2020-03-30
車検代行って何?低価格で依頼できる理由と安全面のリスクを解説!
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「車検代行を利用すれば、業者に依頼できるのかな...」と思っていませんか?そこで今回は、車検代行の概要やメリット・デメリットについて解説します。安全面のリスクについて、詳しく知りたい方にもおすすめです!
「車検代行を利用すれば、業者に依頼できるのかな...」「車検業者で車検を受ける場合と、何が違うんだろう...」と思っていませんか?車検代行を利用すれば、手間をかけずにお得に車検を受けられます。ただ、「車検をなるべく安く済ませたいけど、安全面で心配事は残したくない...」と思っている人もいるかもしれませんね。そこで今回は、車検代行の概要やメリット・デメリットについて解説します。
安全面でのリスクや、車検代行がおすすめな人の特徴についてもまとめているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
車検代行とは?ユーザー車検の概要についても解説!
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車検代行は、「ユーザー車検」を業者に代行してもらう方法です。
ユーザー車検の特徴は、以下のとおりです。
- 自分で車検をする方法
- 車検費用のうち「法定費用」のみで済むので安く車検ができる
- 車検に必要な点検・整備の知識が必要
- 慣れていないと車検時の操作ミスで不合格となるケースもある
ユーザー車検は、ディーラーやガソリンスタンドなどで車検を依頼するのではなく、自分で車検する方法です。そのため、「車検に必要な点検・整備の知識」が必要となります。知識がないと、「車検時の操作ミス」で不合格となってしまうケース(ブレーキペダルを踏むチェックで、踏み込みが甘い場合など)もあります。ただ、自分で車検するため、業者に依頼する手数料がかかりません。具体的に言うと、車検費用のうち「法定費用」のみですむため、費用が抑えられます。また、ユーザー車検を受ける場合は、事前に車を整備しておくことがとても重要です。
ただ、「車検に必要な点検・整備の知識」を持っている人は、少ないのではないでしょうか。車が好きで普段から車の整備をしている人なら問題ないかもしれませんが、そうでない場合は敷居が高いですよね。「安く済ませたいけど、知識がない」という人におすすめな方法が、「車検代行」なのです。
「代行手数料のみですむのは嬉しいけど、依頼するリスクやメリットはあるのかな?」と思った方もいるのではないでしょうか。そこで次に、車検代行を依頼するメリット・デメリットについて解説します。
車検代行を依頼する3つのメリット
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車検代行を依頼するメリットを、以下3つに分けて解説します。
- お得に車検を受けられる
- 手間をかけずに車検を受けられる
- 1日で車検が終わる
1つずつ詳しく解説しますね。
1. お得に車検を受けられる
さきほど解説した通り、車検代行の費用は「法定費用 + 車検代行手数料(1万円程度)」なので、車検費用が圧倒的に抑えられるのが最大の魅力です。わかりやすく解説するために、車検業者ごとの費用の相場(軽自動車の場合)を以下にまとめました。
車検場所 |
法定費用
|
車検基本料金
|
合計
|
ディーラー |
32,770円 |
38,340円 |
71,110円 |
車検専門店 |
32,770円 |
20,000〜24,000円 |
52,770円~56,770円 |
ガソリンスタンド |
32,770円 |
13,600円~ |
53,670円~ |
整備工場 |
32,770円 |
33,400円 |
66,110円 |
※2019年12月現在の価格
車検代行の魅力はやはり費用を抑えやすい点です。ちなみに、軽自動車以外にも、車検費用の相場を以下で詳しくまとめています。詳しく知りたい方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
関連記事:車検の相場はどれくらい?車検費用の仕組みと安く依頼する方法を徹底解説
2. 手間をかけずに車検を受けられる
ユーザー車検を自分で受ける場合は、「点検・整備の知識」が必要です。ただ、一朝一夕で学べるものではなく、普段から車の整備を自分でしていないと難しいです。車検代行は、手間をかけずに知識豊富な人に、ユーザー車検を依頼できます。車検のチェック時に操作を誤って落ちる心配がないので安心ですね。費用も安く手間もかからないため、手間とコストの良いとこどりができます。
3. 1日で車検が終わる
ユーザー車検は、1日で点検が終わります。そのため、代行車検も1日で終わることがほとんどです。普段から車を使う場合は、1日で車が返ってくるのは嬉しいですよね。ユーザー車検は、忙しい人にもおすすめの方法です。
車検代行を依頼する3つのデメリット
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「車検代行は費用も安く点検の手間もかからないけど、リスクはないのかな...」と思った方もいるのではないでしょうか。そこで次に、以下2つに分けて、車検代行のデメリットについて解説します。
- 修理・部品交換が必要な場合は車検が通らない
- 車検に必要な点検のみなので安全性にやや不安が残る
- 車の持ち込み・持ち帰りは自分でやらなければならない
1つずつ詳しく解説しますね。
1. 修理・部品交換が必要な場合は車検が通らない
車検代行は、整備(修理・部品交換)が必要な場合、対処してくれません。そのため、車検が通らず、戻ってくることもあります。落ちてから新たに車検業者に相談し、結果的に車検代行分の費用を損してしまうケースもあります。「最初から車検業者に依頼しておけば良かった...」と思わないためにも、「事前に整備をしておく」または、「整備が必要ない車の状態」でないとおすすめできません。
「車検業者に依頼する可能性があるなら、最初からコスパの良い車検業者に依頼したい」という場合は、「楽天Car車検」で近場の車検業者の料金比較をするのも1つの手です。住所を入力して簡単に料金比較できるので、1度利用してみると良いかもしれませんね。
楽天Car車検
2. 車検に必要な点検のみなので安全性にやや不安が残る
車検代行は、ユーザー車検を代行してくれるだけです。車検に必要な点検のみ行うため、車の故障に気づくための細かい点検はしません。そのため、車検後に車の故障(車内部の検査をしないためブレーキパッドの減りに気づかず、ブレーキが効かなくなるなど)が見つかってしまうケースもあります。また、法定点検(車が故障なく、快適に走行できるか確認する点検)を実施しないため、安全面で心配を残したくない方は、別途申し込みが必要です。
車検と法定点検の違いについて詳しく知りたい方は、以下がおすすめです。ぜひ参考にしてみてくださいね。
関連記事:車検と法定点検、何が違うの?何それおいしいの?【車検のギモン解決シリーズ】
3. 車の持ち込み・持ち帰りは自分でやらなければならない
車検代行は、あくまでもユーザー車検を代行してくれる仕組みです。そのため、車の持ち込み・持ち帰りは、自分でしなければなりません。移動の手間、持ち帰りにかかる時間はかかってしまうので、自分でユーザー車検を行うよりも手間と感じる人もいるでしょう。「手間をかける代わりに、費用が安くすむ」と思っておいた方が、いいかもしれませんね。「費用が安くなるって、具体的にどれくらいかかるのかな......」と思った人もいるのではないでしょうか。そこで次に、車検代行にかかる費用の相場について解説します。
車検代行にかかる費用の相場は?
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車検代行手数料の相場は10,000円 ~ 15,000程度です。車検代行にかかる費用の内訳は、「法定費用 + 車検代行手数料」なので、総額を知りたい方は法定費用を計算すると良いでしょう。法定費用の内訳は、以下の3つです。
たとえば軽自動車の場合は、以下の用に金額が決まっています。
・自賠責保険にかかる費用
|
12ヵ月 |
13ヵ月 |
24ヵ月 |
25ヵ月 |
36ヵ月 |
37ヵ月 |
軽自動車 |
15,130 |
15,960 |
25,070 |
25,880 |
34,820 |
35,610 |
※2019年12月現在の価格
参考:自賠責保険料 - 損保ジャパン日本興亜
・自動車重量税にかかる費用
車両重量 |
2年自家用 (継続検査等時) |
◆エコカー減税適用 |
◆エコカー減税適用なし |
免税 |
50%減 |
エコカー |
右以外 |
13年経過 |
18年経過 |
2年自家用 |
0円 |
2,500円 |
5,000円 |
6,600円 |
8,200円 |
8,800円 |
2年事業用 |
0円 |
2,500円 |
5,000円 |
5,200円 |
5,400円 |
5,600円 |
※2019年12月現在の価格
・印紙代にかかる費用
依頼場所 |
車種 |
費用 |
指定工場 |
軽自動車 |
1,100円 |
認証工場 |
軽自動車 |
1,400円 |
※2019年12月現在の価格
普通自動車の場合やナンバーごとの費用の違いを知りたい場合は、以下がおすすめです。
関連記事:車検にかかる法定費用の内訳・価格の違いは?カード払いする方法も解説!
車検代行に必要な持ち物・具体的な流れは?
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次に、車検代行に必要な持ち物・具体的な流れについて解説します。以下2つに分けて、解説しますね。
- 車検代行に必要な持ち物・事前準備
- 車検代行の具体的な流れ
車検代行に必要な持ち物・事前準備
車検代行に必要な持ち物は、以下のとおりです。
- 自動車検査証(車検証)
- 自賠責保険証明書
- 自動車税納税証明書
- 点検整備記録簿(持っていれば)
- 認印
自動車検査証(車検証)と自賠責保険証明書は、助手席のグローブボックスの中にファイルごと入っているケースがほとんどです。直前に焦らないように、事前に確認しておきましょう。自動車税納税証明書は、毎年5⽉に送られてくる納税通知書に添付されています。合わせて確認しておきましょう。もしも見当たらい場合は、再発行もできます。以下で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
関連記事:こんな時どうする?車検の必要書類を失くした時の対処法
また、車検証の再発行は手順が少し複雑です。以下で詳しく解説しているので、こちらもぜひ参考にしてみてくださいね。
関連記事:車検証の再発行にかかる費用・時間は?理由書・委任状の書き方も解説
点検整備記録簿は、車購入時に渡された定期点検記録簿を使うのが一般的です。なくても車検はできるので、ある場合のみ用意しておきましょう。
車検代行の具体的な流れ
車検代行の具体的な流れは、以下のとおりです。
- 「車検代行 〇〇(都道府県)」でネット検索し、近くの車検代行業者を調べる
- 車検代行業者に電話し、車検見積もり日を決定
- 車検代行に必要な持ち物の準備、車の整備をしておく
- 車検代行見積もり日に業者に見積もりをしてもらい、金額を確認して正式依頼
- 車検当日に車を車検代行業者に引き渡す
- 車検後に車検代行業者から車を引き取り、支払い
まずは、近場で車検代行を依頼できる業者を調べましょう。車検業者によっては、細かく料金設定をしているケース(オプションで整備の一部を請け負うなど)もあります。内容を確認できたら、車検業者に電話して見積もり日を決定します。見積もり日までに、車検代行に必要な準備(持ち物や整備)をしておくと、その後流れがスムーズなのでおすすめです。車検見積もりの金額に納得したら、車検日を決定して正式依頼します。
車検当日、車検代行業者に車を引き渡し、引き取り・支払いをして終了です。
車検代行はどんな人におすすめ?2つのケースを紹介!
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「車検代行の流れやメリット・デメリットはわかったけど、自分にとっておすすめかよくわからない...」と思っている方もいるのではないでしょうか。そこで次に、車検代行の利用がおすすめな人の特徴について、2つのケースをご紹介します。
1. 新車後1回目の車検で故障・部品交換の心配が少ない人
1つ目は、「新車後1回目の車検で、故障・部品交換の心配が少ない人」です。車検代行は、車検に落ちて整備が必要になってしまった場合、対処してくれません。引き取るしか方法がないので、「整備が不要な状態の車」におすすめです。具体的に言うと、新車後1回目に車検を受けるケースです。車の利用年数が少ないため、故障している箇所は少ないでしょう。ただ、頻繁に車に乗って高負荷をかけている場合は、あまりおすすめできません。
ただ、「年数はまだ若いけど、車の状態がよくわからなくて不安...」という人もいるかもしれませんね。そんな時は、事前に車検業者に見積もり依頼することがおすすめです。故障している箇所や部品交換の有無を調べてもらったあと、車検代行を依頼するか決めると良いでしょう。近場の車検店舗を料金比較して選びたいなら、「楽天Car車検」がおすすめです。郵便番号を入力してすぐに検索できるので、一度調べてみてはいかがでしょうか。
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2. 自分で車の整備ができる人
2つ目は、「自分で車の整備ができる人」です。これまで解説した通り、車検代行は、「車が整備してあること」が前提条件です。そのため、「整備に自信があり車検費用を抑えたいけど、自分でユーザー車検を受ける時間がない...」という方におすすめです。
手間なくお得に車検を受けたいなら「楽天Car車検」で料金比較がおすすめ!
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これまで、車検代行の特徴やメリット・デメリット、必要な準備や流れについて解説してきました。ただ、以下のように不安を持っている人もいるのではないでしょうか。
- 車検代行業者を自分で探せるか不安
- 車検代行前の整備を自分でできるか不安
- 車検代行依頼後に車検に落ちて、手間が増えないか不安
車検代行は、車検に必要な整備がしっかりできる人にはおすすめです。ただ、落ちてしまった場合、車検業者を再度選びなおして依頼する必要があり、お金と手間がかかってしまいます。そのため、最初から車検業者に依頼するのも1つの手です。車検業者を選ぶ時のおすすめの方法は、以下2つです。
- 車検相場を知ってからコスパの良い店舗を調べる
- 身近な車検店舗を料金比較しながら調べる
時間をかけてじっくり車検費用を比べたい方は、車検業者ごとに車検費用を調べてから比較すると良いでしょう。以下で詳しく車検相場を解説しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
関連記事:車検の相場はどれくらい?車検費用の仕組みと安く依頼する方法を徹底解説
「時間をかけたくないけど、コスパの良い店舗を探したい」という場合は、「楽天Car車検」で近場の車検店舗を探すと良いでしょう。料金を比較できるので、安いところを見極めやすいです。見積もりも無料でできるので、ぜひ活用してみてくださいね。
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車検代行を依頼するときによくある3つの質問
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実際に車検代行を依頼しようと思ったときに、わからないことが出てくるかもしれません。そこで次に、よくある以下の3つの質問について解説します。
- 車検代行でも代車の手配はしてくれる?
- 車検代行で車検に不合格となった場合は、どうなるの?
- 車検代行で車検が合格後に、故障してしまうケースはないの?
車検代行を依頼するときに迷わないように、疑問を無くしておきましょう。
1. 車検代行でも代車の手配はしてくれる?
車検代行の場合でも、代車を手配してくれる業者が多いです。ただ、車種や業者によって用意できないケースや、追加で料金がかかってしまうケースもあります。車検代行の見積もり時に、業者に確認しておきましょう。
2. 車検代行で車検に不合格となった場合は、どうなるの?
車検代行で車検に不合格になってしまった場合は、車を引き取るしかありません。そのため、車検に落ちないように入念に整備しておきましょう。
3. 車検代行で車検が合格後に、故障してしまうケースはないの?
車検代行は、あくまでも「ユーザー車検」を代行するだけです。ユーザー車検は車検を行うだけで、法定点検(車が故障なく、快適に走行できるか確認する点検)を実施しません。そのため、車検後に車に異常が起こることもゼロとは言えないでしょう。安全面で心配な場合は、車検業者に車検を依頼することがおすすめです。車検費用は高いですが、「ディーラー車検」も1つの選択肢です。
車検代行が不安な方は「楽天Car車検」で車検見積もりをしてみよう!
今回は、以下について解説しました。
- 車検代行は費用や手間を抑えたい方におすすめ!
- 車検代行で車検に落ちない秘訣は「点検・整備」を事前にしておくこと
- 車検代行に依頼するのが不安なら車検業者に依頼するのも1つの手
車検代行は整備が得意な方であれば、費用が安く済み手間も少ないのでおすすめです。ただ、整備が必要か確認することが難しい人は多いでしょう。また、依頼後に整備が必要になってしまった場合、結局車検業者を探すことになる可能性もあります。そのため、最初から車検業者に依頼するのも、1つの手です。見積もり時に故障や部品交換の有無を調べることもできます。楽天Car車検なら、近場の車検店舗を調べて、料金比較が簡単にできます。
また、「土日祝OK」「120分以内の車検」「1日車検」など、時間の融通が利く店舗も探しやすいです。楽天ポイントが貯まる特典もあるので、ぜひ利用してみてはいかがでしょうか。
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参考サイト
「車検代行」とはどのようなものか。メリット・デメリットをご紹介 (参照日:2019-12-11)
https://cmgroup.jp/column/957/
ユーザー車検代行業者に車検を依頼してはいけない? (参照日:2019-12-11)
https://www.syaken-signpost.com/wp/?p=147
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