2021-07-10
【徹底比較】タントとN-BOXはどう違う?内装・性能を徹底比較!
画像出典:Adobe Stock
2003年に登場し、スーパーハイト軽ワゴン人気の先陣を切ったダイハツ タントと、2011年に登場して以来、不動の人気を誇るホンダ N-BOX。甲乙つけがたい2台の特徴はどんなところにあるのでしょうか?
1.タント・N-BOXそれぞれの特徴は??
タントの最大の強みは?
画像引用:DAIHATSU|Media Websaite
通算4代目となる現行型タントの最大の強みは、やはりセンターピラーレスで1490ミリという大開口幅を誇るミラクルオープンドアの存在でしょう。
助手席側のBピラー(柱)をドア側に埋め込むことで、衝突安全性を確保しながらドアを開ければ大きな開口部が生まれるというもので、年輩の方や小さな子どもが乗り降りしやすいだけでなく、長尺物の積載やベビーカーからチャイルドシートへの乗せ替えなどもしやすいというメリットも存在します。
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N-BOXの最大の強みは?
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N-BOXの最大の強みは豊富なシートアレンジもさることながら、ベンチシート仕様、スーパースライドシート仕様、スロープ仕様とシートの仕様が3種類から選べるという点にあります。
最もベーシックなベンチシート仕様も過不足なく日常使いができますが、スーパースライドシート仕様をチョイスすれば助手席が570ミリも前後にスライドできるため、後部座席に座る子どもの世話や助手席側から運転席にアクセスできるなど、使い勝手の幅が広がります。
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またスロープ仕様では、リアシートのアレンジ方法に制限が出るものの、通常は4人がしっかり乗ることができ、スロープを活用すれば車いすや自転車の積載にも重宝することでしょう。
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2.タント・N-BOXの乗り心地を徹底比較!
タントの乗り心地は?
4代目となったタントは新規プラットフォームであるDNGAを採用し、基本性能を大幅に向上。このプラットフォームは10年先を見据えて開発されたものであり、かなり高い完成度を誇っています。またサスペンションも形式こそ先代と共通ながら、軽量化と高剛性化を図り、全体的な走る、曲がる、止まるがレベルアップしている点も見逃せません。
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ボディ剛性がアップしたことで運転時の安定性も向上しているほか、サスペンションの味付け自体も安定感と乗り心地を重視したセッティングとなっているため、背の高いクルマが初めての人でも安心して運転できることでしょう。
N-BOXの乗り心地は?
一方のN-BOXも2代目となった現行型では、高張力鋼板適用率を先代の倍以上にアップしてボディ剛性の向上を図った上で、ボディ単体で約70kgもの軽量化を実現。パワートレインなども含めるとおよそ150kgもの軽量化を実現しています。また、開口部には新規接合技術を採り入れ、開口部の大きな両側スライドドア車の弱点を補いました。
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サスペンションにも高応答性ダンパーや前後にスタビライザーを採用するなど、クラスを超えた足回りとし、スタビライザーでロール剛性を高めることができたため、バネレートを下げてより乗り心地に配慮したものとなりました。
3.タント・N-BOXの走行性能を徹底比較!
タントの走りは?
タントに搭載されるエンジンは、先代型と同じく「KF」型エンジンとなりますが、燃焼室の形状をペントルーフ型から自動車用4バルブガソリンエンジンとしては世界初となる半球型へと変更。マルチスパークやより無駄なく燃料を噴霧できる方式(スワール噴霧)を採用するなどの改良により、燃焼効率を向上させました。
特にターボモデルでは先代よりも最大トルクが8N・m向上されており、加速性能がおよそ15%アップ。よりターボ車らしい余裕のある走りを楽しむことができます。
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組み合わされるミッションは全車CVTです。ターボモデルはスプリットギアを組み込み、ベルト+ギア駆動を可能にした「D-CVT」を採用し、伝達効率の向上と変速比幅を拡大。高効率かつダイレクトな走り味を楽しむことができるようになりました。
N-BOXの走りは?
一方のN-BOXは、先代に搭載されていた「S07A」型をわずか6年で終了し、新型となる「S07B」型を採用。このエンジンは燃費向上のためにロングストローク化を図り、燃焼効率を上げるタイプとなっています。
また、NAエンジンには可変バルブタイミングリフト機構である「VTEC」が、ターボエンジンには電動ウェイストゲートが、いずれも軽自動車としては初めて採用されています。そのため、NAエンジン、ターボエンジンともに優れた燃費性能とレスポンシブなエンジンに仕上がっており、ターボエンジンは軽自動車最高の104N・mという高トルクを実現しました。
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またCVTも油圧と潤滑を最適化するために、2系統吐出オイルポンシステムを導入し、走行状況に応じて最適な油量の供給を可能とし、プーリー作動油圧の低減も図ることで燃費向上に貢献しています。
4.タント・N-BOXのシートや収納を徹底比較!
タントの使い勝手は?
タントのシートはベーシックなL系グレードがフロントセパレートシートで、それ以外のグレードはフロントベンチシートとなります。ベンチシートといっても座面は平坦ではなく、身体をサポートしてくれる形状となっているため、どちらを選んでも不満がでることはなさそうです。
ただ、ベンチシート仕様のグレードでは運転席ロングスライドシート(540ミリ)が備わるため、使い勝手に拘るのであればベンチシート仕様を選びたいところ。
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リアシートは左右分割リクライニングや左右分割ワンモーション格納といった機能は全グレードで備わりますが、L系グレードでは左右分割ロングスライド(240ミリ)ができない点に注意が必要です。
また、非カスタム系のグレードではシート表皮に撥水加工がなされるので、小さな子どもがいる家庭などでは便利に感じるシーンもありそうですね。
収納は運転席の前にインパネアッパーボックスがあり、助手席側には大型インパネトレイとグローブボックスが備わります。インパネ両端には固定式のカップホルダーが設定されるほか、ドア側にもボトルホルダーとポケットがあり、後席のサイドにはクォータートレイとボトルホルダーも備わっています。
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また、一部グレードではシートバックポケットや格納式シートバックテーブルがオプションで設定されているので、気になる人は装着されているかどうか確認しておきましょう。
N-BOXの使い勝手は?
一方のN-BOXはフロントベンチシート仕様と、セパレート型の助手席スーパースライドシート仕様が選択可能。
リアシートは、スロープ仕様以外はチップアップ&ダイブダウン機構付スライドリアシートとなるため、長尺物から背の高いものまで、センタータンクレイアウトを活かしたアレンジで積載することが可能となります。
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収納は500mLの紙パック飲料も置ける助手席側の収納式ドリンクホルダーのほか、センターから助手席にかけての大型インパネトレー、ボックスティッシュも入る運転席前のアッパーボックス、ボトルホルダー付運転席ドアポケット、後部座席用ドリンクホルダーなどこちらも十分な仕様。
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こちらも一部グレードにコンビニフック付シートバックテーブルの設定もあり、スマホサイズのシートバックポケットなど、あると嬉しい装備が用意されています。
また、スロープ仕様ではサイドトレーやタイダウンフックなどが備わるため、車いすだけでなく、自転車などの固定にも役立ちそうです。
5.タント・N-BOXの価格を徹底比較!
タントとN-BOXの価格については、中古車は状態によって価格が変動するため、執筆時点で販売中の新車価格で比較してみましょう。
タントは1,243,000円~2,002,000円という価格帯で、N-BOXは1,428,900円~2,230,000円という価格帯となっています。
単純に価格帯だけで比較するとタントの方がおよそ20万円安いということになりますが、タントの最も安価な仕様は先進安全装備が非装着となるグレードであり、対するN-BOXは全車先進安全装備が標準装備となります。
他にもN-BOXはすべてのグレードでオートエアコンやスマートエントリーキーが標準になるなど、ベースの装備に違いがあり、同一の装備を持ったグレードで比べると価格差はほとんどないというのが実情です。
そのため、先進安全装備や快適装備を削ってでも安く買える方がいい、と考える方以外は、自分に合った車種を選ぶ方が良いのではないでしょうか。
ここまで、タントとN-BOXにおける乗り心地・走行性能・内装・価格などを比較してきましたが、両車種に関してより詳しく知りたい方は、ぜひ楽天Carをチェックしてみてください。
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6.タントやN-BOXを買うなら新車?中古車?
新車を選んだときの最大のメリットはグレードやボディカラー、オプションに至るまですべてを自分好みにできるというところでしょう。
もちろんそれもクルマを購入するときの楽しみのひとつであることは間違いありませんが、人気のタントやN-BOXであれば、中古車市場での流通台数が多く、中古車市場でも自分好みの1台を見つけることができる可能性は非常に高いと言えます。
また、現物が存在する中古車であれば納期も短くて済むため、すぐに乗り出せるという点も見逃せません。
当然、新車よりも安い価格で手にすることができますから、当初のグレードよりも1つ上のものを狙うこともできるので、中古車を検討するメリットは大きいのではないでしょうか。
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参考サイト
DAIHATSU公式HP (参照日:2021年7月10日)
https://www.daihatsu.co.jp/lineup/tanto/
HONDA公式HP (参照日:2021年7月10日)
https://www.honda.co.jp/Nbox/
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