2021-11-09
【車種別で計算】自動車重量税はいつ・いくら支払うべき?
画像出典:Adobe Stock
「自動車重量税って、いつ、どのくらい払えばいいんだろう...」と疑問を抱えていませんか?
自動車重量税は、車検費用の中でも金額が高く、車種によってもかかる費用が全く異なります。そのため、自動車重量税を「具体的にいくら払うべき」かわからず、迷っている方はたくさんいることでしょう。
そこで、今回は、車種別で自動車重量税の費用が決まる仕組みと計算方法について解説します。また、自動車重量税の支払いタイミングや、クレジットカード払いの可否についても解説しているので、ぜひ本記事を最後までお読みください。
「自動車重量税って、いつ、どのくらい払えばいいんだろう...」と疑問を抱えていませんか?
自動車重量税は、車検費用の中でも金額が高く、車種によってもかかる費用が全く異なります。そのため、自動車重量税を「具体的にいくら払うべき」かわからず、迷っている方はたくさんいることでしょう。
そこで、今回は、車種別で自動車重量税の費用が決まる仕組みと計算方法について解説します。また、自動車重量税の支払いタイミングや、クレジットカード払いの可否についても解説しているので、ぜひ本記事を最後までお読みください。
自動車重量税とは?車検費用の内訳についても解説!
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自動車重量税は、法定費用の1つです。車検費用は、大きく分けて以下2つに分類されます。
「車検基本料金・その他の諸費用」は車検店舗によって金額に差がありますが、法定費用は支払う金額が決まっています。そのため、事前にシミュレーションしておくことで、車検費用を計算しやすくなります。法定費用の内訳は、以下の3つです。
・自賠責保険
・自動車重量税
・印紙代
自賠責保険は、車の所有者が必ず加入しなければならない保険のことです。普通自動車・軽自動車によって、以下のように費用が決まっています。
|
12ヵ月 |
13ヵ月 |
24ヵ月 |
25ヵ月 |
36ヵ月 |
37ヵ月 |
普通自動車 |
15,520 |
16,380 |
25,830 |
26,680 |
35,950 |
36,780 |
軽自動車 |
15,130 |
15,960 |
25,070 |
25,880 |
34,820 |
35,610 |
※2019年12月現在の価格
参考:自賠責保険料 - 損保ジャパン日本興亜
また印紙代も、「依頼場所」や「車種」によって、以下のように費用が決まっています。
依頼場所 |
車種 |
費用 |
指定工場 |
軽自動車 |
1,100円 |
その他の車種 |
1,200円 |
認証工場 |
軽自動車 |
1,400円 |
3ナンバー |
1,800円 |
4・5・6・7ナンバー |
1,700円 |
※2019年12月現在の価格
ただ、自動車重量税は上記よりも費用を決める仕組みが複雑のため、わかりづらい人も多いでしょう。そこで次に、自動車重量税の費用が変わる仕組みについて解説します。
自動車重量税の費用が変わる4つの要素
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自動車重量税の費用は、以下の4つの要素で決まります。
1.車種
2.年数
3.車両重量
4.エコカー減税の有無
|
1つずつ詳しく解説しますね。
1.車種
1つ目は、「車種」です。以下2つによって、金額が変わります。
・軽自動車
・普通自動車
普通自動車よりも軽自動車の方が安く、「エコカー減税の有無によって、2倍近く金額が違うこと」もあります。そのため、「車の乗り換えを検討中で車検費用を抑えたい人」は、軽自動車を選ぶと良いでしょう。また、軽自動車の場合は「自家用」「事業用」によっても費用が変わります。自家用と事業用の違いは、ナンバープレートです。以下のように、ナンバープレートによって決まっています。
車のタイプ |
ナンバープレート |
自家用 |
「3ナンバー」または「5ナンバー」 |
事業用 |
「1ナンバー」または「4ナンバー」 |
軽自動車の自動車重量税を計算するときは、上記も考慮しましょう。
2.年数
2つ目が、「年数」です。自動車重量税は、年数が13年を超えると費用が高くなる仕組みがあります。具体的に言うと、普通自動車、軽自動車ごとに以下のように増加額が決まっています。
【自動車重量税の増加額】
車両重量 |
費用増加額 |
13年経過後 |
18年経過後 |
0.5t以下 |
3,200円 |
1,200円 |
~1t |
6,400円 |
2,400円 |
~1.5t |
9,600円 |
3,600円 |
~2t |
12,800円 |
4,800円 |
~2.5t |
16,000円 |
6,000円 |
~3t |
19,200円 |
7,200円 |
※2019年12月現在の価格
【自動車重量税の増加額】
13年経過後 |
18年経過後 |
1,600円 |
600円 |
※2019年12月現在の価格
普通自動車で0.5tの場合は13年経過後に3,200円増加し、18年経過後に更に1,200円増加するイメージです。13年経過後に費用が上がることを、頭の片隅に入れておくと良いかもしれませんね。
3.車両重量
3つ目は、「車両重量」です。「自動車重量税」という名前の通り、車両重量によっても費用が変わります。「0.5t単位」で増えていくため、愛車の車両重量を調べておくと良いでしょう。愛車の車両重量を調べたいときは、「ノート 車両重量」のように、車名でネット検索すると良いでしょう。
4.エコカー減税の有無
4つ目は、「エコカー減税の有無」です。「エコカー減税って何?」と思った方向けに、エコカー減税の特徴を以下にまとめました。
■エコカー減税の特徴
・環境性能に優れた車の自動車税・自動車重量税を軽減する仕組み
・国土交通省が定める「排出ガスと燃費基準」によって減税率が変わる
ただ、「排出ガスと燃費基準って何?具体的にどのぐらい減税されるの?」と思った方もいるかもしれませんね。エコカー減税の仕組みは、以下のとおりです。
【車種で異なる】自動車重量税にかかる費用全まとめ
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ここからは、自動車重量税にかかる具体的な費用を解説します。車種によって大きく変わるので、以下2つに分けて解説しますね。
1.軽自動車
軽自動車にかかる自動車重量税は、以下のとおりです。
先ほどお伝えした通り、自家用・事業用によって費用が違います。また、エコカー減税によって5,000円未満になるケースもあります。年数が上がっても10,000円未満ですむので、費用が安いですね。
2.普通自動車
普通自動車にかかる自動車重量税は、以下のとおりです。
普通自動車の場合は、車両重量によって費用が変わります。エコカー減税が「50%減」の場合は、15,000円未満になっていますね。ただ、最大で75,600円となっており、軽自動車に比べると費用が高いです。3tだけで見てみても、年数が「13年未満」と「18年以降」で、26,400円も差があります。金額差が大きいので、車の年数にも気を付けて確認しておくことがおすすめです。
また、車を所有していると自動車重量税以外にも支払わなくてはならない税金があります。
車検時の支払いでは重量税のみの支払いで、毎年支払いが必要になる自動車税とは異なるので注意しましょう。
自動車重量税以外の税金については以下の記事で解説していますので、こちらも参考にしてみてくださいね。
自動車重量税を簡単に計算する方法はないの?
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ここまで読んで、「自動車重量税の調べ方はわかったけど、愛車の費用を調べるのが大変そう......」と思った方もいるのではないでしょうか。そんな方におすすめなのが、『自動車重量税計算ツール』です。以下のサイトで、簡単に自動車重量税の確認できます。
引用:車検と車の手続き案内センター
簡単に自動車重量税を調べられるので、おすすめです。
自動車重量税はいつどのように支払うべき?
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自動車重量税は固定で費用が決まっています。ただ、支払いや費用に関して、まだわからないことがある人もいるでしょう。そこで次に、自動車重量税に関するよくある質問について、以下3つに分けて解説します。
1. 自動車重量税の支払いタイミングは?
2. 自動車重量税はクレジットカード払いできる?
3. 自動車重量税に還付制度はあるの?
|
1つずつ詳しく解説しますね。
1. 自動車重量税の支払いタイミングは?
自動車重量税の支払いは、車検実施後に納車した時が多いです。「車検基本料金 + その他諸費用」とあわせて、法定費用を払うイメージです。ただ、法定費用は車ごとに固定で決まっているため、見積もり確定の段階で前払いが必要なケースもあります。車検の見積もり日を店舗と相談するときに前払いの有無を確認したり、事前にお金をおろしておくと良いかもしれませんね。
2. 自動車重量税はクレジットカード払いできる?
自動車重量税を含めた「法定費用」は、クレジットカード払いできません。ただ、「車検基本料金 + その他諸費用」はクレジットカード払いできます。以下で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみて下さいね。
関連記事:クレジットカード払いOKの車検店舗-楽天Car車検
3. 自動車重量税に還付制度はあるの?
「自動車重量税は高いけど、廃棄した場合の還付制度はあるの?」と思っている人もいるのではないでしょうか。結論から言うと、車を廃棄した場合は、還付制度を受けられる可能性があります。ただ、還付金を受け取るためには手続きが必要です。還付金が還付される時期や、受け取るための具体的な流れについては、以下で詳しく解説されています。ぜひ参考にしてみて下さいね。
参考:使用済自動車に係る自動車重量税の廃車還付制度について|国税庁
自動車重量税の仕組みを理解して、車検費用をシミュレーションしておこう
今回は、以下について解説しました。
・自動車重量税は「車種」「年数」「車両重量」「エコカー減税の有無」で決まる
・自動車重量税にかかる費用は「軽自動車」「普通自動車」によって分けて考えるとわかりやすい
・自動車重量税は法定費用のため、クレジットカード払いができない
・車検費用をお得にすませたいなら、「車検基本料金 + その他諸費用」が安い車検店舗を探そう
自動車重量税は、車によって固定で費用が決まっています。計算して総額をシミュレーションすることはできますが、費用を抑えることはできません。そのため、お得に車検を受けたいなら、「車検基本料金 + その他諸費用」が安い車検店舗を探すことが重要です。楽天Car車検なら、近場の車検店舗を調べて、簡単に料金比較ができます。
また、「土日祝OK」「120分以内の車検」「1日車検」など、時間の融通が利く店舗も探しやすいです。楽天ポイントが貯まる特典もあるので、ぜひ利用してみてはいかがでしょうか。
楽天Car車検
参考サイト
「エコカー減税」、「グリーン化特例」が延長! | 大きく変わった、クルマの税。(参照日:2019-12-17)
http://car-tax.go.jp/ecocar/
自動車:自動車の燃費性能に関する公表(令和元年12月2日現在) - 国土交通省(参照日:2019-12-17)
http://www.mlit.go.jp/jidosha/jidosha_fr10_000013.html
商用車と乗用車では車検の税金や期間などにどんな違いがあるか(参照日:2019-12-17)
https://www.goo-net.com/pit/magazine/30236.html
自賠責保険の保険料例 | 【公式】損保ジャパン日本興亜(参照日:2019-12-17)
https://www.sompo-japan.co.jp/
使用済自動車に係る自動車重量税の廃車還付制度について|国税庁(参照日:2019-12-17)
https://www.nta.go.jp/taxes/tetsuzuki/shinsei/jidoshajuryo/01.htm
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