2020-06-30
故障した車の買取は出来るの?事故車の種類ごとに徹底解説!

画像出典:Adobe Stock
事故で大破した車を運転中に見かけたこと事はありませんか?
「事故車」というと、そのような車のイメージを思い浮かべるかもしれません。
それでは、家の塀や路肩にこすってしまった場合は「事故車」になるのでしょうか。
今回は、「事故車」と買取について詳しく掘り下げて行きたいと思います。
- 事故車の種類について
- 事故車は専門業者に売却するのがお得
- まとめ
1. 事故車の種類について
一般に事故車と言われる車両は、定義が曖昧です。
買取査定上、事故をしてしまった車は以下のように分類されます。
取扱業者によって分類に差異がありますので、1つの目安として考えていただければと思います。
① 傷がある車
壁や木などにこすってしまっただけの車。
自動車の骨格にダメージがなければ事故車ではなく、査定時にはただの傷としてカウントされます。
検査をしなくては、車の価値はわかりません。買取店の査定時は要注意。
②修復歴車
骨格部分にダメージがあり、修復を行った車。
査定時の扱いが「修復歴車」になり、売却時に大幅な減額の可能性があります。
ただし古い希少な車や海外に輸出される車は修復歴があっても高額で売却できる可能性はあります。
こちらがいわゆる「事故車」として減額になる。売却は比較的しやすい。
③事故現状車
事故をして大きな破損を残したまま、修理をしていない車。
もし自走が出来ても、公道を走ってはいけない場合があり、引き取るだけでもコストがかかる場合があります。買取に制限がある可能性が高いので、ご注意ください。
このレベルだと、一部の専門店しか買取が難しくなる。
④故障車
機械系統の一部が故障した車。
故障個所や程度によって、減額される金額にかなりの開きがあります。
故障個所が消耗品だったらさほど減額はされませんが、エンジンなど重要機関であれば売却価格に大きな影響がある場合も!
売却可能だが故障個所によっては修理費の判断が難しく、買取を断られる事も。
⑤不動車※
不動車にもいくつか種類があります。
「ルームライトをつけっぱなしにしてしまった」などの、簡単なバッテリーあがりであれば、大きな問題はないでしょう。しかし原因がわからない、事故または水没などで動かなくなったといった場合は、敬遠されてしまいます。
バッテリーあがり程度なら問題なし、その他の理由でも売却自体は可能。
⑥災害車
「洪水などで冠水してしまった」「ひょう害によって凹みができた」など、災害にあってしまった自動車ももちろん売却できます。
ただし、後から修理費用を請求されないためにも、査定時には災害にあったこと(可能性)を必ず申告しましょう。
災害にあってしまったら正直に相談しよう。
「解体」という手段もあるので、盗難車などでない限りはどんな自動車でも売却が全く出来なくなることはありません。しかし、程度によっては、売却金額に影響が出たり、買取可能な業者に制限が出てしまいます。
それでも諦めてはいけません。たとえば10万km以上走行した車でも、修復歴があっても、人気があれば高く売れることもあります。
2.事故車は専門業者に売却するのがお得
下取りの方が手間が掛からないのではないか、と思うかもしれません。
確かに次に買う新車が決まっているのであれば、ディーラーに相談するのもアリでしょう。
しかし、事故車は下取りよりも専門業者に買い取ってもらった方が、金額が大幅にアップする可能性があります。
なぜなら、専門業者は修理をして販売したり、解体してパーツを輸出したり、様々な販売手段を持っております。事故車は一つのジャンルとして、業者間の競争がとても激しくなっているのです。
3.まとめ
状態 |
傷がある車 |
修復歴車 |
事故現状車 |
故障車 |
不動車 |
災害車 |
売却可否 |
◎ |
〇 |
△ |
◎~△ |
△ |
〇 |

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