2021-06-11
ホイールコーティングのやり方とは?おすすめのコーティング剤も解説
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ホイールコーティングを施工することで、汚れがつきにくくなり手入れが楽になります。しかしホイールコーティングの正しいやり方を知らない人もいるのではないでしょうか?この記事では、ホイールコーティングのやり方からおすすめのコーティング剤まで、徹底解説します。
ホイールコーティングの正しいやり方を知っていますか?ホイールコーティングを施工することで汚れつきにくくなり、手入れが楽になる効果があります。しかしホイールをコーティングしたことがない方は、分からないことが多いのではないでしょうか。そこでこの記事では、以下について解説します。
- ホイールコーティングを施工した方がいい理由
- コーティング剤の選び方
- おすすめのコーティング剤
- ホイールコーティングの施工方法
この記事を読んで、ホイールコーティングへの疑問を解消しましょう!
※本記事記載の商品・サービスの価格は、2019年9月時点のものです。
ホイールコーティングを施工する理由とは?
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ホイールコーティングを施工することで、「ブレーキダスト」などの汚れを落としやすくなります。ブレーキダストとは、ブレーキをかける時に部品の磨耗によって発生する汚れのことです。ブレーキダストが付着するとホイールが黒くなってしまい、見栄えがよくありません。しかも1度付着するとなかなか落ちないので、洗車もひと苦労ですよね。しかしホイールコーティングを施工しておくと、コーティング被膜で守られて汚れがつきにくなり、洗車の手間を減らせます。ただ、あくまで汚れがつきにくくなるもので、洗車が不要になるわけではありません。ホイールコーティングを施工した後も洗車は必要です。
また、ホイールコーティングを施工する場合は、ホイール用のコーティング剤を使用しましょう。ホイールはブレーキダストや熱を浴びることが多いので、ボディよりもコーティングに強度が必要です。ホイールにもボディ用のコーティング剤を使用する方がいますが、強度が足りないので十分なコーティング効果を得られません。ホイール用のコーティング剤は、ボディ用よりも強度が高く作られています。コーティングの効果を十分に得るためにも、ホイール用のコーティング剤で施工しましょう。
ホイールコーティング剤の選び方と注意点
ホイールコーティング剤は種類が多く、どれを選べばいいのか迷いますよね。また、せっかくコーティングを施工しても、期待した効果が得られなかったら意味がありません。ここからは、ホイールコーティング剤を選ぶ基準について解説します
ホイールコーティング剤の特徴で選ぶ
ホイールコーティング剤といっても、それぞれ効果や特徴に違いがあります。大きく分けて以下の5つです。
- とにかく手軽なもの
- 汚れ防止効果がある
- ツヤ出し効果がある
- 効果の持続性が高い
- 他の機能がついている
すべてを満たす必要はありませんが、目的や施工経験に応じて、コーティング剤を選ぶ基準にしましょう。ひとつずつ丁寧に解説していきます。
1.とにかく手軽なもの
初めてコーティングを施工する場合は、どうやって行えばいいか迷うのではないでしょうか?コーティングに慣れていないなら、できるだけ手軽に施工できるものを選ぶのがいいでしょう。ホイールコーティング剤には「スプレータイプ」と「拭き取りタイプ」などがありますが、1番手軽に施工できるのは、拭き取りタイプのホイールコーティング剤です。一見スプレータイプの方が手軽に思えますが、慣れていないとタイヤやボディに噴射してしまいます。また、塗りムラが発生して時間がかかることも多く、意外と施工が難しいです。
拭き取りタイプのコーティング剤は拭き取るだけなので、初めてでも楽に施工できます。コーティングに慣れていない・不安がある方は、拭き取りタイプを使用しましょう。
2.汚れ防止効果が高い
ホイールコーティングを施工するのは、汚れがつくのを防ぎ洗車を楽にするためですよね。そのため、汚れ防止効果の高いコーティング剤を選ぶことが重要です。特に欧州車に乗っている場合は、汚れ防止効果の高いものを選ぶ必要があります。欧州は高速の速度制限が高いので、欧州車のブレーキは日本車より強く作られています。そのためブレーキダストが多く発生し、ホイールが汚れやすいのです。ガラス系のコーティング剤なら、強いガラス被膜でコーティングされるので、汚れ防止に最適です。
3.ツヤ出し効果が高い
ホイールコーティングでは汚れ防止だけでなく、光沢を出してきれいにすることも重要ではないでしょうか?ホイールに光沢を出すのも、ガラス系コーティング剤がおすすめです。ガラス系コーティング剤は、汚れ防止だけでなくツヤ出し効果も高いので、ホイールにより強い光沢を出すことができます。液体タイプのコーティング剤だと、ムラなくホイールに塗れるため、高いツヤ出し効果が得られますよ。
4.効果の持続性が高い
ホイールコーティングを施工しても、コーティングの持続期間が短かったらどうでしょう?何度も繰り返し施工しなければならず、コーティングに手間がかかります。洗車が楽になっても、これでは意味がありませんよね。そのため、効果が長く持続するコーティング剤を選ぶべきです。市販のコーティング剤は持続期間が1〜3ヶ月のものが多いですが、中には最長で約3年持続するものもあります。コーティングに手間をかけたくないなら、効果が長期間持続するものを選びましょう。
5.他の機能がついている
ホイールコーティング剤の中には汚れ防止・ツヤ出し以外にも、洗車できる機能がついているものもあります。車のボディを洗浄したあと同じ液剤でホイールコーティングできるので、手間が減ります。しかしこのタイプの液剤は持続期間が短く、最長でも約1ヶ月の効果です。コーティングの手間を減らしたい人には向きませんが、仕事などで洗車とコーティングに時間を取りにくい方にはおすすめです。
ホイールコーティング剤を選ぶときの注意点
ホイールコーティング剤を選ぶときは、前述した効果以外にも基準となる注意点が3つあります。これらに注意して選ばないと、十分なコーティング効果を得られません。ひとつずつ丁寧に解説していきます。
注意点1:施工できるホイールか確認する
コーティング剤を選ぶときは、自分の車のホイールに対応しているかどうか確認しましょう。コーティング剤はどのホイールにも施工できるわけではありません。特殊加工や特殊塗装(メッキ加工・ポリッシュ加工)がされているホイールの場合、専用のコーティング剤が必要です。よく分からない時は、専門店などでプロにお願いした方が安全に施工出来ます。
注意点2:マット塗装の場合は光沢が出ないものを選ぶ
マット塗装は、ツヤを消す加工ですよね。それなのに強い光沢の出るコーティング剤を施工すると、ホイールの風味が台無しになってしまいます。マット塗装したホイールは表面がボコボコしていて磨けないので、コーティング剤の除去も困難です。マット塗装がされているホイールの場合は、光沢の出ないコーティング剤を使用しましょう。
注意点3:汚れや傷がひどくないか確認する
ホイールに汚れや傷がついていた場合は、十分に除去してからコーティングを行いましょう。汚れや傷がついているときれいにコーティング剤を施工することが出来ず、効果が半減してしまいます。
ホイールコーティング剤のおすすめ5選
ここまでの解説を踏まえて、おすすめのコーティング剤を5つ紹介します。それぞれどんな特徴があるのかも解説しているので、参考にしてみてください。
ホイールコーティング剤のおすすめ1:ワコーズ バリアスコート
引用 https://item.rakuten.co.jp/ainekusu/a142/
高密度のガラス系コーティング剤が使用されていて、ホイールはもちろんのこと、車のボディにも使えます。また、光沢を出すだけでなく、洗浄効果もついているのが特徴です。
ホイールコーティング剤のおすすめ2:ホイールクリスタル
引用 https://item.rakuten.co.jp/sensya/799-025/
1,000度の熱にも耐える、硬度なガラス系の被膜剤を使ったコーティング剤です。ホイールは汚れ・砂・鉄粉・熱の影響を強く受ける部分ですが、非常に熱に強いコーティング剤なので劣化を起こしません。効果の持続期間は約1年と他のコーティング剤よりも長く、ホイールの手入れの手間を省きたい方におすすめです。
ホイールコーティング剤のおすすめ3:WMC ホイールモールコート
引用 https://item.rakuten.co.jp/aquawing/c15/
オルガノシランという成分を使用しており、ボディ用のコーティング剤よりも分厚い被膜を形成できます。特にアルミホイール(クリアコート済み)だと効果が強く、1度施工すると効果が数年持続します。ただし硬化すると除去が困難なので、施工する場合は十分に汚れを落としてからにしましょう。
持続期間
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最大数年(クリアコートされたアルミホイール)
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形状
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拭き取りタイプ
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ホイールコーティング剤のおすすめ4:ホイールダストブロッカー
引用 https://item.rakuten.co.jp/glasscoating/tirewheelcoating-001/
ホイールの黄ばみ、くすみ防止にも効果を発揮するコーティング剤です。従来の製品をモデルチェンジし、さらにコーティング効果が高まりました。ブレーキダストなどの汚れからの防汚性能が高いので、輸入車・高級車のホイールコーティングにおすすめです。一般の方にも施工しやすいように液剤の伸びや粘度も改良してあるので、初めて行う方でも作業がやりやすいですよ。
持続期間
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不明(3ヶ月ノーメンテナンスでも効果あり)
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形状
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拭き取りタイプ
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ホイールコーティング剤のおすすめ5:CCグロスゴールド ホイールコーティング
引用 https://item.rakuten.co.jp/wao-shop/4975163693023/
ホイール表面に強い光沢を出し、高い耐久性と撥水性を発揮するホイールコーティング剤です。乾いた状態でも使用でき、2度、3度と繰り返し使用することで、より強固なコーティング被膜になりますよ。ホイール約60本分に使えるので、1本で長く使用できるのも魅力です。
ホイールコーティングの施工手順
ホイールコーティングを施工するには、コーティング剤を塗るまでに行う作業があります。正しい手順・方法で行うことで、コーティング剤の効果が最大限引き出されるのです。ホイールコーティングの施工手順を、ひとつずつ見ていきましょう。
ホイールコーティングの施工の事前準備
まずはホイールの状態を確認しましょう。前述した通りホイールの汚れや傷がひどいと、コーティングの効果を十分に得られません。ホイールがコーティングを施工できる状態か確認した上で、以下の施工手順に沿って作業を行なってください。
- ホイール洗浄
- 鉄粉除去
- 脱脂
- コーティング
それぞれ詳しく解説しますね。
ホイールコーティングの施工手順1:ホイール洗浄
まずはホイールに付着している汚れを落としましょう。泥汚れや砂などの水だけで流せる汚れは水圧で落とし、その後シャンプーを使います。汚れを落とそうと強く磨くとホイールに傷がついてしまうので、優しく磨きましょう。スポークの隙間やナット穴などの細かい部分にも汚れがついているので、注意してください。
ホイールコーティングの施工手順2:鉄粉除去
ブレーキダストや鉄粉といった汚れは、水洗いとシャンプーでは落とせません。きれいにするには、「ホイールクリーナー」という専用の除去剤を使います。ホイールクリーナーにはいくつか種類がありますが、スプレータイプのものが使いやすくおすすめです。ホイールクリーナーを吹きかけ、所定時間放置したら水で洗い流します。十分に洗い落としたら、柔らかいクロスで水分を拭きあげましょう。
以下のホイールクリーナーは洗浄効果が高く、ブレーキダストや鉄粉をしっかり除去できます。また、素材に優しい成分が含まれているので、ホイールを傷つける心配がありません。
引用 https://item.rakuten.co.jp/nanako-ya/1213203020/
ホイールコーティングの施工手順3:脱脂
脱脂は、ホイールに付着した油汚れを落とす作業です。脱脂を行うことで、コーティング剤による光沢や艶がはっきり出て、効果も長持ちします。水洗いやシャンプーでは落ちないので、脱脂剤を使用してホイールを拭きあげてください。
ホイールコーティングの施工手順4:コーティング
ここまでの作業が終わったら、コーティングに移ります。ムラが出来ないように均一に塗っていくことがポイントです。施行後は、コーティング剤が硬化するまで放置して待つ必要があります。硬化までの時間は商品ごとに異なるので、説明書をよく確認しましょう。
手間をかけずに質の良いホイールコーティングをする方法とは?
コーティングを施工することでホイールに光沢がでるだけでなく、水洗いだけで汚れを落とせるようになるのは魅力的ですよね。しかしコーティングを施工するには下地処理から行わなければいけないので、「自分でやるのは難しい・・・」と思っている方もいるのではないでしょうか。専門店でプロにお願いすれば、手間をかけず質の高いホイールコーティングを施工できます。
「楽天Carの洗車・コーティング予約サービス」で予約できる店舗には、「ホイールコーティング」のオプションメニューの用意もあり、近場で店舗を検索して問い合わせてみるのも良いでしょう。
ホイールコーティング施工後はそのまま洗車して良い?長持ちさせる秘訣を解説!
ホイールコーティングを施工後は、少しでも効果を長持ちさせたいですよね。そのためには、コーティング施工後の洗車が重要です。正しい方法で洗車しないと、効果が損なわれたり傷がついて、せっかくのコーティングが台無しになってしまいます。以下の解説を参考に、ホイールコーティングを長持ちさせましょう。
- 硬いブラシでゴシゴシ擦らない
- 酸性のホイールクリーナーを使わない
- ホイールの細かい部分まで洗う
それぞれ詳しく解説しますね。
1.硬いブラシでゴシゴシ擦らない
ホイール洗浄用の硬いブラシは、ホイールコーティング施工後には使用しない方がいいです。硬いブラシはホイールの汚れを落としやすいのですが、コーティング被膜も一緒に削ってしまうのです。また、黒のホイールやクロム調のホイールだと、ブラシでついた傷が目立ってしまいます。せっかくコーティングを施工しても、これでは意味がありませんよね。ホイールコーティング後は、マイクロファイバークロスやムートングローブなど、柔らかい素材のものを使いましょう。
2.酸性のホイールクリーナーを使わない
ホイールクリーナーは大きく分けて、「中性タイプ」と「酸性タイプ」の2種類があります。「酸性タイプ」のクリーナーは、ホイールコーティング後に使わないほうがいいです。酸性のクリーナーは、鉄粉などの汚れを溶かして落とします。ほとんどが強酸性で非常に効果が強いため、ホイールコーティング剤が耐えられません。また、ホイールの塗装まで溶かしてしまうため、ツヤがなくなり真っ白になってしまう可能性があります。酸性タイプの使用には注意が必要なので、少しでも不安がある場合は中性タイプのクリーナーがおすすめです。
3.ホイールも細かい部分まで洗う
ホイールを洗う際は、内側など細かい部分まで注意を向けましょう。放置すると落ちなくなりますし、もしホイールにヒビが入っていたとしても、汚れの付着になかなか気づけません。また、冬の時期には、融雪剤として使われている塩化カルシウムがホイールに付着します。塩化カルシウムに含まれている塩はホイールを劣化させるので、早く洗浄して落とさないといけません。しかしホイールの細かい部分まで洗浄するのは大変ですよね。ホイールコーティングを内側など細かいところまで施工しておけば、水洗いだけで汚れが落ちるので、作業がとても楽になりますよ。
近場でホイールコーティングをするなら、プロにお願いするのがおすすめ!
最後にこの記事の内容をまとめます。
- ホイールコーティングによって汚れがつきにくくなり、手入れが楽になる
- 自分で施工するのは大変だが、プロにお願いすることもできる
- 正しい方法で洗浄することで、効果が長持ちする
自分で施工するのが不安なら、プロにお願いした方が確実です。しかしどうせなら、少しでも近くのお店で施工したいですよね。「楽天Car洗車・コーティング予約サービス」を使えば、近くの店舗を簡単に調べて予約できます。また、ご利用金額に応じて楽天ポイントが貯まるので、さらにお得です。ホイールコーティングを施工する際は、ぜひ使ってみてくださいね。ホイールコーティングはオプションメニューのため店舗ページのメニューに記載がないこともあります。その際は各店舗へ直接お問い合わせしてみてください。
楽天Carの洗車・コーティング予約サービス
参考サイト
ホイールコーティングの施工に関するQ &A(参照日:2019.8.14 )
https://kurumato.life/wheel-coating-qa/#Q-12
【新車のような輝き】ホイールコーティングおすすめ人気ランキング10選 (参照日:2019.8.14 )https://osusume.excite.co.jp/133970
ホイールコーティングを施工した後にやってはいけない洗い方(参照日:2019.8.14 )https://tokusen-coat.jp/
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