2021-03-31
タイヤがパンクしてしまった!そんな時の対処方法や交換場所を解説
タイヤがパンクしたら、どのように対処すればいいかご存知ですか?走行中にパンクしてしまったら誰でも焦ってしまうのではないでしょうか?パンクした時の対処法から修理・交換にかかる費用までをわかりやすく解説していきます。
車の運転中に「ハンドルが取られて走りづらい」「車が傾いている」といったいつもと違う様子を感じたら、車から降りてタイヤがパンクしていないかを確認してみましょう。
もしもタイヤがパンクしていた場合は、適切な処置が必要です。とはいえ、運転中にパンクしてしまったら、焦ってうまく対応できないこともあるでしょう。
そこでこの記事では、パンクを疑うべき症状や、タイヤがパンクした時の正しい対処法を詳しく紹介していきます。
いざという時のために、タイヤのパンクに関する知識をしっかり身につけていきましょう。
タイヤがパンクしたらどうしたらいい?
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タイヤのパンクは日常的に誰にでも起こりうるものです。「知らない間に釘などが刺さってしまい気づいたらパンクしてしまった」ということもあります。
現在は、パンクしてもすぐに空気が抜けないチューブレスタイヤが主流になっていることもあり、タイヤのパンクに気づかずに走行を続けてしまうケースも珍しくありません。
また、目視できないような小さな穴が開いた場合は、パンクしてから数日後に気づくなんてことも多いようです。
とはいえ、タイヤの空気は徐々に抜けていきます。タイヤがペタンコになっていなくても、パンクしている状態で走行していると「なんとなくいつもと違うなぁ」と感じる場合もあります。
もしも走行中に以下のような違和感を感じたら、パンクを疑ってみてください。
- 走行中に左右どちらかに車が傾く
- ハンドルが取られてうまく操作できない
- タイヤ周辺から異音が聞こえる
- いつもより加速が鈍い
- いつもよりブレーキが効かない
また、タイヤがパンクしている可能性がある場合は、安全に配慮しながらすぐに停車しましょう。パンクしたまま走り続けると、修理ができなくなる恐れがあります。
一般道路を走行中にパンクに気づいた場合は、ハザードランプを点灯させて路肩などに停車してください。
周囲の安全を確認した上で、スペアタイヤに交換もしくは修理キットで応急処置を行いましょう。自身で応急処置ができない場合は、任意保険に付帯しているロードサービスに連絡してください。
高速道路でパンクしてしまった場合は、ハザードランプを点灯させながらゆっくりと路肩に寄せ、車の後方に停止表示板や発煙筒を設置します。
その後、車両後方のガードレールの外側まで速やかに避難し、道路管理センターやロードサービスに連絡してください。
また、高速道路上で停車する際は、以下の点に注意する必要があります。
- 路肩でのタイヤ交換は大変危険なため絶対に行わない
- 停車車両に追突される危険があるため車内で待機しない
- 停止表示板を必ず設置する(法律で義務付けられている)
- 思わぬ事故につながるため右側のドアからは降りない
パンクしてしまった場合の対処方法3つ
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タイヤがパンクしてしまった場合の対処方法は、主に以下の3つがあげられます。
- 応急処置をする
- パンク修理やタイヤ交換をしてもらえる店舗に行く
- ロードサービスに依頼する
状況に合わせた対処が行えるよう、それぞれの内容をしっかり把握していきましょう。
1.応急処置
応急処置の方法としては以下の2つの方法があります。
- スペアタイヤへの交換
- パンク応急修理キットの利用
1.スペアタイヤへの交換
1つ目はスペアタイヤへ交換して応急処置をする方法です。
パンクしてしまったタイヤを車に積載されているスペアタイヤに一時的に自分自身で交換する必要があります。
スペアタイヤを積んでいる車は、トランクや車体下などに装備されていることが多いです。
「自分でスペアタイヤに交換をするのは難しそう」と躊躇する人もいるかもしれませんが、タイヤ交換の手順さえ知っていれば、経験がなくても作業をすることは可能です。
ただし、経験者であってもタイヤ1本の交換に30〜40分ほど時間がかかってしまうため、自分自身で交換することに自信がないという方は、プロの業者に依頼するのがおすすめです。
2.パンク応急修理キットの利用
2つ目はパンク応急修理キットを使って応急処置をする方法です。
近年、スペアタイヤの積載義務がなくなったので、スペアタイヤを積まずこちらを装備している人も多いのではないでしょうか。
パンク応急修理キットとは、液状になっているゴムで一時的にタイヤの穴を塞ぐことができるものです。スペアタイヤに交換するよりも簡単に応急処置を行うことができます。
ただし、パンク応急修理キットは一部分だけの小さな穴であれば修理可能ですが、広範囲におよぶ亀裂などには対応することができないため、注意が必要です。
スペアタイヤに交換する際も、修理キットを使う場合も、安全かつ平坦な場所で行ってください。道路沿いや坂道での作業は、事故につながる恐れがあり大変危険です。安全には十分に気をつけましょう。
またどちらの措置も、あくまでも応急処置であるため、対処後は速やかにタイヤの交換や修理を行う必要があります。
2.タイヤの修理をしてもらえる店舗へ依頼
タイヤの状況から十分に走行可能で、ガソリンスタンドやカーショップが近くにあるならば、車を直接持ち込むのも方法のひとつです。そのままの状態で店舗へ向かいましょう。
スペアタイヤへの交換やタイヤ修理キットで応急処置を行った場合も、すぐに修理や交換が必要になるため、近くにタイヤを修理してもらえる店舗があるならばそのまま向かったほうが得策です。
ただし、店舗が混んでいる場合は作業完了までに時間がかかったり、自分の車に合うサイズのタイヤの在庫が無かったりと、想定外の状況も考えられます。
事前に店舗に確認の連絡をするようにしましょう。
3.ロードサービスに依頼
走行中に突然走行不可能なパンクをしてしまった、早朝や深夜など店舗が開いていない時間帯にパンクした場合は、JAFや任意保険に付帯しているロードサービスに依頼するとよいでしょう。
JAFの会員なら、無料でスペアタイヤに交換してくれます。入会していなくても利用することができますが、その場合は費用がかかります。また、時間帯や場所によって費用は異なるため、詳細はJAFまで直接確認するようにしましょう。
ロードサービスの内容は保険会社によって異なりますが、パンクの応急処置はほとんどの保険会社で対応していることが多いです。
完全に無料で対応してくれるところもあれば、「1本のみ無料」などのように条件が定められている場合もあるので、万が一に備えて日頃から契約内容を確認しておきましょう。
走行中に突然タイヤがパンクした時の注意点
走行中に突然タイヤがパンクした時は、以下の2つに注意してください。
- タイヤに刺さった異物を引き抜かない
- パンクしたまま走行を続けない
1つめの注意点は、タイヤに刺さった異物を引き抜かないことです。釘やガラスなどを引き抜いてしまうと、その穴から空気がどんどん抜けてしまいます。空気が抜けきったタイヤでの走行は大変危険なので、異物は引き抜かずにそのままにしておくと覚えておきましょう。
また、異物を引き抜いてしまうとパンクの穴が見つけづらくなり、修理に余分な時間がかかってしまいます。パンクの修理をスムーズに行うためにも、釘やガラスなどはそのままの状態にしておいてください。
2つめの注意点は、パンクしたまま走行を続けないことです。空気が抜けたタイヤでの走行は危険なだけでなく、タイヤのホイールや側面に負担がかかって修理が困難になる場合があります。
すぐ近くにガソリンスタンドやカーショップがないのであれば、スペアタイヤに交換もしくはロードサービスに依頼するようにしましょう。
応急処置後は修理か交換を
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「パンクの応急処置をしたから一安心」ではありません。パンクの応急処置はあくまで一時的な対処になるため、応急処置が終わったら必ず修理か交換が必要です。
ただしパンクを修理することができるのは、タイヤのトレッド面(地面に接する部分)に異物が刺さってパンクした場合のみなので注意が必要です。また、修理の基準となる損傷の大きさや数なども細かく定められているので確認しましょう。
- 損傷の直径:6mm以下
- 損傷の個数:2個以内
- 損傷の周上間隔:40cm以上
上記の基準を上回っているパンクや、タイヤ側面の損傷によるパンク、ホイールまで損傷が及んでいる場合は修理ができないため、タイヤを交換する必要があります。
タイヤがパンクした状態で走行を続けると、その衝撃でホイールが歪んだり割れたりする恐れがあるため注意が必要です。
ホイールにまでダメージが及ぶと修理が難しくなり、タイヤ自体を交換しなくてはなりません。タイヤ交換となると修理に比べて費用も高額になってしまうため、パンクしたら速やかに応急処置や修理などを行いましょう。
タイヤの修理方法
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この章では、タイヤのパンクを修理する方法を2パターン紹介します。
1.自分でパンク修理を行う
2.業者にパンク修理を依頼する
パンク修理に必要な道具や作業手順、作業時間、費用を、それぞれ見ていきましょう。
1.自分で修理する場合
タイヤを修理する方法について解説します。
自分でパンクの修理をしたい場合は、市販のパンク修理キットを使用するのがおすすめです。
市販のパンク修理キットを使う場合を以下の2の項に分けて詳しく説明します。
パンク修理を自分で行うために必要な道具
パンク修理を自分で行うために必要な道具は、以下のとおりです。
- パンク修理キット:接着剤やドライバーなどのセット
- ジャッキ:車体を上げるための道具
- 十字レンチ:ボルトやナットを回すための工具
- プライヤー:釘などを抜くため使用するペンチのような工具
- エアーコンプレッサー:タイヤに空気を入れるための道具
- 軍手
これらの道具や工具は、カーショップやインターネットなどで購入できます。
パンク修理をする際に必要な道具の価格相場については以下の通りです。
項目
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価格
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パンク修理キット
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1,000~30,000円
・セット内容によって価格に差があります。
・2,000~3,000円が一般的な価格帯となります。
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ジャッキ(車載用)
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1,500~14,000円
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十字レンチ
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1,000~7,000円
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プライヤー
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1,000~2,000円
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エアーコンプレッサー(車載用)
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3,000~13,000円
|
(2021年2月現在の価格相場)
メーカーや性能によって価格に差はありますが、安い物なら10,000円もあれば上記の道具をすべて揃えることができるでしょう。
車種によっては工具が標準装備されているケースもあるため、購入前に確認することをおすすめします。
パンク修理を自分で行うための手順と作業時間
パンク修理を自分で行うための手順は、以下のとおりです。
- ジャッキで車体を上げ、十字レンチを使用してパンクしたタイヤを外す
- 穴が開いている箇所を特定し、タイヤに異物が刺さっている場合はプライヤーで抜く
- パンク修理キットに付属されているスクリュードライバーに接着剤を塗布し、穴の根元まで差し込む
- 付属のインサートドライバーにラバースティックを差し込み、ラバースティック全体に接着剤を塗布する
- 4を穴の根元まで差し込んだら、インサートドライバーだけを回さずにまっすぐ引き抜く(ラバースティックはタイヤ表面からはみ出していてもOK)
- 20~30分ほどおいた後、エアーコンプレッサーを使ってタイヤに空気を入れる
- 空気の漏れがないか確認できたら、はみ出したラバースティックをハサミでカットする
- タイヤを装着し直したら作業完了
上記は一般的な手順になります。パンク修理キットの種類によって使い方が異なるため、付属の説明書どおりに作業を進めてください。
また、修理未経験者が上記の作業を行う場合、1〜2時間以上かかることがある上に力仕事になるため少しハードルが高いかもしれません。
また、正確に作業を行わないと、走行中にトラブルが起きる可能性もあるため自分自身で修理を行うことに不安を感じる場合は、業者に依頼するようにしましょう。
2.業者に依頼する場合
続いて、業者にパンク修理を依頼する場合を見ていきましょう。パンク修理に対応している場所は、ガソリンスタンドやディーラーなど複数あります。
それぞれの特徴や作業時間、費用などを詳しくまとめたので、依頼先を決める際の参考にしてください。
パンク修理を依頼できる場所
パンク修理は、ガソリンスタンドやカーショップ、タイヤ専門店、ディーラーなどに依頼することができます。それぞれの特徴は以下のとおりです。
依頼先
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特徴
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ガソリンスタンド
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店舗が多いため利用しやすいが、整備士や整備スタッフが常駐しているとは限らない(店舗規模による)
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カーショップ
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ガソリンスタンドよりも店舗数は少ないが、整備士が対応してくれるので安心
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タイヤ専門店
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専門店ならではの対応やアドバイスが期待できる、ディーラーよりも安い費用で修理できる
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ディーラー
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整備士が常駐しており作業環境も整っているが、他と比べて費用が高い傾向がある
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タイヤがパンクした時の状況に合わせて、利用しやすい場所に依頼するとよいでしょう。
パンク修理を依頼した場合の工程と作業時間
タイヤの表面のみを修理する「外面修理」の作業工程は、自分でパンク修理を行う時と同じです。タイヤの内面から修理する「内面修理」の作業工程を見ていきましょう。
- ジャッキで車体を上げ、十字レンチを使用してパンクしたタイヤを外す
- 穴が開いている箇所を特定し、タイヤの内側から損傷具合を確認して修理可能かどうかを判断する
- タイヤの内側からバフ掛けをして表面を整え、パッチ(修理材)を貼り付ける
- タイヤを装着し直したら作業完了
修理後のタイヤの耐久性は、外面修理よりも内面修理のほうが優れています。また、修理と同時に異物の混入などもチェックできるため、修理後にトラブルが起きる可能性も低くなります。
タイヤ1本あたりの作業時間は、外面修理で20分ほど、内面修理なら30~60分ほどです。ただし、店舗の混み具合などによっては待ち時間が長くなるため、事前に状況を確認しておくとよいでしょう。
パンク修理を依頼した場合にかかる費用
パンク修理を依頼した場合にかかる費用の目安は、以下のとおりです。
依頼先
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費用
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ガソリンスタンド
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外面修理:1,500~2,000円
内面修理:対応していない店舗が多い
|
カーショップ
|
外面修理:1,500~2,000円
内面修理:3,000~5,000円
|
タイヤ専門店
|
外面修理:1,500~2,000円
内面修理:3,000~5,000円
|
ディーラー
|
外面修理:2,000~5,000円
内面修理:3,000~5,000円
|
(2021年2月現在の価格相場)
パンクの修理費用は、依頼先だけではなく、タイヤの状態やサイズなどによっても異なります。「請求額が想像以上に高かった…」という事態にならないように、あらかじめ店舗に確認しておきましょう。
タイヤの交換方法
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この章では、パンクしたタイヤを交換する方法を2パターン紹介します。
- 自分でパンクしたタイヤの交換を行う
- 業者にパンクしたタイヤの交換を依頼する
タイヤ交換に必要な道具や作業手順、作業時間、費用を、それぞれ見ていきましょう。
自分で交換する場合
パンクしたタイヤを自分で交換するために必要な道具
パンクしたタイヤを自分で交換するために必要な道具は、以下のとおりです。
- 新しいタイヤ:車に合ったサイズのタイヤを用意する
- ジャッキ:車体を上げるための道具
- 十字レンチ:ボルトやナットを回すための工具
- 軍手:怪我や汚れの付着を防止するため
新しいタイヤは、カーショップやタイヤ専門店、インターネットでも購入できます。
パンクしたタイヤを自分で交換するための手順と作業時間
パンクしたタイヤを自分で交換するための手順は、以下のとおりです。
- ジャッキをセットし、交換するタイヤと対角線上のタイヤ前後に輪止めをする
- 十字レンチを使用してパンクしたタイヤのナットをかるく緩める
- タイヤが地面から1cmほど離れるまでジャッキアップする
- ナットをすべて外し、新しいタイヤに交換する
- 完全に締まらない程度にナットを締め、ジャッキを降ろす
- もう一度ナットを締め、ホイールが固定されたら作業完了
タイヤを止める「輪止め」がない場合は、大きめの石や木片でも代用可能です。また、タイヤ交換をする場所は、安全かつ平坦な場所で行ってください。
パンクしたタイヤを自分で交換する際にかかる費用
タイヤ交換に必要な道具や新しいタイヤの価格相場は、以下のとおりです。
項目
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価格
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新しいタイヤ
|
2,500~5,500円/1本
※14インチ、ノーマルタイヤの価格相場
|
ジャッキ(車載用)
|
1,500~14,000円
|
十字レンチ
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1,000~7,000円
|
(2021年2月現在の価格相場)
タイヤは、メーカーやサイズ、性能にによって価格が異なります。
同じ種類のタイヤでも店舗によって価格に差があります。事前に各店舗で値段を確認するようにしましょう。
タイヤ交換を知識がない方がセルフで行うのは、時間も手間もかかってしまう可能性もあるので注意しましょう。交換の方法を誤ってしまうと、大きな事故に繋がる可能性もあります。
もし、時間がない、正しく交換することに自信がないという方は、無理をせずプロに依頼するのがおすすめです。
業者に依頼する場合
タイヤ交換はパンク修理と同じく、ガソリンスタンドやカーショップ、タイヤ専門店、ディーラーに依頼することができます。
タイヤ1本あたりの作業時間は15~30分ほどです。タイヤのサイズが大きくなるほど作業時間が長くなるため、目安として認識しておきましょう。
また、タイヤ交換の工賃相場は以下のとおりです。
作業項目
|
費用(1本あたり)
|
タイヤ脱着
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1,000~8,000円
※依頼先によって費用に差がある
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バランス調整
|
500~1,000円
|
ゴムバルブ交換
|
300~1,000円
|
タイヤ廃棄料
|
500~1,000円
|
(2021年2月現在の価格相場)
上記の工賃に加え、新しいタイヤの購入費用が別途かかります。
ガソリンスタンドやカーショップは安めの工賃設定になっていることが多いようですが、上記費用はあくまで目安のため、詳細は依頼する店舗に直接確認してください。
タイヤがパンクする原因
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タイヤがパンクする原因は、主に以下の3つがあります。
- タイヤに異物が刺さる、側面を擦ってしまう
- ホイールの変形
- 空気圧が適正でない
なぜタイヤがパンクしてしまうのか、順番に見ていきましょう。
原因1|タイヤに異物が刺さる、側面を擦ってしまう
走行中に釘やガラスなどの異物がタイヤに刺さってしまい、パンクするケースがあります。また、縁石などにタイヤ側面を擦ってしまうこともパンクの原因のひとつです。
特にタイヤの側面はトレッド面(地面に接する部分)と比べて薄いため、傷がつきやすい箇所でもあります。
ごく稀にいたずら目的でタイヤに傷をつける人もいるため、注意してください。
原因2|ホイールの変形
縁石に乗り上げた際に、ホイールが変形することがあります。たとえわずかな変形だとしてもそのまま走行を続けていると摩擦や空気が漏れてしまい、タイヤがパンクしてしまう原因になります。
縁石に乗り上げた後の走行に違和感があるようでしたら、パンクする前に点検や交換をすることをおすすめします。ホイールの変形は、アルミホイール修理専門の業者に相談するとよいでしょう。
原因3|空気圧が適正でない
タイヤの空気圧が適正でないことも、パンクが起こる原因のひとつです。空気圧が不足しているタイヤで走行を続けると、タイヤを支える構造が損傷してひび割れが生じてパンクへとつながります。
パンク以外にもブレーキの効きが悪くなるといった危険もあるため、タイヤの空気圧は常日頃から意識しておくとよいでしょう。
タイヤをパンクさせにくくするためのメンテナンス
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タイヤをパンクさせにくくするためには、日頃からメンテナンスをすることが大切です。以下で詳しく見ていきましょう。
タイヤローテーション
定期的にタイヤのローテーションを行うことでタイヤの摩擦を均一化し、タイヤの寿命を長く保つことにつながります。
FF車(前輪駆動の車)かFR車(後輪駆動の車)でローテーション方法が異なります。
- FF車:前輪はそのまま後輪へ、後輪は左右を入れ替えて前輪へローテーションする
- FR車:後輪はそのまま前輪へ、前輪は左右を入れ替えて後輪へローテーションする
また、回転方向が指定されているタイヤの場合は、駆動方式に関わらず前輪と後輪をそのまま入れ替えてください。
5,000~10,000kmごとにタイヤをローテーションすることで、パンクが起こりにくい状態を作ることができます。
日々のメンテナンス
以下のメンテナンスをしっかり行うことで、タイヤをパンクさせにくくすることが可能です。
- 空気圧を適正に保つ
- 亀裂やスリップサインを確認する
- 小石が挟まっていないか確認する
- タイヤは水だけで、ホイールは中性洗剤で洗うようにする
- 油性ワックスを使用しない(水性ワックスはOK)
タイヤは高価なものです。パンクさせないためにも、日頃からタイヤのメンテナンスを心がけてください。
タイヤがパンクしてしまった際のよくある質問
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タイヤの寿命は?
走行距離や使用状況などによってタイヤの寿命は異なりますが、タイヤの製造年から4~5年経過すると消費期限を迎えます。あまり車を使用しない場合でも、消費期限を目安に点検を受けることをおすすめします。
また、走行距離が30,000~50,000kmを超えているタイヤは、寿命を迎えていると考えてよいでしょう。早めの交換をおすすめします。
1本だけタイヤ交換しても大丈夫?
タイヤがパンクした際に1本だけ新しいタイヤに交換することも可能ですが、残りのタイヤが劣化している場合は4本とも交換することをおすすめします。
また、FR車(後輪駆動の車)の場合、1本だけタイヤを交換するとバランスが崩れてしまうため、左右2本を1セットで交換するほうが安全です。
判断に迷う場合は、業者に相談してみましょう。
タイヤをお得に購入するなら「楽天Carタイヤ交換」
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本記事では、タイヤがパンクした際の対処法や修理・交換方法ついて解説しました。修理可能なパンクはそこまで費用はかかりませんが、タイヤ交換となると大きな出費になるでしょう。
そこでおすすめなのが「楽天Carタイヤ交換」です。
「楽天Carタイヤ交換」は、楽天市場でのタイヤ購入と取付店舗への予約が同時に行えるサービスです。
実店舗よりも安い価格でタイヤを購入できるだけではなく、工賃の安い取付店舗を簡単に探すことができるので、タイヤ交換にかかる費用を抑えることができます。
また、購入したタイヤは取付店舗へ直送されるため、自分でタイヤを運ぶ手間が省けることも魅力のひとつです。
他にも、購入金額に応じて楽天ポイントが貯まるというお得な特典もついています。
パンクしたタイヤを交換したい人は、ぜひ一度「楽天Carタイヤ交換」をチェックしてみてください。
参考サイト
車のタイヤのパンクの見分け方は?走行・運転中の音や振動で確認できる?(参照日:2021-2-13)
https://maka87.com/punk-distinguish/
タイヤがパンクしてしまったら(参照日:2021-2-14)
http://kurumanu.com/tire/pankusitesimattara.html
高速道路でパンクや故障で停車する時の対応方法とは(参照日:2021-2-14)
https://www.goo-net.com/magazine/9269.html
車のタイヤがパンクしたらどうすればいい?原因・予防法も解説(参照日:2021-2-14)
https://www.nextage.jp/replace_guide/info/20200821160429/
車のタイヤがパンクした!修理はどこでできる?(参照日:2021-2-14)
https://carnext.jp/magazine/article/puncture_repair_cars/
意外と知られていない?タイヤを修理できる「範囲」の基準とは(参照日:2021-2-14)
https://ontheroad.toyotires.jp/howto/5199/
車のパンク修理を自分でする方法(参照日:2021-2-14)
https://www.goo-net.com/pit/magazine/30297.html
Amazon | メルテック パンク修理キット オートバイ~乗用車・4WD車まで 収納ケース付き その他5種セット Meltec ML-331(参照日:2021-2-14)
https://www.amazon.co.jp/%E3%83%A1%E3%83%AB%E3%83%86%E3%83%83%E3%82%AF-%E3%83%91%E3%83%B3%E3%82%AF%E4%BF%AE%E7%90%86%E3%82%AD%E3%83%83%E3%83%88-%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%90%E3%82%A4-%E4%B9%97%E7%94%A8%E8%BB%8A%E3%83%BB4WD%E8%BB%8A%E3%81%BE%E3%81%A7-%E3%81%9D%E3%81%AE%E4%BB%965%E7%A8%AE%E3%82%BB%E3%83%83%E3%83%88-ML-331/dp/B000T0E75A
※市販のパンク修理キットのセット内容を見るために参考にしたサイトになります
プロのタイヤ内面修理(参照日:2021-2-14)
https://www.tireman.co.jp/unique/inner_fix/
車のパンク修理はどこでする?費用の目安から交換の必要はあるのかまで解説!(参照日:2021-2-14)
https://www.nextage.jp/syaken_guide/info/20200503183240/
初心者でも簡単にできるタイヤ交換のやり方9つのステップ(参照日:2021-2-14)
https://car-teach.com/change-tire
ホイールの歪みの影響は?歪んだホイールの危険性と重要性について(参照日:2021-2-14)
https://www.carbase.jp/journal/useful/wheel-distortion.html
タイヤのパンク原因(参照日:2021-2-14)
https://tire.bridgestone.co.jp/about/maintenance/punk/index.html
タイヤローテーションの目安、おすすめローテーション方法ご紹介(参照日:2021-2-14)
https://auto-wave.co.jp/guide/car-tips/car-tips-trivia/11492
【保存版】タイヤのお手入れ方法とタイミングについて紹介!
https://www.inoue-haisya.jp/contents/category/howto-care/
【タイヤのパンク急増中!!!】パンクしたらタイヤを1本だけ新品交換しても大丈夫なのか?
https://bestcarweb.jp/news/70066
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