2023-03-31
車の買い替えで失敗しないタイミングは?走行距離で時期を決めるの?
本記事では、車の買い替えを成功させるにはどのタイミングで売却するべきか?について詳しくまとめました。買い替えの目安となる走行距離や年式、高額で売却するコツなどをたっぷり紹介します。
車の買い替えを検討するタイミングは、人それぞれ違いますよね。
例えば
- 年式が古くなったから買い替えたい
- 子どもが産まれたから大きな車に買い替えたい
- 他の乗りたい車があるから買い替えたい
など、理由はさまざまかと思います。しかし、誰もが共通して願うことは「失敗したくない」ということではないでしょうか。
そこで本記事では、車を買い替える適切なタイミングや、愛車を高値で売却するコツを詳しく解説します。
買い替えの目安となる走行距離や年式などを紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
車の買い替えタイミングは?
画像出典:Adobe Stock
車を買い替えるタイミングは、走行距離を目安に判断すること可能です。耐久性の違いから普通自動車と軽自動車では目安となる走行距離が異なりますが、一般的には下記の距離を超えた時が買い替えのタイミングとされています。
- 普通自動車:走行距離が10万キロメートルを超えた時
- 軽自動車:走行距離が8万キロメートルを超えた時
では、なぜ走行距離10万キロメートル(軽自動車は8万キロメートル)が車を買い替える目安だと言われているのでしょうか。その理由を以下で詳しく説明します。
車検料金が高額になりやすい
1つ目の理由は、車検にかかる費用が高額になりやすいことです。
そもそも車検は、安全に走行できる車かどうかを確認するための検査です。部品が劣化・故障している状態では合格することが難しいため、車検を受ける前に部品の交換や修理が必要になります。
車の部品は走行距離が長くなるにつれて消耗が激しくなり、交換や修理を必要とするラインは「走行距離10万キロメートル」とされています。
部品の種類や車種によって交換・修理にかかる費用は異なりますが、例えばタイミングベルトの交換には4万円ほど、エンジンの交換や修理には20万~100万円ほどと高額です。
車検を受ける際に最低限必要な法定費用(自賠責保険・自動車重量税・印紙代)や基本料金と合わせると大きな出費に…。場合によっては「買い替えたほうが安い」なんてケースもあります。
そのため、走行距離が10万キロメートル(軽自動車なら8万キロメートル)を超えた時が車を買い替えるタイミングとされているのです。
売却がしにくくなる
車の平均保有期間は?
2つ目の理由は、売却がしにくくなることです。
先ほどもお伝えしたとおり、走行距離10万キロメートルは部品の消耗が激しくなるタイミング。つまり、故障リスクが高い車とみなされてしまうのです。
そのような車を選好みして購入する人は多くないため、走行距離が短い車と比べると市場価値はどうしても下がってしまいます。それは、新車で購入して数年ほどの車だとしても、走行距離が10万キロメートルを超えている場合は買い手が付きにくいと言われるほどです。
仮に買い取ってくれる業者が見つかったとしても、買取価格が想像以上に安かった…なんてケースも珍しくありません。
このような事態を避けるためにも、なるべく走行距離が短い内に買い替えることをおすすめします。
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車の使用頻度は人それぞれなので、走行距離が10万キロメートルに達するまでの年月の長さはバラバラかと思います。
では、一般的に車を保有している期間はどれくらいなのでしょうか。
一般社団法人 日本自動車工業会が2019年に行った「乗用車市場動向調査」によると、以前保有していた車の保有期間は平均7.1年であることがわかりました。
|
~1年 |
~3年 |
~5年 |
~7年 |
~10年 |
10年超 |
平均 |
全体 |
1% |
11% |
18% |
19% |
29% |
22% |
7.1年 |
新車 |
0% |
8% |
13% |
17% |
32% |
29% |
7.7年 |
中古車 |
3% |
17% |
25% |
22% |
22% |
11% |
5.9年 |
引用サイト:一般社団法人 日本自動車工業会「2019年度乗用車市場動向調査」
新車と比べると中古車の保有期間は平均5.9年と短めですが、7年前後で買い替えているケースが一般的とされています。
また、10年以上保有している人が全体の20%を占めていますが、新車登録から13年経過すると自動車重量税が上がるため、そのタイミングで車を買い替える人が多いようです。
ちなみに、どれくらい自動車重量税が上がるかというと
- 普通自動車の場合は、車両重量0.5トンごとに年間4,100円から5,700円
- 軽自動車の場合は、車両重量に関わらず年間3,300円から4,100円
例えば、車両重量1.5トンの普通自動車が車検時(2年に1回)に納める自動車重量税は
- 新車登録から12年目までは、年間4,100円×3×2年=24,600円
- 新車登録から13年以降は、年間5,700円×3×2年=34,200円
となり、9,600円もアップする計算となります。
ただし、10年以上保有している人は「乗り潰す」ことを考えている人がほとんどです。買取や下取りを希望している場合は、3回目の車検がある7年目よりも前に手放すことをおすすめします。
車を売却するなら何年目がお得?
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3回目の車検がある7年目よりも前に手放すことがおすすめとお伝えしましたが、お得に売却するには何年目に手放すのがよいのか気になりますよね。
そこでこの章では、初年度登録から3年目、5年目、7年目の節目ごとに売却のポイントを紹介します。
どのタイミングで売却するのが自分にとってお得なのかを、しっかり見極めていきましょう。
初年度登録から3年目
初めての車検を迎える3年目は、もっとも高値売却が期待できるタイミングです。
- 消耗品以外の部品のメーカー保証が期限内であることが多い
- 性能的に問題なく走行できる可能性が高い
- 購買ニーズが高く、在庫を抱える心配がない
このような理由により、初年度登録から3年目の車は高値で買い取ってくれる場合がほとんどです。
ただし、メーカー保証がない場合は、買取価格から見込み修理費が差し引かれる場合があります。しっかり確認してから売却を進めてください。
初年度登録から3年目までに「現在の車に不満を感じる」「家族が増えた・減った」など買い替えたい理由があるならば、初回の車検を受ける前に売却することをおすすめします。
初年度登録から5年目
初年度登録から5年以内であれば、まだまだ高額での売却も可能です。
- エンジンやエアバックなど安全走行に欠かせない部品に特別保証が付いている
- まだまだ市場ニーズも高く人気がある
ただし、5年を過ぎると特別保証は切れてしまうので、その後の修理や交換にかかる費用は実費となります。
保証が切れてすぐに故障するとは限りませんが、やはり年月が経過している分、故障する確率は高くなるでしょう。
これから先、何かを修理するたびに数万円~数十万円もの費用がかかることを考えたら、まだまだニーズのある初年度登録から5年目までに売却するのもひとつの方法です。
「なるべく高値で売却したい」「メンテナンスよりも車の購入にお金を使いたい」と考える人は、このタイミングを逃さないようにしましょう。
初年度登録から7年目
初年度登録から7年目は、売却するか乗り潰すかを決めるタイミングです。
- 国内購買ニーズはまだ残っている
- 輸出業者へのニーズも高い
このように、初年度登録から7年たっていても市場価値は十分にあります。売却先を見極めれば高額売却につながるため、乗り潰す気がないのであればこのタイミングで売却することをおすすめします。
もしも売却するか悩んでいる場合は、これから必要となる「メンテナンス費用」について考えましょう。
7年も経過すると部品の劣化が進むため、どうしても修理や交換の回数が増えてしまいます。しかし、メーカー保証や特別保証は終了しているためメンテナンスはすべて実費。大きな出費となるでしょう。
車を乗り続けるためには、それなりのコストが必要です。メーカー保証や特別保証が終了していることも踏まえて、売却するか乗り潰すかを決めてください。
車を高額で売却するコツ
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この章では、車を高額で売却する5つのコツを紹介します。
- 走行距離10万キロメートルを超えない
- 定期的にメンテナンスを行う
- 修復歴を作らない
- 車検の残月数を6ヶ月以上残す
- 売れるタイミングを知る
それぞれの内容を詳しく見ていきましょう。
走行距離10万キロメートルを超えない
1つ目のコツは、走行距離が10万キロメートルを超える前に売却することです。
走行距離の長さは、高額で売却できるかどうかの大きな基準となります。走行距離が短い車は買い手も付きやすいため、高値で買い取ってもらえることが多いでしょう。
車を乗り潰す気がないのであれば、走行距離が10万キロメートルを超える前に買い替えを検討してください。
ただし、年式が古い車は走行距離が短くても高く評価されないケースも…。車の状態やニーズの高さによって査定価格は異なりますが、思った以上に安いこともあると覚えておきましょう。
定期的にメンテナンスを行う
2つ目のコツは、定期的にメンテナンスを行うことです。
走行距離10万キロメートル以下の場合は高値で買い取ってもらえる可能性が高いですが、それはあくまでも適切にメンテナンスをしている車に限ります。
たとえ走行距離が10万キロメートルを下回っているとしても、メンテナンスを怠っている車は高額で売却することは難しいでしょう。
これは、安心・安全に走行できる状態ではないと判断されてしまうからです。
エンジンオイルやバッテリーなど消耗品の交換をはじめ、洗車やタイヤのローテーション、冷却水やウィンドウォッシャーの補充など、最適な状態を保てるように努めましょう。
ガソリンスタンドやディーラーなどにお願いして、定期的にメンテナンスを行うように心がけてください。
また、法定点検を行った際に記録する「定期点検記録簿」は売却時に役立つので、しっかり管理しておきましょう。
修復歴を作らない
3つ目のコツは、修復歴を作らないことです。修復歴とは、交通事故や災害によって損傷した骨格部分を修理・交換した履歴のことを指します。
過去に修理をしたことがあっても、骨格部分に関わる修理でなければ修復歴として扱われません。反対に事故を起こしたことがなくても、損傷した箇所によっては「修復歴あり」と判断されることがあります。
修復歴がある車は安全性に不安を抱く人が多く、修復歴がない車と比べると買い手が付きにくいため売却価格が下がってしまいます。
日頃から安全運転を心がけて「修復歴あり」の車にしないように注意してください。
車検の残月数を6ヶ月以上残す
4つ目のコツは、車検の残月数を6ヶ月以上残すことです。車検の残月数は買取価格に影響し、車検までの期間が長いほうが高く売却できるとされています。
車検が残っている車は購入時の初期費用が抑えられるため、非常に人気が高いです。また、仕入れ時の費用や手間が抑えられることから、業者側のニーズも高いとされています。
ただし、車検までの期間が6ヵ月を切る車は、あまり高く評価されないので注意してください。
購入後すぐに車検を迎えることになるため、買い手側からしたらあまり魅力を感じません。また、車検までに販売できなければ業者が車検を通すことになるため、手間もコストもかかるやっかいな商品になってしまうのです。
「少しでも高く売りたい!」と考えている人は、車検までの期間が6ヵ月以上あるタイミングで売却することをおすすめします。
売れるタイミングを知る
5つ目のコツは、売れるタイミングを知ることです。車の売却価格は日々変動するため、需要期に合わせて売却することがポイントになります。
車の販売台数がもっとも多い時期は3月です。進学や就職などライフイベントが発生することで需要が高まるのですが、それに伴い販売店の仕入れにも力が入ります。
どの販売店も3月をめがけて仕入れを行うため、必然的に買取価格がアップするという仕組みです。以下のグラフを見ても、3月の販売台数が圧倒的に多いことがわかりますね。
(例)通年の販売台数のグラフ(2019年) 一般社団法人日本自動車販売協会連合会
※中古車登録台数は、新規・移転・変更の3業務合算の数値です。
※合計台数には、乗用車(普通・小型)、貨物車(普通・小型)、バスの他に、
「特種用途車・大型特殊車・小型三輪貨物車」が含まれています。
とはいえ、3月に売却すればお得というわけではありません。買取から店頭販売まではリードタイムがあるため、1月中旬〜2月中旬がもっとも高値がつきやすい時期となります。
車の売却を検討している人は、ぜひこのタイミングに合わせて動いてみてはいかがでしょうか。
車を売るなら「楽天Car車買取」がおすすめ!
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本記事では、車をお得に買い替えるタイミングについて解説しました。走行距離や初年度登録からの年数、車の状態などによって、車の買取価格は大きく変わります。
「少しでも良い条件で車を売りたい!」「いちばん高値がつくタイミングで売りたい!」このように考えている人はたくさんいるでしょう。
そのような人におすすめなのが「楽天Car車買取」です。
「楽天Car車買取」では未経過期間の自動車税を月割計算してオークションに出品し金額に上乗せしますので、安心して車を売却することができます。
また、楽天Car車買取なら複数の信頼できる中古車販売店が、オークション形式で車を競り合うので納得いく価格で車を売却することができます。
愛車を高く、楽に売りたいと思っているなら「楽天Car車買取」がおすすめです。
「楽天Car車買取」を利用するメリットは以下の通りです。
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※1成約が決まった場合のみ手数料22,000円(税込)をいただきます。
車を高く売却したいと考えている方は、ぜひ一度楽天Car車買取車買取をチェックしてみてくださいね。
楽天Car車買取
参考サイト
サイト名(参照日:2021-4-23)
車の買い替えは何年がベスト?買い替えのタイミングや注意点を紹介(参照日:2021-4-24)
https://car-mo.jp/mag/category/tips/buy/years/
車の買い替えタイミングは?何年で買い替える?(参照日:2021-4-24)
https://www.haishaou.com/guide/kaikae_timing/
【コスパ重視】車の買い替えベストなタイミング(参照日:2021-4-24)
https://221616.com/satei/change/timing/
車の買い替え・乗り換えのタイミングはいつがベスト?年数や状況で考えよう(参照日:2021-4-24)
https://ucarpac.com/sell/useful/when-buying-used-car/
エンジン修理の相場は?費用の目安や交換時の注意点を知ろう!(参照日:2021-4-24)
https://saiyasu-syuuri.com/blog/car-engine-repair-cost-overhaul-range/
タイミングベルトの寿命とは?役割から見える交換時期と費用について(参照日:2021-4-24)
https://www.goo-net.com/pit/magazine/112083.html
走行距離は車の売却査定に影響するのか?(参照日:2021-4-24)
https://www.goo-net.com/kaitori/kaitori-satei/satei-knowhow/1189/
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