2020-09-01
車検費用は部品交換で高くなる?お得に車検を受けるための方法とは?
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車検の点検時、業者に勧められるがまま部品交換をしたら、想定以上に費用がかかってしまい驚いてしまったことはありませんか?この記事では適切な部品交換を見極めるコツと、お得に信頼できる業者に車検を依頼するための方法について解説しています。
車検の点検時、業者に勧められるがまま部品交換をしたら、想定以上に費用がかかってしまい、驚いてしまったことはありませんか?
各業者における車検料金の差は、部品交換や整備費用にあります。
そのため悪質な業者の場合は、交換の必要のない部品まで交換させ、料金を吊り上げて請求してくるなんてことも…。
この記事では、適切な部品交換を見極めるコツと、お得に信頼できる業者に車検を依頼するための方法について解説します。
車検における部品交換の必要性とかかる費用は?
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優良な業者でお得に車検を受けるためには、以下3つのポイントをおさえておく必要があります。
1.車検費用の内訳
2.車検の相場を理解すること
3.部品交換の適切なタイミングを把握すること
特に、部品交換と車検費用の関係性はしっかりとおさえておきましょう。
車検費用の内訳
まずは車検費用の内訳について簡単におさらいしましょう。
車検料金は以下の図のように、2つの項目で料金が決まっています。
参考:車検費用が高いのはなぜ?安くなるのはどれ?車検費用の基本のハナシ
車検の費用は「法定費用」と「車検基本料金とその他諸費用」で成り立っています。
「法定費用」は金額が一律なので、車検費用をおさえるためには「車検基本料金とその他諸費用」をいかにおさえるかが肝となります。
「法定費用」とは自賠責保険料・重量税・検査手数料を含んだ料金のことです。どこの業者に依頼してもかかる料金は一律です。
「車検基本料金とその他諸費用」は、24ヶ月定期点検技術料や部品交換費用のことで、部品代などもこちら側に含まれています。
「車検基本料金とその他諸費用」は各業者によって金額が大きく異なるため、車検費用をおさえるためには、「車検基本料金やその他の諸費用」の内訳をよく確認する必要があります。
そのため部品交換についても、必要のないものを判別する知識があれば、車検の費用を抑えることができます。
車検の相場を知ること
車検の費用は、どこの業者に依頼するかで異なります。車検を受けられる場所は以下のとおりです。費用はあくまでも目安になりますので、実際に車検を受ける場合は必ず見積もりをとるようにしましょう。
場所 |
特徴 |
車検費用
(普通車の場合の目安)
|
ディーラー |
・正規の自動車メーカーが整備を行うため、次回の車検を見越した質の高い点検を行ってくれる
・整備料金は高め
|
103,570円〜 |
車検専門店 |
・必要最低限の整備のみ行ってくれるため、低価格かつ短時間で検査が終わる
・専門店によっては保証を付けてくれるところもあり
|
79,594円~ |
ガソリンスタンド |
・手軽かつ低価格で依頼可能 ・代車の無料貸し出しや、国家整備士を配置している店舗もあり ・検査の時間は2〜3日程度 |
76,430円〜 |
整備工場 |
・地方運輸局長から認定されているため、整備不良を出さないよう検査基準を厳しく設定している ・所要時間は1時間〜2日と各工場によって様々なため、事前に確認が必要 |
109,610円〜 |
※2020年5月現在の価格
(参考:【徹底解析】気になる車検費用の相場はいくら?)
故障の予防や、次回の車検まで見越した手厚い整備を希望する場合は、ディーラー車検と整備工場がおすすめです。
ただ最近は、車検専門店やガソリンスタンドも、整備の質が高くなっているため、安い=質が悪いとは一概に言えなくなってきています。
独自の保証やサービスを提供してくれる業者もあるので、優良な業者であれば安心して車検を受けることができます。
そのため、総合的には、品質も上がってきているのに加え、安くて手軽な、車検専門店とガソリンスタンドに依頼することをおすすめします。
また、上記の表は普通自動車が車検をした場合の料金目安です。
軽自動車など、他の車種の料金相場を知りたい方は以下の記事も参考にしてみてください。
関連記事:車検の相場はどれくらい?車検費用の仕組みと安く依頼する方法を徹底解説
部品交換は適切か
車検を依頼した際に費用が高くなってしまう要因は、故障予防のための部品交換にあります。
特にユーザー車検などでは、2年後に行われる次回の車検を見越して整備しています。
そのため、今は問題ない部品も、次回車検時期までに故障してしまう可能性があれば交換をしてしまうのです。
これは大きな事故を防ぐために有効な処置なので、メンテナンスのために何度も業者に行くのが面倒という方は、思い切って業者の進めるとおりに部品交換をしてしまうのも手です。
ただし、その場合は事前に想定していたよりも車検の費用が高額になってしまう可能性があるので注意が必要です。
もし、車検費用をなるべくおさえたいのであれば、車検時には必要最低限の部品交換をして、後日交換費用が安い業者に交換を依頼するいうことが可能です。
車検の検査項目に影響のない部品は、交換を断っても車検には通ります。業者の勧めるがまま全て部品を交換する必要はないのです。
以下の記事では、車検の検査項目について解説しています。事前にどのようなところがチェックの対象になるか、把握しておけば不要な部品交換を防ぐことができるので、車検前には一度確認しておくことがおすすめです。
関連記事:車検の検査項目一覧まとめ!検査内容と車検に落ちないための対策も解説
車検の際に交換した方がいい部品
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車検が初めての場合「必要最低限の部品交換」といっても、何の部品が最低限交換が必要になるかピンとこない方もいると思います。
こちらの項では、車検のタイミングで交換した方がいい部品について解説していきます。
車検時に交換をするべき部品は以下です。
部品 |
特徴 |
エンジンオイル |
・エンジンを動かす上で欠かせないオイル
・半年もしくは走行距離1万㎞での交換が必要なため、直近で交換していないならば車検時に交換がおすすめ
|
エンジンオイルフィルター |
・エンジンオイル内の汚れをきれいにするためのフィルター
・エンジンオイルを2回交換したら一緒に取り換える必要あり
|
ラジエター液 |
・エンジンを冷却するための液体
・車検時に交換するのが一般的ですが、種類によっては3年以上長持ちするものもあるので確認が必要
|
ワイパーブレードゴム |
・ウィンドウワイパーについているゴム部分のこと
・寿命が2年程度なので、車検時の交換がおすすめ
|
ブレーキオイル |
・ブレーキを作動させるためのオイル
・車の利用頻度が少なければ4年に一度の交換でもOK、ただし運転時の安全に関わる部品のため、できれば車検ごとの交換がおすすめ
|
上記の部品以外にも、摩耗が激しかったり、故障しかけている部品については、別途交換する必要があります。
また、一般的には車検の際には、表の部品を全て交換するのがおすすめですが、中には使用頻度が少なかったり、部品のグレードが高く長持ちするものもあるため、必ず全て交換の対象になるわけではありません。
ご自身の状況を見極め、業者の方と相談しながら、部品を交換するか否かの判断をするようにしましょう。
10万キロを超えの車検費用が高くなる要因は部品交換?
車検の費用は、どこの業者に依頼するかで異なります。車検を受けられる場所は以下のとおりです。費用はあくまでも目安になりますので、実際に車検を受ける場合は必ず見積もりをとるようにしましょう。
場所 |
特徴 |
車検費用
(普通車の場合の目安)
|
ディーラー |
・正規の自動車メーカーが整備を行うため、次回の車検を見越した質の高い点検を行ってくれる
・整備料金は高め
|
103,570円〜 |
車検専門店 |
・必要最低限の整備のみ行ってくれるため、低価格かつ短時間で検査が終わる
・専門店によっては保証を付けてくれるところもあり
|
79,594円~ |
ガソリンスタンド |
・必要最低限の整備のみ行ってくれるため、低価格かつ短時間で検査が終わる
・専門店によっては保証を付けてくれるところもあり
|
79,594円~ |
整備工場 |
・地方運輸局長から認定されているため、整備不良を出さないよう検査基準を厳しく設定している ・所要時間は1時間〜2日と各工場によって様々なため、事前に確認が必要 |
109,610円〜 |
※2020年5月現在の価格
(参考:【徹底解析】気になる車検費用の相場はいくら?)
故障の予防や、次回の車検まで見越した手厚い整備を希望する場合は、ディーラー車検と整備工場がおすすめです。
ただ最近は、車検専門店やガソリンスタンドも、整備の質が高くなっているため、安い=質が悪いとは一概に言えなくなってきています。
独自の保証やサービスを提供してくれる業者もあるので、優良な業者であれば安心して車検を受けることができます。
そのため、総合的には、品質も上がってきているのに加え、安くて手軽な、車検専門店とガソリンスタンドに依頼することをおすすめします。
また、上記の表は普通自動車が車検をした場合の料金目安です。
軽自動車など、他の車種の料金相場を知りたい方は以下の記事も参考にしてみてください。
関連記事:車検の相場はどれくらい?車検費用の仕組みと安く依頼する方法を徹底解説
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よく走行距離が10万キロを超えた場合、車を買い換える時期の一つの目安になると言われていますが、これは車検費用が高くなることが原因です。
その理由は、10万キロを目処に多くの部品が寿命をむかえるためです。
10万キロを超えると、前項で解説したエンジンオイルなどの部品にプラスして、高額な部品の交換がより多く必要になってきます。
10万キロ未満の車検料金と比べてかなりの金額がかかるため、こうなってくると車検を通すのも一苦労です。
以下の記事では、走行距離が10万キロを超えた場合、どのような部品が交換の対象になるのかについて解説しています。10万キロ超えの車検料金がどれくらいになるか、確認したい方はぜひ参考にしてみてください。
関連記事:走行距離10万キロ超えたら車検費用が高くなる理由と費用内訳を徹底解説
お得な車検業者を簡単に探す方法は?
費用をおさえてお得に車検を受けたい場合は、必要最低限の部品交換で済ますことの出来る、車検専門店かガソリンスタンドで車検を受けることがおすすめです。
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参考サイト
【徹底解説】気になる車検費用の相場はいくら?(参照日:2020-5-15)
https://car-teach.com/car-inspection-market
車検の項目一覧まとめ!車検を受ける前に確認しておこう!(参照日:2020-5-15)
https://www.nextage.jp/syaken_guide/info/20190302214249/
車検の検査項目内容を徹底解説!車検ではなにをチェックされるの?(参照日:2020-5-15)
https://www.nextage.jp/syaken_guide/info/20190622163453/
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