2021-11-01
バッテリー上がりはしばらく待つと直る?症状や緊急時の処置方法について解説
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バッテリー上がりが起きたときの対処法をご存知ですか?急にエンジンがかからなくなると慌ててしまいますが、症状の特徴や解決方法を知っておくと冷静に対応できます。バッテリー上がりについて知り、いざというときに備えましょう。
バッテリー上がりで急にエンジンがかからなくなると焦ってしまいますよね。そんなときに、あなたは落ち着いて対処できますか?これまでバッテリーが上がった経験がないという人の中には、対処法を知らないという人も多いでしょう。
そこで本記事では、バッテリー上がりの症状や対処法を解説します。併せてバッテリーが上がる原因や、バッテリー上がりを起こさないために気を付けたいポイントもご紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。
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バッテリー上がりの症状とは?
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バッテリー上がりが起こると、次のような症状が見られます。
- エンジンがかからない
- ライトが点灯しない
- 車内の電子機器類が作動しない
「エンジンがかからない=バッテリー上がり」だと思っている人も多いですが、エンジンがかからないからといって必ずしもバッテリーが上がっているわけではありません。エンジンがかからないという症状は、ギアの位置の間違いやペダルの踏み忘れ、鍵の損傷などさまざまな原因が考えられます。
そこで、本当にバッテリー上がりが起きているのかを確認するために、エンジンが始動しないことがわかったら、ライトや電子機器類が作動するかどうかを試してみましょう。バッテリーはライトを含む車内外の電子機器に電力を供給しているため、電子機器類が作動しないとバッテリー上がりの可能性が極めて高くなります。
また、バッテリー上がりの原因については後述しますが、上記の症状に加えて「夜間走行の後ヘッドライトを消し忘れていた」「何ヵ月も車に乗っていなかった」などに心当たりがある場合にも、バッテリー上がりの可能性が考えられます。
しばらく待てばバッテリー上がりは回復する?
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バッテリー上がりが起きた際、基本的には放置していても回復することはありません。
そもそもバッテリー上がりとは、バッテリーに蓄えられていた電力が、何らかの原因で減少してしまっている状態を指します。そして、このバッテリーに蓄えられている電力は、オルタネーターと呼ばれる発電機がエンジンの力で発電を行い、バッテリーに送っているものです。
バッテリー上がりになっているとエンジンは始動しないため、オルタネーターで発電が行われることもありません。そのため、どれだけ待っても自然とバッテリーに充電されることはなく、バッテリー上がりの解決は望めないのです。
バッテリー上がりは待っていても解決しないばかりか、より状況悪化させる恐れさえあります。
バッテリー上がりを起こしているバッテリーは、通常以上に負荷がかかっている状態です。そのまま放置しているとバッテリーの劣化が進みやすくなってしまいます。バッテリーが劣化すると、十分な電力を蓄えられなって、一度バッテリー上がりを解決してもまたすぐにバッテリーが上がってしまうなど、使い物にならなくなる可能性も少なくありません。
バッテリーが上がってしまったら、できるだけ速やかに対処しましょう。
バッテリーが上がってしまった場合の対処方法
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バッテリーが上がると焦ってしまう人も多いですが、冷静に対処できるように解決方法を知っておきましょう。バッテリー上がりの対処方法には、ブースターケーブルを使って自分で解決する方法と、ロードサービスに依頼してプロに対応してもらう方法の2パターンがあります。
ここでは、バッテリー上がりの対処方法をそれぞれ解説しますので、ぜひ参考にしてください。
ブースターケーブルを繋ぐ
まずは、ブースターケーブルを使って自分で解決する方法です。ブースターケーブルを使った対処法は2つあり、状況に応じて実行できる方法を試しましょう。
1つ目は他の車から電力を分けてもらう「ジャンピングスタート」という方法です。正常に作動している車を近くに止め、ブースターケーブルでバッテリー同士を接続することで充電します。もちろん、友人や家族に車を出してもらう必要があるので、誰かに救援を頼める場合に限られているという点に注意しましょう。
2つ目は、ジャンプスターターと呼ばれるモバイルバッテリーからバッテリーを充電する方法です。先ほど紹介したジャンピングスタートは、友人や家族に救援を依頼できないと使えない方法でしたが、ジャンプスターターを持っていれば1人でも作業ができます。
ただし、事前にジャンプスターターを購入し、充電しておかなければならないので、そもそもジャンプスターターを所有していなければ行うことができません。最近では5,000~10,000円で購入でき、車内で場所を取らないコンパクトなサイズのジャンプスターターも増えているので、いざというときのために1つ持っておくのもおすすめです。
ただし、ブースターケーブルを使う方法は、ケーブルの接続順をはじめとする手順を遵守する必要があります。もしも間違った方法で行ってしまうと、ショートや発火などの危険性があるので、作業前にしっかりと確認してから実践するようにしましょう。少しでも作業に不安があるという人は、次でご紹介するようにプロに任せることを検討してください。
ロードサービスに連絡する
自分で作業をすることに不安がある人や、ブースターケーブルやジャンプスターターを持っていない人は、ロードサービスを利用してプロに解決してもらうことができます。バッテリー上がりなどのトラブル時にロードサービスを依頼できるのは、任意の自動車保険会社やJAF(日本自動車連盟)です。
加入義務はありませんが、いざというときに備えて自動車任意保険に加入している人も多いのではないでしょうか。一般的に、任意保険はロードサービスがセットになっており、基本的な作業であれば無料で依頼できることが多いです。しかし、一部の保険ではロードサービスが特約扱いになっていたり、利用の条件が定められていたりすることもあるので、一度確認しておきましょう。
契約している任意保険にロードサービスが含まれていないのであれば、JAFのロードサービスを利用するという方法があります。バッテリー上がりの場合、JAF会員になっていれば無料で対応を依頼することが可能です。会員でない人も有料で依頼することができるので、いざというときには利用できるよう頭に置いておいてください。
バッテリー上がりの原因し
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バッテリーが上がってしまう主な原因には、発電をしないまま電力を過剰に使用してしまうことや、バッテリーの性能低下が挙げられます。この項では、どのようなことをするとバッテリーが上がってしまうのかを解説しますので、将来的なバッテリー上がりを防ぐための参考にしてくださいね。
過剰な放電
発電機であるオルタネーターは、エンジンの力を利用して稼働します。そのため、「エンジンをかけていない=発電がされていない」という状態です。発電していない状態で電力を使っていると、バッテリーの電力は減っていく一方なので、いずれバッテリー上がりが起こってしまいます。
では、エンジンをかけていない状態での電力使用例をご覧ください。
- ライトを付けたままにしていた
- 半ドア状態になっていた(ドアが開いていると室内灯が点灯するため)
- 停車中にエアコンを使用していた
- 長期間車を使っていなかった
ライトの消し忘れや半ドアは気を付けていても、うっかりしてしまうこともあるでしょう。エンジンを切ってからもライト類が点灯していると、当然その分の電力は消費され続けています。すぐに気づくことができれば良いですが、長時間放置してしまうとバッテリーが上がってしまう可能性も高まることは間違いありません。
また、エンジンがかかっていないと冷房や暖房は使用できませんが、エアコンそのものを作動させることは可能です。あくまでも風が送られてくるだけですが、もちろん電力は使用しているので、エアコンの切り忘れにも注意しましょう。
さらに、長期間車を使用しないことも問題です。「発電もしていないけど、電力も使っていないのであればバッテリーの電力は減らないのでは?」と思うかもしれませんが、バッテリーは少しずつ自己放電をしています。電装品を一切使っていなくてもバッテリーの電力は段々と減っていっているので、久しぶりに車を使おうと思ったらエンジンがかからないというトラブルは少なくありません。自己放電によるバッテリーの上がりを防ぐため、最低でも月に1回は十分に車を走らせるようにしましょう。
バッテリーの性能低下
電力を使用しすぎること以外に、バッテリーの性能が低下することもバッテリー上がりの原因となります。
そもそも、バッテリーは段々と劣化していくパーツです。特に大きな負担を与えることなく、普通に使用しているだけでも経年劣化は進みます。電装品を多く使う車などはバッテリーにより大きな負担がかかるので、劣化が加速する可能性は高いです。また、バッテリーは寒さに弱く、寒冷地では性能が下がってしまうという特徴もあります。
そこで、バッテリーは消耗品であると理解し、定期的に迎えたら交換を行うようにしましょう。バッテリーの寿命の目安は次の通りです。
- 前回のバッテリー交換から3年が経過している
- エンジンがかかりにくくなった
- パワーウィンドウの動きが鈍くなった
- ライトが暗くなった
- アイドリングストップをしなくなった(アイドリングストップ機能搭載車)
バッテリー交換はカー用品店やガソリンスタンド、ディーラーなどで依頼できるので、上記に1つでも当てはまる場合は速やかに交換をするようにしましょう。
車を使用中にバッテリーが上がらないためには?
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バッテリー上がりを防ぐためには、前項で述べたようなバッテリー上がりの原因となる行いを避けることが大切です。
- エンジンを止めた状態でのライト、電子機器の使用を避ける
- 最低でも月に1回以上20~30分車を走らせる
- 寿命が近くなったらバッテリーを交換する
この3点は基本的なバッテリー上がり防止策として、普段から意識するようにしましょう。
加えて、定期的にバッテリー周りの点検を行い、異常がないかを確認することも大切です。点検項目は次の項でご紹介しますので、ぜひ実践してください。
段から点検すべきポイント
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トラブルを未然に防ぐためには、日頃から点検を実施することが効果的です。
例えば、今回のようなバッテリー上がりを含む、バッテリー関連のトラブルを防ぐためには、バッテリーに次のような異常が見られないかをチェックしましょう。
- バッテリー本体の変形や破損
- 液漏れ
- 端子の腐食やゆるみ
- バッテリー液の不足
このような状態になっていた場合、部品の交換や端子の締め直し、バッテリー液の補充など然るべきメンテナンスを行ってください。
また、併せてバッテリー以外の点検も習慣化しましょう。自分でできる点検の例をご覧ください。
- タイヤ…空気圧は適正か、損傷や過度な摩耗はないか
- エンジンルーム…ブレーキ液、冷却水、エンジンオイルなどの量は適正か
- 灯火類…正常に点灯、点滅するか
これらの点検は少なくとも月に1回は行ってください。また、長距離走行や高速走行を行う前にも確認することをおすすめします。
日常的な車のメンテナンスについては、次の記事で詳しく解説していますので、ぜひ併せて読んでみてくださいね。
関連記事:車の日常的なメンテナンスは重要!車検費用が安くなることも
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引用:ノート
この記事では、バッテリー上がりについて解説しました。急にエンジンがかからなくなると焦ってしまいますが、まずは冷静になって対処しましょう。
また、普段からバッテリー上がりをはじめとする車のトラブルが起こらないように気を付けることも大切です。日頃から自分で車の状態を点検する習慣をつけ、異常があれば部品交換など然るべきメンテナンスを行ってください。
自分で確認できない部分もあるので、法律に則って車検や法定点検を受けることも忘れてはなりません。まずは車検証をチェックして、次回の車検時期を改めて確認しておきましょう。
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参考サイト
突然のバッテリー上がりへの対策・予防|整備士に聞く原因・症状・防止方法(参照日:2021-09-09)
https://carbattery.sharing-tech.co.jp/news/20190813-5/
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