2021-05-18
人気の軽自動車5選 先進安全装備比較
いざという時にクルマ側が事故を未然に防いだり、事故の被害を軽減したりしてくれるものが「先進安全装備」と言われるもの。
運転に自信がないというユーザーはもちろんですが、どんなに運転に自信がある人でもウッカリミスが絶対に起こらないとは言えませんし、先進安全装備の中には運転の疲労を軽減してくれるようなアシスト機能を持ったものもありますから、今からクルマを購入するのであれば装着されている車両を選びたいものです。
ただし一口に先進安全装備といっても、実は車種によって装備されている内容や、作動条件が微妙に異なっていることも。そこで今回は、前回ピックアップしたオススメ軽自動車5選の先進安全装備の内容を比較していきましょう。
1.ダイハツ タント
ダイハツ車に備わる先進安全装備は、「スマートアシスト(スマアシ)」と名付けられ、進化とともに「スマアシII」や「スマアシIII」とアップグレードされてきましたが、4世代目となるタントに備わる新世代のスマアシは再び「スマアシ」というシンプルな名前に戻っています。
先進安全装備のメインである衝突被害軽減ブレーキは、昼夜問わず車両と歩行者に対して警告、及び自動ブレーキを機能させることで、衝突の回避もしくは被害の軽減を図ってくれます。
また、アクセルとブレーキの踏み間違えなどによる誤発進抑制機能も前進、後退ともにフォロー。こちらも警告だけでなく、ブレーキでの制御もしてくれるのでより安心です。
車線を認識し、車線からはみだしそうになると警告やハンドル操作のアシストをしてくれるほか、ふらつき運転を検知して警告してくれる機能もプラス。
細かい機能では、先行車が発進したことをお知らせしてくれる機能や、標識認識機能、自動でヘッドライトのハイ/ローを切り替えてくれるオートハイビーム、RS系グレードには、軽自動車としては初採用となるアダプティブドライビングビーム(ハイビームのまま部分的に遮光し、対向車を幻惑させずに遠くまで照らしてくれる機能)も備わります。
画像引用:DAIHATSU|Media Website
画像引用:DAIHATSU|Media Website
さらにターボエンジンを搭載するグレードでは、前走車との車間を一定に保って走行してくれるアダプティブクルーズコントロールと車線中央を走るようにステアリング操作をアシストしてくれるレーンキープコントロールも装着されます。
タントの先進安全装備は、廉価グレードのL系に非装着が設定されるほかは、基本的に標準装備。オプションでパノラマモニターや駐車支援システムを追加することも可能となっています。
2.スズキ スペーシア
スペーシアに装着される先進安全装備は「スズキ セーフティ サポート」という名称で、衝突被害軽減ブレーキなど多様な運転支援を行ってくれます。
メインとなる衝突被害軽減ブレーキは、車両との衝突が起こると判断されるときに警告と自動ブレーキが動作するもので、当初1つのカメラと赤外線レーダーを用いた「デュアルセンサーブレーキサポート」が装着されていましたが、2020年8月に2つのカメラによる「デュアルカメラブレーキサポート」へアップグレードがなされ、夜間の歩行者に対しても動作するようになりました。
また、誤発進を抑制する機能も備わっており、後退時に関してはブレーキの制御も行って衝突の被害を回避、もしくは軽減してくれます。
画像引用:SUZUKI|Media Website
そして車線から逸脱しそうになったら警告を発してくれるほか、ふらつき運転と判断された際も警告してくれます。ほかにも、見落としがちな道路標識の認識やヘッドライトのハイビーム/ロービームを自動で切り替えてくれるハイビームアシスト、先行車が発進したことをお知らせしてくれる機能なども備わっています。
さらに2020年8月の改良では、カスタム系と標準グレードの「アップグレードパッケージ」を選択することで、アダプティブクルーズコントロールが装着されるようになっており、より快適なモデルに進化しています。
「全方位モニター用カメラパッケージ」を選択すると、対象ナビでさまざまな角度から周囲の状況を確認できる全方位モニターが使用できるようになるほか、フロントガラス投影式のヘッドアップディスプレイも装着されます。
画像引用:SUZUKI|Media Website
3.ホンダ N-BOX
性別年齢を問わず、幅広い層から支持を集めている2世代目のN-BOXには「Honda SENSING(ホンダ センシング)」と呼ばれる先進安全装備が備わっており、ミリ波レーダーと単眼カメラなどを融合した高精度な検知機能で、安全・快適なドライブをサポートしてくれます。
衝突被害軽減ブレーキには、車両だけでなく道路を横断する自転車との衝突回避も支援し、夜間の歩行者との衝突回避も警告及び自動ブレーキでサポートしてくれます。また、歩行者との衝突回避を支援してくれる「歩行者事故軽減ステアリング」は、警告だけでなくステアリングの操作もサポート。そしてアクセルの踏み間違えによる急発進を防ぐ誤発進抑制機能は、前進だけでなく後退時にも機能してくれます。
画像引用:HONDA|Media Website
さらに車線を認識し、車線内を走行できるようにステアリング操作を支援する「車線維持システム」を備え、車線からはみ出しそうなときは警告とともにステアリング操作もアシストしてくれます。
また、アクセルやブレーキ操作をしなくても、設定した速度の範囲内で前走車との適切な車間距離を保ってくれるアダプティブクルーズコントロールも備わっているほか、道路標識を読み取って制限速度や一時停止などの標識をメーター内に表示する「標識認識機能」、信号待ちや渋滞時に先行車が発進したことをお知らせする「先行車発進お知らせ機能」、先行車や対向車を検知し、ハイ/ロービームを自動で切り替える「オートハイビーム」といった機能も備わっています。
画像引用:HONDA|Media Website
この「Honda SENSING」は、前期型の最も廉価なグレードに非装着設定があったのみで、基本的には標準装備となっています。
4.ダイハツ ムーヴキャンバス
タントと同じくダイハツから販売されているムーヴキャンバスですが、先進安全装備についてはタントの新世代スマアシではなく、一世代古い「スマアシIII」が備わっています。なお、2017年9月以前のモデルに関してはさらに一世代古い「スマアシII」となりますが、ここではスマアシIIIについて解説します。
画像引用:DAIHATSU|Media Website
衝突被害軽減ブレーキに関しては警告と自動ブレーキともに備わっており、車両と歩行者両方に対して対応するようになっています。
また、誤発進抑制機能(前進、後退ともに)や車線逸脱警報機能も備わっており、先行車発進お知らせ機能やオートハイビームといった機能も同時に備わります。
さらにLEDヘッドライト装着車には、軽自動車として初のアダプティブフロントライティングシステムを装着。これはステアリング操作に合わせてヘッドランプが可動するもので、カーブなどで進行方向の視認性を高めてくれる装備となっています。
画像引用:DAIHATSU|Media Website
ムーヴキャンバスに関しては先進安全装備を備えていないグレードも存在しており、装着車にはグレード名に「SAII(スマアシII)」や「SAIII(スマアシIII)」が付き、そこで判断が可能です。
5.スズキ アルトラパン
アルトラパンにもスペーシアと同じく「スズキ セーフティ サポート」と呼ばれる先進安全装備が備わっていますが、スペーシアの最新モデルに採用されている「デュアルカメラブレーキサポート」ではなく、「デュアルセンサーブレーキサポート」となります。さらに2019年6月以前のモデルでは、「レーダーブレーキサポート」となり、同じモデルでありながら、年式が古いものは旧世代の先進安全装備となる点は注意したいところ。
画像引用:SUZUKI|Media Website
最も新しいデュアルセンサーブレーキサポートを備えたアルトラパンは、前方の車両や歩行者に対して衝突の可能性がある場合に警告、そののちに自動ブレーキが作動するもので、衝突の回避または被害の軽減に作用します。
また、ペダル踏み間違いによる衝突回避をサポートする誤発進抑制機能(前進、後退ともに)や、後退時の衝突回避をサポートする後退時ブレーキサポート、ふらつき警報と車線逸脱警報も備わっています。
そのほかにも標識認識機能やハイビームアシスト、先行車発進お知らせ機能も備わっており、これらの先進安全装備は全グレードで標準装備となっています。
6.安全装備が高性能なモデルをお得に手に入れるには?
このように、一口で先進安全装備といっても、メーカーや車種によって内容が微妙に異なることがお分かりいただけたかと思います。当然、最新型の物の方が性能は上となりますが、高年式車は価格が高くなりがち。
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参考サイト
SUZUKI公式HP(参照日:2021年5月17日)
https://www.suzuki.co.jp/car/
HONDA公式HP (参照日:2021年5月17日)
https://www.honda.co.jp/
DAIHATSU公式HP (参照日:2021年5月17日)
https://www.daihatsu.co.jp/lineup/
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