2021-03-18
タイヤの処分方法や費用は?|廃タイヤ、中古タイヤそれぞれ解説
タイヤの処分方法をご存知ですか?実はゴミとして捨てることができないタイヤは、然るべき方法で処分しなくてはいけません。廃棄や売却の方法や、捨てる際の費用などについて解説しますので、タイヤ交換前にチェックしておきましょう。
「タイヤの処分はどんな場所でできる?どれくらいの費用がかかるの?」と思っていませんか?タイヤ交換をした際、いらなくなったタイヤをどのように処理すればいいのか知らないという人は案外多いのではないでしょうか。処分と一口に言っても、もう使うことができない状態の廃タイヤなのか、まだ使うことが可能な中古タイヤなのかによって考えられる方法は異なります。
そこで本記事では、タイヤの処分方法や費用について解説しますので、参考にしてみてくださいね。
タイヤの状況によって売るか廃棄するか決める
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タイヤを処分するにあたって考えられるのは、売るまたは廃棄するという2つの方法です。既に寿命を迎えていて、もうこれ以上は使えないという状態なのであれば、廃タイヤとなり廃棄するしかないでしょう。それに対し、寿命以外の何らかの理由で使わなくなったものの、まだまだ使用可能な状態であるのなら、中古タイヤとして売却することができる可能性があります。
では、寿命を迎えているかどうかの判断はどのようにすれば良いのでしょうか?タイヤの寿命は、一般的に使用開始から4~5年または製造から10年と言われていますが、走行距離やメンテナンスを十分にしているか否かによっても異なります。そこで、タイヤの寿命を示すサインとして、次の2つの項目をチェックしましょう。
- ひび割れや亀裂があるか
- スリップサイン(すり減りを示すサイン)が出ているか
2つの内1つでも当てはまっているものは、ほとんど全ての業者で売却ができないため、廃棄にする必要があります。この場合、手間をかけたくないのならタイヤ交換時にその場で廃棄してしまった方が早いです。
また、これらの条件に当てはまっていない場合でも、溝の深さや製造年などの条件によっては買い取ってもらうことが難しいこともあるので、寿命を迎えていないからといって、必ず売ることができるというわけでもありません。
タイヤの寿命については、こちらの記事でさらに詳しく解説していますので、ぜひ併せてご覧ください。
関連記事:タイヤの寿命はどれくらい?交換時期を徹底解説
では、次の項から、タイヤを廃棄するケースと売るケースに分けてそれぞれ詳しく解説していきます。
タイヤを売る
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タイヤの状態が良い場合には売却処分ができることがあります。実は、新品のものよりも大幅に安値で購入できることから中古タイヤの需要は増加傾向にあり、買取市場が拡大しているのです。まずはタイヤを売るための主な方法をご覧ください。
- 業者に買取を依頼する…カー用品店、タイヤ専門店、タイヤ買取専門業者リサイクルショップ
- インターネット上で販売する…フリマアプリ、オークションサイト、クラシファイドサイト
少しでも高値で販売したいなら、フリマアプリなどで自ら買い手を探すことで比較的高く売却できることがあります。ただし、すぐに買い手が見つからないリスクや、商品の発送や受け渡しに手間がかかるという点がデメリットです。
それに対し、業者に買取を依頼すると、あまり満足のいく買取価格にならない可能性はあるものの、スムーズに売却することができます。また、出張査定や出張買取を行っている業者なら、自分でタイヤを運搬する必要もないので便利です。
ただし、寿命以外にもさまざまな査定項目があり、条件によっては二束三文の値しか付かなかいか、そもそも買取をしてもらえないというケースもあります。例えば、溝の深さや傷、汚れといったタイヤの状態はもちろん、製造年やホイールの有無、4本揃っているかどうかなども買取の可否に影響する条件です。
タイヤを廃棄する
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最初に紹介したように、亀裂やスリップサインなどがありタイヤが寿命を迎えている場合や、状態が悪い場合には売却処分をすることが不可能なため、廃棄をすることになります。
「粗大ゴミとして捨てたら良いのでは?」と思う人もいるかもしれませんが、原則として自治体による回収はありません。これは、タイヤが環境省により処理が困難なゴミの1つとして指定されているためです。知らずにゴミとして出してしまった場合、不法投棄として罰せられることになるため、必ず覚えておくようにしましょう。
そこで、タイヤを廃棄するには下記のような業者に依頼する必要があります。
- 不用品回収業者
- ガソリンスタンド
- カー用品店
- ディーラー
- 整備工場
この場合、基本的には無料での処分はできず、どの業者で廃棄を依頼しても処分料がかかります。
廃タイヤの処分料比較
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ごく稀に、タイヤ交換時のタイヤ処分費用は交換工賃に含むとしている業者もありますが、基本的には別途料金がかかると考えておきましょう。ここでは、廃タイヤを処分するときにかかる費用について解説します。ただし、ここでご紹介するのはあくまでも処分料の相場であり、実際の金額は業者によって異なるため、処分を依頼する際は事前に各業者へお問い合わせください。
また、料金の目安はホイールから取り外してある状態の廃タイヤを想定しています。ホイールに組み込まれている状態で廃棄を依頼する場合は、別途ホイールからタイヤを取り外すための料金を請求されることもあるので注意が必要です。
不用品回収業者
1本
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1,000~2,000円
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4本
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4,000~8,000円
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後述するガソリンスタンドやカー用品店などと比較するとやや高額になる傾向がありますが、複数のタイヤをまとめて廃棄したい場合や、自分で運搬したくないという場合には不用品回収業者に回収を依頼するのがおすすめです。タイヤを車に積み込んで運搬するためには、それなりのスペースを確保する必要がある上に車が汚れてしまう可能性もあるので、自宅まで引き取りに来てもらえるというメリットは大きいと言えるでしょう。
ガソリンスタンド
1本
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300~800円
|
4本
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1,200~3,200円
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ガソリンスタンドは全国どこにでも店舗があり、わざわざ遠くまで足を運ばなくても、自宅などの近くで処分を依頼できるという点がメリットです。他の業者と比較すると営業時間も長い傾向にあるというのも利用しやすい点の1つでしょう。また、処分代も比較的安く設定されていることが多いです。
ただし、ガソリンスタンドは近年セルフサービス式の店舗が増えています。セルフサービスとは言えども必ず従業員は常駐しているのですが、タイヤの処分などのサービスに対応していないところもあるため注意が必要です。
カー用品店
1本
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300~800円
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4本
|
1,200~3,200円
|
後述するカーディーラーや整備工場では、タイヤ交換時以外に廃タイヤを持ち込んで廃棄を依頼することができないところも少なくありませんが、カー用品店は廃タイヤの持ち込み処分にも対応しているお店が多いです。また、前述のガソリンスタンド同様に比較的安い料金で依頼できることが多いでしょう。
ただし、タイヤをホイールから取り外すための料金によっては思っていたより高額になることもあるので、事前に各店舗まで料金を確認するようにしてください。
ディーラー
1本
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500~1,000円
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4本
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2,000~4,000円
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カーディーラーでも廃タイヤの処分を依頼することができますが、店舗によっては廃タイヤを持ち込むことはできず、タイヤ交換時に取り外したタイヤの廃棄にのみ対応してくれるところもあります。廃タイヤを持ち込んでの廃棄をお願いしたい場合は、対応しているかどうかを各店舗まで事前に問い合わせるようにしましょう。
整備工場
1本
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400~800円
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4本
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1,600~3,200円
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あまり知られていませんが、自動車の整備工場でもタイヤの廃棄を依頼できることがあります。ただし、カーディーラーと同様に、タイヤ交換時の廃棄のみ行っている工場もあり、廃タイヤを持ち込んでの廃棄には対応していない工場もあるので、事前の確認が必要です。
タイヤを無料で廃棄する方法はある?
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前述の通り、もう使えない廃タイヤを捨てるには費用がかかります。しかし、「無料で捨てる方法はないの?」と思う人は多いでしょう。そこで、廃タイヤを無料で処分するための方法をご紹介します。
考えられる方法は、クラシファイドサイトなどを通じて引き取り手を探すという方法です。
クラシファイドサイトとは、個人が発信し一定の地域内で取引などを成立させることができるサービスのことです。
まだ使える状態のタイヤの買い手を探すことができるのはもちろんですが、実はクラシファイドサイトなら廃タイヤの引き取り手が見つかる可能性もあります。もう使えない状態のものでも、DIYの材料など別の使用目的で欲しいと考えている人がいるのです。近隣の人限定で引き取り手を探し、直接手渡しができるのであれば完全に無料で処分することもできます。
また、フリマアプリなどでももう使えない廃タイヤであることを明記した上、安い値段に設定しておけば買い手が見つかることもあるでしょう。
ただし、これらの方法はデメリットが少なからずあります。
引き取り手が遠方に住んでいる場合は、自身で送料を負担しなければならない場合もありますし、引き取り手がいつまでも見つからないこともあります。また、取引が成立するまでは引き取り手とのコミュニケーションも大切になってきます。
こちらの方法を試す場合は、一度引き取り手を募集して、一定期間以上引き取り手が見つからない場合は、自分で処分するなどルールを設けておくことがおすすめです。
タイヤ交換時に処分してもらうのが手軽でおすすめ
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タイヤの状態や諸条件を考えて、タイヤを売ろうと考えていないのであれば、タイヤ交換を依頼する業者でそのまま処分をお願いするのが最も手軽な方法です。交換工賃とは別に料金を請求されることがほとんどですが、後の手間や負担を考えれば決して高いわけではありません。
例えば、売るつもりのないタイヤを保管しようとすると、当然その分のスペースが必要になります。特に4本まとめて保管する場合はある程度広い空間が必要になるため、自宅で保管ができずに貸し倉庫などを借りなければならないケースもあるでしょう。また、後から改めて処分したいと思ったときに、廃タイヤを引き取ってくれる業者を探して、自分で運搬しなければならないといった余計な手間もかかります。
このようなデメリットを考えると、売るつもりがないのならタイヤ交換時に処分を依頼するのが賢明だと言えるでしょう。
タイヤ交換をお得に便利に依頼するならば「楽天Carタイヤ交換」
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この記事では、タイヤの処分方法や費用について解説しました。タイヤは車に必要な消耗品の1つであり、定期的に交換が必要なパーツです。処分方法を把握しておけば、今後タイヤ交換をする際に迷わなくてすむので、車を所有している人は覚えておくようにしましょう。
そもそも、タイヤの処分に限らず、タイヤ交換には費用や手間がかかるため煩わしく感じている人も多いはずです。できるだけ費用を抑えて簡単にタイヤ交換ができると嬉しいですよね。そこで、お得かつ手軽にタイヤ交換を依頼するなら「楽天Carタイヤ交換」がおすすめです。
そもそも、インターネットでは実店舗よりも安くタイヤが販売されています。しかし、インターネットでタイヤを購入すると、自分で交換作業を行うか、持ち込みタイヤの交換を依頼できる業者を探し、自分でタイヤを運搬して作業を依頼する必要がありました。安くタイヤを購入したくても、その後の手間を考えてインターネットでの購入を避けていたという人も少なくないでしょう。
「楽天Carタイヤ交換」は、楽天市場でタイヤを購入し、提携している店舗で交換作業を依頼できるというサービスです。実店舗でタイヤを購入して交換を依頼するよりもお得にタイヤ交換をすることができる上に、購入金額に応じて楽天ポイントも付与されるため、さらにお得に利用することができます。
また、タイヤは販売元から交換作業の予約をした店舗まで直接発送されるという仕組みなので、自宅でタイヤを受け取ったり、自分で運搬したりするという手間もかかりません。
「楽天Carタイヤ交換」を利用すれば、自分で交換ができないという人でも安心してインターネットでタイヤを購入することができます。ぜひ一度、「楽天Carタイヤ交換」をチェックして、お近くの店舗を探してみてくださいね。
楽天Carタイヤ交換
参考サイト
タイヤを売る方法&少しでも高い値段で引き取ってもらうコツ(参照日:2021-02-13)
https://magazine.cartune.me/articles/1366
タイヤ・ホイールを処分する方法まとめ!捨て方や料金などを解説(参照日:2021-02-13)
https://car-me.jp/syobun/articles/parts_tire
タイヤの捨て方はご存知ですか?プロが教えるタイヤの処分方法5選(参照日:2021-02-13)
https://trashup.co.jp/blog/taiya-shobun
【備考】
タイヤ廃棄費用の参考サイト
https://car-me.jp/syobun/articles/parts_tire
https://www.goo-net.com/pit/magazine/111930.html
https://trashup.co.jp/blog/taiya-shobun
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