スズキ ジムニー(1999年以前、8万5千～9万km)の車検実績

1985年（昭和60年）式　スズキ　ジムニー
当店では、初めて車検をさせていただくオーナー様です。
あまり近所では見なくなった2サイクル3気筒　550ｃｃのジムニーです。
オープントップでフロントガラスもたためるモデルです。

この手の車を乗っている方は、メンテナンスをされている方が多いので、割と整備不良でいろいろ修理しないと！ということがないというのが個人的な印象です。
一通り点検をし、リヤブレーキのホイールシリンダーが漏れを起こしていたので、オーバーホールしました。
ブレーキパッドや、ブレーキシューの残量は問題ありません。
操作類の点検していると、なぜかウォッシャー液が出ない・・・
ウォッシャー液は入っている。ウォッシャーポンプも動いている。
ホースを外して導通を点検すると、完全に詰まった状態になっていた。
？？？
完全に詰まるというのは、ウォッシャー液のホースでは通常は考えられない。
原因は？
あ・・・
ﾌﾛﾝﾄｶﾞﾗｽの下のほう、ダッシュボードの隙間から何やらﾎｰｽらしきものが挟まっていました。

フロントガラスを倒して覗いてみると、見事なまでにホースが20cmぐらいにわたって挟まってつぶされていました。
ホースの柔軟性もまだありましたので、つぶれたところを工具でつまんで整形して元気よくｳｫｯｼｬｰ液が出るようになりました。

そのほか、左側のウィンカーのサイドマーカーが点灯しません。
外してみると、ジムニーのサイドマーカーのベースがゴムでできていて、劣化によりゴムが溶けて電球のソケットが原形をとどめておらず、接触不良となっていました。
すぐに部品調達ができないので、何とかソケットを修正して点滅するようになり、無事に検査は合格しました。
車検諸費用（自賠責保険、重量税、検査手数料）￥２８５４０