を設けている場合があります。
購入店の保証はメーカーの保証期間に上乗せできる場合が多いので、購入店で保証を付けていなかったかどうかもぜひ確認してみましょう。
車検整備保証
車検直後に車に不具合が生じた場合、無料で修理や再整備を行ってもらえる場合があります。
ただし、全ての車検に保証が付いているわけではないので、車検を依頼した業者の保証内容を確認してみてください
おすすめの修理の依頼先は?
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車の修理が保証対象外だった場合は、適切な業者へ車を修理に出す必要があります。
以下2パターンに分けて、おすすめの業者を解説します。
- エンジンなどの重要な部分の修理なら整備工場・ディーラー
- へこみなどの簡単な修理ならカー用品店・ガソリンスタンド
エンジンなどの重要な部分の修理なら整備工場・ディーラー
エンジンなど車の重要なパーツを修理する場合、整備工場やディーラーがおすすめです。
理由としては、以下2点が挙げられます。
- カー用品店やディーラーではエンジンなどの修理に対応していない場合がある
- 車の事故などに直接関わってくる部位は、正規部品の方が安心できる
カー用品店やガソリンスタンドではエンジンなどの修理には対応していない場合があります。
特にガソリンスタンドでは小さな傷やへこみにしか対応できない場合が多いため、ディーラーや修理工場の方が確実といえます。
エンジンやブレーキといった重要な部分は、事故のリスクに直接関わる箇所です。
可能であればディーラーで正規部品を使って修理してもらうのが一番安心できるでしょう。
予算に余裕がない場合は、修理工場ならディーラーよりも安く修理できる可能性が高いです。
正規部品にこだわりたいならディーラー、なるべく安く収めたいのであれば修理工場で依頼してみましょう。
へこみなどの簡単な修理ならカー用品店・ガソリンスタンド
へこみや傷など、車の簡単な修理なら、カー用品店やガソリンスタンドがおすすめです。
理由としては、以下2点が挙げられます。
- 事故に直接関わらない箇所であれば、カー用品店やガソリンスタンドの方がコスパが良くなりやすい
- 短時間で修理が済む
エンジンやブレーキといった重要な箇所の場合は、費用よりも安全性を重視することが大切です。
しかし、傷やへこみなど簡単な修理であれば外見だけ整えられれば良いという場合もあります。
その場合は費用が比較的安いカー用品店やガソリンスタンドの方が、手ごろな価格で満足のいく修理をしてもらえる可能性が高いです。
また、カー用品店は在庫が豊富で修理サービスも幅広く用意しているため、作業時間も短時間で済むメリットがあります。
ガソリンスタンドでも傷の程度によっては即日修理できる場合もあるため、簡単な修理であればカー用品店やガソリンスタンドの方が利便性が高いといえるでしょう。
車の傷やへこみを修理するなら「楽天Carキズ修理」
画像出典:Adobe Stock
車の修理が必要になった場合は、本記事を参考に、修理の目的に合った以下業者を選んで依頼してみてください。
- ディーラー
- カー用品店
- ガソリンスタンド
- 修理工場
実際に業者を選ぶ際には、修理業者の比較サイトを使うという方法も便利です。
『楽天Carキズ修理』は、簡単な車の傷やへこみを修理してくれる業者を比較・予約できるポータルサイトです。
お近くの修理業者を一括で探せる上に、修理箇所の写真を送信するだけで見積もりも送ってもらえるので、家から出ずに見積もり業者を決められます。
楽天ポイントも貯まるので、修理で貯まったポイントで他の買い物ができるのもうれしい点です。
車の傷やへこみを直したい方は、『楽天Carキズ修理』でお近くの業者を比べてみてくださいね。
参考サイト
トヨタ アフターサービス (参照日:2022-02-21)
https://toyota.jp/after_service/
ボディリペア(キズ・ヘコミ修理) (参照日:2022-02-21)
https://www.eneos-frontier.co.jp/business_repair.html
メニュー&料金表/安さの理由(参照日:2022-02-21)
https://www.yellowhat.jp/store_service/repair_paint/menu/
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