2022-12-30
【車の維持費】年間・月間でいくら?安くするコツ6選と車種ごとのシミュレーションを解説!
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「車の年間や月間の維持費ってどのくらいかかるの?」と疑問に思っているあなた。税金や保険料など、車は所有しているだけでも高い維持費がかかるものです。本記事では、車の維持費を車種ごとにシミュレーションしつつ、維持費節約の方法もご紹介します。
車を所有するのなら、年間や月間で、どのくらいの維持費がかかるのか気になりますよね。
ただ、車種によって税金などの金額は変わりますし、維持費は車の条件によっても大きく異なります。
そこで、本記事では、車の維持費を車種ごとにシミュレーションし、年間や月間でかかる車の費用を算出して見ました。
また、維持費が安い車や維持費を安く抑える方法もご紹介しますので、少しでも車の維持費を抑えたい方は参考にしてください。
車にかかる維持費には9種類ある
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車にかかる維持費は大きく分けて9項目あります。
まずは、車を購入することでどのような費用が必要になるかを把握しておきましょう。
維持費の内訳は以下の通りです。
車検料金 |
車が安全に走行できるかを確かめるための検査である車検にかかる費用です。新車のみ購入から3年後、以降は2年ごとの検査が必要です。 |
点検費用 |
故障などがないかを確認するための法定点検にかかる費用です。車検とは別の検査であり、車を所有している人に義務付けられています。 |
部品交換費用 |
タイヤやバッテリー、エンジンオイルなどのパーツおよび消耗品の交換にかかる費用です。 |
自動車税 |
車の所有者に対して毎年課せられる税金で、車の用途や排気量で税額が決まります。 |
重量税 |
車を新規登録したときと、車検時に支払わなければならない税金です。車の重さによって税額が決まります。 |
自賠責保険料 |
自賠責保険の保険料です。車を使用する人全員に契約が義務付けられています。 |
自動車任意保険料 |
任意で加入する自動車保険の保険料です。強制保険ではありませんが、自賠責保険は補償の範囲が限定されているため、多くの人が加入しています。 |
駐車場代 |
駐車場を契約するための費用です。自宅に駐車場を保有しているなどのケースを除いて必要になります。 |
燃料代 |
車を実際に走行させるのに必要になるガソリン代です。 |
一般的な車の維持費の目安は?年間・月間ごとにシミューレーションしてみた
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車にかかる維持費の項目がわかったところで、1年間や1ヵ月ごとにどのくらいの出費になるか気になるでしょう。ここでは、車にかかる年間および月間の維持費の目安をご紹介します。
【車の年間維持費】車種ごとに解説
それでは、実際に1年間にかかる維持費をシミュレーションしてみましょう。
|
軽乗用車 |
コンパクトカー (排気量1.5L) |
Lクラスミニバン (排気量2.5L) |
車検料金(1年換算) |
25,000円 |
30,000円 |
35,000円 |
点検費用 |
15,000円 |
18,000円 |
20,000円 |
部品交換費用 |
30,000円 |
35,000円 |
40,000円 |
自動車税 |
10,800円 |
30,500円 |
43,500円 |
重量税 |
12,300円 |
16,400円 |
16,400円 |
自賠責保険料 |
10,570円 |
10,570円 |
10,570円 |
自動車任意保険料 |
80,000円 |
85,000円 |
90,000円 |
駐車場代 |
144,000円 |
144,000円 |
144,000円 |
燃料代 |
80,000円 |
100,000円 |
140,000円 |
合計 |
407,67円 |
469,650円 |
539,650円 |
2020年11月22日現在
引用:JA共済 / 総務省 / 国土交通省
ここでご紹介している維持費はあくまでも目安となる金額です。
車の利用頻度や燃費によって異なるガソリン代はもちろんのこと、部品交換にかかる費用や任意保険料なども条件によって大きく差が生まれますので、あくまでも目安として参考にしてみてください。
【車の月間維持費】車種ごとに解説
さらにわかりやすいように、先ほどの維持費を1ヵ月ごとにかかる金額に計算してみましょう。
|
軽乗用車 |
コンパクトカー (排気量1.5L) |
Lクラスミニバン (排気量2.5L) |
車検料金 |
2,083円 |
2,500円 |
2,917円 |
点検費用 |
1,250円 |
1,500円 |
1,667円 |
部品交換費用 |
2,500円 |
2,917円 |
3,333円 |
自動車税 |
900円 |
2,346円 |
3,625円 |
重量税 |
1,025円 |
1,367円 |
1,367円 |
自賠責保険料 |
881円 |
896円 |
896円 |
自動車任意保険料 |
6,667円 |
7,083円 |
7,500円 |
駐車場代 |
12,000円 |
12,000円 |
12,000円 |
燃料代 |
6,667円 |
8,333円 |
11,667円 |
合計 |
33,973円 |
38,942円 |
44,972円 |
2020年11月22日現在
引用:JA共済 / 総務省 / 国土交通省
こちらの金額は年間の維持費を12ヶ月で割ったものです。
そのため、全てが毎月かかる金額ではありませんが、車には月々これくらいの費用がかかるということ把握しておくようにしましょう。
維持費が高い車と安い車の特徴とは?
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維持費の目安金額を紹介しましたが、前述の通り維持費の額は条件によって異なります。
車の種類や状態によって、年間で考えると維持費に大きな差が生まれるため、できれば維持費が安い車に乗りたいと考えている人も多いでしょう。
ここでは、維持費が高くなりやすい車と、安くなりやすい車をご紹介します。
維持費が高くなりやすい車の特徴
まず、維持費が高くなりやすい車の特徴は下記の通りです。
- 重量が重い
- 排気量が多い
- 古い
- 走行距離が長い
- 部品が高額
- 燃費が悪い
まず、車にかかる税金である自動車税と自動車重量税は、それぞれ車の排気量と重量によって値段が変わると解説しました。つまり、排気量が多い車や重量が重い車はその分維持費が高くなるということです。
また、古い車や使用される頻度が高い車は、維持費が高額になる傾向があります。車は丁寧に扱っていても少しずつ劣化していくので、長く乗っているほど修理しなければならない箇所が増えてくるためです。
その他、特別な部品が必要で部品交換が高くなる車や、燃費が悪くガソリン代がかさむ車などが挙げられます。これらの条件に当てはまりやすく、維持費が高額になりがちな車としては、外車やスポーツカー、SUVなどが代表的な例です。
維持費の安い車の特徴
では、反対に維持費が安くなりやすい車の特徴を見ていきましょう。
- 重量が軽い
- 排気量が少ない
- 新しい
- 走行距離が短い
- 燃費が良い
- 減税対象になる
重量の少なさや排気量の少なさなど、維持費が高くなる車とは相反する特徴を持った車は当然維持費が安くなる傾向にあります。例えば、軽自動車がその例です。
また、燃費の良い車の例としてはハイブリッド車が挙げられます。ガソリンと電気の2つの動力源を備えていて燃費が通常の車に比べて非常に良いため、年間で考えるとガソリン代が大きく節約可能です。
さらに、維持費が安くなる車として減税対象になる車にも注目されています。
排ガスと燃費に関する一定の基準をクリアしている車に適用されるエコカー減税の対象車であれば、自動車税と重量税が減税されるのです。
車の維持費を節約するための6つのコツ
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車を所有し続ける限り固定費となる維持費はできるだけ安く抑えたいと思いますよね。
もちろん、何をしても維持費がゼロになることはありませんが、節約をする方法はあります。
反対に言えば、維持費の節約について考えたことがないという人は、必要以上に維持費を支払っているかもしれません。維持費を安くする6つの方法をご紹介します。
1.維持費の安い車に乗る
2.日常的に点検をする
3.車の利用頻度を見直す
4.駐車場の場所を見直す
5.保険を見直す
6.車検業者を見直す
それでは1つずつ見ていきましょう。
1.維持費の安い車に乗る
まずは前項で紹介した維持費の安い車に乗るという方法です。
例えば、エコカー減税の対象になるエコカーは購入金額が高いものも多いですが、税額を考えればかえって安くすむということも少なくありません。
車を購入するのであれば、車の本体にかかる金額だけでなく、税額やガソリン代なども計算してみることをおすすめします。そろそろ車の買い替えを考えているという人は検討してみてください。
2.日常的に点検をする
法定点検や車検を受けるだけでなく、車の所有者が日常的に点検を行うことも維持費を節約する上で重要です。
タイヤやバッテリー、ブレーキオイルなど自分でも確認できる項目を日ごろから点検し、トラブルが起きる前にしっかりとメンテナンスを行いましょう。
大きな故障が発生してからだと高額な修理費用が必要になることがありますが、未然に必要なメンテナンスや消耗品の交換を行うことで結果的に安くつくことが多いです。
また、日常的な点検が不十分であると、ライトが切れているのに気づかず走行してしまい、罰金が科せられるといったことも考えられます。安全の面でも維持費の面でも、日常的な点検を行うように心がけましょう。
3.車の利用頻度を減らす
公共交通機関や自転車などの利用頻度を増やし、車に乗る回数を減らすというのも1つの方法です。
近場なら車を使わず自転車や徒歩で移動すれば、大きな節約になることは言うまでもありません。しかし、電車やバスといった運賃のかかる公共交通機関でも、場合によっては車で移動するより安くつくことがあります。
例えば、複数人で遠出をするときは車の方が安くつきますが、1人で遠出をするときなどはガソリン代や、現地での駐車場代、高速道路料金などを計算すると電車代よりも高額になることがあるのです。
このように、どこに行くにも車を利用しているという人は、場所や目的によって移動手段を使い分け、車の利用頻度を減らすことで節約ができます。
4.駐車場の場所を見直す
自宅に駐車するスペースがない人は、駐車場を借りる必要があります。車を購入するには、駐車場を確保していることを証明する車庫証明が必要なので、車を所有するためには必須の項目です。
しかし、駐車場は場所によって金額が異なるので、立地や条件で少し妥協をすれば節約が可能となることがあります。例えば、屋根のない駐車場や軽自動車などの小さな車に限定された駐車場などです。条件は悪くても節約したいという人は、近くに安い駐車場がないか探してみましょう。
5.保険を見直す
強制保険である自賠責保険ではなく、任意で加入する自動車任意保険は契約内容を見直すことで節約となることがあります。
1つ目の例は、運転者の年齢を一定の年齢以上に限定したり、運転者を本人や夫婦などに限定したりする方法です。補償対象となる人を限定すると、保険料の割引を受けられます。
2つ目の例は、車両保険の補償内容を限定する方法です。対人事故で相手方に対して補償をする対人賠償保険や、運転者自身の怪我などで損害額が支払われる人身損害補償保険などは十分な補償を受けられるように契約しておくべきでしょう。
そこで保険料を見直す際に検討材料となるのが車両保険の内容です。これは自分が運転する車に対しての保険であり、車の市場価値によって保険金額が決定します。つまり、古い車であれば車両保険に加入せず修理や買い替えを行った方が安くつくこともあるのです。
このように、保険はしっかりと契約しておくべきですが、見直すことができる項目はあります。まずは現在の契約内容を確認してみましょう。
6.車検業者を見直す
車検は車が安全に走行できる状態であるかを検査するもので、一定期間ごとに検査を受けることが義務付けられています。
車検が切れた車を運転すると法律違反になるため、車検を受けないという選択肢はありませんが、車検にかかる料金を節約することは可能です。
車検料金は検査を依頼する業者によって異なり、業者によって1~2万円の差が発生することも少なくありません。近くの業者の中から安いところを探して依頼することで節約になるので、車検前にはいくつかの業者を比較してみましょう。車検にかかる費用や、安く依頼する方法についてはこちらの記事で詳しく解説していますので、併せてご覧ください。
関連記事:車検の相場はどれくらい?車検費用の仕組みと安く依頼する方法を徹底解説
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この記事では、車の維持費について解説しました。
車を所有している限り、税金や各保険料をはじめとする維持費は発生します。しかし、車の種類や日常的な心がけといった工夫で維持費を節約することは可能です。
中でも、一定期間ごとに必ず受けなければならない車検は、業者によって料金が異なるので、安い業者を比較することで節約になります。車検をお得に受けたいと考えているなら、簡単に近くのお店を比較できる「楽天Car車検」がおすすめです。
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参考サイト
自動車の年間維持費はどれくらい?車種別にまとめてみた(参照日:2020-11-7)
https://nedan.ja-kyosai.or.jp/column/20180216_other_no19.html
車の税金が安くなるエコカー減税とは?免税措置の内容や適用される車は?(参照日:2020-11-7)
https://www.nextage.jp/buy_guide/zeikin/20200118132638/
車の維持費を節約するコツ!安く車に乗るために覚えておきたいこと(参照日:2020-11-7)
https://car-mo.jp/mag/category/tips/carlife/maintenance_cost/
自動車保険を見直して賢く節約するポイント(参照日:2020-11-7)
https://www.sbisonpo.co.jp/car/column/column13.html
バイクの年間維持費について「原付から大型バイクまでどう違うの?」(参照日:2020-11-7)
https://zuttoride.jp/column/column/entry-342.html
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