軽自動車を車検に出したら費用はどれくらいかかるのか疑問に思っていませんか?
小回りが利いて燃費のいい軽自動車は、普通自動車よりも維持費が安いという印象があるため、なんとなく車検も安いような気がするけど、実際にかかる費用はどれくらい違うのでしょうか。
そこで本ページでは、軽自動車の車検費用の相場や普通自動車との違いについて解説していきます。
ページの最後には車検をお得に受ける方法もご紹介します。
目次
軽自動車の車検料金は
普通自動車と比べて安いの?
軽自動車のサイズは?
軽自動車とは、日本の自動車の分類の中で最も小さい規格に当てはまる、排気量660cc以下の三輪、四輪自動車のことをいいます。 現在の規格では以下の条件が定められています。
軽自動車の定義
- ● 全長 3,400mm(3.40m)以下
- ● 全幅 1,480mm(1.48m)以下
- ● 全高 2,000mm(2.00m)以下
- ● 排気量660cc以下
- ● 定員 4名以下
- ● 貨物積載量 350kg以下
このサイズは自動車の中でも一番小さい規格になります。
そのため、軽自動車は車検の費用以外に以下の維持費が安くなります。
- ● ガソリン代
- ● 部品代
- ● メンテナンス代
- ● 自動車税
軽自動車の維持費や車検費用が安くなる要因として、このサイズの小ささがあげられます。
軽自動車の車検料金は普通自動車と比べてどれくらい安い?
軽自動車の維持費が安い理由はお分かりいただけたと思いますが、車検費用はどうなのでしょうか?
まずは車検費用の内訳についておさらいしていきましょう。
車検費用の内訳は以下の通りです。
車検の費用内訳
法定料金 |
重量税 自賠責保険料 印紙代 |
どこの業者に依頼しても費用が一律になる項目 |
---|---|---|
車検基本料 | 検査費用 | 業者によって費用が異なる項目 |
その他の費用 | 整備・部品交換代 | |
全ての合計金額が車検の費用になる |
車検(自動車検査登録制度)には、「車検基本料」「法定費用」「その他の費用」の3つに分類されます。
この中の「重量税」「自賠責保険料」「検査費用」「整備・部品交換代」は普通自動車と比べて費用が安くなることが多いです。
普通自動車よりも安くなることが多い、車検費用の項目は以下の通りです。
軽自動車の方が維持費が安い項目
項目 | 解説 |
---|---|
重量税 |
自家用車は6,600円、事業用車は5,200円で一律の金額で普通自動車と比べても約1,500〜40,000円安い。 エコカーの場合はさらに金額が安くなる。 |
自賠責保険 | 普通自動車と比べて安くなることが多い。 |
検査費用 | 依頼する車検業者によって異なるが、費用が安く設定されていることが多い。 |
部品代など | 業者により異なりますが、普通自動車よりも部品代や工賃が安く設定されていることが多い。 |
※13年以上経過している場合の重量税とは異なります。
軽自動車の車検料金は普通自動車と比べてどれくらい安い?
次に具体的に他の普通自動車と法定費用を比較していきましょう。
- 車両重量
- ー
- 自賠責保険料
- 25,070円
- 重量税
- 6,600円
- 印紙代
- 1,100円
- 法定費用合計
- 32,770円
- 車両重量
- 500~1,000kg
- 自賠責保険料
- 25,830円
- 重量税
- 16,400円
- 印紙代
- 1,200円
- 法定費用合計
- 43,330円
- 車両重量
- 1001~1500kg
- 自賠責保険料
- 25,830円
- 重量税
- 24,600円
- 印紙代
- 1,200円
- 法定費用合計
- 51,530円
- 車両重量
- 1501~2000kg
- 自賠責保険料
- 25,830円
- 重量税
- 32,800円
- 印紙代
- 1,200円
- 法定費用合計
- 59,730円
- ※楽天Car車検調べ
- ※諸条件により少し異なる場合もあります。
法定費用だけで約10,000〜27,000円程度費用が異なります。
ここからさらに、上記で解説した通り、車検費用は「車検基本料」と「その他の費用」などがかかって来るため、金額の差がもっと広がる可能性があります。
軽自動車でも車検費用が高い人も!その原因とは?
ここまで軽自動車は、普通自動車に比べて車検費用が安くなるということを解説してきましたが、中には軽自動車にもかかわらず、車検費用が高くなってしまう人もいます。
軽自動車なのに車検費用が高くなってしまう原因としてあげられるのは、以下の2つであることが多いです。
- ● 重量税の値上がり
- ● 交換部品が増える
まず、1つ目の重量税について解説していきます。
重量税は13年以上経過すると、料金が上がります。重量税の金額の違いは以下の通りです。
重量税金額
項目 | 右以外 | 13年経過 | 18年経過 |
---|---|---|---|
自家用車 | 6,600円 | 8,200円 | 8,800円 |
事業用車 | 5,200円 | 5,400円 | 5,600円 |
※2022年4月時点の価格です。
※エコカーの場合は金額が異なります。
自家用車の場合、最大で2,200円重量税が増えることがわかります。
重量税にプラスしてさらに、車検料金が増える大きな原因があります。
それは2つ目の要因である、車検費用の中に含まれている部品代が増えることです。
車は使用年数や走行距離が長くなるほど交換しなくてはならない部品が多くなります。
特に、走行距離が10万㎞を超えると交換しなくてはならない部品が増え、さらにエンジン系など高価になりやすい部品が寿命を迎えるため、部品代もそれまで以上にかかってしまいます。
軽自動車の部品は普通自動車と比べれば比較的安いものが多いのですが、交換する必要がある部品が増えるほど、車検費用は必然的に高くなります。
もし、お持ちの車の走行距離が10万㎞以上になった場合や13年以上乗り続けている場合は、これらの要因で軽自動車でも車検費用が高額になりやすくなります。
軽自動車の車検費用の相場
次に車検費用の相場について確認していきましょう。
車検は主に以下の業者に依頼することができます。
- ● ディーラー
- ● 車検専門店
- ● 一般整備工場
- ● ガソリンスタンド
業者ごとに、車検費用の相場は大きく異なります。
法定料金や車検基本料などを含んだ車検費用の総額の相場は以下の表の通りです。
ディーラーに比べ、 楽天Car車検加盟店の点検・整備費用は
平均数万円は安い!
点検・整備 費用 |
楽天Car車検 加盟店 |
|
---|---|---|
ディーラー 車検 |
50,000円 ~ 100,000円 | △ |
車検専門店 | 40,000円 ~ 70,000円 | ● |
一般整備 工場 |
35,000円 ~ 75,000円 | ● |
ガソリン スタンド |
25,000円 ~ 70,000円 | ● |
※その他、車の状態や部品交換等によって金額は増減します。
もちろん、それぞれの業者の特徴がありますので、何を重視するかによって、業者選びをするようにしましょう。
軽自動車の車検は
どこに依頼するのがおすすめ?
結局どこにお願いするのがいいのかわからないという人も多いのでしょうか?
前述した通り、車検費用が安いのは車検専門店やガソリンスタンド、一般整備工場ですが、それぞれに依頼するメリットとデメリットがあります。
業者 | メリット | デメリット |
---|---|---|
ディーラー |
・高品質な点検 ・次回の車検時期まで安全に乗るための整備、部品交換をしてもらえることが多い |
・日数がかかる ・部品代などが高額になる可能性がある |
車検専門店 |
・車検費用が低価格 ・短い時間で終わることが多い ・車検後は5年保証など独自のサービスを展開していることが多い |
・故障部品の交換や予備整備の有無が、お店によって違う |
一般整備工場 |
・価格はディーラーに比べて安い ・故障が見つかったら、安く修理してくれるところが多い |
・営業日、営業時間がお店によって違う |
ガソリンスタンド |
・行き慣れた場所で車検を受けられる ・オイル交換無料などの特典がついていることがある ・車検費用を比較して店舗を探せる |
・代車がない場合がある |
例えば、ディーラーでの車検はかなり細かく整備・点検をしてくれ、次回の車検までに故障する恐れのある部品も交換してくれますが、その一方での車検費用は高額になりやすい傾向にあります。
車検で必要な点検や整備の内容は、ディーラーでもその他の業者でも同じように行われていますので、どの業者を選んでも安心して車検をお願いすることができます。
そのため、もし車検費用を抑えたいのであれば、車検専門店やガソリンスタンド、一般整備工場に車検を依頼するのがおすすめです。
軽自動車の車検を
お得にするなら楽天Car車検!
軽自動車の車検について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?
普通自動車と比べて、軽自動車は車検費用が安く済みますが、依頼する車検業者によって金額が異なることがおわかりいただけたと思います。
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- ● ディーラーと変わらないクオリティのお店を探せる
- ● 料金の比較をして安いところを探せる
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よくある質問
Q1:軽自動車の車検料金は普通自動車と比べて安い?
A:軽自動車は普通自動車と比べて、車検費用が安い傾向にあります。具体的に「重量税」「自賠責保険料」「検査費用」「整備・部品交換代」が普通自動車と比べて費用が安くなることが多いです。
Q2:軽自動車でも車検費用が高くなる原因は?
A:主に考えられる原因は「重量税」と「部品代」です。
重量税は新規登録から13年経過すると、重量税が高くなります。部品代は走行年数や経過年数などによって、修理や交換が必要になる部品が多くなります。特に走行距離が10万㎞を超えると、多くの部品交換が必要になるため、車検費用も多くなりやすい傾向にあります。
Q3:軽自動車の車検費用の相場はどれくらい?
A:軽自動車の車検の費用相場はディーラーが50,000〜100,000円、車検専門店が40,000〜70,000円、一般整備工場は35,000〜75,000円、ガソリンスタンドが25,000〜70,000円です。ただし、依頼する車検業者や車の状態によって金額は異なります。
Q4:軽自動車の車検はどこに依頼するのがおすすめ?
A:もし、車検費用を抑えたいのであれば、ディーラーではなく車検専門店やガソリンスタンド、一般整備工場に車検を依頼するのがおすすめです。
参考サイト
国土交通省(参照日:2021-4-16)
https://www.mlit.go.jp/common/001403201.pdf
軽自動車検査協会(参照日:2021-4-16)
https://www.keikenkyo.or.jp/inspection/inspection_000008.html