2023-02-10
トヨタのステーションワゴンを徹底解説!|販売終了しても人気がある車も紹介
「トヨタのステーションワゴンを購入したい」とお考えではありませんか?この記事ではトヨタのステーションワゴンの現行モデルと、販売終了後も人気を集めるおすすめモデルをご紹介します。購入を検討中の方は、ぜひ参考にしてください。
「トヨタのステーションワゴンにはどんなモデルがある?」「新車ではなくてもいいから、人気のあるモデルが知りたい」とお考えの方も多いのではないでしょうか。
この記事ではトヨタのステーションワゴンの新車に加え、販売終了後も人気を集めているモデルをご紹介します。ステーションワゴンの基本情報や中古車情報についてもご紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。
そもそもステーションワゴンとは?
出典:楽天Car
ステーションワゴンは、車体の形状や用途によって分類された自動車カテゴリーの1つです。ステーションワゴンの定義はメーカーによって異なるものの、一般的には以下の形態を採ります。
ステーションワゴンの定義
- 2ボックス形状
- 車高が低い(1,500mm以下が主流)
- 前部にボンネット、後部に座席と一続きの荷室を備える
セダンの形をベースに設計されているものがほとんどで、セダンのトランク部分を上部に広げた形状です。3ボックス形状のように居室と後部の荷室が分離されていないのが大きな特徴です。
居室空間に荷物を収納できるスペースが設けられており、大きな荷物はもちろんリアシートを倒せば長さのある荷物も積むことができます。室内空間が広いため、車中泊を伴うような長距離ドライブにも最適です。
従来のステーションワゴンは十分な積載量が確保された荷室スペースを備えるものが一般的でしたが、近年はデザイン性を優先させたリアオーバーハングや大幅に荷室スペースの容量を削減した車種も見られるようになりました。
一部ハッチバックタイプとの見分けが難しい車種もあり、自動車メーカーや時代によってその定義や基準が不明瞭なカテゴリー車でもあります。ただ一貫しているのは、実用性と趣味性を担保するため、高い居住性と走行性能、一定の積載性を有している点です。
1990年以降クロスオーバーSUVやミニバンなどの背の高いボディタイプに人気、需要面で圧倒されているものの、トヨタのカローラでは全シリーズの過半数をステーションワゴン車が占めており、根強い人気を維持しています。
ステーションワゴンは通勤や買い物、送迎、アウトドア、レジャーなどのさまざまなシーンで高い利便性を発揮する車種です。都市部の道路や駐車場でも取り回しがしやすく、燃費性能に優れているため、「乗りやすくて使い勝手のいい車がほしい」という方に適しています。
ステーションワゴン・SUV・ミニバンの違いは?
画像出典:photo AC
ステーションワゴンと類似した車種に、SUV、ミニバンがあります。一見すると大きな違いが見られませんが、3車は以下のような異なる特徴を持ちます。
ステーションワゴンとSUV、ミニバンの違い
|
ステーションワゴン |
SUV |
ミニバン |
車の形状※ |
2ボックス |
・2ボックス ・1.5ボックス |
車高 |
低い |
高い |
高い |
乗降性 |
高い |
低い |
低い |
積載性 |
高い |
燃費性能 |
高い |
低い |
乗車人数 |
~5人 |
~8人 |
※2ボックス:ボンネットがあり、エンジンと居室・荷室スペースが分かれている車
1.5ボックス:ボンネットが短く、エンジンと居室・荷室スペースが分かれている車
前述の通り、ステーションワゴンはセダンのトランクの屋根部分を拡張した車で、一定の積載性を備えています。セダン譲りの優れた走行性能に加え、車高が低く設計されていることから乗り降りがしやすい点がSUV、ミニバンとの大きな違いです。
SUVはSport Utility Vehicle(スポーツ用多目的車)の略称で、街乗りはもちろん整備されていない悪路でも高い走破性能を発揮します。高い走行性能を担保するため車高が高く取られています。
SUVは国内、海外問わず最も人気と需要のあるカテゴリー車であり、今はまさにSUV全盛期の真っ只中です。各メーカーはSUV車種の開発・製造に力を入れており、今後もさらなるラインナップの拡充が見込まれます。
ミニバンは背面ドアギリギリまでシートが設置された、3列シート車です。7〜8人の乗車が可能で、低床式やチャイルドシートなどファミリーを想定した仕様が採用されています。3列目シートを折りたためば大きな荷物も収納でき、日常生活における利便性が非常に高いのが特徴です。
ただし、ステーションワゴンやSUVに比べると安定性にかけるため、山道などの舗装されていない道での走行には注意する必要があります。
ステーションワゴン、SUV、ミニバンそれぞれの特徴や違いを踏まえ、3車の利用に適した人は以下の通りです。
ステーションワゴン、SUV、ミニバンがおすすめな人
「ステーションワゴン」
- 乗車人数が5人以下で、走行性能と一定の利便性を求める人
「SUV」
- レジャーやアウトドアに頻繁に出かける人、スポーティな車に乗りたい人
「ミニバン」
次項では、トヨタから発売されているステーションワゴンの現行車をご紹介します。
トヨタから発売されている現行のステーションワゴンは2種類
画像出典:photo AC
トヨタのステーションワゴンの現行車には、以下の2モデルがあります。
本項では、上記2モデルの特徴について詳しく解説していきます。
カローラツーリング
基本情報(ハイブリッド車)
|
W×B |
G |
X |
全長 |
4,495mm |
全幅 |
1,745mm |
全高 |
1,460mm |
車両総重量 |
2WD:1,390kg 4WD:1,440kg |
2WD:1,370kg 4WD:1,420kg |
2WD:1,350kg 4WD:1,400kg |
エンジン総排気量 |
1.797L |
乗車定員 |
5人 |
燃費(WLTCモード) |
2WD:27.3km/L 4WD:24.9km/L |
2WD:29.3km/L 4WD:27.5km/L |
2WD:29.5km/L 4WD:27.8km/L |
基本情報(ガソリン車※2WDのみ)
|
W×B |
G |
X |
全長 |
4,495mm |
全幅 |
1,745mm |
全高 |
1,460mm |
車両総重量 |
1,300kg |
1,280kg |
1,260kg |
エンジン総排気量 |
1.490L |
乗車定員 |
5人 |
燃費(WLTCモード) |
17.8km/L |
19.0km/L |
19.1km/L |
引用:TOYOTA
カローラツーリングは、2019年に5ナンバーサイズのカローラフィールダーのフルモデルチェンジ版として登場したモデルです。3ナンバーサイズとなったものの、日本の交通事情に合わせた絶妙なボディサイズが採用されています。
ステーションワゴンとしてはコンパクトなサイズ感でありながら、大人5人が乗ってもゴルフバッグ4個を積むことができる広い荷室スペースを確保しているのが特徴です。6:4分割モードにすれば尺の長い荷物も積載可能、シートを完全フラットにすれば大きな荷物も十分収納できます。
また低重心化によってスポーティなボディデザインとなったことで走行性能の大幅な向上に成功しており、走行性と機能性、スタイリッシュさを備える貴重な国産ステーションワゴン車として不動の人気を確立しているモデルです。
トヨタ カローラツーリングのカタログ
販売中のトヨタ カローラツーリングの中古車価格を見てみる
カローラフィールダー
出典:楽天Car
基本情報
|
EX |
ハイブリッド車 (2WDのみ) |
ガソリン車 (2WD、4WD) |
全長 |
4,400mm |
全幅 |
1,695mm |
全高 |
1,475mm |
車両総重量 |
1,170kg |
2WD:1,120kg/1,100kg 4WD:1,180kg |
エンジン総排気量 |
1.496L |
乗車定員 |
5人 |
燃費(WLTCモード) |
2WD:27.8km/L |
2WD:19.8km/L、17.2km/L 4WD:15.6km/L |
引用:TOYOTA
カローラフィールダーは、快適な居住性と大容量の荷室スペースを実現させたコンパクトなステーションワゴン車です。5ナンバーサイズに収まるコンパクトボディでありながら、車高の拡張、ホイールベースの長尺化などでスペース効率を徹底的に追求することで、抜群の実用性と機能性を獲得しています。
2019年のカローラツーリングへの移行に伴い、グレード体系がビジネスユーザーや5ナンバーワゴンの需要に特化したものに刷新されました。カローラシリーズは大衆車としてのイメージが先行するモデルですが、近年はそのイメージを払しょくすべく高級車路線へとシフトチェンジしており、カローラフィールダーにも高級感あふれる上質な内外装が採用されています。
トヨタ カローラフィールダーのカタログ
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販売終了後も人気のあるトヨタのステーションワゴン3選
画像出典:photo AC
次に、販売終了後も人気のあるトヨタのステーションワゴンをご紹介していきます。本項でご紹介するモデルは、以下の3モデルです。
上記モデルは現在中古車でしか購入できませんが、販売終了後も高い評価を得ているモデルですので、ぜひ一候補として検討してみてはいかがでしょうか。
プリウスα
基本情報(2020年発売)
|
G |
S |
G ツーリングセレクション |
S ツーリングセレクション |
S Lセレクション |
S チューンブラック2 |
S ツーリングセレクション GR スポーツ |
全長 |
4,630mm |
4,645mm |
4,630mm |
4,665mm |
全幅 |
1,775mm |
全高 |
1,575mm |
車両総重量 |
1,470kg/ 1,480kg |
1,450kg/ 1,460kg |
1,470kg |
1,460 kg/ 1,470 kg |
1,450kg |
1,450kg/ 1,460kg |
1,480kg/ 1,490kg |
エンジン総排気量 |
1,797cc |
乗車定員 |
5人/7人 |
5人 |
5人/7人 |
燃費(WLTCモード) |
20.7km/L |
引用:楽天Car
プリウスαは、全高を拡大することで後部座席の居住性を向上させたモデルです。プリウスには燃費性能獲得のため空力性能を高めたボディデザインが採用されてきましたが、これにより後部座席の居住性の悪さが課題として指摘されてきました。
トヨタはこの課題を克服するため、ボディサイズを拡大した3列シート車として新たにプリウスαを発売し、以降ミニバン要素を盛り込んだプリウスの派生モデルとして定評を得ています。
豊富なグレードが用意されており、5人乗りや7人乗り、スポーツタイプまでさまざまです。ファミリーカー需要が根強いですが、走行性能を追求したツーリングセレクション GRスポーツも人気を博しています。
トヨタ プリウスαのカタログ
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アベンシスワゴン
基本情報(2015年~2016年発売)
|
Xi |
Li |
全長 |
4,820mm |
全幅 |
1,810mm |
全高 |
1,500mm |
車両総重量 |
1,470kg |
エンジン総排気量 |
1,986cc |
乗車定員 |
5人 |
燃費(JC08モード) |
14.6km/L |
引用:楽天Car
アベンシスワゴンは、トヨタのイギリス工場で製造された欧州トヨタのフラッグシップモデルです。直列4気筒DOHC 2L「3ZR-FAE」エンジン搭載のスタンダードグレード「Xi」と上質な内外装と装備を備えた上級グレード「Li」の2つが設定され、欧州基準のデザイン、走行性能、安全性能が採用されています。
初代モデルは欧州専売車でしたが、2003年発売の2代目モデル(欧州では3代目モデル)から日本市場に投入されました。トヨタが7,000時間を割いて開発したシンプルで美しいボディデザインと、欧州の各地をテスト走行して獲得した高い走行性能を有し、当時のライバル車であるフォルクスワーゲンのパサートや、オペルのベクトラなどにも全く引けを取らない名車として名を馳せました。
高速巡航が堪能できるだけでなく、乗り心地、積載性にも優れており、車に精通したコアなファンから高い評価を得ていています。
トヨタ アベンシスワゴンのカタログ
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bB
基本情報(2013年~2014年発売)
|
S |
Z |
Z煌 |
S煌 |
Z煌G |
S煌G |
全長 |
3,795mm |
3,800mm |
全幅 |
1,690mm |
全高 |
1,635mm |
車両総重量 |
1,040kg |
1,050kg |
1,070kg |
1,060kg |
1,070kg/ 1,120 kg |
1,060kg |
エンジン総排気量 |
1,297cc |
1,495cc |
1,297cc |
1,495cc/ 1,297cc |
1,297cc |
乗車定員 |
5人 |
燃費(JC08モード) |
14.6km/L〜16.4km/L |
引用:楽天Car
bBは当時、車離れが懸念されていた20代男性をターゲットに設定し、若者カルチャーをデザイントレンドに取り入れたコンパクトハイトワゴンです。シンプルなボディデザインと豊富なカスタマイズパーツが設定されており、陽の当たり方によってボディカラーが変わる塗装を施した特別仕様車もラインナップするなど、若者の心を鷲掴みにする大人気車種としてその地位を確固たるものにしました。
bBにはヴィッツのプラットフォームが採用されていますが、それを感じさせない広い居室空間を備え、シートアレンジによっては自転車も積むことができます。ほかモデルに比べると走行性能は劣るものの、室内にはソファーに匹敵する座り心地を提供するシートを装備し、快適なドライブを堪能できます。
トヨタ bBのカタログ
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中古車を購入するなら楽天Carがおすすめ!
画像出典:photo AC
トヨタのステーションワゴンは、SUVやミニバンの盛り上がりによってステーションワゴンというカテゴリー車の存在感が薄くなっている昨今でも根強い人気を維持しています。ステーションワゴンはセダン譲りの優れた走行性能と一定の積載性を備えており、街乗りメインのユーザーにはうってつけの車種です。
ただ現在トヨタのステーションワゴンで新車で購入できる現行車は、カローラツーリングとカローラフィールダーの2つのモデルしかありません。現行車に加え販売終了したモデルにも魅力ある車が多数あるため、トヨタのステーションワゴン車を購入したい方は中古車も候補としてみてはいかがでしょうか。
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楽天Car
参考サイト
トヨタ カローラツーリング|トヨタ自動車WEBサイト(参照日:2022年11月6日)
https://toyota.jp/corollatouring/
トヨタ カローラフィールダー|トヨタ自動車WEBサイト(参照日:2022年11月6日)
https://toyota.jp/corollafielder/
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