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車検が切れたらどうしたらいいのか解説【知らずに運転したら違反になる?】

2022年06月01日

車検が切れたらどうする? そんなときは引き取り納車を活用しよう!
車検が切れるとどうなる? どんな罰則がある?
車検切れの車は車検に出せる? どうやって車検に出す?
引き取り納車って? 自宅まで来てくれる?! 実は簡単!4ステップで完了する とても便利な引き取り納車

車を持っている人は定期的に、車検に行く義務がありますが、中にはうっかり忘れてしまい車検切れになってしまったという人もいるのではないでしょうか?

車に乗り続けるつもりなのであれば、正しく車検の手続きを行う必要がありますが、誤った手順で車検を受けようとすると、知らない間に罰則の対象になってしまう可能性もあります。

そこで本ページでは、車検切れた場合の正しい対処方法について解説します。
また、車検切れの罰則についても解説していきますので、参考にしてみてくださいね。

目次

車検切れの車で公道を走ると
罰則の対象になる!

車検が切れてしまった時、一番心配になるのは「車検切れは罰則の対象になってしまうのか」ということなのではないでしょうか?

結論からいうと、車検が切れただけでは罰則の対象にはなりません。
罰則の対象となるのは、車検が切れた状態のまま、公道を走行してしまうことです。


つまり、車検が切れたからといって直ちに違反になるわけではないため、その後に正しい手順で車検をすることができれば、なにも問題もありません。

しかし、注意するべきは車検をするまでの手順です。
そのままの状態では、車検を受けようと車検業者へ行くために車に乗って公道を運転すると、違反になってしまい罰則の対象となってしまいます。
そのため、車検を受けるためには、車を一時的に使えるようにするか、業者に車を引き取りに来てもらわなくてはなりません。

車検切れの罰則とは?

車が何台も並んでいるイメージ

車検が切れたまま公道を走行してしまうと、罰則の対象になると前述しましたが、具体的には、以下の2つのどちらかでも該当すれば罰則の対象となります。

  •  車検が切れたまま公道を走行した場合
  •  自賠責保険が切れたまま公道を走行した場合

それぞれの罰則の内容は以下の通りです。

車検が切れたまま公道を走行
(無車検車運行:道路運送車両法違反)

違反点数 6点
行政処分 30日間の免許停止
罰則・罰金 6ヶ月以下の懲役または30万円以下の罰金
引用:e-GOV法令検索

自賠責保険が切れたまま公道を走った場合
(自動車損害賠償保障法違反)

違反点数 6点
行政処分 30日間の免許停止
罰則・罰金 6ヶ月以下の懲役または30万円以下の罰金
引用:e-GOV法令検索

車検のタイミングで自賠責保険の更新などを行っている人が多いため、実際には、上記の両方にどちらの違反にも該当してしまうことがほとんどです。
もちろん、どちらも違反していればさらに重い罰則を受けることになります。
車検と自賠責保険が切れたまま公道を走行してしまった場合の罰則内容は以下の通りです。

車検+自賠責保険が切れたまま公道を走った場合

違反点数 12点
行政処分 90日間の免許停止
罰則・罰金 1年6ヶ月以下の懲役または80万円以下の罰金
引用:交通違反の点数一覧表 警視庁 / 行政処分基準点数 警視庁

このように車検が切れたまま公道を走行してしまうと、重い罰則や罰金が科せられてしまいます。
いずれの場合でも、もし違反してしまった場合は、車検を通すよりもお金がかかってしまう上に罰則があります。

現行犯で捕まらなければいいと考える人もいるかもしれませんが、車検シールをチェックすれば車検切れかどうかはすぐに分かってしまいますし、警察の取締りでは「ナンバー自動読取装置」が導入されています。
ナンバー自動読取装置は公道を走行する車のナンバーを機械で読み取り、登録されている情報と照合する装置で、車検証を見られなくても車検切れの車を発見することができます。

簡単に車検切れは発見されてしまうため、車検切れの車を安易な考えで走行させるのは絶対に止めるようにしましょう。

また、以下の記事では車検切れの罰則についてさらに詳しく解説していますので、ぜひこちらの記事も参考にしてみてくださいね。

関連記事:車検切れの罰則はいつ適用される?正しい対処方法についても解説

車が車検切れになってしまった時の
対処方法

車が車検切れになってしまった場合、公道を走らせることはできなくなってしまうため、そのままの状態では車検業者に持ち込むことはできません。

以下の2つ内いずれかの方法で車検に出す必要があります。

  •  仮ナンバーの取得をする
  •  車検業者の引き取り納車を利用する

仮ナンバーの取得をする

1つ目の方法として仮ナンバーを取得するという方法があります。
仮ナンバー(自動車臨時運行許可)は車検切れの車を検査に通すことを目的として発行されており、取得すると特例的に運行が可能になります。

仮ナンバーの取得に必要なものは次の通りです。

仮ナンバー取得に必要な書類

  •  臨時運行許可申請書
  •  自賠責保険証(仮ナンバーの許可期間中有効なもの)
  •  車検証
  •  本人確認書類(運転免許証、マイナンバーカードなど写真付きのもの)
  •  取得費用(750円程度)

仮ナンバーは市区町村の役所などで発行をしてもらうことが可能です。

交付を受けたら、自分で車を運転して車検業者に持ち込むことができるようになりますが、仮ナンバーを取得する上で注意すべき点が2つあります。

  • 1. 移動にかかる必要最小限の日数(最長5日)のみ許可される
  • 2. 自動車を使用する前日または当日しか申請できない

仮ナンバーは車検が切れてしまった車を車検に持ち込むための一時的な措置であるため、移動に最低限必要な期間しか許可されません。
さらに、数日前から申請をしておくことはできず、申請ができるのは車を移動させる前日または当日のみです。

そのため、車検業者は事前に予約してから、予約日当日まで仮ナンバーをに申請するようにしましょう。

仮ナンバーが付与されたら、その後の通常の車検と同じように予約した車検業者に持ち込みをします。
中には車検が切れてしまったら、車検の費用が増えてしまったり、何か書類が必要になるのか、心配になる人もいるかもしれませんが、車検が切れてしまったからと言って、追加料金が発生したり、別途書類が必要になるわけではありませんので安心してください。

ただし、前述した通り、仮ナンバーを申請する際に市町村役場で手数料(750円程度)を支払う必要はあります。

車検業者の引き取り納車を利用する

仮ナンバーは区役所まで行かなければならなかったり、運行の前日または当日にしか仮ナンバーの申請ができなかったりと、不便な点も多くあります。
もし、車検に手間をかけたくないのであれば、引き取り納車を行っている車検業者を利用するようにしましょう。

引き取り納車とは、車検業者が自宅まで車を引き取りに来てくれ、車検が終わった後は車を自宅に届けてくれるサービスのことです。
車検が切れた車であっても、業者が車を荷台に載せるか、牽引して検査場まで運んでくれるため、仮ナンバーを取得する必要がありません。

引き取り納車を利用する場合も、車検が切れてしまったからと言って追加費用がかかるわけではありません。引き取り納車のサービスは有料であることが多く、車検料金にプラスして費用を支払う必要がありますが、仮ナンバーの取得の手間をかけないで済む上に、車検業者に持ち込む必要もないため、忙しい人にとっても非常に便利でおすすめのサービスです。

引き取り納車のメリット

  •  車検が切れても仮ナンバーを申請する必要がない
  •  車の持ち込み・引き取りの手間がかからない
  •  時間の節約ができる

引き取り納車で車検を受ける手順

引き取り納車のサービスは知っていても、今まで利用したことがなく、どのような手順で車検が行われるかわからないという人も多いのではないでしょうか?

この項では、引き取り納車の予約から自宅に車を届けてくれるまでの流れをご紹介します。

事前予約&引き取り日時決定

まずは事前に車検の予約の連絡を入れます。事前に引き取り納車可能か確認しましょう。
引き取り納車可能であれば引き取りに来てもらう日時を決めましょう。

自宅などにて

引き取り

業者に車を引き取りに来てもらいます。

車検実施店舗にて

車検実施

業者にて車検作業を実施してもらいます。車検実施している間は車がありませんので、普段から車に乗る必要がある方は代車の貸し出しがあるかどうかも確認しておくと良いでしょう。

車検実施店舗にて

納車

車検の点検がすべて完了したら、業者が車を納車してくれます。

自宅などにて

車検費用の相場はどれくらい?
安く抑えるコツを紹介

車検費用の相場と安く抑えるコツ

車検が切れてしまったとしても、普段と比べて業者に支払う車検費用が高くなることはありません。
しかし、仮ナンバーの申請にするとなると少し費用がかかってしまいますし、引き取り納車のサービスを利用するとその分費用が加算されてしまいます。その分、少しでも車検費用が抑えられたら嬉しいですよね。

実は車検費用を抑えるためには2つのコツがあります。

  • 1. 車の状態や要望を伝える
  • 2. 複数の業者を比較する

1.車の状態や要望を伝える

車検費用を抑える1つ目のコツは、車の状態や要望を伝えるということです。

基本的に車検費用の内訳は、どこの業者でも以下のように成り立っています。

  •  法定費用(重量税、自賠責保険料、印紙代)
  •  車検基本料金
  •  その他の費用(代車料金、整備・部品交換代金など)

法定費用は、どこの業者でも一律に同じ金額がかかりますが、それ以外は業者によって金額が大きく異なることがあります。
そのため、車検費用として抑えることができるのが、車検基本料金とその他の費用の部分です。
車検時に勧められる修理や部品交換は、車検の検査に関わらないものであれば、断っても車検に影響がありません。
業者によっては、現時点で不具合がない部品でも、次回の車検までの期間に故障してしまう可能性を考えて交換を進めて来る場合があります。

もちろん、故障してしまっていたり、部品がかなり劣化してしまっている場合は、交換をした方が良いのですが、例えば、過去半年以内にエンジンオイルやブレーキオイルを交換したばかりであれば、あえて交換する必要はありませんので、その旨を伝えて交換不要の要望を伝えられるようにしておくことで、費用を抑えることができます。

2.複数の業者を比較する

車検費用を抑える1つ目のコツは、複数の業者を比較するということです。
前述した通り、車検費用は業者によって大きく異なります。

業者ごとの車検費用の相場は以下の通りです。

軽自動車の車検費用の相場

ディーラー 66,700円~
車検専門店 39,040円~
ガソリンスタンド 41,730円~
整備工場 61,680円~
※2022年4月現在の価格
参考:【徹底解析】気になる車検費用の相場はいくら?

普通自動車の車検費用の相場

ディーラー 89,440円~
車検専門店 49,050円~
ガソリンスタンド 53,110円~
整備工場 86,910円~
※2022年4月現在の価格
参考:【徹底解析】気になる車検費用の相場はいくら?

店舗や車のサイズによっても大きく金額が異なりますが、費用を抑えたいと考えているのであれば比較的料金が安く設定されている、ガソリンスタンドや車検専門店を利用するのがおすすめです。

楽天Car車検で引き取り納車できる業者を探そう!

車検が切れてしまった時の罰則や対処方法ついて解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。

楽天Car車検なら、引き取り納車サービスに対応しているご自宅から近い車検店舗を簡単に探すことができます。
車検を受ける前に口コミや評価などを見ることができるので、信頼できる業者を選ぶことができる上に、早期予約割引や割引メニューなどを使えはいつもよりもお得に車検を受けることができます。

さらに、楽天Car車検から車検を実施すると楽天ポイントが進呈されます。
期間限定キャンペーンにエントリーすればさらにポイントが獲得できるチャンスもあるので、ぜひ、楽天Car車検でお得な車検業者を探してみてくださいね!

よくある質問

Q1:車検切れの車で公道を走るとどうなる?
A:車検が切れただけでは罰則の対象にはなりませんが、車検が切れた状態のまま、公道を走行してしまうことです。

Q2:車検切れの罰則とは?
A:車検が切れたまま公道を走行してしまうと、最大で違反点数12点、90日感の免許停止、1年6ヶ月以下の懲役または80万円以下の罰金の罰則を受ける場合があります。

Q3:車が車検切れになってしまったらどうすればいい?
A:車検を受けるためには仮ナンバーを取得して自力で車検業者に持ち込むか、車検業者に車を取りに来てもらう引き取り納車を依頼する必要があります。

Q4:引き取り納車で車検を受ける手順は?
A:引き取り納車の車検の流れは、次の通りです。
1.事前予約&引き取り日時を決定する。2.業者に車を引き取りに来てもらう。3.業者にて車検作業を実施する。4.車検作業が完了後、車検業者が車を納車する。

Q5:車検費用の相場はどれくらい?
A:普通自動車の場合、ディーラーは89,440円~、車検専門店は49,050円~、ガソリンスタンドは53,110円~、整備工場は86,910円~程度が車検相場の目安です。

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