2022-03-18
車の塗装にかかる値段はどれくらい?塗装の種類や注意点についても解説
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車を塗装すると、経年劣化した色味を元に戻したり、自分の好きな色に変えることもできます。この記事では、車の塗装の値段やメリット・デメリット、塗装の種類や注意点について解説します。
「経年劣化してしまった車の塗装を、元に戻したい。」「車を買い換えずに、自分の好きな色味や質感にチェンジしたい。」そのような考えで、車の塗装を検討している方もいるのではないでしょうか。
しかしその一方で、車の塗装をすることによるデメリットや、実際にかかる費用なども気にかかりますよね。
この記事では、塗装にかかる値段や業者の選び方、塗装の種類などをまとめています。車の塗装を検討するうえでの参考にしてみてください。
車を塗装するメリットとデメリット
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車を塗装してみたいけれど、迷っているという方も多いのではないでしょうか。
この項では、車を塗装することには、どのようなメリット・デメリットがあるのか解説していきます。
車を塗装するメリット
車を塗装するメリットには、以下のようなことが挙げられます。
車に乗り続けるうち、塗装の色味は経年劣化してきます。購入時にこだわって選んだ色味が劣化してしまうのは残念ですよね。塗装をすることで、新車同様の色味に戻すことができます。
塗装をすれば、自分で選んだ色味や質感に変えられます。購入当時には気に入っていた車の色味に飽きてしまったり、好みが変わってしまったりすることもあるでしょう。そんなときは好みの色に塗装することで、車を買い換えることなく、乗り続けることができます。また、他の車にはないオリジナルの色味や質感の車に乗りたいという願いも叶えることができます。
車を塗装するデメリット
車を塗装するメリットには、以下のようなことが挙げられます。
車を売却する際、塗装していることで査定金額がさがる可能性があります。元の色味に塗装している場合は価値があがることもあるようですが、塗装にかかった金額のぶんあがるということはないでしょう。
業者にもよりますが、塗装の値段を安く抑えようとするとそのぶん耐久性は下がります。塗装の工程や内容を踏まえると、それなりの費用がかかることは認識しておきましょう。
塗装にかかる値段はどれくらい?
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塗装にかかる値段は、全塗装の場合、軽自動車で10万〜20万円程度、大型車SUVなどで15万〜25万円程度とされています。
正確な塗装の値段は、車種や依頼する業者、塗装の種類によって大きく前後します。まずは気になる業者に見積もりをお願いして、比較検討してみると良いでしょう。
ここでは、見積もりの際に知っておきたい、塗装の種類や車種、塗装を依頼できる業者について解説します。
塗装の種類
塗装の種類には大きく分けて、「ソリッド」「メタリック」「パール(マイカ)」の3種類があります。
ソリッド塗装
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「単色」のことをいい、メタリック塗装やパール塗装のように粒子が入っていないため、角度を変えても同じ色に見えます。シンプルな塗装なので価格を抑えやすいことが特徴ですが、経年劣化に弱く色褪せやすいという側面もあります。
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メタリック塗装
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ソリッドカラーにアルミ粒子を混ぜて塗装することをいいます。アルミ粒子が光を反射するためきらきらした輝きを加えることができ、見る角度によって色味が変化します。
アルミ粒子が空気に触れることによる錆を防ぐため、最後にクリアー塗装をする必要があります。
全塗装の場合、費用はソリッド塗装よりも 2万〜7万円程度高くなります。
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パール(マイカ)塗装
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メタリック塗装と同様に、ソリッドカラーに光沢のある微粒子を混ぜる塗装です。混ぜる粒子は鉱石の雲母(マイカ)で、半透明で独特の光沢感が出ます。その色味が真珠のように見えるので、パール塗装とも呼ばれます。
微粒子で表面に凸凹が出るため、光沢感を出すために最後にクリアー塗装をする必要があります。
全塗装の場合、費用はソリッド塗装よりも5万〜10万円程度高くなります。
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車種
車種によって塗装面積やパーツが異なるため、塗装にかかる値段も前後します。塗装面積が小さく済む軽自動車は比較的安価な値段で塗装することができますが、ミニバンやワンボックスなど塗装面積の大きい車種は塗装の値段も上がります。
車種ごとの目安の価格は以下の通りです。
【車種ごとの塗装価格の目安】
軽自動車 |
10万円〜
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コンパクトカー
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12万円〜
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中型セダン
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14万円〜
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SUV
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16万円〜
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ミニバン
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18万円〜
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ワンボックス
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20万円〜 |
もちろん、車種以外の要因で金額が異なることがあります。上記の値段はあくまで参考価格ですので、正確な値段の見積もりは各業者へ問い合わせるようにしましょう。
業者
全国チェーンのカーメンテナンスショップ |
有名なショップだと、「オートバックス」「イエローハット」などがあります。料金体系がわかりやすく、近くの店舗を探しやすいのがメリットです。
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町の板金塗装工場
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お住まいの地域の板金塗装工場にも依頼することができます。料金設定や塗装内容は工場によって異なるため、よく確認して依頼するかどうかを検討すると良いでしょう。
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ディーラーに依頼する
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知り合いのディーラーに依頼することも可能です。ただし、仲介手数料を上乗せされるため割高になる可能性が高いでしょう。
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あまりにも安い価格で塗装を行っている場合、必要な作業工程を抜いている可能性もあるため注意が必要です。業者ごとの塗装の種類や作業工程をよく確認したうえで、比較検討すると良いでしょう。
自分で塗装した場合の費用
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費用を安く抑えたい人や自分の手で車を塗装してみたい人は、業者に依頼せず、DIYをして自分で塗装する方法もあります。
その場合、以下のものをカーショップ等で購入する必要があります。
車のボディを塗装するのに使用します。1本600円前後で購入できます。車を全塗装するには、4本以上必要です。
塗装したあとの仕上げに使用する、透明のスプレーです。1本800円前後で購入できます。
塗装しない部分を汚さないように使います。500円程度で購入できます。
カラースプレーを均一に細かく塗布するのに使えるアイテムです。3,000円程度で購入できます。
塗装前に、傷や汚れを消すのに使用するのがおすすめです。1,500円程度で購入できます。
選ぶアイテムや塗装面積にもよりますが、全塗装を行う場合、DIYの材料は合計10,000円〜20,000円程度で揃えることができます。
車を塗装した後の注意点
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車を塗装したら、できる限り綺麗な状態を保ちたいですよね。塗装した後に注意すべきことを紹介します。
ワックスや磨き上げは1ヶ月以上開ける
塗装が完全に乾燥するまでには約1ヶ月の期間が必要です。塗装が完全に乾ききる前にワックスをするとふたをしてしまうことになり、さらに乾きづらくなってしまいます。
また、乾き切る前に磨き上げをすると、塗装に傷がついたりムラになってしまう可能性があります。
ワックスや磨き上げは、塗装が完全に乾燥する1ヶ月後を目安に行いましょう。
洗車機はしばらく避ける
洗車機や高圧洗浄なども、塗装が乾燥する前に使用することで傷がついたり、ムラになってしまう可能性があります。
車を綺麗にしようとして傷つけてしまっては、本末転倒です。
塗装が完全に乾燥するまでの約1ヶ月間は、洗車機や高圧洗浄の使用は避けるのが良いでしょう。その期間内で洗車をしたい場合、ブラシでこするのは避け、ボディへの負担が少ない水洗いを行いましょう。
保管場所に気をつけて車を清潔に保つ
車のボディを綺麗に保つためになるべく太陽や雨を避けられる場所に車を保管しているという方は多いと思います。
紫外線や汚れは、車の塗装を劣化させてしまうので、塗装の直後はとりわけ気をつけて、紫外線や雨を避けられるガレージ等で車を保管できると良いでしょう。
ガレージがない場合、ボディカバーをかけるだけでも塗装の劣化を抑えることができます。
塗装を長持ちさせたいならコーティングがおすすめ
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車の塗装を長持ちさせるには、コーティングがおすすめです。
コーティングは、化学溶剤を使用しボディの表面に丈夫な皮膜を形成することによって、塗装したボディをさまざまな劣化の要因から守ることができます。
コーティングの成分は、現在では以前主流だった「ポリマー」より保護効果の高い「ガラス系」が一般的です。
ポリマーコーティングは約3ヵ月前後、ガラスコーティングは約1年〜で長いものであれば5年ほど持続するものも存在しており、ワックスのように水洗いしてもはがれることがありません。
塗装が完全に乾燥するまでの期間にコーティングをすると塗装が乾きづらくなってしまうため、コーティングは塗装後1ヶ月以上の期間をあけて行いましょう。
コーティングの予約をするなら楽天Car!
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この記事では、車の塗装にかかる値段や塗装の種類・注意点について解説しました。
業者や色味の検討を重ね、時間とお金をかけて行った塗装は長持ちさせたいですよね。そのための有効な手段として、ぜひコーティングも検討してみてくださいね。
しかし、業者に持ち込んでコーティングを依頼するには予約が必要です。また、料金設定が業者によって異なるので、少しでも費用を抑えたい人は複数の業者を比較する必要があります。しかし、「電話で予約をしなければならないのは面倒くさい」「いくつもの業者の料金を調べる時間がない」と感じる人も多いのではないでしょうか。
そこで、車の塗装後のコーティングを予約するなら、楽天Carの洗車・コーティング予約サービスがおすすめです。
楽天Carの洗車・コーティング予約サービスなら、パソコンやスマートフォンで簡単に近隣の店舗を検索することができ、いつでも料金の比較をすることが可能です。依頼する店舗を決めたら、そのままウェブ上で予約を取ることができ、当日は待ち時間なくスムーズに利用することができます。さらに、利用料金に応じて楽天ポイントも進呈されるので、とてもお得です。
ぜひ、楽天Carの洗車・コーティング予約サービスをチェックして、お近くの店舗を探してみてくださいね。
楽天Car 洗車・コーティング予約サービス
参考サイト
車のボディーカラー選び~愛車をきれいに長く乗り続けるために~|廃車ドットコム
(参照日:2022-02-13)
https://www.hai-sya.com/column/body-color.html
車の塗装の劣化防止策とは?劣化した場合の対処法も併せて解説(参照日:2022-02-13)
https://www.carcon.co.jp/column/article/20200311/
全塗装|鈑金のモドーリー(参照日:2022-02-13)
https://modolly-sakurai01.com/allpaint/
全塗装・オールペイントサービス(参照日:2022-02-13)
https://www.g-kawada.com/paint/allPaint.html#samecolor
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